December 12 2017, No.681
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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NLW No.681です。
ええと、この2週間、僕のまわりではいろいろな出来事がありました。
おもなものをざっと書き出してみると、新聞に写真が載ったり(悪いことをした
わけではないっす)、ローカルのTVでインタビューが放送されたり(僕は見てな
い…見たくなーい!)、チャリティ活動の音頭をとったり(けっこう集まりまし
た)、ヴィッセル神戸のリーグ最終戦を観に行ったり(試合も応援もエスパルス
に完敗してしまった…)、父親が死んだり、たこフィル(明石フィルハーモニー
管弦楽団)のクリスマスコンサートを聴きに行ったり(ラデツキー行進曲!)、
エーちゃんの大阪城ホール2 Daysに連日通ったり・・・

ふだんはわりに静かで地味な日常を送っているので、こうアンユージュアルなイ
ヴェントが続くと、なんだか現実でないような、時間軸がちょっとずれたような
へんな感覚で、目が回っちゃたのかな、ちょっと今ぼんやりしています。
・・・いや、ちがうかな、たぶん嘘です。いくつかイヴェントが続いたくらいで
はこんな虚脱状態にはならない。やっぱり、父親が死んでしまった、というのが
大きいんだろうな、と思います。
11年か12年前に短い時間会ったのが最後で、言葉を交わしたのもそれっきり。
ずっと長いこと疎遠で、親子らしい間柄だったのは小学生くらいまでさかのぼら
なければならないほど。自分で言うのもおかしいですが、親子断絶のモデルのよ
うな関係でした。

このまま二度と会えないかも、という覚悟はあったんだけど、実際にそうなって
みると、やっぱり虚しさはあります。後悔もあります。
生きているのと死んでいるのとでは大違いですよね。もう謝ることも、お礼を言
うことも、できません。「取り返しのつかないことをしてしまった」という負い
目とともにこれから生きていかなくちゃいけないのかと思うと、気が重いです。
ボーイ、ユゴナキャリーザットウエイト、キャリーザットウエイト・フォーア・
ロングタイム、か…。

で、先週末のエーちゃんです。
年齢のことはあまり言いたくないんだけど、68歳にして、圧倒的なスケールと
迫力のライヴでした。ゴリッゴリのロックンロールにずしんと胸に響くバラー
ド。もう声が出るでる、出るなんてもんじゃないです。マイクがボンっと割れる
んじゃないかってくらいの爆発的なヴォイス。シビレました。どんなノドしてる
んだ??

コンサートの途中、ふと思いました。もうかれこれ30年以上、エーちゃんの背
中を見て生きてきたんだなあ、と。あそうか、エーちゃんが自分にとって父親の
ような存在だったんだな、「心のおやじ」だったんだな、と。
尊敬とか崇拝とか依存とかの対象ではなくて、同じ人間として、男として、どん
なふうに生きればいいか、エーちゃんの背中に教えられてきた30年だったよう
な気がします。

今年は初めて、息子を連れて行きました。9歳のチビ助が横にいて、目の前で
「心のおやじ」が熱唱している。あ、これ、なんかいいなあ、と思いました。
もちろんタオルも投げましたよ、親子で。大阪城ホールの天井に向けて、思いっ
切り、バーンと。

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2017年のNLWは、今号を最終とさせていただきます。
1年間、ご購読ありがとうございました。

新年号は1月9日に発行予定です。
みなさん、よいクリスマスとお正月を。

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<Beatleweek 2018出場バンド:第3次募集のお知らせ>
第3次募集です!
スカウス・ハウスでは、2018年のインターナショナル・ビートルウィークに、
日本代表として出場するビートルズ・トリビュート・バンドを募集します。
出場を希望されるバンドは、info@scousehouse.net までご連絡ください。メー
ル件名は「BW18バンドエントリー」とし、本文には、バンド名と簡単なプロ
フィール、代表者のお名前・住所・電話番号・PCメールアドレスをご記入くださ
い。
お問い合わせをいただいてから2日以内に、Eメールで募集要項を添付送信いた
します(募集要項の内容をご検討のうえ、あらためてお申込みください)。
※募集締め切りは12月17日(日)です。

