October 01 2019, No.725
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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NLW No.725です。
前号のこの欄で、2つ、予告をしました。
「スカウスハウス通販:UK盤レコード」の更新と、Beatleweek 2020出場バンド
の募集スタートです。
レコード通販は、すみません、まだ更新できてません。今週中か…来週中には。
ご希望のかたには、更新時にメールで連絡いたします。info@scousehouse.net ま
でメールをお送りください(「レコード通販の連絡希望」の件名で、本文にお名前
をお書きください)。

ビートルウィーク出場バンドの募集は、1週間前にスタートしました。
それについては後ほどあらためて案内するとして、まずは今年・2019年ビートル
ウィークのバンドエントリー状況はどうだったのかを、詳しくお知らせしたいと
思います。
出場全バンドを、出身国(あるいは地域)別に分けてみました。


>>>>>> International Beatleweek 2019 bands >>>>>>>>>>>>

<UK + Ireland>(19)

リヴァプール(5) ----------------
The Cavern Club Beatles
Richard Batty
The Beatelle
Liverpool Beat
Mark McGann

イングランド(11) ----------------
Absolute Bowie
Bob Bartey
The Blackjacks
The Fab Twins
The Fools on the Hill
Hellfire Preachers
The Overtures
Jonny Parry
The Prellies / Council Pop
U2 Baby
Alan White

スコットランド(1) ----------------
McDonald's Farm

北アイルランド(1) ----------------
Dea Matrona

アイルランド(1) ----------------
Mick Francis


<ヨーロッパ>(16)

イタリア(2) ----------------
Roland & Alex Giambelli
Molto Bene Grazie Band

スペイン(2) ----------------
Abbey Road
The Karamel

スウェーデン(4) ----------------
The Bertils
Janne Borgh & Absent Friends
Pepperland
Rocks Off

ノルウェー(1) ----------------
Norwegian Beatles

フィンランド(2) ----------------
She’s Leaving Home
Tinos

セルビア(1) ----------------
The Bestbeat

オランダ(2) ----------------
The Beatles Sessions
Two Of Us

ハンガリー(1) ----------------
The Bits

スイス(1) ----------------
Les Sauterelles


<中南米>(19)

ブラジル(10) ----------------
The Bezzouros
The Bluebeetles
Clube Big Beatles
Gui Lopes Band
Aggeu Marques
Rubber Soul
Sgt Pepper
Sonido Club
The Starclubbers
Gleison Tulio

アルゼンチン(4) ----------------
Buenos Aires Beatle Band
Dios Salve A La Reina
Javier Parisi
The Sullivans

コロンビア(1) ----------------
The Nowhere Boys

グアテマラ(1) ----------------
The Tefeatles

メキシコ(2) ----------------
Casablanca
Los Kuikuiris

ラテンアメリカ(1) ----------------
Adelphi


<北米>(6)

カナダ(3) ----------------
All McCartney Live
The Eggmen
The Fab Forever

USA(3) ----------------
The Fab Four
Mark Hudson
The Tearaways


<アジア>(5)

日本(3) ----------------
B.B. Cats
Down Beat
Strawberry Twins & Friends

インドネシア(1) ----------------
The Indonesian Beat Club

香港(1) ----------------
Jim Yeung


Total; 65

<<<<<<<<<<<< International Beatleweek 2019 bands <<<<<<


今年は、ソロ・パフォーマーを含めてトータル65バンド。去年が66なのでほぼ
同数ですね。ここ数年ソロ・アーティストが増加傾向にあって、今年はついにふ
たケタ、10人になりました。割合としては15%です。
国/地域別では、地元の英国勢(アイルランドを含む)が19バンド。全体のおよ
そ3割を占めています。昨年比1.5割増し。

その他のヨーロッパ諸国は合計16で去年と同数ですが、ポーランド、ロシア、フ
ランス、ポルトガル、トルコが姿を消して、代わりにハンガリー、セルビア、ス
イスからエントリーがありました。
英国を含むヨーロッパ全体では合計35ですから、軽く半数超え。だいた全体の
54%になります。まあこれは、地理的に考えれば自然なことではありますが。

今年も強かったのがラテンアメリカ。なんと合計19バンド。去年より2つ少な
いけれど、やはり圧倒的です。
ブラジルは昨年と同じ10バンドでしたが、5バンドは入れ替わっています。
アルゼンチンは6から4と減らしたものの、すべて入れ替わり。この両国はさす
がに層が厚いというか底辺が広いというか、どっからでもかかってこいというか、
ビートルズバンド大国ですね。レベルは高いし、パワーもあるし、若い世代のバ
ンドも多くて、サウンドは総じてかなりユニーク。オーソドックスなビートルズ
バンドは逆に珍しいくらいです。

