June 26 2018, No.694
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「SHODOでリヴァプール」(12)
 ▽「ビリ講」アーカイブ
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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ワールドカップ・ロシア大会、盛り上がってますね。
日本代表の活躍ぶりも素晴らしいですが、イングランドが強いツヨイつよい。い
ずれも格下相手とはいえ2連勝してあっさり決勝トーナメント進出を決めました。
リヴァプール所属の選手がたった2人しかいない(なんでやねん!)のは寂しい
けれど、僕は応援しますよ、イングランド。若いチームだけれど、今回はいいと
ころまで行くかもしれませんね。

イングランドも日本と同じように、前回のワールドカップ・ブラジル大会ではグ
ループリーグで敗退しています。さっき確認して驚いたのですが、成績はウリフ
タツ。どちらも0勝2敗1引き分けで、グループ最下位。総得点も同じで、3試
合でわずか2点。失点だけはちょっと違っていて、日本が6、イングランドが4
でした。でもほとんど同じじゃん!

憶えている人も多いと思いますが(と言いながら僕はさっきまで忘れてた)、4
年前のイングランドはそりゃもうすごいメンバーでした。
我らがスティーヴン・ジェラードがキャプテンを務め、グレン・ジョンソン、
ジョーダン・ヘンダーソン、ダニエル・スタリッジ、ラヒーム・スターリングと、
リヴァプールの選手が5人、さらにフィル・ジャギエルカとレイトン・ベインズ
というエヴァトンのディフェンダー・コンビもいて――って、こうやって名前を
書いてるだけでワクワクしてしまうんだけど、ブラジル大会初戦の対イタリーで
はこの7人全員が先発。つまり11分の7がマージーサイドの選手で占められて
いたのでした。これほどの豪華な布陣でなんで負けちゃったんだ??

あれから4年。日本もイングランドも、屈辱に終わった前回大会の苦い経験が、
今大会の躍進につながっているのかもしれませんね。「きっちりオトシマエつけ
たる」という感じでしょうか。
いや、前回の中心選手たちが残った日本はともかく、ほとんどの顔ぶれが入れ替
わっているイングランドにはあまりそういう意識はないのかも。ただ単に「強い」
だけ、という気もするな…どっちやねん。
ともあれ、イングランドと違って日本はまだグループ通過が決まったわけではな
く、リベンジの成功は次のポーランド戦に持ち越しです。引き分け以上で自力突
破。期待しましょう!

…と書いて、気になってちょっと見てみたら、にゃんと! 日本のいるグループ
Hは、決勝トーナメントの1回戦でイングランドのいるグループGと対戦するこ
とになっているではないですか!
日本が無事に予選通過の場合、次の対戦相手はイングランドかベルギーになるの
である。うわあ。
こうなるとやっぱりイングランドと当たってほしいなあ。7月2日か3日だそう
ですよ。1週間後だ。
僕はもちろん日本を応援しますよ。イングランドがなんやねん。ヘンダーソンと
アレクサンダー=アーノルドは頼むからベンチに座ってなさい。もうリヴァプー
ルに帰ってもいいからね。

                         ― Kaz(26/06/2018)


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▼寄稿:「SHODOでリヴァプール」(12)
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「SHODOでリヴァプール」 / 平賀敬子

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<< episode 31: trouble travel >>

7月26日、KEIBOKUツアー2日目です。
今日から1泊2日で湖水地方へ出かけます。

スーツケースはホテルに預けて、みんな身軽な格好で出発です。
ホテルからタクシーですぐのリヴァプール・ライム・ストリート駅。去年私が
iPhoneを水没させた場所です‥
あの時はほんとに慌てて真っ青になったなぁ‥
今回はグループでの旅だし、Kazさんが引率してくださるのでなーんの問題もな
くあんしんあんしん。余裕です。

予定通りの列車に乗り込み、さあ、湖水地方へ。
途中、まずはプレストンで乗り換え。オクセンホルム行きの鉄道にスムーズに
乗って‥のはずが、ん? んん?? 列車の中の電光掲示板に「LONDON」の文字
が‥
北に向かってるはずの列車なのになぜ??
「え‥このままロンドンですか‥?」
顔面蒼白のなっちゃんファミリー‥‥

どうやら間違って乗ってしまったみたい。
いきなりとっても驚かせてしまいました‥
もちろんそのままロンドンには行かず、次の停車駅で降りて、プレストン行きに
乗りました。

そして戻って来たプレストン。乗り換えのやり直しです。
「まだまだ時間あるね~」
などとのんびり、くつろいで構内のパブでビールを飲んだりしてたら、オクセン
ホルム行きの列車が今にも出発しそうになって、大慌てで乗り込む私たち。
ギリギリセーフでした‥ハァハァ‥

