March 06 2018, No.686
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「SHODOでリヴァプール」(4)
 ▽「ビリ講」アーカイブ
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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2月26日、The Songardsの定期企画ライヴ「The SongBARs」に行ってきました。
場所はおなじみのKOBE VARIT.です。
前にも書きましたが(NLW No.683)、このイヴェントはとにかくカヴァー曲をた
くさん演奏するという趣旨で、それを4時間、4ステージ。ソングバーズの素晴
らしいオリジナル曲がほんの数曲しか聴けないのはとっても残念なのですが、こ
の夏に彼らが出場するリヴァプールの『インターナショナル・ビートルウィーク』
のためのリハーサルとしてはうってつけの機会ではあります。

で、彼らのビートルズ・カヴァーはどうだったかというと・・・
およそ1ヶ月前に観た時よりも、格段にグレードアップしていました!
前回終演後に僕が(エラそうに)指摘したいくつかのポイントが、なんと、ぜー
んぶクリアされているのです。これにはほんっとにびっくりしてしまいました。

この1ヶ月、彼らは初の全国発売ミニ・アルバム『Cages in the Room』のプロ
モーションで忙殺されていて、カヴァー・ナンバーを練習する余裕(時間的にも
気持ち的にも)なんてなかったはずなのに・・・まったく、たいしたワカモノた
ちです。
(ドラムのヨシヒデくんなんて、ステージで僕の顔をみて「あ」と思い出して、
叩き方を変えたんだそうな…そんなに簡単にできるんかーい!)

NLW前号で告知した、テレビ神奈川の番組『次世代ロック研究所』のソングバー
ズ特集は、放送後にYouTubeにアップロードされています。いちおうリンクを案
内しておきますね。恥ずかしながら僕もちょろっと登場します。

『次世代ロック研究所(ジロッケン)』#38
 前編: https://www.youtube.com/watch?v=lpkA2vZnLQc
 後編: https://www.youtube.com/watch?v=g0Pnq7kpNWw

ソングバーズのファースト・ミニアルバム『Cages in the Room』、まだ聴いてな
いかたはぜひ。詳細はオフィシャル・サイトをご覧ください。

The Songbardsオフィシャル・ウェブサイト: http://thesongbards.com

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ソングバーズも出演する「ビートルウィーク2018」の観賞パッケージ「スカウス
ハウス・ツアー」は、参加者募集中です。もうひとつのバンドGLOVE LOVEも期
待できますよ。
すでにホテルはかなりたいへんなことになっているので、お申込みはお早めに。
今年も景気良く盛り上がりましょう!
 http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2018.html 

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「今週のフォト・アルバム」では、2月26日のThe Songbardsのライヴの写真
を。カメラ持って行くの忘れちゃったので、iPhoneでの撮影です。しかも数枚。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo686.html 

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平賀敬子さんの連載「SHODOでリヴァプール」は、今週が4回目。いよいよ、書
道作品展の構想が実現に向けてスタートします。
それは今から2年前の話で、実際に書道展は昨年に無事に開催されたのですが、
今年・2018年にも実施することになりました。8月18日の開催です!
書道展のあとそのままリヴァプールに残れば、ついでに(?)ビートルウィーク
も楽しめてしまいます。お時間に余裕のあるかたはどちらもぜひ!

案内リーフレットの画像はこちらです。
 http://scousehouse.net/keiboku2018flyer.html

お問い合わせはKEIBOKU書道教室まで。
 http://r.goope.jp/keiboku 

                         ― Kaz(06/03/2018)


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▼寄稿:「SHODOでリヴァプール」(4)
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「SHODOでリヴァプール」 / 平賀敬子

<< episode 09: dream >>

大興奮のリヴァプール3泊5日の旅を終えて帰国してからの私は、家でも、仕事
場でも、どこでも、イギリスの話ばーっかりしてたようです‥
本人、無意識ですが‥

夢のように楽しい時間が終わった後は、やっぱりなかなか普通の生活にはもどれ
ませんね‥
そしてそんな頃にちょうど東京ドームでポール・マッカートニーの来日公演『ア
ウト・ゼアー』がありました。
初めてポールのコンサートを観に行くことが出来た私は、オープニングの「マジ
カル・ミステリー・ツアー」でもちろん号泣‥
偉大なポールのコンサートを堪能しながら、リヴァプールを思い出し、

「よーし! またリヴァプールに行くぞーー!!」

と、決意を固めていたのでした。

その年の9月にはロブの『Twopence To Cross The Mersey』が再演されるらしい
ということを聞いて、「次はこれだ!」と考えていました。

そして、ただリヴァプールに行くだけではなくて‥
いつかは私のライフワーク、書道をリヴァプールの人たちに紹介したり一緒に楽
しんでもらえるような、私の教室の人たちも一緒に参加できるような、そんな企
画ができないものかなぁ‥と夢のようなことを考え始めていました。

恥ずかしながら、実は‥初めてリヴァプールに行った時にも自分の小作品や簡単
な書道用具なんかも持って行ってはいましたが‥

いったいどこで書くの? 
どうやって書く? 
誰にあげるの?