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<UK盤レコード:ブリティッシュ・ロック!>
「スカウスハウス通販・英国盤レコード」に、「ブリティッシュ・ロック」コー
ナーができました。ザ・フー、レッド・ゼッペリン、ザ・キンクス、そしてザ・
ローリング・ストーンズのデビュー・アルバムがそろって登場。ぜんぶUKオリ
ジナル盤です!
「ビートルズ」「ビートルズ(ソロ)」「シングル&EP」コーナーも、まだまだい
いのが残っています。
オーダーをいただけるとうれしいです!
 http://scousehouse.net/shop/records2017.html 

                         ― Kaz(12/12/2017)


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▼「ビリ講」アーカイブ
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『THE BEATLESと英国リヴァプールを愉しむ』講座・アーカイブ ------------

【第29回(2017.12.06)】
テーマ:「1997年のポール・マッカートニー」第3回+ジョージ・ハリスン追悼
 前半で『モントセラット島救済コンサート』DVD後半部分を観賞。1997年9月
 にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された、ジョージ・マー
 ティン企画のチャリティ・コンサートで、ポールをはじめカール・パーキンス、
 フィル・コリンズ、スティング、エリック・クラプトン、エルトン・ジョンら
 が出演。最後は全員による「カンサス・シティ~ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ」で
 大団円でした。僕は当時、いちばん上のバルコニーで立ち見で観ていました。
 ポールの演奏中にぐるぐる走りまわったのを昨日のことのようにおぼえていま
 す。あれから20年も経ったなんて!
 後半はジョージ・ハリスン追悼特集。2001年11月29日が命日でした。ジョン
 の命日と近いせいで割りを食っているのか、意外とスルーされがちですが、ビ
 リ講ではちゃんとおさえました(去年は忘れてました)。まず「リヴァプール・
 エコー」紙追悼特集号を見てもらって、そのあとでジョージの大傑作アルバム
 『クラウド・ナイン』(英国プレス盤)を全曲観賞しました。このアルバムの
 リリースは1987年11月。ちょうど30年というタイミングでした。

DVD試聴:『MUSIC FOR MONTSERRAT』
レコード試聴:『CLOUD NINE』George Harrison
2次会:なし

<次回予告>
第30回講座(12月20日)では、「1997年のポール・マッカートニー」の第4回
を。ポール2作めのクラシック・アルバム『スタンディング・ストーン』を紹介
の予定。
それからちょっと日にちは過ぎてしまったけれど、ジョン追悼特集ということで、
ジョンのレコードを聴く時間も設けたいと考えています。どれをかけようかな。

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神戸元町・南京町の「よみうり文化センター」で、スカウスハウス代表・山本和
雄が講師を務める『THE BEATLESと英国リヴァプールを愉しむ』講座が開講中で
す。
毎月第1・第3水曜日の午後7時からの90分。本やインターネットでは知るこ
とのできないディープな内容ばかりですが、なぜかマニアにも初心者にも好評な
んですよね(自分で言うな)。蔵出し映像や貴重レコード音源も楽しめるのもお
トクです(プレイヤーとアンプ、新調しました)。講座のあとには二次会あり。

入会は随時受付中ですので、ご興味のあるかたはぜひお気軽にご参加ください。
お近くのかたも、お近くでないかたも、ぜひ!
 http://www.oybc.co.jp/event_kobe/detail_11519 

よみうり神戸文化センター作成のリーフレット画像はこちらから。
 http://scousehouse.net/ycc/2016autumn.html 


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▽スカウスハウス・ニュース
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*** 大好評! 現地ビートルズ・ツアー ******

スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポートして
います。リヴァプールでは、17年目となった「リヴァプール・ビートルズ・ツ
アー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ&
名所観光」、「伝説のカスバクラブ・ツアー」をご用意。「現地英語ツアー
(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予約も承
ります。
ロンドンのビートルズ名所を訪ねる「ロンドン・ビートルズ・ツアー」も大好評。
イギリス旅行の際にはぜひご利用ください。
 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm 


***  PLAY AT THE CAVERN! ******

スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをアレ
ンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。
ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページをご
覧ください。
ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏
する」という夢をぜひかなえてください!
 http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▼今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

「今週のフォト・アルバム」では、今年2017年のフォト・セレクションを掲載
しています。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo681.html 


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       *** 隔週火曜日発行 ***


□■ 第681号 ■□

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