October 25 2016, No.654
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■
     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼連載:「おぼえがき:ビートルウィーク2016」(1)
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
▽フロム・エディター
――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □

NLW No.654です。

ちょっと前になりますが、10月16日の日曜日、名古屋にライヴを観に行きまし
た。
ビートルズバンド、The One After 909のコンサートに招待されたのです。
909に会うのは、6~7月にリヴァプールで行われたビートルズ来日50周年記
念イヴェント以来のことでした。

リヴァプールのステージもグレイトだったけれど、今回もとびきりハイ・クォリ
ティな演奏で超満員のオーディエンスの全員を魅了していました。さすがです。
にぎやかで楽しい打ち上げパーティーにも参加させてもらって、ほろ酔い(どこ
ろじゃなかったかナ)気分で乗った新幹線の中で楽しかった1日を振り返ってあ
らためて思ったのは、909のメンバーみんなの顔が、実にイキイキと輝いていた
なあということです。いや、バンドだけじゃなくて、観に来ていた人み~んなが
そうでした。素敵な笑顔をたくさんた~くさん見せてもらって、ほんとにハッ
ピーな気分になりました。10日近く経った今も、ポジティヴなヴァイブレーショ
ンが胸に残っています。
好きなことを見つけること、それを心おきなく楽しむことって、やっぱり大事だ
よなあと実感しました…って、なんかおじいちゃんみたいな感想だな。

909のライヴ会場では、今年のリヴァプールでの写真やヴィデオを編集した映像
が流れていました。
これが実にスマートかつ感動的にまとめられた力作で、終演後に制作者のデイ
ヴィッドさん(リードギター)にそのことを伝えたところ、そのDVDを快くプレ
ゼントしてくださいました。ラッキー!
「カズさんの講座にもぜひ使ってください」というお言葉もいただいちゃったの
で、その3日後の講座のテーマを「ビートルズ来日50周年inリヴァプール」と
して、そのDVDをフルヴァージョンで流しました。おかげで僕はほとんどなにも
せずに済んでこれまたラッキー! だったのですが、映像を観ながら僕自身も今
回のイヴェントや909の素晴らしさをあらためて感じることになって、「ああ、
やってよかったなあ」としみじみしてしまいました…って、やっぱりおじいちゃ
ん??

僕の講座『THE BEATLESと英国リヴァプールを知る』は、神戸・元町の「よみう
り文化センター」で毎月第1・第3水曜日の午後7時開催です。講座終了後は近
くのビアホールで楽しく乾杯するのが(2回目にしてすでに)恒例行事となって
います。

まだまだ入会受付中ですので、ご興味のあるかたはぜひお気軽にご参加くださ
い。お近くのかたも、お近くでないかたも、ぜひ!
 http://www.oybc.co.jp/event_kobe/detail_11519 

よみうり神戸文化センター作成のリーフレット画像はこちらから。
 http://scousehouse.net/ycc/2016autumn.html 

                         ― Kaz(25/10/2016)


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
▼連載:「おぼえがき:ビートルウィーク2016」(1)
――――――――――――――――――――――――――――――――― NLW □

「おぼえがき:ビートルウィーク2016」 / Kaz

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo654.html ≫

<8月25日(木)>

くもり。
フェスティヴァルは昨日から始まっているが、「スカウスハウス・ツアー」のス
タートは今日。僕自身は1週間前にリヴァプール入りして、北海道のシンガー/
ソングライター「グレース」のライヴをコーディネートした。

先週の木曜日から土曜日までの3日間で5回行われたグレースのパフォーマンス
は、掛け値なしに素晴らしかった。1年前も素晴らしかったけれど、今年はそれ
を軽く凌駕していた。才能のあるミュージシャンが謙虚に努力を重ねるとこんな
ところまで行っちゃうんだと驚いた。でも、これが彼女の限界ではないだろう。
来年はもっとすごいことになってるかもしれない。楽しみである。

● ● ●

リヴァプール名物の「インターナショナル・ビートルウィーク」フェスティヴァ
ルは、毎年、8月の終わりの水曜日から火曜日までの1週間を使って開催される。
ナショナル・ホリデイとなる8月の最終月曜日を基準に、前の週の水曜日にス
タート、祭日翌日の火曜日が最終日となる。なので、今年は24日から30日が
「ビートルウィーク」だった。

1週間のフェスティヴァルのスケジュールは、だいたい毎年同じような枠組みに
なっている。こんな感じだ。

 水曜日(初日):キャヴァーン・パブとキャヴァーン・フロントで終日ライヴ
 木曜日:キャヴァーン・パブ、キャヴァーン・フロント、キャヴァーン・ライ
     ヴ・ラウンジの3会場でで終日ライヴ
 金曜日:キャヴァーン3会場での終日ライヴ/特別ヴェニューでのライヴ・イ
     ヴェント/コンサート・ホールでのライヴ・コンサート
 土曜日:キャヴァーン3会場での終日ライヴ/メモリアル・プレイスでのスペ
     シャル・ライヴ・イヴェント/コンサート・ホールでのライヴ・コン
     サート/アデルフィ・ホテルでのミッドナイト・パーティー
 日曜日:キャヴァーン3会場での終日ライヴ/アデルフィ・ホテルでの「ビー
     トルズ・コンヴェンション」/アデルフィ・ホテルでのオールナイト・
     パーティー
 月曜日:キャヴァーン3会場での終日ライヴ/コンサート・ホールでのライ
     ヴ・コンサート×2/アデルフィ・ホテルでのスペシャル・ライヴ・
     コンサート
 火曜日(最終日):キャヴァーン・パブとキャヴァーン・フロントで終日ライ
     ヴ/ライヴ・ラウンジでビッグ・ネームを招いてのスペシャル・コン
     サート

