May 09 2017, No.667
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
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     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼「ポール・マッカートニー・イリュージョン」
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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3週間ぶりのNLWです。
天候に恵まれた大型連休、みなさんはどう過ごしました?
僕はというと、慣れない人前での挨拶があったり(めちゃキンチョウした~)、
お酒を飲みすぎたり(いつものことだけど)、スマートフォンを落っことしてベ
キベキに割ってしまったり(保障で交換してもらった)、ひどい風邪をひいたり
(まだ治らない…病院行かなくちゃ)と、運気的にはあんまりいい巡り合わせで
はなかったような感じではありますが、なにしろポール・マッカートニーさんが
すんばらしいライヴをみせてくれたので、もうそれだけでぜんぶオッケー、ドー
ム公演から1週間以上経ったいまもハッピーな気分が続いています。

いやほんと、2017年のポールも実にパワフルでしたね。なんちゅうエンターテ
イメントですかあれは。1mmのスキも無駄もない最強のセットリスト(当社比)
に、天下無双のパフォーマンス。まったくダレることのない、あっという間の3
時間でした。40曲近くも聴いて(観て)いればお腹いっぱいになりそうなもの
なんだけど、「もっと演ってくれよお」と切実に思いました。ポール、おそるべ
し。というか、それがポール・マッカートニーなんだろうな。

僕の席はスタンドの最前列だったので、ほとんどの時間はフェンスにもたれて観
ていました(座ったまま。立ったら後ろの人に怒られちゃった…)。そこはいわ
ゆる「ネット裏」の場所なんですが(ネットってインターネットじゃなくてバッ
クネットですよ、念のため)、野球じゃないのでネットは外されています。そし
てフェンスは思ったよりずっと低く、座席とフェンスのあいだもかなり狭かった
ので、フェンスに腕とあごをのせることができたのです。100mくらい距離がある
とはいえ、僕とポールのあいだには誰もいません。いや、もちろんいるんだけど、
ポールも僕も地面より高い位置なので視界的には一直線、前に乗り出した姿勢な
ので横の人もいないも同然。つまり、ポールとまっすぐ、「サシ」で向き合った
状態だったんです(めちゃ遠いけど)。

で、えーと、なにが言いたいかというとですね、ポールをひとりじめして一緒に
歌っているような気分になれちゃったんですよね。<You Won't See Me>や<Love
Me Do>をポールとデュエットする日が来るとは…まるで夢のようでした。いや、
夢というか錯覚なんだけど。妄想も入ってるし。にゃは。

● ● ●

・・・というわけで、今週のNLWでは、ポールのコンサート・レポートを掲載し
ます。
ただしそのコンサートは今回ではなくて、にゃんと14年前、2003年のリヴァ
プール。キングズ・ドックに特設のスタジアムを建てて行われた、“Back in the
World”ツアーの最終公演。スカウスハウスで鑑賞ツアーを企画して観に行った、
その時のレポートです。
かつてこのNLWに掲載し、スカウスハウス・ウェブサイトのコーナーでも読むこ
とがでるようにはなっておりますが、なかなかの力作なので(自分で言うな)、
あらためてここで紹介してみようと思い立ちました。

レポートの中で、僕はこう書いています。

> 確かに、とても人間わざとは思えない。
> いや、あのステージの上のポールを、我々と同じ人間だと思ってはいけないの
> だ、たぶん。
> あれは、イリュージョンなのだ。
> ポール本人に、ファンタスティックなポップ・ソングと、我々ファンの巨大な
> 思い入れを投影して創り出された、イリュージョンなのだ。

あれから14年が経過した今でも、ポールは相変わらずポールのままで、下界に
降りてくる兆候はまったく感じられません。イリュージョンはまだ続いているの
です。
我々ファンもその重要なファクターの一部であるわけですよね。ファンがいなけ
りゃイリュージョンは成り立たないし、ポールはポールでなくなってしまう…は
ず。
「ポールもすごいけど、おれたちファンもなかなか大したもんだぞ」と、誇りを
持っていいですよね、みなさん。

