June 06 2017, No.669
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
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 ▽フロム・エディター
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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イギリスから帰ってきました!
まずリヴァプール、つぎにロンドン、それからちょろっと湖水地方に寄って、最
後にふたたびリヴァプール、の10日間の旅でした。
びっくりしたのは暑さです。5月下旬のイギリスはすっかり夏でした。毎日が
光にあふれ、風がとても気持ちよかったです。昼間はTシャツでじゅうぶん。公
園ではたくさんの人が日光浴に励んでいましたよ。

いちおう仕事だったのですが、アンフィールドではリヴァプールFCの今シーズ
ン最終戦を観戦(3-0で勝利。来季のチャンピオンズリーグ出場が決定!)し、
ロンドンではエリック・クラプトンのロイヤル・アルバート・ホール公演を鑑賞、
そして旅の最終日には「リヴァプール・ロックンロール・マラソン」を走るとい
う、イヴェントざんまいの日々。そのあいだにもあちこちの観光スポットを訪ね
まわったり、ちょっとぜいたくな食事をしたりと、おそろしく充実したツアーに
なりました。何もかもがほんとにうまく行って、いま振り返ってもニンマリして
しまいます。

ただ、ハッピーなことばかりではありません。
ちょうど英国滞在中、マンチェスターではいたましいテロ事件が起きてしまいま
した。
日本からは我々のことを心配する連絡がいくつも届いて、「ああ向こうでは大き
なニュースになっているんだなあ」ということはわかったのですが、気をつけて
と言われてもテロなんて気をつけようがないし、ホテルに閉じこもっているわけ
にも行かないし、もちろん予定を切り上げて帰国することもできません。それに
よく考えるとテロにあう可能性よりも交通事故とかにあう可能性の方がよっぽど
高いんじゃないかという気もするし、ならば特別に気にすることもないかと普通
に毎日を過ごしていたのですが、そういう態度はもしかすると日本でニュースを
見ている人たちには不思議に思われたかもしれません。「のんきなもんだな~」
なんて言われたりしてたようです。

でもですね、イギリスの人たちだって、まったく普段どおりでしたよ。ぜーんぜ
ん慌てた様子はなかったです。
事件の数日後、マンチェスターのスタジアムで、人気バンドのコンサートがキャ
ンセルされることなく行われたことがTVのニュースで報じられていました。
人々は、テロに萎縮することなくスタジアムを満員にしたのです。萎縮するどこ
ろか、こぞって集まり、マンチェスター健在をアピールしたのです。
会場でインタビューに答えていた労働者風の男性の言葉がカッコよかったです。

You've got to live your life.
自分の人生を生きなきゃ。

ですよね。まったくそのとおり。
テロが起きようが、何があろうが、自分を曲げる必要はないのです。もちろん曲
げなきゃいけない時は自分で曲げればいいわけですが、他の人や物のために曲げ
てしまっては、自分の人生を生きていることにはならない、のではないかと僕は
思います。

事件の6日後の5月28日。
マンチェスターとリヴァプールで、マラソンレースが予定どおり開催されました。
ランナーの数は、あわせて5万人。ごまんにん、ですよ。すごい数ですよね。僕
もそのひとりです。リヴァプールで走りました。
スタート前にテロ犠牲者への黙祷が行われたので、走っているあいだずっととい
うわけではないけれど、彼女たちのことを思いながらのランニングになりました。
生きているのは、生きて走ることができるのはしあわせなことなんだなあと感謝
しつつ、重くて止まりそうな足をがんばって動かし続けました。「自分の人生を
生きてるんだぞ」という実感もあったかな。でも、やっぱりマラソンってキツい
ですよね。どこで走ってもそれは同じ。

「もうやだ、しんどい、止まりたい。でも止まっちゃいかん、走らねば。でもも
うだめだ。あかんあかん、あきらめるな。だって足がいたいんだもん。そもそも
なんでオレは走ってるんだろ・・・」
などなど、いつものことだけど、心の中でこういった葛藤がえんえんと続くので
す。まるでセルフ禅問答。

とかなんとかやっているうちに、ついにゴール前にたどり着きました。マージー
河のそばのプロムナードです。
たくさんの地元の人たちが花道をつくって迎えてくれています。その中を歓声に
つつまれながら走るのは、うれしいやら恥ずかしいやら。まるでセレモニーです。
でもせっかくだからと思って、みんなと元気にハイタッチをして、ゴールライン
をまたぎました。めちゃ感激でした。まさに「生きててよかった」です。

記録的にはダメダメで、目標タイムには遠くおよばなかったけれど、いままでで
いちばん嬉しいゴールでした。最後まであきらめずにベストを尽くした、という
達成感もありましたよ。つべこべ言わずに(言ったけど)自分の持っているもの
はぜんぶ出し切ったゾ、と胸を張りたい気分でした。

ひと息ついてビールを飲みながら(ゼッケンにビヤチケットがついているのだ)、
ポケットのiPhoneを取り出して、自分の走行記録をチェックしてみました。
ほぼ最初から脚はガクガク、20キロあたりからはボロボロだったはずなんだけど、
1キロごとのラップは意外や意外、実感とはまるで反対に、最初から最後まで信
じられないくらいにいいタイムを刻んでいました。完璧に自己ベストペースです。

「れ? なのになんで完走タイムはあんなに遅かったんだろう?」

もういっかい記録を確認すると、にゃんと、総走行距離は「46.68キロメートル」
と出ているではないですか。GPSの計測だから正確なはず…だよね?
ご存じのように、マラソンというものは、42.195キロメートルを走るものです。
ちょっとくらいオーバーするのは普通だけれど、4キロ半も余計に走らせちゃイ
カンでしょう。いくらなんでもこりゃひどい。かんべんしてよぉ~。

・・・と嘆いていたら、となりにいたさおりちゃん(リヴァプール在住)がニッ
コリ笑ってひとこと。
「それってとってもリヴァプール」

・・・うん、ほんとだ。

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「今週のフォト・アルバム」では、先月にリヴァプールとロンドンで撮ってきた
写真を紹介します。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo669.html 

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来月の『KEIBOKU書道展ツアー』にあわせての渡英ライヴとなります。グレース
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書道展ツアーは7月24日から30日の8日間。
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神戸元町・南京町の「よみうり文化センター」で、スカウスハウス代表・山本和
雄(僕です)が講師を務める『THE BEATLESと英国リヴァプールを愉しむ』講座
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毎月第1・第3水曜日の午後7時からの90分。本やインターネットでは知るこ
とのできないディープな内容ばかりですが、なぜかマニアにも初心者にも好評な
んですよね(自分で言うな)。蔵出し映像や貴重レコード音源も楽しめるのもお
トクです(プレイヤーとアンプ、新調しました)。講座のあとには二次会あり。

入会は随時受付中ですので、ご興味のあるかたはぜひお気軽にご参加ください。
お近くのかたも、お近くでないかたも、ぜひ!
 http://www.oybc.co.jp/event_kobe/detail_11519 

よみうり神戸文化センター作成のリーフレット画像はこちらから。
 http://scousehouse.net/ycc/2016autumn.html 

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この夏、ぜひリヴァプールでお会いしましょう!!
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                         ― Kaz(06/06/2017)


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▼スカウスハウス・ニュース
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NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
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お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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*** 今週のフォト・アルバム ******

「今週のフォト・アルバム」では、先月にリヴァプールとロンドンで撮ってきた
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       *** 隔週火曜日発行 ***


□■ 第669号 ■□

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