このフレームの中に、その年ならではの趣向を凝らしたプログラムがはめ込まれ
て行く。今年・2016年はどうだったかというと…。

 水曜日(初日):キャヴァーン・パブとキャヴァーン・フロントで終日ライヴ
 木曜日:キャヴァーン・パブ、キャヴァーン・フロント、キャヴァーン・ライ
     ヴ・ラウンジの3会場でで終日ライヴ
 金曜日:キャヴァーン3会場での終日ライヴ/豪華な内装を持つアルマ・デ・
     キューバ(教会を改装したレストラン)でのライヴ・イヴェント/ロ
     イヤル・コート・シアターでポールのソロ・イヤーズ特集コンサート
 土曜日:キャヴァーン3会場での終日ライヴ/歴史的建造物セント・ジョージ
     ズ・ホールでの「トリビュート・トゥ・ジョージ」コンサート/ジェ
     ニー&パティ・ボイドのサイン会/ロイヤル・コート・シアターで
     マージービート特集コンサート/アデルフィ・ホテルでのミッドナイ
     ト・パーティー
 日曜日:キャヴァーン3会場での終日ライヴ/アデルフィ・ホテルでの「ビー
     トルズ・コンヴェンション」/アデルフィ・ホテルでのオールナイト・
     パーティー
 月曜日:キャヴァーン3会場での終日ライヴ/ロイヤル・コート・シアターで
     1966年をフィーチャーしたコンサート×2/アデルフィ・ホテルで
     「ペパーランド」(スウェーデン)と「イエスタデイズ」(ペルー)の
     スペシャル・コンサート
 火曜日(最終日):キャヴァーン・パブとキャヴァーン・フロントで終日ライ
     ヴ/ライヴ・ラウンジでザ・モンキーズのミッキー・ドレンツを招い
     てのスペシャル・コンサート

「スカウスハウス・ツアー」のスタートは、毎年木曜日。ほとんどのツアー参加
者や出場バンドは、今日リヴァプール入りする。
今年のバンドは3組。ザ・リヴァプール・ガイズ、ファブリック、そしてザ・フ
クスケ。リヴァプール・ガイズとフクスケが夕方に、ファブリックは夜にマン
チェスター空港に到着する。みんなちゃんと飛行機に乗れてるかな?

(つづく)

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo654.html ≫


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
▽スカウスハウス・ニュース
――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □

*** リヴァプール現地ガイドツアー ******

スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの個人旅行をサポートしています。
15年目となったロンドンとリヴァプールの「ビートルズ・ツアー」はいずれも
大好評。
「リヴァプール・ビートルズ・ツアー」は、名所観光とランチをプラスして
「ビートルズツアー+ランチ&名所観光」にすることも可能です。また、「伝説
のカスバクラブ・ツアー」や、2つの「現地英語ツアー(Magical
Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」など、旅行スケジュールや
マニア度に応じたオプションも用意しています。
詳しくはそれぞれの案内ページをご覧ください。

ロンドン・ビートルズ・ツアー
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm

リヴァプール・ビートルズ・ツアー
 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html


*** スカウスハウス通販 ******

スカウスハウス通販「リヴァプールみやげ2015」では、昨年リヴァプールで仕
入れてきたグッズを集めています(一部例外あり)。
Beatleweek関連商品やSteven Gerrard関連本など、ちょっとレアでマニアック
なものばかりです。オーダーをいただけるとうれしいです!
 http://scousehouse.net/shop/2015mo.html

ビートルズをはじめとする「英国盤レコード」の通販はこちらから。
リヴァプールで仕入れたレコードたちです。オーダーをいただけるとうれしいで
す!
 http://scousehouse.net/shop/records2015.html


***  PLAY AT THE CAVERN! ******

スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをアレ
ンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。
ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページをご
覧ください。
ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏
する」という夢をぜひかなえてください!
 http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン
ジしています。ロンドンには「ポールゆかりのレストランでランチ」という新企
画も登場。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧くだ
さい。
 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
▼今週のフォト
――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □

*** 今週のフォト・アルバム ******

「今週のフォト・アルバム」では、連載「おぼえがき:ビートルウィーク2016」
の写真を紹介しています。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo654.html 


■ NLW ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       *** 隔週火曜日発行 ***


□■ 第654号 ■□

◆発行 SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス)
◇編集 山本 和雄
◆Eメール info@scousehouse.net
◇ウェブサイト http://scousehouse.net/
◆Facebook http://www.facebook.com/scousehouse.net
◇お問い合わせフォーム http://scousehouse.net/liverpool/form.html

ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお聞かせください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行しています。配信
の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイトからどうぞ。

◆まぐまぐ
http://www.mag2.com/m/0000065878.htm
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
無断での転載を禁じます。 Copyright(C) 2001-2016 Scouse House