April 03 2018, No.688
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「SHODOでリヴァプール」(6)
 ▽「ビリ講」アーカイブ
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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先週、The Songbards( http://thesongbards.com/ )のライヴに行ってきまし
た。
僕にとってソングバーズのライヴは通算3回目。1月から毎月足を運んでいるわ
けですが、前の2回は「バー企画」で、ほぼ全部カヴァー・ナンバーのみの演奏。
でも今回は違います。
“「Cages in the Room」リリースツアーFinal”というタイトルで、ソングバー
ズのオリジナル曲しかやらないライヴ。わーお、これを待ってましたぁ~、と
ウキウキで会場の神戸VARIT.に着いてから知らされてびっくり。サポート・バ
ンドが3組もあって、主役のソングバーズは9時ごろからワン・ステージのみ、
なのでした。えーといま6時なんですけど・・・これから3時間も待たなくちゃ
いけないのか・・・と、少し途方に暮れてしまったけれど、サポート3組の演奏
はどれも独特のサウンドで、ぜんぜん退屈しませんでした。特に京都の「ベラン
ダ」、よかったです。

見事にフルハウスとなった聴衆を前に、ソングバーズは去年のファーストEPと
今年のファースト・ミニアルバムの全曲プラス、新曲を1曲披露。この2ヶ月、
関東や東北のツアーで鍛えた成果がばっちりの素晴らしい演奏でした。ほんとに
いいバンドなのである。みんな性格もいいしね。

ソングバーズは8月にリヴァプールのInternational Beatleweekに出場します。
あと100日ちょっと。忙しい合間を縫って、ビートルズ・ソングも練習してもら
わなくてはなりません。
その絶好の機会が、恒例のバー企画『The SongBARs』
( http://bar.thesongbards.com/ )です。4時間4ステージ40曲、オリジナ
ルはちょっとだけ、カヴァー・ナンバーをたくさん演奏するライヴで、ビートル
ズの曲も20曲近く取り上げられます。
次の開催は今月24日、同じく神戸VARIT.( http://varit.jp/ )です。先月観
たときは先々月よりも格段に良くなっていたので、今月はもっともっと良くなっ
ている・・・はず。期待しています。
にゃんとライヴチャージはフリー、入口でドリンクチケット(¥600)を1枚購
入するだけで入場できます。お近くのかたはぜひ!

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「今週のフォト・アルバム」では、3月27日のThe Songbardsのライヴで撮影
した写真と、連載「SHODOでリヴァプール」にちなんだ写真(連載6回目にして
初!)を紹介します。ぜひご覧ください。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo688.html 

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ソングバーズも出演する「ビートルウィーク2018」の観賞パッケージ「スカウス
ハウス・ツアー」は、参加者募集中です。もうひとつのバンドGLOVE LOVEも期
待できますよ。
すでにホテルはかなりたいへんなことになっているので、お申込みはお早めに。
今年も景気良く盛り上がりましょう!
 http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2018.html 

ソングバーズのファンのみなさんへのPRのために、「スカウスハウス・ツアー」
のフライヤーをつくりました。ライヴ会場で配布しています。画像はこちら。
 http://scousehouse.net/beatleweek/flyer_songbards.html

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ビートルウィークの前週、8月18日には、リヴァプールで「第2回KEIBOKU書
道作品展」を開催します。
書道展のあとそのままリヴァプールに残れば、ついでに(?)ビートルウィー
クも楽しめてしまいます。お時間に余裕のあるかたはどちらもぜひ!

案内リーフレットの画像はこちらです。
 http://scousehouse.net/keiboku2018flyer.html

お問い合わせはKEIBOKU書道教室まで。
 http://r.goope.jp/keiboku 

                         ― Kaz(03/04/2018)


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▼寄稿:「SHODOでリヴァプール」(6)
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「SHODOでリヴァプール」 / 平賀敬子

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo688.html ≫

<< episode 15: back in liverpool >>

1年ぶりのリヴァプール!
思えば去年ひとりで来た時には、たどり着くまでが長くて長くて‥
もう到着しただけで「目標達成!」ぐらいの感じだったなぁ‥
今回は『ビートルズ来日50周年記念inリヴァプール』というイヴェントに同行
させていただくという、私にとって夢のような機会に恵まれて、またここに戻っ
てくることができました。

