December 13 2016, No.657
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■ *** http://scousehouse.net/ *** □■ INDEX ■□ ▽フロム・エディター ▼寄稿:「おともはアプリ! ~ドイチェバーン気ままにひとり旅~」(14) ▽スカウスハウス・ニュース ▼今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽フロム・エディター ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ NLW No.657です。 今週のAnneさんの連載は、ハンブルグを訪れたお話。きれいな写真もぜひぜひ ご覧ください。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo657.html ハンブルグには、僕もいちど行ったことがあります。5年近く前です。 フィンランドに行ったついでの訪問だったのですが、実質1日だけという少ない 時間のなかで、午前中はビートルズの博物館を見学して、午後は知り合いのドイ ツ人ガイドにビートルズゆかりのスポットを案内してもらいました。 今回のAnneさんの旅行記では、ハンブルグ中央駅とザンクト・パウリ桟橋のエ ピソードが登場します。僕はハンブルグ中央駅には行ったけれど、ザンクト・パ ウリ桟橋はまったくノーマークでした。ザンクト・パウリ桟橋は当然ザンクト・ パウリにあって、僕の滞在もザンクト・パウリだったから(ビートルズ・スポッ トはザンクト・パウリの中にあるレーパーバーンという地域に集中しています)、 今思えばすぐ近くだったわけです。なんだかもったいないことをしたなあと、 Anneさん撮影のきれいな写真を見るにつけ、つくづく残念に思ってしまうのです が、でもまあ、あれは1月のおわりで、すっごく寒くて、日は短いし、おまけに 1日じゅうしとしと寂しい雨が降っていたから、もしがんばって行ったとしても、 あまり楽しめなかったかもしれません。 というわけで、ザンクト・パウリ桟橋、次の機会にはぜひ行ってみたいです。で きればあたたかい季節に。できればAnneさんのような「晴れ人間」と一緒に。 以前からの読者のみなさんはご存じでしょうけど、Anneさんは「ウルトラスー パー晴れおんな」なんですよ。 ● ● ● <スカウスハウス通販:UK盤レコード> レコード・コレクターのみなさん、お待たせしました! スカウスハウス通販の「英国盤レコード」ページを更新しました。 今夏リヴァプールで仕入れてきた新入荷アイテムを追加掲載しています(レア盤 けっこうあります)。 オーダーをいただけるとうれしいです! http://scousehouse.net/shop/records2016.html ● ● ● <ビートルズ&リヴァプール講座> 僕が講師を務める『THE BEATLESと英国リヴァプールを知る』講座は、神戸・元 町の「よみうり文化センター」で好評(?)開催中です。やっている僕自身が楽 しくて仕方ありません。 毎月第1・第3水曜日の午後7時から1時間半の講座で、終了後は近くのビアレ ストランで楽しく乾杯するのが恒例行事となっています。 前回は12月7日だったので、ジョン・レノン特集をやってみました。いつもの ことながら話があっちに行ったりこっちに行ったりしているあいだに時間切れと なってしまったので、次回(21日)もひきつづきジョン特集です。 そうそう、前回はちょうど「神戸ルミナリエ」の期間中だったので、講座終了後 にみんなで観賞に繰り出しました。数十万(数百万?)の電飾による光のアート は、見ているだけで心があたたかくなりますね。 前にも書いたかもですが、僕の講座は遠方からの受講生が多くて(兵庫県外から 5名!)、いつも講座のためにはるばる来てもらうのを申し訳なく思っていたの で、スペシャルな観光がセットになった今回はちょっとお得感があったんじゃな いかなと思います。もちろんそのあとはビアレストランで乾杯しました。 この講座は来年4月以降もずっと続きます。ありがたいことに、文化センターの 担当者からは「エンドレスでやっていい」って言ってもらってます。 すごいでしょ? にゃは。 入会は随時受付中ですので、ご興味のあるかたはぜひお気軽にご参加ください。 お近くのかたも、お近くでないかたも、ぜひ! http://www.oybc.co.jp/event_kobe/detail_11519 よみうり神戸文化センター作成のリーフレット画像はこちらから。 http://scousehouse.net/ycc/2016autumn.html ― Kaz(13/12/2016) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼寄稿:「おともはアプリ! ~ドイチェバーン気ままにひとり旅~」(14) ――――――――――――――――――――――――――――――――― NLW □ 「おともはアプリ! ~ドイチェバーン気ままにひとり旅~」 / Anne ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo657.html ≫ ■第31話《世界一美しい港町・ハンブルグ》■ この旅も後半に入り、今日からイースターの4連休です。 「今日・4月3日(金)から6日(月)まではドイツでは連休なんだ!」 最後まで悩んでいたハンブルグに行くことにします。 