April 16 2019, No.714
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■ *** http://scousehouse.net/ *** □■ INDEX ■□ ▽フロム・エディター ▼スカウスハウス・ニュース ▽今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽フロム・エディター ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドのコンサートに行きました。 僕がリンゴ&オールスターズのライヴを観るのは、1989年の初来日、1995年の 2回目の日本公演に続いて3回目。ということはええと、24年ぶり。ずいぶん と久しぶりです。 リンゴ&オールスターズはこの間、2003年と2016年にも日本に来ていて、今年 が通算5回目ということになるそうですが(さっき調べました)、僕自身は「あ、 そう、来るの。ふうん」てな感じで完全にスルーしておりました。まったく興味 なし。それはなぜかというと、1995年のライヴでのリンゴの態度がとんでもなく ヒドかったからです(※個人の感想です)。 オールスターズの演奏はほんとうに素晴らしかったんだけど、リンゴだけ空回り というかやけっぱちというかおざなりというかふてくされているというかナメと んのかというか、とにかくやる気が感じられなくて(※個人の感想です)、いっ そのことリンゴ抜きで来てくれたらよかったのにと思ってしまったほどでした。 弓子さんのおにぎり2800個にはかなわないけれど、たぶん僕の体験コンサート 数は500本は超えてるはず。1995年のリンゴは、そのなかのワースト3に確実に 入ります(※個人の感想です)。だから2度と行くつもりはなかったんだけど、 前回・2年半前のリンゴ日本ツアーの際、僕が神戸でやっている「ビートルズを 愉しむ」講座で、コンサートに行った受講生のかたに詳しくレポートをしても らったところ、「リンゴは昔のリンゴではない」ことがわかって、「そろそろ許し たろか」…もとい、「次に来たら会いに行こっかな」という気になったのでした。 そして4月11日木曜日、大阪オリックス劇場。2019年リンゴ&オールスターズ のジャパン・ツアー最終公演はどうだったかというと、これがちょっと類のない ような、期待も予想も想像もはるかに超えた、最高のエンターテイメント。アタ マからシッポまでハッピーなコンサートだったのです。等身大のリンゴが、身の 丈にあった風呂敷を広げて、その上でみんなで宴会をやってるような感じ。もち ろん我々も風呂敷の上です。時代も世代も国もジェンダーもまるで関係なしに、 屈託も屈折もなく、輪になって楽しんでいるような空気。バンドとオーディエン スの関係がこれほど親密なライヴも珍しいのではないでしょうか。まさに「ピー ス&ラヴ」な2時間でした。24年前のワースト3から急上昇、今回はベスト10 には入るかな……って、僕のランキングなんてどうでもいいですよね。リンゴも バンドもありがとう! また来てね! ● ● ● リンゴのライヴでは、ヘイミッシュ・スチュアートの元気な姿を観ることができ たのも、個人的にうれしいことでした。 ポールの「ゲット・バック・ツアー」と「ニュー・ワールド・ツアー」バンドで も独特の存在感がありましたが(ニュー・ワールド・ツアーではソロで1曲歌っ ていましたね)、リンゴのバンドではもっと自由でイキイキとしているように見 えました。 実はヘイミッシュは「インターナショナル・ビートル・ウィーク」に来てくれた ことがあるんですよ。1999年、のはず。「ヘイミッシュ・スチュアート・バンド」 として、アデルフィのボールルームで1回限りのライヴが行われました。もちろ ん僕は最前列のど真ん中でかじりつくようにして鑑賞したのですが、その時点で はまだ未発表だったソロ・アルバム『スーナー・オア・レイター』(いまでも僕 の愛聴盤)からの楽曲・演奏がとにかく素晴らしくファンキーでノリノリで気持 ちが良くて、僕の20年以上にわたるビートルウィーク体験の中でもベスト3に 入る(またかいな)ライヴです。 このときのヘイミッシュ・バンドには、今やすっかりエーちゃんバンドのレギュ ラーメンバーになったクリス“スネイク”デイヴィス(この時はまだ矢沢バンド には1度参加したくらいだったはず)や、ポールの映画『ヤア! ブロード・ス トリート』での倉庫のリハーサル・シーンに登場するパーカッショニスト、ジョ ディ・リンスコットもヘイミッシュ・バンドのメンバーでした。ジョディさん、 ポールの映画でもカッコいいけど、ヘイミッシュ・バンドのライヴでもめちゃ素 敵でした。 ヘイミッシュ、スネイク、ジョディと話したりサインをもらったりしたのもうれ しい思い出です。あれからもう20年とは…またビートルウィークに来てくれな いかな。 今年の「インターナショナル・ビートルウィーク」観賞パッケージ『スカウスハ ウス・ツアー2019』、参加者募集中です http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2019.html ● ● ● 「今週のフォト・アルバム」では、2019年4月11日に大阪オリックス劇場で行 われた「リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンド」のコンサートの写真を いくつか掲載します。 おまけで、「インターナショナル・ビートル・ウィーク 1999」での、「ヘイミッ シュ・スチュアート・バンド」のライヴ写真を1枚。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo714.html ● ● ● スカウスハウスのロンドンのガイドツアーに、もうすぐ3つの新ツアーが登場し ます。 ビートルズツアーのパート2(上級編)、UKロック・ツアー、そしてクイーン・ ツアーです。 ビートルズツアーのパート2は、これまでのノーマルなビートルズツアーでは コースに入っていなかった重要なスポットを案内します。例えば、EMIビル(跡 地)、ポールが住んでいたジェーン・アッシャーの家(「イエスタディ」などの名 曲の誕生地)、ビートルズの4人が住んでいたフラット(ジョンとポールは短期 間)、などなど。 UKロック・ツアーは、伝説のライヴ・スポットやクラブ、スタジオのほか、デ イヴィッド・ボウイの生誕地、オアシスやクイーン、ピンク・フロイド、ストー ンズ、ツェッペリンゆかりの地、など。 