December 10 2019, No.730
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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 ▽フロム・エディター
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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NLW No.730です。
先週の金曜日、北海道の歌姫「グレース」のライヴに行ってきました。
場所は「ハードロック・カフェOSAKA」。大阪の本町にあります。
ここでのグレースのライヴは、今年の6月に続いて2回目のことで、実はそのと
きにも観に行ったんだけど、このNLWで書いたかどうか…たぶん書いてないかな、
ごめんなさい。

よく考えると僕はグレースのステージはリヴァプールでしか観たことがなくて、
しかもそれは主催者&コーディネーターとしてのライヴなので、純粋に観客とし
て楽しんだのはこの2回の大阪のステージが初めてなのでした。
ハードロック・カフェでのグレースは、6月のステージもよかったけれど、今回・
12月6日のライヴはそれ以上によかったです。何がよかったって、ヴォーカルの
表現力。そして、歌っているときの表情。グレース、観るたびにオトナになって
ます。ぐんぐん、すくすくと。思えばリヴァプールでのグレースはまだティーン
エイジャーで、今はもうそうではなくて…ってことは書かないほうがいいのかも
なのでここでストップ。

僕が次にグレースに会うのは、来年3月のリヴァプール、かな。
まだ完全には確定していないので詳しいスケジュールを紹介するのは次回以降で
すが、3月26~28日の3日間、キャヴァーンで3ステージ、プラス、ワールド・
ミュージアムでのKEIBOKU書道作品展での特別ステージ、になる予定。もしか
するともう1,2本プラスするかも??

● ● ●

で、そのグレースのライヴももれなくついてくる「第3回KEIBOKU書道作品展
inリヴァプール」。ツアー参加者募集中です。
詳しくはKEIBOKUブログを→ http://r.goope.jp/keiboku/free/liverpool 

ミュージアムでは書道パフォーマンス・ショウを2回開催するのですが、それに
向けて、レギュラーメンバーの美人書家はるかちゃんをリーダーに、大学生&高
校生の女子チームが編成されました。
主催の平賀敬子先生は、今回はパフォーマンス組には入らず、横で見守ることに
したそうです。僕は知らなかったのですが、けいこ先生、極度の恥ずかしがり屋
さんで、人前に出て何かを披露するのは大大大の苦手なんだそうです。小さいこ
ろからずっとそうだったと言ってました…。

ああ、それなのに、何ということか、けいこ先生を主役に据えたヴィデオ作品が
制作されてしまいました。オフィシャルな映像として、リヴァプールのWorld
Museumで公開されているので、すでに多くの人の目にさらされちゃってます。
制作会社のサイトでも公開→ https://bellevueproductions.co.uk/liverpool-world-museum

前に(NLW No.724)この欄でちょろっと書いてますが、このヴィデオは今年8
月にリヴァプールで撮影されたものです。ご覧になっておわかりのとおり、おそ
ろしくハイ・クォリティな映像作品になっています。

なぜにこういうことになったか、あらためて説明を。
来年3月の書道作品展の打ち合わせのためにワールド・ミュージアムに出向いた
けいこ先生は、ミュージアム側に求められて、日本の書道(ほんとうは水墨画が
よかったみたいだけど、けいこ先生は書家なので)を紹介する映像の制作にも協
力することになったのです。もちろん渡英前に話は聞いて準備をして行ったので
すが、趣旨とか用途とかはイマイチわかってなくて(僕ももちろんまるでわから
なかった)、「3月のイヴェントのデモンストレーションかな」くらいに考えてた
んだけど…。

ミュージアムとは別の建物で行われた撮影は、朝の10時半くらいにスタート。ラ
ンチをはさんで、終わったのはええと、4時半くらいだったかな。つまりえんえ
ん6時間も!
撮影チームは2人で、ミュージアムの責任者とコーディネーターのコリーナ、け
いこ先生、そして僕と、ぜんぶで6人。なにしろ書道なので、景気のいい音楽や
ら踊りやら花火なんかはあるはずがありません。ひたすら静かに、ひたすら集中、
超シリアスな撮影になります。し~ん…。空気ピリピリ…。みんな息がつまりそ
う。肩がこりそう。仕方がないので、いちばんヒマだった僕が盛り上げ担当…と
いうか、おちゃらけ担当に。カメラが回っていないときは極力くだらない冗談を
言って、張りつめた空気をもみほぐしてあげました。けいこ先生も撮影隊も、か
えって迷惑だったかもだけど…ごめんなさい。
あ、そうだ、いま思い出したんだけど、このヴィデオでけいこ先生が読んでいる
文章、書いたのはけいこ先生なんだけど、字幕になってるあの英訳文はオレオレ。
ちょっとは貢献して…る…かな。

驚いたのは、撮影スタッフ、ミュージアムの担当者、そしてコリーナの、書道へ
のリスペクト。コリーナ以外はひらがなも漢字も読めないし、書道のバックグラ
ウンドというか知識も素養もほとんど(というかまったく)ないはずなのに、そ
の場で表現される書の美しさやライヴ感、瞬間のアートとしての書道を、僕より
も理解していました。深く深く、のめりこんでいました。文字として、言葉とし
てとらえようとしないぶん、空間を含めた作品の美しさ(宇宙と言っていいよう
な広がりがそこにはあります)をストレートに感じることができるのかもしれま
せん。読めなくても、意味がわからなくても、いい仕事はちゃんと伝わるものな
んですね。アートの神髄、とはこういうものなのかな……。