「なぜ悩んでいたかって?」 「デンマークに近い北ドイツの都市は遠すぎな感じだし(´・ω・`)」 「フランクフルトより南のシュトゥットガルトさえも凄く寒かったのを考えたら かなり寒そう{{{{(+_+)}}}}」 でもシルバ君から『世界一美しい港町』と聞いて気になっていました。 加えて『水と緑の都』とも呼ばれているそうです。 「ヨーロッパで最も緑の豊かな都市!? 見てみたい(((((*^o^*)♪」 DB navigatorで調べると3時間30分位だから、シュトゥットガルトに行ったこ とを思えば行けそうです。 東京から新幹線ひかりで3時間30分は『西明石』とありました。 「わあ! Kazさんの所に日帰りで遊びに行くって感じだ~(*^o^)/\(^-^*)」 DB navigatorの使い方も最近は慣れて来て、色々な見方が出来るようになりまし た。 「ハンブルグ中央駅に直通で行こうと思ったら本数が少ないよね!」 「ハノーハーで乗継して行けるけれど、ちょっと待ち時間が勿体ない!」 「あれっ(°-° )? ハンブルグの中央駅じゃない駅を通る列車があるよ!」 「もうハンブルグ市だから、そこから快速とか鈍行で中央駅に移動出来るじゃな い(( ^。^)?」 この見方を思いついたら本数が格段に増えました。 「こんな使い方が出来るってかなり『DB navigator通』でしょ( ̄▽ ̄)?」 ハンブルグ中央駅の少し手前『ハーバーグ?(Harburg)』に停車するICE(特急) があります。 この駅からハンブルグ中央駅へはRE(快速)に乗車なら次の駅のようです。 「よし(`・ω・´) この方法で行こう!」 こうしてデュッセルドルフからハンブルグを目指して出発しました。 ICE(特急)に乗車したらDB navigatorを確認! 「発音も出来ない『Harburg駅』で降りることもDB navigatorなら通過駅が分か るから簡単です!」 しかもDB navigatorにはハンブルグ中央駅に行くRE(快速)のホームも表示し てくれます。 「降りたホームの向かいのホームなら迷わないね(⌒∇⌒)ρ」 ドイツのICE(特急)は日本の新幹線とは違って、様々なルートで様々な駅に停 車をします。 「だから同じ都市に向かうのにも停車駅や乗車時間が違うんだね!」 DB navigatorのおかげでこんなに楽チンですけど、やっぱりちょっと不安なの でHarburg駅のホームで待っている方に確認をしました。 「ここで良いみたいだね!」 安心して待っていると放送が聞こえてきました。 「(゜ο゜)???」 「同じホームで待っていた方々が反対側のホームの方に移動を始めたよ!」 「どうしたんだろう(;’∀’)」 「DB navigatorはこのホームになっているし!」 「さっき確認もしたしね(;´・ω・)」 「みんなハンブルグ中央駅に行くのかどうかも分からないし!」 言い聞かせながら心は不安で一杯です! そんな私の様子が分かったのか、先ほど確認をさせて頂いた女性が私の肩に ちょっと触れ、反対側のホームを指しています。 「ダンケシェーン(*´▽`*)」 彼女は私がハンブルグ中央駅に行きたいのが分かっているから教えてくれたよう です! 「また優しいドイツの方に助けられました!」 無事にハンブルグ中央駅に到着しました。 「吹き抜けの大きなプラットホームが凄い!」 「カフェやレストランがたくさん並んでいるわあ((/``)/」 ハンブルグ中央駅ってそこだけで楽しめそうな大きな駅です。 「穴場の観光スポットって書かれているのが分かるなあ・・・」 ここから最初に行ってみたいのはもちろんハンブルグ港! 「ザンクト・パウリの桟橋を目指したらいいのね!」 行き方はSバーン1,2,3とUバーンがあります。 「それならSバーンよね! ジャーマンレイルパスで利用出来るもの!」 「ランドゥングスブリュッケ駅(Landungsbrücken)』で降りたら目の前なん だ(^。^)b」 こうして無事にザンクト・パウリの桟橋に到着! 港は風が穏やかで青空! 暖かくてまさに観光日和です。 「観光客が一杯!」 「今日来ることにして良かった!」 「そしてこれが世界一美しい港なのねー(^◇^)」 海に面した桟橋じゃなくて見えているのはエルベ川の河口だそうです! ザンクト・パウリの桟橋は川に沿って長く続いている美しい桟橋です。 「景色を眺めながらゆっくり散策しよう!」 「国際港だけあってコンテナ船も一杯!」 目の前にはリックマー・リックマース号が見えています! およそ100年近く世界の7つの海を航海してきたという大型帆船だそうです。 「現在は改装されて博物館船なんだ(゜゜)」 その先を進んで行くとキャップ・サン・ディエゴ号が見えて来ました! 『南大西洋の白鳥』と呼ばれている美しい貨物船! 20年間、ハンブルクと南アメリカを往復した船でこちらも現在は博物館のよう です。 「Sバーンの線路を挟んだ反対側のビルもとても美しいわあ!」 本当に美しい景色でもっと下に降りて水際近くまで行ってみたくなりました。 「風も無くて暖かい日だから波もないし!」 階段を下りてより水際に近づいて歩くとシーフードのレストランが並んでいます。 「オープンカフェが気持ち良さそう!」 「今日ならきっと気持ちいい潮風の中で美味しいシーフードが味わえそうだわ あ!」 「でも河口に面しているからか『潮風』じゃないのよね(^。^*)」 ここで出入りしている方が多い扉があります。 「人が頻繁に扉を出入りしてるけど・・・」 「もしかしてトイレ( ゜゜)?」 「ドイツは50セント位って聞いていたし中に入ってみよう!」 ヨーロッパはトイレが少ないので見つけるのが困難な時もあります。 