October 17 2017, No.677
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■ *** http://scousehouse.net/ *** □■ INDEX ■□ ▽フロム・エディター ▼連載:「おぼえがき:ビートルウィーク2016」(8) ▽「ビリ講」アーカイブ ▼スカウスハウス・ニュース ▽今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽フロム・エディター ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ 先々週末、僕の住む地域で「秋祭り」が開かれました。 1年前のこの欄にも書きましたが、僕は祭りの「元綱」メンバーに入れてもらっ ています。 去年は思い切って「獅子舞」にチャレンジしたものの、残念ながら1ヶ月間の 稽古の成果をじゅうぶんには発揮できず、ちょびっと不本意な結果に終わってい たのでした。 そのリベンジをしなくては! ということで、今年もやったんですよ、ししまい。 やっぱり1ヶ月前から稽古に入ったのですが、去年学んだことをすっかり忘れて しまっていて愕然とする立ちあがりでした。やっているうちになんとな~く思い 出してきてちょっとは安心したものの、10分近い長丁場の演目を回しきる自信ま ではなかなか…。 ところがここから大逆転。祭りの1週間前くらいに突然、去年はまるでつかめな かった「足運びのコツ」のようなものが、まるで祭りの神様の啓示のように (オーバーだな)降りて来たのです。僕に。 「よっしゃ~これでだいじょうぶ!」です。去年とは違うオレ。余裕しゃくしゃ くで本番に臨むことができたのでした。 ところが、です。その本番では肝心の「足運びのコツ」を使うのをコロッと忘れ ていていきなりちょっと失敗。でもすぐに修正して無事に回し終えられたし全体 的には去年よりずっと良かったしベテランのかたにもほめてもらえたしなのです が、やっぱり釈然としないというか、ちょっと悔いが残ってしまった……。 当初の予定では僕の出番はそこまで。お役御免のはずだったのですが、「このま まじゃ終われない~」と無理を言ってお願いして、次の場所でもう1回やらせて もらうことに(リベンジのリベンジ!)。そして今度こそちゃんと、完璧に(当 社比ね)回すことができて、やったぜイエイ! めでたしめでたしです。 いやあほんと、超気持ちよかったです。ビールが美味しかった~! というわけで、来年もがんばります。秋祭りって楽しいですね。日本人でよかっ たな~とつくづく思います。 ● ● ● 今回より新コーナー「『ビリ講』アーカイブ」を作りました。 僕が月2回神戸でやっている『THE BEATLESと英国リヴァプールを愉しむ』講座 の記録や、お知らせを掲載して行きます。 どんなテーマの講座でどんなことを話したか、どんなレコードを聴いたかなど、 記録を残しておかないと自分で忘れてしまうんですよね。まあ備忘録のようなも のなのですが、それをわざわざNLW誌上でやるのは、そりゃあもちろん、「こん なことやってます」というアピールもしたいからで……受講生がばんばん増える といいな~。 ● ● ● <CLチケットあります> スカウス・ハウスでは、11月1日にアンフィールド・スタジアムで行われるチャ ンピオンズリーグ・マッチチケットを確保しています。 ご希望の方は、info@scousehouse.net まで、お早めにお問い合わせください。 メールタイトルは「CLチケット問い合わせ」とし、本文でお名前とメールアド レスをお書きください。折り返しお返事いたします。 チャンピオンズリーグ<LFC vs Maribor> 11月1日・アンフィールド 座席:ダルグリッシュ・スタンドKLブロック 6列 枚数:1枚のみ ● ● ● <スカウスハウス通販:UK盤レコード> レコード・コレクターのみなさん、お待たせしました! スカウスハウス通販の英国盤レコードを更新しました。まずはシングル&EPの新 入荷分をアップしています。LPはもう少しお待ちください。今夏リヴァプール で仕入れたアイテムばかりです(レア盤けっこうあります)。オーダーをいただ けるとうれしいです! http://scousehouse.net/shop/records2017.html ● ● ● <Beatleweek 2018:出場バンド募集!> スカウス・ハウスでは、2018年のインターナショナル・ビートルウィークに、 日本代表として出場するビートルズ・トリビュート・バンドを募集します。 出場を希望されるバンドは、info@scousehouse.net までご連絡ください。メー ル件名は「BW18バンドエントリー」とし、本文には、バンド名と簡単なプロ フィール、代表者のお名前・住所・電話番号・PCメールアドレスをご記入くださ い。 お問い合わせをいただいてから2日以内に、Eメールで募集要項を添付送信いた します(募集要項の内容をご検討のうえ、あらためてお申込みください)。 ※募集締め切りは10月20日(金)です…が、募集延長するかも。 ― Kaz(17/10/2017) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼連載:「おぼえがき:ビートルウィーク2016」(8) ――――――――――――――――――――――――――――――――― NLW □ 「おぼえがき:ビートルウィーク2016」 / Kaz ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo677.html ≫ <8月27日(土)> 4時半。 さおりちゃんとリヴァプール・セントラル・ライブラリーへ。 パティ&ジェニー・ボイドのサイン会があるのだ。 去年(2015年)初めてビートルウィークにゲスト参加したパティ。2年連続でリ ヴァプールにやってきてくれたのだ。コンヴェンションでのサイン会は長蛇の列 になること必至で、そのためか今年は前日に別会場でのサイン会が追加セッティ ングされた…のだと思う。いずれにしても明日のコンヴェンションでは僕にはほ とんど時間がないので、この日この時間、まさに日本のバンドのギグの合間を縫 うようにパティのサイン会が開催されるというのはなんという幸運。ほんっとに ありがたい。 初めて会うパティは、まったくもって70歳代とは思えない、奇跡のようなかわ いさだった。永遠のアイドルである。妹のジェニーも知的な美人で、とても愛想 がいい。