他の中南米勢では、コロンビアとグアテマラのバンドがエントリー。さらに、チ
リとアルゼンチンとメキシコの3カ国連合バンドが登場、「ラテンアメリカ」と
いう地域カテゴリーでの登録でした。バンド名は「アデルフィ」といって、もち
ろんこれはビートルウィーク・フェスティヴァルのメイン会場、アデルフィ・ホ
テルにちなんでのネーミングなのですが、なぜアデルフィになったかという理由
がスバラシイ! 去年のビートルウィークで、深夜にアデルフィ・ホテルのバン
ケット・ホールで行われたジャム・セッションでの共演がきっかけとなって誕生
したバンドなのです。メキシコの「ダーク・ブルーズ」、チリの「ゲット・バッ
ク」、アルゼンチンの「ディエゴ・ソート・アンド・ザ・リヴォルヴァーズ」の
混成チーム。実は僕はその去年のジャム・セッションを現場で観ているのですが
(ツェッペリンのナンバーも演ってたにゃあ)、まさか1年後にこんなことになる
なんて、です。バンドも国境も超えてニューグループが結成されてしまうなんて、
ビートルウィークのマジックと言えるでしょう。

で、ええと、今年はオセアニアからのエントリーはなくて、残るアジアはという
と、日本から3バンド、インドネシアから1、香港から1、のエントリーでした。
ニッポンの3バンドは、前にも書いたけど、大健闘・大活躍でした。
インドネシアのバンド、堂々たるステージで貫録ありました。すごくよかったで
す。
香港のソロ・アーティストのジムさんはなんと、キャヴァーンのダイレクターの
ビルさんが旅行先で発見、そのまま拉致されてのエントリーという触れ込みでし
た(んなあほな)。で、このおじさん、とっても陽気なワン・マン・バンド・パ
フォーマーなんだけど、ちょっとお調子者で、のせられると演奏が止まらない止
まらない。こっちは次にスタンバイしているのに、平気で10分くらいオーバー
するのには閉口しました。そういうとき僕はひとこと文句を言わずにおれない性
分なんだけど、このひとの場合はなんだか気が抜けてしまって、向き合った瞬間
に怒りもどこかに飛んで行ってしまうんだよね……。ああいうのを人徳というの
かナ……ちょっとでいいから分けてくれんかな。

今年個人的に印象に残ったのは、前述の「アデルフィ」、イングランドの「ヘル
ファイア・プリーチャーズ」(なんとブルーグラス・スタイル!)、そしてブラジ
ルの2人組「ソニド・クラブ」(足踏み鍵盤楽器!)でした。あと、残念ながらス
テージを観ることはできなかったんだけど、北アイルランドの3人娘バンド「デ
ア・マトローナ」。楽屋で会ってあまりの美しさにびっくり。完璧にお人形さんで
した。来年も来てちょうだい。

● ● ●

ビートルウィーク2020出場バンド募集です。

≪Beatleweek 2020:出場バンド募集中!≫
スカウス・ハウスでは、2020年のインターナショナル・ビートルウィーク(8
月26日~9月1日)に、日本代表として出場するビートルズ・トリビュート・
バンドを募集します。出場を希望されるバンドは、info@scousehouse.net まで
ご連絡ください。メール件名は「BW20バンドエントリー」とし、本文には、バ
ンド名と簡単なプロフィール、代表者のお名前・住所・電話番号・PCメールアド
レスをご記入ください。お問い合わせをいただいてから2日以内に、募集要項を
メール添付送信いたします(募集要項の内容をご検討のうえ、あらためてお申込
みください)。募集締め切りは10月19日(土)です。ご連絡はお早めに。

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「今週のフォト・アルバム」では、今年のビートルウィークで撮影した、日本以
外のバンドのライヴ写真を紹介します。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo725.html

                         ― Kaz(01/10/2019)


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スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポートして
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アー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ&
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(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予約も
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ルズ・ツアー上級編」「UKロック・ツアー」「クイーン・ツアー」もできます
( info@scousehouse.net までお問い合わせを)。
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スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをアレ
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ご覧ください。
ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏
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NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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*** 今週のフォト・アルバム ******

「今週のフォト・アルバム」では、今年のビートルウィークで撮影した、日本以
外のバンドのライヴ写真を紹介します。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo725.html  


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