ホテルはもちろんHARD DAYS NIGHT HOTEL!
今回はラッキーなことにスカウス・ハウスさんが割引き価格で手配してください
ました。
到着後は荷物を置いて、今回のイヴェントにご参加の方々――日本代表でメイン
を務められるThe One After 909メンバーとその関係者の皆様――との夕食会へ。
立派なイタリアンレストランで、もったいないほど豪華な食事。
ひとりでは街なかのこんな素敵なレストランにはとても入ることは出来ないので、
物珍しくキョロキョロしてしまいましたが、他の皆さんは慣れていらっしゃる様
子。
それもそのはず、909の皆さんは以前にもスカウス・ハウスさんのアレンジで
キャバーンクラブでライブをされていて、今回同行されている中にはその時も
一緒にリヴァプールへ来られた方々もいらっしゃるのでした。

「その時にね、こんなに楽しいことが世の中にあるのかって感じたのよ。今まで
経験したことないほど興奮して‥それからすっかりはまってしまったわ。だから
909がまたリヴァプールに行くって聞いて喜んで一緒に来たのよ」

などと食事中に色々お話をうかがったりして‥
自分の準備のことで頭がいっぱいで、リヴァプールに着いてからのことは「行っ
てみなきゃ分からない」と何にも考えずに出発してきた私でしたが、「明日から
いったい何が始まるんだろう」「どんなことが起こるのだろう」と、今更ながら
期待が高まり、ただただ楽しみでしかない幸せな気持ちになっていました。


<< episode 16: beatles story >>

翌朝、いよいよ50年前にビートルズが来日した6月30日、イヴェントスタート
です。
朝食後ホテルのロビーに集合すると、なんとホテルの前には「マジカル・ミステ
リー・ツアー」バスが横付けに。貸し切りです!
見るだけでワクワクするあのバスに乗って、アルバート・ドックにあるビートル
ズ・テーマパークのような博物館「ビートルズ・ストーリー」へ。

ビートルズ・ストーリーの前で始まったプレスの方々の909撮影会。
ポーズを取って写真に収まっている909の皆さんはほんとうにかっこいい。
「何が始まったの??」という感じで道行く人たちも見ていましたが、私は‥実
は去年ここにきてから、携帯の待ち受け画像をこの場所にしていて、1年間ずっ
と見ていた景色がまた現実に目の前にあることに一人ひっそり感動したりしてい
ました。

館内を観て歩いた後は、併設のFab Four Cafeでティータイム。
ここで初めて909の皆さんのパフォーマンスを観ることになるのですが‥
ビートルズ・トリビュートバンドの存在は知っていてもなかなか敷居が高く‥
日本ではライブハウスに行きたくてもとても足を踏み入れることが出来なかった
私がいきなりリヴァプールで初めて体験するという‥

そんな個人的な事情もあって、ワクワクしながら聴いた909の「This Boy」。
よく鳥や動物が生まれて最初に見たものを親だと認識するというのがあります
が‥そんな感じ?!
私にとって909がビートルズになってしまったかもしれません。
心がジーンとあたたかくなった歌声は一生忘れることはないと思います。

続いて始まったのは、moonyくんの少林寺拳法の演武。
7歳の男の子が、リヴァプールで、ビートルズの博物館の中で、たくさんのお客
さんの前で、ちゃんと道着を身につけて、一生懸命演武を披露している‥
きっといつもお稽古に通ってコツコツ練習しているんだろうなぁ‥
興味深そうに観ているるまわりのリヴァプールの人たちの様子を見ながら、私は
ちょっと書道教室の子供たちのことを思い出したりしていました。
こんな風に、KEIBOKUの子供たちもリヴァプールで書道を紹介したりできたら楽
しいだろうなぁ‥


<< episode 17: meeting lord mayor >>

そしてビートルズ・ストーリーを後にし、次に私たちが向かったのはリヴァプー
ルの迎賓館、タウン・ホール。
リヴァプールの市長さんが私たちを待っていてくださいました。
こんなゴージャスな場所で行われる公式歓迎行事に立ち合うなんて幸せすぎです。

市長さんのスピーチのあと、まずmoonyくんが少林寺拳法の演武披露。そして、
909はここで「In My Life」を披露されました。
素晴らしいハーモニーにみんなもちろん感動していましたが、私たちをご招待し
てくださった市長さんは聴きながら涙を‥
なんと「In My Life」はご自身の結婚式で歌われた曲なんだとか‥

素敵な偶然にまた感動です‥
そして歓談の合間には私も日本から持ってきた書道の作品を市長さんにプレゼン
トさせていただくことができ、それは私が一番好きな言葉「夢」だったのです
が‥

