February 06 2018, No.684
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「SHODOでリヴァプール」(2)
 ▽「ビリ講」アーカイブ
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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ええと、The Songbardsのことを。
先週お伝えした神戸の若者4人組バンドで、今夏の「インターナショナル・ビー
トルウィーク」日本代表バンドのひとつです。
そのソングバーズの、全国流通としてのファーストCD、ミニアルバム『Cages
in the Room』が、1月31日にリリースとなりました。

このミニアルバムには以下の5曲が収められています。ぜえんぶいい曲ばかり! 
もう毎日聴いています。ぜんぜん飽きない。超おすすめです!
「太陽の憂鬱」「ハングオーバー」「Philadelphia」「街」「春の香りに包まれて」

TOWER RECORDS購入ページのリンクを。品切れ中かも。
 http://tower.jp/item/4651048/Cages-in-the-Room 

ミニアルバム収録曲のうち、「太陽の憂鬱」と「春の香りに包まれて」のオフィ
シャル・ヴィデオクリップがYouTubeにアップロードされています。

太陽の憂鬱 https://www.youtube.com/watch?v=BIPjgVIAmOE&feature=youtu.be 
春の香りに包まれて https://www.youtube.com/watch?v=j1hzX9GGEb8

「ハングオーバー」のヴィデオもつくってくれないかな~。
昨年発表の「雨に唄えば」もついでに紹介。これもイイですよ。

雨に唄えば https://www.youtube.com/watch?v=kEQmw_QJ-CA

先週のNLWで、彼らのライヴを観に行ったことを書きました。書き忘れてたこと
がひとつ。
テレビ神奈川の番組「次世代ロック研究所」の撮影隊がソングバーズの取材に来
ていたのですが、僕もインタヴューに答えて、さらに、終演後のソングバーズに
ビートルウィーク出場決定を通達するシーンもビデオ収録となりました。ほんと
に放送されるかどうかわかりませんが(カットしてほしい気もする)、マネー
ジャーに「ばんばんダメ出ししてやってください」なんて焚き付けられるままに
エラそうにあれがあかんここもあかんまずは走り込みからじゃ精進せえよー、て
な感じで一方的な説教モード(やっぱりカットしてほしいなあ)、でも素直なソ
ングバーズたちは謙虚に受け止めて(・・・るフリかな?)くれたのでした。性
格いいねみんな。

で、テレビ神奈川ということですっかり安心していたのですが、にゃんと、神戸
のサンテレビでも放送されるということを帰り際に聞かされてしまい・・・テレ
ビ神奈川さん、僕のシーンは全部カットしてだいじょうぶです。ソングバーズだ
けで番組作ってくださいね。きっとそのほうがいいって!

ソングバーズとKOBE VARIT.の企画ライヴ『The SongBARs』(先日僕が行ったイ
ヴェント)は、2月26日にも開催されます。ソングバーズがカヴァー曲ばかり
を4時間にわたって披露するというものです。僕はまた観に行くつもりなので、
NLW読者のなかで興味のある方はぜひぜひ、です。神戸でお会いしましょう!
The SongBARs http://bar.thesongbards.com/ 

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ソングバーズも出演する「ビートルウィーク2018」の観賞パッケージ「スカウス
ハウス・ツアー」は、参加者募集中です。
すでにホテルはかなりたいへんなことになっているので、お申込みはお早めに。
今年も景気良く盛り上がりましょう!
 http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2018.html 

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先週からスタートした平賀敬子さんの連載「SHODOでリヴァプール」は、今週が
第2回。衝動的に決めた2015年のリヴァプール行きがいよいよスタートです。
けいこ先生の書道教室「KEIBOKU」の「書道作品展inリヴァプール2018」は、
順調に企画進行中。今年は8月です。「ビートルウィークの前の週にくっつけ
ちゃおう」ということになって、書道展は8月18日の土曜日。そのままリヴァ
プールに残ればついでに(?)ビートルウィークも楽しめちゃうという超ぜいた
くな旅にしていただくことができますよん(もちろん書道作品展だけでもいいで
す)。
お問い合わせはKEIBOKU書道教室まで。
 http://r.goope.jp/keiboku 

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「今週のフォト・アルバム」では、昨年のビートルウィークの写真を、「棚から
ひとつかみ」的に紹介します。まだ半年も経ってないのにはるか昔のような気が
する・・・
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo684.html 

                         ― Kaz(06/02/2018)


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▼寄稿:「SHODOでリヴァプール」(2)
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「SHODOでリヴァプール」 / 平賀敬子