いや‥無理でしょ‥
簡単にそんなチャンスが転がっているはずもないし、あり得ないなぁ‥という現
実もすでにひしひしと感じていました。
‥ただ憧れのロブにはちゃっかり小さな作品を渡しましたけどね‥
それだけでも十分満足だったけど、何とかリヴァプールとつながることは出来な
いかな‥そんなことを考えながら、iPhoneでリヴァプール、リヴァプール、リ
ヴァプール‥と検索していて‥

‥‥そして見つけてしまったのがスカウス・ハウスさんでした。


<< episode 10: scouse house >>

リヴァプールの最新情報を発信しているサイト! 発見!
何だかすごい人たちがいっぱい出てくるけど‥
これって現実の話なの??
テレビのドキュメンタリー番組よりめちゃくちゃリアルで面白いんだけど‥
普通に生きててこんなことが起こるのかな?
なかなかないよね~
私には遠い世界のことみたいに感じるけど‥

女性ひとりでサッカー観戦や、ヨーロッパ各地を巡って、体当たりの旅を満喫さ
れているAnne さんが綴られた旅行記は、旅先のようすも詳しく描かれているん
だけどそれだけでなく、色々なハプニングさえも楽しまれてるAnneさんの感情
がリアルに伝わってくるので、読みながらドキドキ、ハラハラ、一緒に旅をして
いるような臨場感を味わうことができ、そのまま自分も行けてしまいそうな、そ
んな気分になってしまうし‥

衝撃的なハレルヤ洋子さんの「僕のリヴァ日記」は、読んでると居ても立っても
居られなくなって‥
こんな猛烈な勢いで夢を叶えてる人がいるなんて‥
何かやらなきゃ!
今やらなきゃ!
って気持ちを奮い立たされて、じっとしていられなくなってしまうし‥

ブルーマーガッレッツの皆さんとフィンランド人ユーハさんとの出会いからの出
来事はもう夢のようで‥
生きている間にこんなことが経験できたならどんなに幸せだろう‥と心から羨ま
しくなってしまい‥

リヴァプールが舞台のストーリー、ひとつひとつが前向きなエネルギーで満ちて
てなんて素敵なんだろう‥

スカウス・ハウスさんのNLWは私にとっては本当に衝撃的で、入り口は狭く感じ
たけど、入ってみると中は広く大きく、偽りのない夢の世界が広がっていて、
Kazさんが書き続けられた記事は膨大で、半端な気持ちではとても読み始められ
ないし、読み終わることも出来ない。
すごいもの見つけちゃったなぁと感動して、読み進めるうちにすっかりスカウス
ハウス・ファンになっていました。


<< episode 11: shodo x liverpool >>

書道とリヴァプールがなんとかつながらないものか、スカウス・ハウスさんに連
絡してみようかな‥
でもリヴァプールやビートルズと全く関係のない、書道の話。バスターしか知ら
ない(?)私が連絡を取ってもいいものやら‥
畏れ多いでしょ‥
どうしようどうしようと思い悩む日々が続きました。

リヴァプールでロブに会えるかなと思って劇場のスタッフに声をかけた、その時
と同じくらいの勇気を振り絞って、スカウス・ハウスさん宛にメールを送ったの
は、2016年の1月のことです。
その頃には「リヴァプールでの書道展をやりたい」という具体的なことも考える
ようになっていて、教室の人たちにも相談してみようかなぁと考えていました
が‥

(それを話したところで一笑に付されるに決まってるよね‥)

と自信が全くなく、もしスカウス・ハウスさんから返信が来て、少しでも協力し
てもらえそうならみんなに話してみようかななどと思っていました。

そして、そして、何日かたって届いたメールの返信。そこには、

「書道の作品展、リヴァプールで出来たら面白いですね!」

って書いてあって、特に具体的なことが書いてあった訳ではないけど、もしかし
たら企画を進めても大丈夫かな‥という感じ?! ‥勘?! ‥で、とうとう?! 
教室の方々に発表。

「来年か再来年か分からないけどイギリスのリヴァプールで書道の作品展やる
よー!」

みんな目がてん‥
ドン引き状態‥
だったけど、

「おもしろそうーー!」

という反応もわずかながらあって、そこからこの企画がスタートしました。

『KEIBOKU書道作品展inリヴァプール』

口に出してしまったらもう後には引きません。
やるぞーーーーーーー!!!
と、気合いはすごいけど、ほんとにやれるの????
険しい道だぞー、きっと‥

そんな無謀な行動に出た私にスカウス・ハウスさんから連絡が‥

(つづく)