いきなりハプニングの洗礼を受けたKEIBOKUツアーの皆さん‥
ごめんなさい~~~


<< episode 32: peter rabbit >>

てんやわんやでしたが、オクセンホルムではちゃんと乗り換えることができて、
無事ウインダミア駅に到着。そこからタクシーで向かったのは去年私が泊まった
長い名前の「リンデス・ハウ・カントリー・ハウス・ホテル」です。

ピーター・ラビットの作者、ビアトリクス・ポターのお母様が晩年暮らしていた
邸宅をそのまま利用していて、館内にはポター家に関する写真や資料なども飾ら
れています。
私の大好きな映画「ミス・ポター」の世界を味わえるホテルです。

さてさて到着後は、出発前から楽しみにしていたゴージャス・アフタヌーン
ティーをホテルのラウンジで堪能。
お腹いっぱいになって、早速車で向かったのはニア・ソーリー村です。

ピーター・ラビットの絵本に迷い込んだような気分で村を散策しながらヒル・ト
ップを見学です。
湖水地方で人気の観光スポットになってるこのヒル・トップ。ビアトリクス・ポ
ター自身が住んでいた邸宅が開放されていてその中を見学できるのですが‥

実は入場するにはちょっと離れた場所までチケットを買いに行かなくてはいけな
くて、しかも入場制限まであったりして、1年前にひとりで(iPhone使えない状
態で‥)来た時には、同じところを行ったり来たりしながら何とかチケットを買
い、そして入場するのにもけっこう長い時間がかかりました。その入場待ちの間
ぶらぶら歩いていたら知らないうちに随分村から離れたところまで行ってしまい、
道らしい道もなくなって、まわりに人の姿も見えなくなっていて‥ちょっとこわ
い思いをしたりもしました‥

でも今回はKazさんのおかげで待つこともなく、みんなでワイワイ見学。
自然がそのまま残っている村には、あちらこちらに羊さんや牛さんがたくさんい
て、大型犬を連れている人も多く‥
そんな中、なんだかはるかちゃんの様子がおかしい‥
この何かに怯えるような身のこなしはいったい‥

そう、実ははるかちゃんは子供の頃犬にかまれたことがあるらしく、それ以来動
物が苦手になってしまったみたい。
こんな大自然の中の農場‥
のびのびしている動物がいっぱい‥
そりゃあこわいよね‥

はるかちゃんの意外な一面を知ったヒル・トップを後にして、素晴らしい景色を
眺めながら向かったのはウインダミア湖。
早速なっちゃんは大好物アイスクリーム屋さんを見つけてとってもご機嫌。
ウインダミア・アイスクリームです。
こんなに寒くてもアイスを食べれるなっちゃん、さすが子供!


<< episode 33: lake windermere >>

アイスクリーム屋さんの並びで水鳥のエサを売っていたのでそれも買って、ウイ
ンダミア湖畔へ。
たっくさんの鳥さんたちがやってきて、戯れ遊ぶなっちゃんファミリー。
鳩、白鳥、かもめ、鴨‥
ここで遊んだことはとっても楽しかったみたいで、今でもなっちゃんはこの時の
ことをよく話してくれます。

でも‥はるかちゃんは‥
はるか彼方に‥
柵に守られてる高くなった場所から湖を見ています。
なんでそんな遠いところ?!
あ‥エサを求めてやってくる野鳥にかこまれるのもこわいよね‥
気づかなくてごめんね、はるかちゃん‥

時間を見てみるとちょうどサンセット・クルーズに乗れそうだったので、チケッ
トを買って、温かい飲み物を飲んでから乗り込みました。
サンセットだけどここはイギリス、日が長いので夜の8時でもまだ太陽は沈まず、
終わりごろにようやく日が落ちてくる感じのクルーズになりましたが、キラ
キラしている水面と遠くに見える湖畔のイギリスらしい家並みや停泊中のヨット、
そんな素敵な景色を存分にたのしむことができました。

ホテルに戻って夕食はラウンジで。
ふかふかのソファに座ったとたんなっちゃんは夢の中に‥
そりゃあそうですよね。
昨日イギリスに到着したばかりとは思えないほど充実した一日でしたから‥

よくがんばったね、なっちゃん。
ぐっすり寝て、また明日もたのしむよ~!

後で聞いたらこの夜はものすごい雷雨だったそうですが、そんな音も全く聞こえ
ないほど熟睡していた私たちでした。

(つづく)

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▽「ビリ講」アーカイブ
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『ビートルズを愉しむ』講座・アーカイブ ------------