● ● ●

スカウスハウスが全面的にサポートして今年7月に催行となる「書道作品展 in
リヴァプール」ツアーに関して、ひとつお知らせがあります。
書道作品展の会場が決まりました。
にゃんと、ビートルズの出発点とも言える伝説のスポット、The Jacarandaで開
催します。
当初はどこかギャラリーを借りてと思っていたのですが、よりリヴァプールらし
くて、たくさんのスカウサーと交流できる場所ってないかいなと考えているうち
にふと思いつき、おそるおそるジャカランダにコンタクトをとってみたところ、
「そりゃめちゃクールだ! ぜひやろうぜ!!」とふたつ返事。むしろ向こうの
方が乗り気になっちゃったのでした。
というわけで、7月のおわりのジャカランダでは、ジョンとスチュが残した壁画
の上に日本の書道作品がずらぁ~っと貼られることになりました。北海道の歌姫
グレースちゃんもそこでライヴをします。ニギヤカになりそうだにゃ~。

<「書道作品展 in リヴァプール」ツアー参加者募集中!>

東京の書道・硬筆教室 KEIBOKUが企画、東武トップツアーズ主催、そしてスカウ
スハウスがフルサポートする、7月下旬の東京発着ツアーです。リヴァプールに
4泊、ウインダミアに1泊のぜいたくプラン。ただいま参加者募集中です!
オフィシャルリーフレットには未掲載ですが、キュートなガールシンガーGrace
のキャヴァーン・ライヴ(4本!)やビートルズツアー(オプション)などなど、
ビートルズ・ファンにもオススメです!!

KEIBOKUツアー詳細はこちらから
 http://r.goope.jp/keiboku/free/liverpool 
 http://goope.akamaized.net/20277/170130194946-588f1a4a73eba.jpg

北海道の歌姫・グレースの2016年リヴァプール公演の写真はこちら
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo654.html 

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<ビートルズ&リヴァプール講座:受講生募集中!>

神戸元町・南京町の「よみうり文化センター」で、スカウスハウス代表・山本和
雄(僕です)が講師を務める『THE BEATLESと英国リヴァプールを愉しむ』講座
が開講中です。
毎月第1・第3水曜日の午後7時からの90分。本やインターネットでは知るこ
とのできないディープな内容ばかりですが、なぜかマニアにも初心者にも好評な
んですよね(自分で言うな)。蔵出し映像や貴重レコード音源も楽しめるのもお
トクです(プレイヤーとアンプ、新調しました)。講座のあとには二次会あり。

入会は随時受付中ですので、ご興味のあるかたはぜひお気軽にご参加ください。
お近くのかたも、お近くでないかたも、ぜひ!
 http://www.oybc.co.jp/event_kobe/detail_11519 

よみうり神戸文化センター作成のリーフレット画像はこちらから。
 http://scousehouse.net/ycc/2016autumn.html 

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<Beatleweek 2017 スカウスハウス・ツアー:参加者募集中!>

毎年恒例、インターナショナル・ビートルウィーク鑑賞パッケージ「スカウスハ
ウス・ツアー2017」の参加者を募集中です。聖地リヴァプールで開催される世界
最大のビートルズ・フェスティヴァル。今年も盛りだくさんのイヴェントが企画
されています。毎年好評のオプショナル・ツアーももちろんやります。
この夏、ぜひリヴァプールでお会いしましょう!!
 http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2017.html 

                         ― Kaz(09/05/2017)


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▼「ポール・マッカートニー・イリュージョン」
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「ポール・マッカートニー・イリュージョン」 / Kaz

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo667.html ≫

2003年6月1日、リヴァプールのキングズ・ドック、ポール・マッカートニーの
ホームカミング・コンサート。
午後8時すぎ、快晴の空はまだまだ明るいが、プレ・ショウが始まった。
日本公演で観たのと同じものだけど、間近で観るとやはり迫力があった。大勢の
パフォーマーたちが、ありとあらゆる奇抜な出で立ちとダンスで、摩訶不思議な
空間を作り上げる。僕の周りのリヴァパドリアンたちは、皆興味深そうに見守っ
ている。折り畳まれて箱詰めにされた少女が出てきた時には、やはりものすごく
驚いていた。