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▽「ビリ講」アーカイブ
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『THE BEATLESと英国リヴァプールを愉しむ』講座・アーカイブ ------------

【第34回(2018.02.21)】
テーマ:「The Cavern Club 60th Anniversary Official Book+
                 PANDEMONIUM SHADOW SHOW+GONE TROPPO」

昨年末に刊行された、キャヴァーン・クラブの創立60周年記念本。創立の1957
年にちなんで1957冊限定。本来は昨年の初めにリリースの予定だったのが、ふ
んだんに盛り込んだ写真の使用許可を得るのに想定外の時間がかかってしまって
延期に次ぐ延期、それでもなんとか2017年中に完成にこぎつけた、重量2.5kg
の超豪華本です。ビリ講ではこの本を全ページ紹介。300ページ以上、1000枚以
上の写真をじっくり味わっていただきました。これまで知られていなかった超レ
ア写真の多いこと!

リスニングの方は、まずはニルソンの1stアルバム『PANDEMONIUM SHADOW SHOW』
(CD)を。第31回の講座(1月17日)でかけたルルの「Without Him」の原曲
「Without Her」が収められている、1967年発表の名作です。このアルバムを聴
いて感動したジョン・レノンが、アメリカのニルソンに電話をかけて「あんたは
グレイトだ!」とほめたというエピソードは有名ですが、おそらくジョンをいち
ばん感動させたのは、A面5曲目に収められている「You Can't Do That」では
ないかな。ビートルズのカヴァーです。ビートルズ・ナンバー数々の断片がニ
ルソン自身の多重コーラスによってちりばめられていて、まるで万華鏡のよう。
おそろしくマニアックです。

そしてそして、のこり時間10分弱というところで、ムリヤリもうすぐ誕生日の
ジョージのアルバム『GONE TROPPO』を。A面の3曲しか聴けなかったけど、派
手でカラフルなサウンドが気持ちよくて、気分はトロピカル。このアルバムはい
つ聴いても癒されます。この続きはまた近いうちに。

講座のあとは、久しぶりに2次会を開催。「土佐清水ワールド 幡多バル」。マグ
ロのたたきが美味しかったです。ビールも!

CD試聴:『PANDEMONIUM SHADOW SHOW』Nilsson
レコード試聴:『GONE TROPPO』George Harrison
2次会:土佐清水ワールド 幡多バル 三宮元町店

<次回予告>
第35回講座(3月7日)は、今のところ未定です。明日なんだけど。

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神戸元町・南京町の「よみうり文化センター」で、スカウスハウス代表・山本和
雄が講師を務める『THE BEATLESと英国リヴァプールを愉しむ』講座が開講中で
す。
毎月第1・第3水曜日の午後7時からの90分。本やインターネットでは知るこ
とのできないディープな内容ばかりですが、なぜかマニアにも初心者にも好評な
んですよね(自分で言うな)。蔵出し映像や貴重レコード音源も楽しめるのもお
トクです(プレイヤーとアンプ、新調しました)。講座のあとには二次会あり。

入会は随時受付中ですので、ご興味のあるかたはぜひお気軽にご参加ください。
お近くのかたも、お近くでないかたも、ぜひ!
 http://www.oybc.co.jp/event_kobe/detail_11519 

よみうり神戸文化センター作成のリーフレット画像はこちらから。
 http://scousehouse.net/ycc/2016autumn.html 


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▼スカウスハウス・ニュース
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***  Beatleweek 2018スカウスハウス・ツアー:参加者募集中! ******

毎年恒例、インターナショナル・ビートルウィーク鑑賞パッケージ「スカウスハ
ウス・ツアー2018」の参加者を募集中です。聖地リヴァプールで開催される世界
最大のビートルズ・フェスティヴァル。今年も盛りだくさんのイヴェントが企画
されています。毎年好評のオプショナル・ツアーももちろんやります。
この夏、ぜひリヴァプールでお会いしましょう!!
 http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2018.html 


*** 大好評! 現地ビートルズ・ツアー ******

スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポートして
います。リヴァプールでは、17年目となった「リヴァプール・ビートルズ・ツ
アー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ&
名所観光」、「伝説のカスバクラブ・ツアー」をご用意。「現地英語ツアー
(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予約も承
ります。
ロンドンのビートルズ名所を訪ねる「ロンドン・ビートルズ・ツアー」も大好評。
イギリス旅行の際にはぜひご利用ください。
 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm 


***  PLAY AT THE CAVERN! ******

スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをアレ
ンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。
ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページをご
覧ください。
ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏
する」という夢をぜひかなえてください!
 http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

「今週のフォト・アルバム」では、2月26日のThe Songbardsのライヴの写真
を。カメラ持って行くの忘れちゃったので、iPhoneでの撮影です。しかも数枚。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo686.html


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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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       *** 隔週火曜日発行 ***


□■ 第686号 ■□

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◇編集 山本 和雄
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