「これは私たちの寝室に飾らせてもらうわね。きっといい夢が見れそうだわ」

と言っていただき‥
この時に撮ってもらった市長さんとの写真は日本に帰って家族に見せても、みん
なびっくり。

「お、お母さん‥一体何してきたの???」

とずいぶん驚かすことができましたよ。
一生の宝物です。

まだ半日なのにこの行程。ボリュームがありすぎで胸がいっぱい(?)で、せっ
かくのまたまた豪華なランチ(ハード・デイズ・ナイト・ホテル内のレストラン
Blakesで)もあまりのどを通らず‥
その上自分の携帯をレストランに忘れてくるし‥
しっかりしなくちゃ‥
まだまだ始まったばかりだよ。

(つづく)

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo688.html ≫


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▽「ビリ講」アーカイブ
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『ビートルズを愉しむ』講座・アーカイブ ------------

【第36回(2018.03.21)】
テーマ:「55th Anniversary of "PLEASE PLEASE ME”」

ビートルズのファースト・アルバム『PLEASE PLEASE ME』がリリースされたのは、
1963年3月22日。ちょうど55年ということで、このアルバムを大特集。
まず、レコーディングのアウトテイクをバババーっと紹介。僕は特にブートレグ
のコレクターではないんだけど、家にあったものの中から『PLEASE PLEASE ME』
収録ナンバーのアウトテイクを抜き出してみるとこれが結構たくさんあって、そ
れをレコーディング順に並べて持って行って、みんなで一気にリスニング。
合計23テイク。55分間。ビートルズのレコーディングに立ち会っているような
気分を味わいました。

そのあとはいよいよ『PLEASE PLEASE ME』のUKオリジナル盤LPをリスニング。
ファースト・プレスである「Gold & Black Parlophone」の大迫力サウンドを大
音響で楽しみました。


CD試聴:The Beatles『PLEASE PLEASE ME』23 outtakes from Bootleg CDs
レコード試聴:『PLEASE PLEASE ME』The Beatles
2次会:なし

<次回予告>
第37回講座(4月4日)は、ビートルズ9枚目のシングル「Ticket to Ride」
を特集の予定です。

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神戸元町・南京町の「よみうり文化センター」で、スカウスハウス代表・山本和
雄が講師を務める『ビートルズを愉しむ』講座(『THE BEATLESと英国リヴァプー
ルを愉しむ』から講座名を変更)が開講中です。
毎月第1・第3水曜日の午後7時からの90分。毎回テーマを決めて、ビリ講な
らではのユニークな視点で掘り下げます。蔵出し映像や貴重なレコード音源を楽
しんだり、本やインターネットでは知ることのできないディープな情報も。講座
のあとには二次会あり(ないこともあり)。

入会は随時受付中ですので、ご興味のあるかたはぜひお気軽にご参加ください。
お近くのかたも、お近くでないかたも、ぜひ!
 http://www.oybc.co.jp/event_kobe/detail_11519 


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▼スカウスハウス・ニュース
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***  Beatleweek 2018スカウスハウス・ツアー:参加者募集中! ******

毎年恒例、インターナショナル・ビートルウィーク鑑賞パッケージ「スカウスハ
ウス・ツアー2018」の参加者を募集中です。聖地リヴァプールで開催される世界
最大のビートルズ・フェスティヴァル。今年も盛りだくさんのイヴェントが企画
されています。毎年好評のオプショナル・ツアーももちろんやります。
この夏、ぜひリヴァプールでお会いしましょう!!
 http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2018.html 


*** 大好評! 現地ビートルズ・ツアー ******

スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポートして
います。リヴァプールでは、17年目となった「リヴァプール・ビートルズ・ツ
アー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ&
名所観光」、「伝説のカスバクラブ・ツアー」をご用意。「現地英語ツアー
(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予約も承
ります。
ロンドンのビートルズ名所を訪ねる「ロンドン・ビートルズ・ツアー」も大好評。
イギリス旅行の際にはぜひご利用ください。
 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm 


***  PLAY AT THE CAVERN! ******

スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをアレ
ンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。
ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページをご
覧ください。
ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏
する」という夢をぜひかなえてください!
 http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

「今週のフォト・アルバム」では、3月27日のThe Songbardsのライヴで撮影
した写真と、連載「SHODOでリヴァプール」にちなんだ写真(連載6回目にして
初!)を紹介します。ぜひご覧ください。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo688.html 


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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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       *** 隔週火曜日発行 ***


□■ 第688号 ■□

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