<< episode 05: take off >>

昔大好きだったグループ「バスター」の情報を見つけて、いても立ってもいられ
なくなった私は、準備もそこそこに憧れのリヴァプールに旅立とうとしていまし
た。

出発当日、まずは留守番をしてくれる家族のための食料を買い出しに近所のスー
パーへ。
日持ちする食料など大量に買い込み支払いをしようとしたところ、レジのお姉さ
んが思わず声をあげました。

「お客さん、すごいですよ!! お会計11111円!! 初めて見ました!!」

そ、そう言われると確かにすごい気がする‥
何だか分からないけどすごーくラッキーなような、リヴァプールへいってらっ
しゃーいって言われてるような、きっといい事があるような、そんな嬉しい気持
ちになりました。

買い物も終わり、その日の夜行便で出発するため羽田空港へ。
出発ロビーは結構閑散としていて、そこにひとりでいるのはちょっとさみしいよ
うな気がしながら日本を飛び立ち‥

‥そして到着したのはドイツ、フランクフルト空港。
噂には聞いていたけど広い広い。
乗り継ぎの時間はたっぷりあるのでちょっとぶらぶらしたりしながらマンチェス
ターへの出発ゲート前へ。うとうとしながらもちゃんと電光掲示板を確認してい
たつもり‥‥なのに‥
出発ゲートには搭乗時間のはずなのに人が全然いない。

え? え?

カウンターで聞いてみると、ゲートは変更になってるよと。
しかも、「走れー! 全速力!」「もうすぐゲートはクローズするー!」と‥

なんでーー! と思いながらめちゃめちゃ広い空港の中を走る私の横を自転車で
空港職員が追い越していく。
その自転車を貸してくれればいいのにと思いながら、息も絶え絶えで到着した
ゲートで、「最後の1人日本人がいたー!」のようなことを言われて機内へ。

そろそろ思い出しました。そうそうどこに行っても何をしても私はこんな感じな
んですよね。
詰めが甘いので結局バタバタしている‥
詰めが甘いというのはあんまり先のことを考えてないってことですが、だからい
つも怖いもの知らずの行動ができるのかも‥と自己弁護(?)。

フランクフルトからマンチェスターへのフライトでは、前後左右大柄な人たちに
かこまれ何だかとても窮屈な感じ。
日本人らしき人も見当たらず、ドイツ語と英語の機内アナウンスを聞きながらは
るばる遠くまでやって来たことをあらためて実感しました。

2時間ほどのフライトはあっという間で、心の準備もできていないまま、いよい
よマンチェスターに到着。
ひとり旅なので当然空港には誰かが迎えにきてくれているはずもなく、それでも
颯爽(?)と到着ロビーへ出てきましたが‥‥

マンチェスター空港のことも調べてなかったので、もうここで半分迷子状態。
今ならスカウス・ハウスさんのNLWでAnneさんの旅行記をしっかり読んでます
から、ひとり旅を安全に安心して楽しめる方法や事前の準備がどれほど大切か
(ホントに重要!)もわかってきているのですが‥
この時はまだまだ未熟者でした。

とにかく、色々な人に聞きながらあっちへ行ったりこっちへ行ったりリヴァプー
ルへの行き方を模索‥(日本を出る前に調べてくればよいものを‥)
結局バスで向かうことにして、バスターミナルへ。
そして、時刻表を確認してチケット購入しようとしたのですが、窓口のおじさん
の英語が良くわからない‥英語だよね??
ボス、ボスってもしかしてバスのこと??

大丈夫かな‥私‥
リヴァプールはやっぱり遠いなあ‥
少し弱気になりながら、ターミナルで大分待ってバスに乗り込むと1時間ほどで
やっと目的地リヴァプールに到着です。


<< episode 06: liverpool >>

バスの中から見る初めてリヴァプールは想像していたより、もっともっと明るく
キラキラ輝いていました。
その後も訪れているリヴァプールですが、いつもそうなんです。
リヴァプールの街に入ったとたん感じるあの開放感。あれはいったい何なんで
しょうか‥

バスターミナルからはスーツケースもあるのでホテルまでタクシーで行くことに
して乗り場へ。
初めてイギリスで乗るタクシーに緊張、緊張。

大丈夫かな?
恐くないかな?
ホテルまで結構近そうだけど乗ってもいいかな?
お金払えるかな?

かなりナーバスになりながらの乗車でしたが、乗ってみたら、ドライバーさんの
明るいこと明るいこと。
あんまり理解は出来ませんでしたが、ずーっとたのしく話し続けてくれて気分よ
く無事ホテルに到着!
すっかりイギリスのタクシーが大好きになりました。

そしてタクシーを降りてドライバーさんと別れたら、目の前には「HARD DAYS
NIGHT HOTEL」!!
ビートルズです!!
あっちもこっちも全部ビートルズです!!