できればいろいろお話したかったけれど、「日本にも来てくださいね」 というのが精いっぱい。後ろにはたくさんのファンが順番を待っているのだ。 さおりちゃんはパティの本『ワンダフル・トゥデイ: パティ・ボイド自伝』(シ ンコーミュージック)を持参していて、それにサインをもらっていた。かなり分 厚い本だけどしっかり読んでいて、とても面白かったと言っていた。さおりちゃ んは勉強家なのだ…って、感心している場合ではない。僕も読まなくちゃ。 そのあとは由緒あるセント・ジョージズ・ホールへ。 聖ジョージ・ホールでの『トリビュート・トゥ・ジョージ』コンサートである。 完全ソールドアウトのビッグ・イヴェントで、さおりちゃんのチケットがないの が心配だったが、エントランスにいたデイヴさんとジョージさんに挨拶をするだ けで済んだ。僕のチケットすら見せる必要がなかった。 「さすがカズさん、顔パスでしたね~」とさおりちゃん。にゃは。 3時半スタートのショウで、僕らがホールに入ったのは5時を回っていたから、 もう終盤だった。ステージではクレイグ・マッゴウン率いるトリビュート・バン ド「ダーク・ホース」が演奏していた。「アート・オブ・ダイイング」、「アウェ イティング・オン・ユー・オール」、「ビウェア・オブ・ダークネス」、「レット・ イット・ダウン」…。『オール・シングズ・マスト・パス』収録のナンバーばか りだ。ほとんど完璧なコピーで、まるでジョージのコンサートに居合わせている ような気分。とうぜん会場は異様なくらいに盛り上がった。 途中、バックステージに顔を出すと、出番の終わったキャヴァーン・クラブ・ ビートルズのメンバーと、キャヴァーンのダイレクター、ジョン・キーツがいた。 ジョンに頼んで、ステージの後ろから写真とビデオを撮らせてもらう。 フィナーレはやはりこの曲、「マイ・スウィート・ロード」。キャヴァーン・クラ ブ・ビートルズのメンバーやハレ・クリシュナの人たちがステージに上がって、 「ハーリクリシュナ、ハーリクリシュナ、クリシュナクリシュナ、ハーリハー リー、ハーリハーリ、ハーリラーマ、ハーリラーマ、ハーリルーヤ、ハーリルー ヤ、ハーリクリシュナ、ハーリクリシュナ、クリシュナクリシュナ、ハーリハー リー……」のマントラ・コーラス。美しくて華やかで、天上の世界に連れて行か れるような高揚感と幸福感。感動的なエンディングだった。「このコーラスが永 遠に続けばいいのに」と願ってしまう。 終演後のロビーでは、プラブパーダ師の写真が飾られ、ハレ・クリシュナの人た ちが演奏をしたり、布教のためのフリー・ブックを配っていた。本は『チャン ト・アンド・ビー・ハッピー ザ・パワー・オブ・マントラ・メディテーショ ン』というタイトルで、小さなペーパーバックなのだけど、中にはジョージや ジョン&ヨーコの非常に珍しい写真も掲載されていてびっくり。ジョージはこの 本の序文も書いているのだった。その中には、こんな一文が含まれている。 「神は無限であり、たくさんの名前を持っている。アラーもブッダもエホバも ラーマも、すべてはクリシュナで、すべてはひとつなのだ」 (つづく) ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo677.html ≫ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽「ビリ講」アーカイブ ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ 『THE BEATLESと英国リヴァプールを愉しむ』講座・アーカイブ ------------ 【第24回(2017.09.20)】 テーマ:「ジョージ・マーティン特集」 ジョージ・マーティンとグーン・ショウ、ピーター・セラーズ、ディック・ ジェイムス、マット・モンローのこと、など。 レコード試聴:「You Keep Me Swingin'(LP『SONGS FOR SWINGIN' SELLERS』よ り)」 Fred Flange and Peter Sellers(Fred FlangeはMatt Monroの変名)、 「Yesterday」「Just Yesterday」Matt Monro、「Sing A Song Of Beatles With Dick James」(AB面)、「Time Beat」「Waltz In Orbit」Ray Cathode(George Martinの変名)、「Bad To Me」「I Call Your Name」「I'll Keep You Satisfied」Billy J Kramer & The Dakotas、「I Call Your Name」「Slow Down」「Matchbox」The Beatles 2次会:ニューミュンヘン神戸元町店 3次会:ジャンカラ元町駅前2号店 【第25回(2017.10.04)】 テーマ:「なぜビートルズのデビュー曲はLove Me Doでなければならなかったの か? パート2」 1年前にとりあげたテーマの第2弾。前回はバンド(ビートルズ)側に焦点を あてての考察でしたが、今回はレコード業界側の都合や思惑を深く追求。マー ク・ルイソン先生の『ビートルズ史〈誕生〉』(河出書房新社)で明かされた新 事実や驚きの裏事情を交えて、「マイ・ボニー」英国リリースから「ラヴ・ ミー・ドゥ」発売までを時系列で俯瞰してみました。 レコード試聴:「Love Me Do」「P.S. I Love You」The Beatles、『RUBBER SOUL (A面)』英国盤&インド盤・聴き比べ 2次会:ピンチョス元町エビス <次回予告> 第26回講座(10月18日)では、「ビートルズのインド盤・聴きたおし大会」を やってみたいと思っています。 持参するレコードは『ラバー・ソウル』『サージェント・ペパー』『パイプス・オ ブ・ピース』『ダブル・ファンタジー』など。 時として英国オリジナル盤よりも素晴らしいサウンドを鳴らす、独特の音世界を 持つインディアン・プレッシングの不思議な魅力にひたってみましょう! ------------------------------------------------------------------------ 神戸元町・南京町の「よみうり文化センター」で、スカウスハウス代表・山本和 雄が講師を務める『THE BEATLESと英国リヴァプールを愉しむ』講座が開講中で す。 毎月第1・第3水曜日の午後7時からの90分。