日本で観た時、このプレ・ショウは、我々の住むこの世界の多様性を表現してい
るのだな、と思った。異なった民族や文明同士の衝突と、それらが融合し調和す
る様子を描いていて、つまりそこにメッセージが込められているのだな、と。
しかし今は、プレ・ショウが進むにつれて、なんだかそういうのとはちょっと違
うような気がしてきた。
これは、イリュージョンを表現したものではないだろうか。いや、イリュージョ
ンの予告編と言うべきだろうか。我々はこれから、幻想の世界へと連れて行かれ
ようとしているのだ。

予告版イリュージョンの盛り上がりがピークに達した瞬間に、本物のイリュー
ジョンが始まった。
ポール・マッカートニーという世界で最も愛されるポップ・アイコンと、3万
5000人のエキサイティングな群集が紡ぎだす、壮大なイリュージョンだ。
しかしその中心にいるポールは、とてもリラックスしていて、とても楽しそうで、
そしてとても饒舌だった。

「ハロー、リヴァプール。ホームに戻って来れて嬉しいよ」
「本当にここは特別だ。俺たち、モスクワとかローマとかでも演って来たけど、
でもやっぱりここだ、リヴァプールだぜ!」
「みんな、楽しんでる? リヴァプールの外から来てくれてる人もたくさんいる
よね、ちゃんとわかってるって。今マージー河のそばにいるみんなひとりひとり
に、アイ・ラヴ・ユーって言いたいな」
「オーケー、まあ落ち着いて、落ち着いて。ゆっくりやるからさ」
「おいおい、ちょっと待ってくれる? メッセージを書いたボードをいっぱい掲
げてくれるのは嬉しいんだけどさ、でも考えてみてよ。こっちは一生懸命コード
や歌詞を考えながら歌ってるんだぞ。ひとつひとつ読んで応える余裕なんてない
んだって。どれ、ナニナニ、何て書いてあるのかな、なんてやってたら、歌がム
チャクチャになってしまうよ。こんなふうにさ…(即興で歌う)」
「もうすぐキャピタル・オブ・カルチャーが決まるね。でもさ、リヴァプールは
キャピタル・オブ・ユニヴァースだよな!」

ポールは、リヴァプールの思い出についてもたくさん語った。
「ガンビア・テラスのことを思い出すなあ。あそこにはジョンとスチュが住んで
いて、僕もよく遊びに行ったよ。レコード・プレイヤーが置いてあってね、2日
酔いのへろへろ状態でスイッチを入れるとさ、こんな音楽が鳴り出したもんさ…」
間髪入れず、ポールのシャウトが炸裂した。僕の耳たぶもハートも、ビリビリと
震えた。

“Weeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeell, Come into this house, Stop
all the Yackey yak !! ...”

もちろん、リヴァプールのオーディエンスも全然負けていない。
拍手や歓声や手拍子だけでなく、曲の合間にフットボール式のチャントが幾度と
なく自然発生するのだ。
“Football's Coming Home” の替え歌で、“Macca's Coming Home” がものすご
いヴォリュームで歌われる。まるでフットボール・スタジアムにいるような気分
だ。

青空から夕暮れ、そして夜の闇へと、徐々に色を変化させていく空もまた、この
イリュージョンに参加しているようだった。
面白かったのは、ポールが「ロンリー・ロード」歌っている時だった。ずっと快
晴だった空が、突然曇り始めたのだ。そして曲が終わる頃には、ポツリポツリと
雨まで落ちてきた。
北中米や日本では、この曲の後に来るのは「ドライヴィング・レイン」だった。
ということは、もしかするとリヴァプールの空はステージの演出を考えてわざわ
ざ雨を降らせたのかもしれないなあ、すごいなあ、と勝手に感心する僕。
しかし今年のヨーロッパ公演からは、「ドライヴィング・レイン」は確かカット
されているはずだ。案の定ポールは、さっさと「ユア・ラヴィング・フレイム」
を歌いだしてしまった。
「あれ? なんだよお、せっかく苦労して雨雲を用意したのによお」という声が
空から聴こえたような気がして、しゅるしゅるしゅると雨はあがって行った。
僕はひとりでクスクスと笑った。