到着しただけでもう満足。
来てよかったー!
ほんとに来てよかったー!
長旅の疲れなんて吹っ飛びました。

チェックインをすませて部屋に入ったらスーツケースに入れてあったガイドブッ
クを取り出します。
ここでやっと地図を確認(ガイドブックはやはり手荷物ですよね‥)。

「HARD DAYS NIGHT HOTEL」を選んだのは大正解。キャバーン・クラブがあるマ
シューストリートもショッピング街もすぐ近く。
初めてでもラクラク街歩きが楽しめます。

早速ぶらぶらしながら明日の劇場「EPSTEIN THEATRE」の場所を確認。
そしてスーパーで食料とビールを調達してホテルへ戻り長ーい1日が終わりまし
た。

ここはリヴァプールだよね、
今リヴァプールにいるんだよね、
夢じゃないよね‥

寝不足と時差で身体も頭もフラフラだけど、
しみじみとリヴァプールにいるという幸せな気分を味わいながら眠りにつきまし
た。

(つづく)

# http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo684.html #


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▽「ビリ講」アーカイブ
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『THE BEATLESと英国リヴァプールを愉しむ』講座・アーカイブ ------------

【第32回(2018.01.31)】
テーマ:「The Songbardsデビュー記念+ルーフトップ・コンサート49年」

前回のNLW No.683でお伝えした神戸のバンドThe Songbards。今年のビートル
ウィークの日本代表バンドのひとつです。ちょうどこの日(1月31日)に初の
ミニアルバム『Cages in the Room』がリリースということで、このCD全曲をリ
スニング。さらに、彼らの昨年12月2日・東京下北沢でのライヴ映像を。1ス
テージまるまる。全曲オリジナルです。
そのあとで、1月17日にやり残した、『NO ONE'S GONNA CHANGE OUR WORLD』
(1969年12月に英国でリリースされたチャリティ・アルバム)のリスニングを
と思ったんだけど、時間が足りそうにないので、ビートルズのドキュメンタリー
映画『LET IT BE』から、最後のルーフトップ・コンサートのシーンをみんなで
観ました。あのライヴは1969年1月30日に行われたものなので、ちょうど49
年…プラス1日か。いやほんと、ビートルズってとんでもないグループだったん
だなあというのがよおくわかる、すんばらしいライヴ演奏なのでした。

CD試聴:『CAGES IN THE ROOM』The Songbards
ビデオ視聴:『下北沢にて'17』The Songbards 『LET IT BE』The Beatles
2次会:なし

<次回予告>
第33回講座(2月7日)は、3度目の正直で『NO ONE'S GONNA CHANGE OUR
WORLD』のリスニングを。そのほかはまだ考えていません。

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神戸元町・南京町の「よみうり文化センター」で、スカウスハウス代表・山本和
雄が講師を務める『THE BEATLESと英国リヴァプールを愉しむ』講座が開講中で
す。
毎月第1・第3水曜日の午後7時からの90分。本やインターネットでは知るこ
とのできないディープな内容ばかりですが、なぜかマニアにも初心者にも好評な
んですよね(自分で言うな)。蔵出し映像や貴重レコード音源も楽しめるのもお
トクです(プレイヤーとアンプ、新調しました)。講座のあとには二次会あり。

入会は随時受付中ですので、ご興味のあるかたはぜひお気軽にご参加ください。
お近くのかたも、お近くでないかたも、ぜひ!
 http://www.oybc.co.jp/event_kobe/detail_11519 

よみうり神戸文化センター作成のリーフレット画像はこちらから。
 http://scousehouse.net/ycc/2016autumn.html 


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▼スカウスハウス・ニュース
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*** 大好評! 現地ビートルズ・ツアー ******

スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポートして
います。リヴァプールでは、17年目となった「リヴァプール・ビートルズ・ツ
アー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ&
名所観光」、「伝説のカスバクラブ・ツアー」をご用意。「現地英語ツアー
(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予約も承
ります。
ロンドンのビートルズ名所を訪ねる「ロンドン・ビートルズ・ツアー」も大好評。
イギリス旅行の際にはぜひご利用ください。
 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm 


***  PLAY AT THE CAVERN! ******

スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをアレ
ンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。
ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページをご
覧ください。
ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏
する」という夢をぜひかなえてください!
 http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

「今週のフォト・アルバム」では、昨年のビートルウィークの写真を、「棚から
ひとつかみ」的に紹介します。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo684.html 


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       *** 隔週火曜日発行 ***


□■ 第684号 ■□

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