【第42回(2018.06.20)】
テーマ:「Paul McCartney & Michael Jackson」

今から9年前、2009年6月25日に亡くなったマイケル・ジャクソンの追悼特集。
前回のビリ講では、ポールがマイケルのために書いてプレセントした
「Girlfriend」のポール・ヴァージョンとマイケル・ヴァージョンを聴きました。
それぞれ1978年と1979年のリリースです。このときは曲の提供だけでしたが、
1981年に2人のコラボレーションが実現します。1983年リリース(レコーディ
ングから2年後!?)のポールのソロ・アルバム『Pipes Of Peace』に収録され
た「Say Say Say」と「The Man」ですね(「Say Say Say」は先行シングルとして
リリースされて大ヒット)。まず「Say Say Say」のシングル・ヴァージョン、そ
して12インチ・シングルでリリースされたリミックス・ヴァージョンをリスニ
ング。そして2015年にアーカイヴ・シリーズの一環としてリリースされたボッ
クスセット「『Pipes Of Peace』スーパーデラックス・エディション(以下SDE)」
に入っていた「ボーナス・フィルム」DVDから、「Say Say Say」のミュージック・
ヴィデオを視聴。いやほんとこのヴィデオは実によぉ~~く出来てますよね。マ
イケルもポールもカッコいい。そしてさらに! 『Pipes Of Peace』SDEの今度
は「ボーナス・オーディオ」CDから、「Say Say Say」の2015ヴァージョンをリ
スニング。32年を経てのまさかのニュー・ヴァージョン発表なんですが、にゃん
と、マイケルとポールのアウトテイク・ヴォーカルを採用。めちゃ違和感…じゃ
なかった、新鮮に響きます。

で、そのあとはアルバムから「The Man」を聴いて、さらに前述DVD収録の蔵出
し映像「The Man」を。にゃんと、マイケルがポールの農場を訪ねて来たときに
ポールとリンダが撮影したホーム・ヴィデオにゃんである。

ポールとマイケルのコラボはこれで終わらず、翌1982年に、今度はポールがマ
イケルのレコーディングに参加する形で実現。マイケルの書いた「The Girl Is
Mine」を2人仲良くデュエットしたのでした。このナンバーは、世紀のメガ・
ヒット・アルバム『Thriller』の先行シングルとして1982年10月にリリース。
全英8位、全米2位のヒットを記録したのである。ということでこのナンバーを、
アルバム『Thriller』から。ついでにポールとは関係ないけれど、同アルバム収
録の「Human Nature」もリスニング。

少し時間があったので、『Pipes Of Peace』SDEのボーナス・フィルムDVDから、
2本のミュージック・ヴィデオを。「Pipes Of Peace」「So Bad」。

レコードリスニング:「Say Say Say」Paul McCartney & Michael Jackson
 (single version, 12" single version, 2015 version), 「The Man」Paul
 McCartney & Michael Jackson, 「The Girl Is Mine」Michael Jackson &
 Paul McCartney, 「Human Nature」Michael Jackson.
映像視聴:「Say Say Say」「The Man」「Pipes Of Peace」「So Bad」.
2次会:なし


<次回予告>
第43回講座(7月4日)のお題は未定です。

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神戸元町・南京町の「よみうり文化センター」で、スカウスハウス代表・山本和
雄が講師を務める『ビートルズを愉しむ』講座(『THE BEATLESと英国リヴァプー
ルを愉しむ』から講座名を変更)が開講中です。
毎月第1・第3水曜日の午後7時からの90分。毎回テーマを決めて、ビリ講な
らではのユニークな視点で掘り下げます。蔵出し映像や貴重なレコード音源を楽
しんだり、本やインターネットでは知ることのできないディープな情報も。講座
のあとには二次会あり(ないこともあり)。

入会は随時受付中ですので、ご興味のあるかたはぜひお気軽にご参加ください。
お近くのかたも、お近くでないかたも、ぜひ!
 http://www.oybc.co.jp/event_kobe/detail_11519 


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▼スカウスハウス・ニュース
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***  Beatleweek 2018スカウスハウス・ツアー:参加者募集中! ******

毎年恒例、インターナショナル・ビートルウィーク鑑賞パッケージ「スカウスハ
ウス・ツアー2018」の参加者を募集中です。聖地リヴァプールで開催される世界
最大のビートルズ・フェスティヴァル。今年も盛りだくさんのイヴェントが企画
されています。毎年好評のオプショナル・ツアーももちろんやります。
この夏、ぜひリヴァプールでお会いしましょう!!
 http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2018.html 


*** 大好評! 現地ビートルズ・ツアー ******

スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポートして
います。リヴァプールでは、17年目となった「リヴァプール・ビートルズ・ツ
アー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ&
名所観光」、「伝説のカスバクラブ・ツアー」をご用意。「現地英語ツアー
(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予約も承
ります。
ロンドンのビートルズ名所を訪ねる「ロンドン・ビートルズ・ツアー」も大好評。
イギリス旅行の際にはぜひご利用ください。
 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm 


***  PLAY AT THE CAVERN! ******

スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをアレ
ンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。
ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページをご
覧ください。
ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏
する」という夢をぜひかなえてください!
 http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

「今週のフォト・アルバム」では、連載「SHODOでリヴァプール」にちなんだ写
真を紹介します。ぜひご覧ください。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo694.html 


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       *** 隔週火曜日発行 ***


□■ 第694号 ■□

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