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故郷リヴァプールでのコンサートといっても、ポールも観衆も特別に感傷的にな
るわけではなく、ハッピー・モードで演奏が進んで行く。みんな、まるでホーム
パーティーのようにリラックスしている。

アコースティック・ギターを抱えたポールを残して、バンドがステージを降りた。
ここからは、ポールと我々だけの時間だ。まるでポールと一対一で向かい合って
いるような、親密な空気が流れる。
ジョンに捧げる歌「ヒア・トゥデイ」が、そして、ギターをウクレレに持ち替え
てジョージの曲「サムシング」が歌われる。
ポールの顔は、今にも泣き出しそうだ。
ポールも我々も今、それぞれの心の中にいるジョンやジョージを想っているのだ。
あるいは、生きることのはかなさ、切なさ、そして美しさに思いを巡らせている。
涙をこらえながら何とか最後まで歌いきったポールが、いつものようにおどけた
ヴァージョンの「サムシング」を披露した。会場に笑いと安堵のため息がもれる。

さらに続けて、「リンゴには何もないの、って言うんだろう? ちゃんとあるよ」
とポールが言って、「イエロー・サブマリン」が始まった。いつの間に揃ったの
だろう、バンドでの演奏だった。
チヴァッセ・パークに置いてある「イエロー・サブマリン」(本物の潜水艦だ)
がスクリーンに大写しになると、大喝采が起こった。
ショート・ヴァージョンだったけれど、効果は充分だった。これでハッピー・
モードが完全に戻って来た。

ポールは、このリヴァプールだけで特別に披露する「サプライズ・ソング」を約
束していた。
コンサートに足を運んだ誰もが、どの曲かとあれこれ思いを巡らせていたことだ
ろう。でも、おそらく予想できた人はほとんどいなかったのではないだろうか。
リヴァプールのトラディショナル・ソング、「マギー・メイ」だったのだ。意表
をつかれたけれど、なるほどこの手があったかと感心する。
バックの巨大なスクリーンに、リヴァプールの名所やポールゆかりの地の写真が
次々に映し出される。これが大いに受けた。写真が替わるたびに大歓声が上がる。
みんなポールそっちのけで勝手に盛り上がっている。お馴染みの風景ばかりなの
に、いや、だからこそなのか、後から考えると自分でも不思議なくらいに僕も興
奮してしまった。

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コンサートの中盤では、数曲毎にバンド・メンバーがひとりずつ自己紹介をする。
エイブは景気付けの雄叫びを上げ、ラスティはいつものようにオーディエンスの
写真を撮り、ウィックスはダブリンで買って来た巨大なギネス・ハットを被り、
ブライアンは照れながらリヴァプールにお礼を言う。
最後のブライアンが喋っている時、あの大きなエイブがドラム・セットに座った
まま泣き崩れているのが見えた。ブライアンもポールも気がついていない。横の
ウィックスが立ち上がってそっと歩み寄り、エイブを抱きかかえる。エイブはそ
のまま、ブライアンの話が終わるまでウィックスの胸で泣き続けた。とても、と
てもいいシーンだった。

コンサートは、クライマックスの連続だった。いや、最初から最後までクライ
マックスだったような感じもする。

「バンド・オン・ザ・ラン」には、カッコいいイントロがついていた。
「バック・イン・ザ・USSR」では、全員がシャウトした。
「メイビー・アイム・アメイズド」でのポールは、やはりアメイジングだった。
「レット・エム・イン」では、マッカートニー・ファミリーの名前が歌われた。
「バースディ」では、後のおばちゃんが僕の両肩を掴んで思い切り揺さ振りなが
ら、「今日はあたしのバースディなの!!」と叫んだ。
「ヘイ・ジュード」では、曲が終わってもオーディエンスの歌は延々と続いた。
アンコールの「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」あたりになると、僕
はもうボーっとなっていた。

