September 19 2017, No.675
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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NLW No.675です。
いきなりですが、訂正を。
前号のこの欄で、来年の「インターナショナル・ビートルウィーク」について、
こう書きました。

> 来年のビートルウィークは、8月24日から27日の、4日間の開催となります。
> 金、土、日、月(祝)です。
> これまでは7日間でしたが、最初の2日と最後の1日をカットして、少しコン
> パクトになります。

これ、大きな間違いでした。ごめんなさい。
来年も、これまでと同じく、1週間・7日間の開催です。
期間は2018年8月22日から28日。バンクホリデイ・マンデイをはさんでの水
曜日から火曜日ですね。おなじみの日程です。

主な変更事項としては、月曜日に開催していたシアター・ショウがなくなること
と(金曜日・土曜日はこれまでどおり開催)、木曜日と火曜日に行っていたキャ
ヴァーン・ライヴ・ラウンジでのチケット・ショウ(特別企画だったり、有名
アーティストを招いてのライヴだったり)がカットされること、この2点のみ
です。
そのほかは例年どおりとなるので、全体的に見ればほぼ同じ、「なあんだほとん
ど変わりないじゃん」です。
木曜日と火曜日のライヴ・ラウンジの空いた時間には一般の(というか)ビート
ルズ・バンドのギグがセットされます。

と、いうわけで、今年のはじめからアナウンスされていた「ビートルウィークの
サイズダウン」は、結局ごくごく最小限、わざわざ断るほどでもないんじゃない
かというくらいのマイナー・チェンジに落ち着きました。

ちょっと言い訳を。
僕は多少、主催側の事情を知る立場にあって、前号この欄で書いた「4日間に縮
小」というのは複数の関係者からのほぼオフィシャルな情報だったのです。
ところが、今年のビートルウィーク期間中、どうやら土壇場でどんでん返しが
あり、日曜日のコンヴェンションでの正式発表直前に「やっぱり1週間開催に」
となったようです。
自分のバンドのギグのため、僕はその発表の場には出席できず、「4日間」と信
じたままで、帰国後すぐのNLWにそのまま載せてしまったというわけです。同じ
く仕事で発表会場に居合わせなかった主催側スタッフも、あとになって知らされ
たようです。おいおーい。
でもまあとにかく、ハッピーなところに落ち着いてよかった、よかった。めでた
し、めでたし、です。

来年の日本代表バンドの募集もそろそろ準備スタートです。
今年はビートルウィーク期間中、4バンドで合計36本(だったかな)のギグを
やりました。
僕はそのほとんど、おそらく90%以上に立ち会ったのですが、今年ほどそれが
苦にならなかったことはないです。4バンドの演奏を合計でおよそ26時間くら
い(…って、あとから考えるととんでもない量だ)観た計算になるわけで、同じ
バンドの同じ演奏を何度もなんども観て聴いてるとちょっとくらいはウンザリな
気分になるものだけど、不思議と「飽きたな~」とか「退屈だな~」とかは思わ
なかったんですよね。あくびも例年よりずっと少なかった……かな。それほどど
のバンドも集中力のあるパフォーマンスをしてくれたということでしょう。どの
ギグもしっかり盛り上がったのがその証拠。
来年もできれば4バンドをエントリーしたいと考えています。来月中に募集を開
始します。「我こそは」というバンドは、今からオーディション用のライヴDVD
の用意をしておいてくださいね。

今年のビートルウィーク出場バンドは、さっきプログラムをざっと数えたところ、
65組でした(ソロ・アーティストを含む)。
自分のバンドのサポートで手いっぱいでほかのバンドをチェックする余裕はぜん
ぜんないのですが、たまたま会場でちらっと目に耳にしたバンドの中には、これ
までになかったようなニュータイプがいくつも出現していて、びっくりしてしま
いました。

スペインのジャズ・トリオ「3Q3」、ヤング・メキシカンの「Las 4 Melenas」、同
じくボーイズバンドでウォルバーハンプトンから来た「The Icon」、ドイツの可
愛らしい女性「Stefanie Hempel」、コスタ・リカのスーパーバンド「DTOUR」、
チェコからは20人(…って多すぎだろ!)の大所帯バンド「The Boom Beatles
Revival Band」、などなど。観れなかったけど、ほかにもニューフェイスが何組
もエントリーしていました。

去年初登場でいきなりトップクラスの人気バンドになったスペインの「The
Funkles」には大きなステージが用意されていました。彼女たちのファンキーな
サウンドは何度聴いても新鮮です。僕の好きなブラジルの「The Calangles Rock
Band」は今年も毎ステージ完全燃焼で特にドラマーは毎回5リットルくらいの汗
を撒き散らすフルスロットルでの熱演でした(心臓だいじょうぶかな)。おなじ
みアメリカのスーパーバンド「The Tearaways」は今回、あのブロンディのオリ
ジナル・ドラマーClem Burkeをメンバーに加えてビートルウィークに臨み、各
ステージで熱狂の渦を巻き起こしていました(楽屋で会ったクレムさん、めちゃ
フレンドリーでした)。今や世界的なバンドとなったアルゼンチンの「Nube 9」
のステージは残念ながら一度も観ることができなかったけれど(めちゃ悔しい)、
オフステージで会ったLucrecia嬢はやはりこの世のものとは思えない美しさで
した。いや、前よりもきれいだったような…。

……とまあ、ビートルウィークの出場バンドは、今たいへんなことになっている
のです。新しいジェネレーションのバンドが次々と登場して新しいサウンドと独
自のアレンジでビートルズを表現し、以前からのビッグネームたちも立ち止まら
ずに前進しようとしているのです。クォリティとバリエーションのレベルは過去
最高といってもいいでしょう。「ビートルズは生きていて、ビートルズ・ミュー
ジックは進化している」。それをフィジカルに感じることができるのが、今の
ビートルウィークなのです。そしてその進化は年々加速しているように、僕には
思えます。
来年はどんなことになっているんだろう??

ええと、僕が講師を務める「The Beatlesと英国リヴァプールを愉しむ講座」で
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毎月第1・第3水曜日の午後7時から90分間、場所は神戸・元町チャイナタウ
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「今週のフォト・アルバム」では、先週に続いて、「ビートルウィーク2017」で
撮ってきた写真を紹介します。
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                         ― Kaz(19/09/2017)

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毎月第1・第3水曜日の午後7時からの90分。本やインターネットでは知るこ
とのできないディープな内容ばかりですが、なぜかマニアにも初心者にも好評な
んですよね(自分で言うな)。蔵出し映像や貴重レコード音源も楽しめるのもお
トクです(プレイヤーとアンプ、新調しました)。講座のあとには二次会あり。

入会は随時受付中ですので、ご興味のあるかたはぜひお気軽にご参加ください。
お近くのかたも、お近くでないかたも、ぜひ!
 http://www.oybc.co.jp/event_kobe/detail_11519 

よみうり神戸文化センター作成のリーフレット画像はこちらから。
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▽今週のフォト
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「今週のフォト・アルバム」では、「ビートルウィーク2017」で撮ってきた写真
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