クイーン・ツアーは、フレディゆかりの地を中心に、彼らの下積み時代からはも ちろん、スターになってからの重要スポットも。 どれも3時間のコースで、効率よくマニアックにご案内します。さらにマニアの かた用に延長オプションもあり。 準備ができ次第、スカウスハウスのウェブサイトに掲載します。 渡英が近いなどお急ぎのかたは、メール( info@scousehouse.net )にてお問い 合わせください。 ― Kaz(16/04/2019) ───────────────────────────────────── ▼スカウスハウス・ニュース ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** Beatleweek 2019スカウスハウス・ツアー:参加者募集中! ****** 今年8月にリヴァプールで行われる「インターナショナル・ビートルウィーク」 観賞パッケージ『スカウスハウス・ツアー2019』の参加者募集をスタートしまし た。 聖地リヴァプールで開催される世界最大のビートルズ・フェスティヴァル「イン ターナショナル・ビートルウィーク」。今年も盛りだくさんのイヴェントが企画 されています。 2019年は、カスバ・クラブの60周年やアルバム「アビー・ロード」50周年、 アップル・ビル屋上で行われたビートルズの「ルーフトップ・コンサート」50 周年などなど、例年以上のクォリティです! そして日本代表として出場するバンドは、Down Beat、B.B.Cats、Strawberry Twins & Friendsの3グループに決定! 初めてのかたもリピーターも大歓迎! この夏、ぜひリヴァプールでお会いしま しょう! http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2019.html *** スカウスハウス通販 ****** ビートルズをはじめとする「英国盤レコード」の通販です。 リヴァプールで仕入れたレコードばかり。レア盤けっこうあります。 オーダーをいただけるとうれしいです! http://scousehouse.net/shop/records2018.html *** 大好評! 現地ビートルズ・ツアー ****** スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポートして います。リヴァプールでは、17年目となった「リヴァプール・ビートルズ・ツ アー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ& 名所観光」、「伝説のカスバクラブ・ツアー」をご用意。「現地英語ツアー (Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予約も承 ります。 ロンドンのビートルズ名所を訪ねる「ロンドン・ビートルズ・ツアー」も大好評。 イギリス旅行の際にはぜひご利用ください。 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm *** PLAY AT THE CAVERN! ****** スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをアレ ンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。 ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページをご 覧ください。 ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏 する」という夢をぜひかなえてください! http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html *** 原稿募集中 ****** NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。 旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英 国に関するものなら何でも歓迎です。 お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** 今週のフォト・アルバム ****** 「今週のフォト・アルバム」では、2019年4月11日に大阪オリックス劇場で行 われた「リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンド」のコンサートの写真を いくつか掲載します。 おまけで、「インターナショナル・ビートル・ウィーク 1999」での、「ヘイミッ シュ・スチュアート・バンド」のライヴ写真を1枚。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo714.html ■ NLW ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *** 隔週火曜日発行 *** □■ 第714号 ■□ ◆発行 SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス) ◇編集 山本 和雄 ◆Eメール info@scousehouse.net ◇ウェブサイト http://scousehouse.net/ ◆Facebook http://www.facebook.com/scousehouse.net ◇お問い合わせフォーム http://scousehouse.net/liverpool/form.html ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお聞かせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行しています。配信 の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイトからどうぞ。 ◆まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065878.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 無断での転載を禁じます。 Copyright(C) 2001-2019 Scouse House |