観光地で50セント位で綺麗なトイレがあるのは嬉しいですね! 「ドイツの各中央駅もトイレがとても綺麗ですよ!」 「ICE(特急)も綺麗だから到着前の利用もお薦め(*^。^*)」 到着前だと荷物(貴重品以外)やコートも席に置いていけるから一人旅には利用 し易いです。 「シートに置いていく時は自己責任で(´▽`;)」 ■第32話《海底トンネルで対岸へ》■ ザンクト・パウリ桟橋に来たら行きたいと思っていたところがあります。 「入り口はどこだろう・・・」 港は広くて特に人が集まっている場所なんかも見つかりません。 「ガイドブックには6番と7番の桟橋のそばに入り口があるって書いてあるけ ど(。_。 ) ( 。_。)」 お天気が良くて暖かいから、桟橋には其々クルーズの船が停泊しています。 「乗船しているお客さんも一杯で混雑してるのよね!」 私は桟橋の番号を確認しながらひたすら歩き続けます。 「6番の桟橋だ!」 6番の桟橋はあったけれど入口らしい物はないので、港の建物の裏手に回ってみ ることにしました! 「ありました(‘◇’)ゞ」 私が探していたのは『ザンクト・パウリ・エルベトンネル』です。 「エルベ川の対岸へ渡る最短ルートのトンネルなんですよ!」 「海底トンネルなんだって(⌒o⌒)」 対岸からは港と街を一望することが出来るらしいのでトンネルの入り口を探して いました。 海底まで下がる歩行者用のエレベーターは結構待たされます。 「地下トンネルまでのエレベーターは23.50mの高さかあ( ゚Д゚)」 行きは下りだから階段を下りることにしました。 「階段ってもしかしてこの扉の奥?」 エレベーターの横の扉を開けるとエレベーターが上下している空間があって、そ のサイドに狭い階段があります。 まるで工事現場のような空間が目に入りました。 「日本だったら管理をしている人しか見ることがないような空間ね!」 このトンネルは1911年完成で、当時は馬車が通っていたそうです。 「100年も前のドイツの技術なんだあ(*‘ω‘ *)」 下りて行くとだんだんトンネルの様子が見えて来ました。 「自転車やスケボーでも渡れるんだね!」 「自転車も犬も鉄道に乗れるドイツだけのことはあるわあ!」 向こう岸に向かって歩き出します。 「向こう側は見えない位長いトンネルです!」 「426mらしいねd(-_^)」 建物から外に出て他の人に付いて歩くと、人が集まっている公園のような場所が あります! 「ハンブルグ港が良く見える~(^_^ ) ( ^_^)」 「エルベ川をクルーズの船も行き交っていますよ!」 人や自転車の通行時間は24時間なので夜景を見に来るのも憧れますね! 「それにしても初夏のように暑いわあ(゜゜;))」 ハンブルグ港と行き交う船を見ながら思わずアイスを食べちゃいました! 「ビールがあったら良かったのに(*^¬^*)」 (つづく) ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo657.html ≫ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽スカウスハウス・ニュース ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** リヴァプール現地ガイドツアー ****** スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの個人旅行をサポートしています。 15年目となったロンドンとリヴァプールの「ビートルズ・ツアー」はいずれも 大好評。 「リヴァプール・ビートルズ・ツアー」は、名所観光とランチをプラスして 「ビートルズツアー+ランチ&名所観光」にすることも可能です。また、「伝説 のカスバクラブ・ツアー」や、2つの「現地英語ツアー(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」など、旅行スケジュールや マニア度に応じたオプションも用意しています。 詳しくはそれぞれの案内ページをご覧ください。 ロンドン・ビートルズ・ツアー http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm リヴァプール・ビートルズ・ツアー http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html *** スカウスハウス通販 ****** ビートルズをはじめとする「英国盤レコード」の通販です。 リヴァプールで仕入れたレコードばかり。レア盤けっこうあります。 オーダーをいただけるとうれしいです! http://scousehouse.net/shop/records2016.html *** PLAY AT THE CAVERN! ****** スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをアレ ンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。 ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページをご 覧ください。 ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏 する」という夢をぜひかなえてください! 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