2回目のアンコールでポールは、「アイ・ロスト・マイ・リトル・ガール」を
歌った。
これも「サプライズ」のひとつになるだろう。ポールが少年時代に初めて作った
曲だ。
10年前のワールド・ツアーでセット・リストに入っていた曲だが、その時はリ
ヴァプールでのコンサートは行われなかった。
原点とも言える曲だからやっぱりリヴァプールで歌っておきたかったのかな、と
思った瞬間、別の考えが浮かんだ。
ポールは今、お母さんに向けて歌っているのではないのだろうか、ということだ。
14歳で母を亡くしたポールは、ギターを手に入れ、悲しさを紛らわすように音楽
に没頭するようになったという。そして出来た曲が、この歌なのだ。
ちょうどこの日の午前中に、ポールが少年時代を過ごしたフォースリン・ロード
の家を見学した。
40年以上前、あの狭い自分の部屋で一生懸命ギターを練習するポールの姿を想像
した。
「リトル・ガール」は、お母さんのことなのかもしれないな、と思う。

歓喜の渦と大きな花火とともに、コンサートは終わった。

コンサートの翌日、ロンドンのパブで呑んでいる時に出た話だ。
ポールはもうすぐ61で、でもあんなに元気だし声もすごく良く出るし、3時間
近くも何万人ものファンを熱狂させるコンサートを世界中を回ってやっている。
特に昨日のリヴァプールはものすごいコンサートだった。信じられない、これは
いったいどういうことなのだろう、という疑問がみんなの口から出て、ああでも
ないこうでもないと、その場は盛り上がった。
確かに、とても人間わざとは思えない。
いや、あのステージの上のポールを、我々と同じ人間だと思ってはいけないのだ、
たぶん。
あれは、イリュージョンなのだ。
ポール本人に、ファンタスティックなポップ・ソングと、我々ファンの巨大な思
い入れを投影して創り出された、イリュージョンなのだ。
そして今回はもうひとつ、リヴァプールというマジカルなファクターが加わって
いたわけだから、もうほとんど奇跡と言っていいようなコンサートだったのかも
しれない。

ん?奇跡? 
奇跡かあ…ポールに大笑いされてしまいそうだな、こんなこと言ってると。

(「リヴァプール・ニュース」第105, 107, 108号に掲載)

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo667.html ≫


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▽スカウスハウス・ニュース
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***  Beatleweek 2017 スカウスハウス・ツアー:参加者募集中! ******

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されています。毎年好評のオプショナル・ツアーももちろんやります。
この夏、ぜひリヴァプールでお会いしましょう!!
 http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2017.html 


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神戸元町・南京町の「よみうり文化センター」で、スカウスハウス代表・山本和
雄が講師を務める『THE BEATLESと英国リヴァプールを愉しむ』講座が開講中で
す。
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スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポートして
います。リヴァプールでは、16年目となった「リヴァプール・ビートルズ・ツ
アー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ&
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(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予約も承
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イギリス旅行の際にはぜひご利用ください。
 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm 


*** スカウスハウス通販 ******

ビートルズをはじめとする「英国盤レコード」の通販です。
リヴァプールで仕入れたレコードばかり。レア盤けっこうあります。
オーダーをいただけるとうれしいです!
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***  PLAY AT THE CAVERN! ******

スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをアレ
ンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。
ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページをご
覧ください。
ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏
する」という夢をぜひかなえてください!
 http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン
ジしています。ロンドンには「ポールゆかりのレストランでランチ」という新企
画も登場。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧くだ
さい。
 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▼今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

「今週のフォト・アルバム」では、2003年にリヴァプールで行われたポール・
マッカートニーの里帰りコンサートの写真をご覧いただけます。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo667.html 


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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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       *** 隔週火曜日発行 ***


□■ 第667号 ■□

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