本やインターネットでは知るこ とのできないディープな内容ばかりですが、なぜかマニアにも初心者にも好評な んですよね(自分で言うな)。蔵出し映像や貴重レコード音源も楽しめるのもお トクです(プレイヤーとアンプ、新調しました)。講座のあとには二次会あり。 入会は随時受付中ですので、ご興味のあるかたはぜひお気軽にご参加ください。 お近くのかたも、お近くでないかたも、ぜひ! http://www.oybc.co.jp/event_kobe/detail_11519 よみうり神戸文化センター作成のリーフレット画像はこちらから。 http://scousehouse.net/ycc/2016autumn.html ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼スカウスハウス・ニュース ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** ビートルズ&リヴァプール講座 ****** 神戸元町・南京町の「よみうり文化センター」で、スカウスハウス代表・山本和 雄が講師を務める『THE BEATLESと英国リヴァプールを愉しむ』講座が開講中で す。 毎月第1・第3水曜日の午後7時からの90分。本やインターネットでは知るこ とのできないディープな内容ばかりですが、なぜかマニアにも初心者にも好評な んですよね(自分で言うな)。蔵出し映像や貴重レコード音源も楽しめるのもお トクです(プレイヤーとアンプ、新調しました)。講座のあとには二次会あり。 入会は随時受付中ですので、ご興味のあるかたはぜひお気軽にご参加ください。 お近くのかたも、お近くでないかたも、ぜひ! http://www.oybc.co.jp/event_kobe/detail_11519 よみうり神戸文化センター作成のリーフレット画像はこちらから。 http://scousehouse.net/ycc/2016autumn.html *** 大好評! 現地ビートルズ・ツアー ****** スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポートして います。リヴァプールでは、16年目となった「リヴァプール・ビートルズ・ツ アー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ& 名所観光」、「伝説のカスバクラブ・ツアー」をご用意。「現地英語ツアー (Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予約も承 ります。 ロンドンのビートルズ名所を訪ねる「ロンドン・ビートルズ・ツアー」も大好評。 イギリス旅行の際にはぜひご利用ください。 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm *** スカウスハウス通販:UK盤レコード ****** レコード・コレクターのみなさん、お待たせしました! スカウスハウス通販の英国盤レコードを更新しました。まずはシングル&EPの 新入荷分をアップしています。LPはもう少しお待ちください。今夏リヴァプー ルで仕入れたアイテムばかりです(レア盤けっこうあります)。オーダーをいた だけるとうれしいです! http://scousehouse.net/shop/records2017.html *** PLAY AT THE CAVERN! ****** スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをアレ ンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。 ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページをご 覧ください。 ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏 する」という夢をぜひかなえてください! http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html *** 原稿募集中 ****** NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。 旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英 国に関するものなら何でも歓迎です。 お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** 今週のフォト・アルバム ****** 「今週のフォト・アルバム」では、連載「おぼえがき:ビートルウィーク2016」 の写真を紹介しています。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo677.html ■ NLW ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *** 隔週火曜日発行 *** □■ 第677号 ■□ ◆発行 SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス) ◇編集 山本 和雄 ◆Eメール info@scousehouse.net ◇ウェブサイト http://scousehouse.net/ ◆Facebook http://www.facebook.com/scousehouse.net ◇お問い合わせフォーム http://scousehouse.net/liverpool/form.html ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお聞かせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行しています。配信 の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイトからどうぞ。 ◆まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065878.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 無断での転載を禁じます。 Copyright(C) 2001-2017 Scouse House |