で、結果、こんなに素晴らしい映像作品となりました。現在ワールド・ミュージ
アムで開催中の「DRAWING ON NATURE - Taki Katei's Japan」展会場で上映さ
れています。
「恥かしいからボツになってほしい」なんて言っていたけいこ先生ですが、ヴィ
デオは予定どおり出来あがってしまい、さすがに観念したようです。今は「あこ
がれのリヴァプールで、きれいな映像のヴィデオになって、ミュージアムで流し
てもらえるなんて・・・このまま死ぬのか!? ってくらい人生でありえない経
験です」とのこと。
そうそう、撮影隊のチーフはソフィーさんという女性で、ランチのときにいろい
ろ話したんだけど、にゃんとこの人、ポール・マッカートニーさんのヴィデオも
撮影したことがあるそうですよ!
どうりでどうりで、撮影も編集もさすがの作品になりました。めでたしめでたし。

何度も言うようですが、KEIBOKUツアー、参加者募集中です。
リヴァプールだけでなくてロンドンでもミュージアムめぐりをする、アートざん
まいなツアーになります。グレースのライヴもあるよ。
お問い合わせは、
keiko.hiraga130723@docomo.ne.jp
または
info@scousehouse.net
まで、お気軽にお寄せください(メール件名は「書道作品展ツアー」としてくだ
さい)。

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先週の土曜日はJリーグの今シーズン最終節でしたね。
僕は神戸のウイングスタジアムに、応援するヴィッセル神戸の試合に行ってきま
した。
ダビド・ビジャ選手の引退記念マッチ(まだ天皇杯が残ってるけど)となった、
ジュビロ磐田戦。ルーカス・ポドルスキ選手のハットトリックにビジャ選手の
ゴール(PK)もあって、神戸は4-1と快勝。リーグ順位も2ランクアップして
8位フィニッシュとなり、選手もファンも晴れ晴れとした気持ちで、試合後の引
退セレモニー「Gracias Villa」に臨むことができました。
セレモニーでは、ビジャ選手と交流のあったレジェンドたちからのヴィデオ・
メッセージが流れて、その中にはスペイン代表でともに戦ったフェルナンド・
トーレスの姿も。
わずか1シーズン限りとなったのは残念ですが、神戸を選手生活の最後の地に選
んでくれたことは我々にとって光栄なことですし、この1年のビジャ選手の貢献
はとんでもなく大きかったと思います。それはピッチでのプレイだけでなく、ユ
ニフォームを着ていないときも。まさにまさに、プロフェッショナルの鏡でした。

今年の8月、抽選に当たって、ヴィッセル神戸の公開練習を見学する機会があり
ました。
それはもう、暑い暑い日でした。朝の練習だったけど、暴力的と言っていいくら
いに強烈な日差しです。ファンの集合が朝8時で、選手たちが出てきたのは9時
半ごろかな。
プロのフットボーラーの練習をちゃんと見るのは初めてだったのですが(リヴァ
プールの練習は壁の隙間から見たことあるケド)、見ていてほんと楽しいですね、
みんなほんとうにうまい。楽しいんだけど、でも、暑い。ひたすら暑い。でも我
慢です。それもこれも、練習のあとにお楽しみがあるから。

11時ごろにピッチでの練習がおわって選手たちはクラブハウスへ。で、11時半
ごろからようやく、待ちに待った、ファンサービスの時間となりました。スター
選手たちがひとりひとり、サインや写真撮影に応じてくれるのです。もう子ども
も大人も大興奮。
で、そのときにサプライズが。
怪我でその日の練習を欠席していたビジャ選手が姿を現したのです。みんなびっ
くり。ジーンズ姿だったので室内練習場でトレーニングをしていたわけでもなさ
そう。つまり、ファンサービスだけのためにわざわざ来てくれたということで
(ヴィッセル神戸の練習場はかな~~り郊外にあります)、もう我々は大感激。
なのに本人はいたってノーマルな様子で、特別にやってあげてる感は100%ゼロ。
ファンにとってはサプライズだったけど、ビジャ選手にとってはぜんぜん当たり
前のことなんでしょうね。さっすがだなーと思いました。練習には出ていたのに
ファンサービスをしないで帰っちゃう選手(TJ、あんたのことだよ!)もいると
いうのに…。それからはもう、ビジャ選手が大好きになりました(TJが嫌いに
なったというわけではないですよ、念のため)。
ビジャ選手、ありがとう。天皇杯、期待してます! TJもがんばれ!
(配信前にチェックして気がついたのですが、このときのこと、NLW No.722に書
いてました…。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo722.html )

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「今週のフォト・アルバム」には、先日のグレースの大阪ライヴの写真と、ビ
ジャ選手の引退試合&セレモニーの写真を掲載します。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo730.html 

あ、そうだ、グレースは今週の木曜日(12月12日)、六本木のハードロック・
カフェでライヴです。1stステージは20時、2ndステージは21時スタート。
お近くのみなさんはぜひ!
 https://www.hardrockcafe.com/location/tokyo-roppongi/event-calendar.aspx?date=12/12/2019&display=event&eventid=1329838 

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先月更新した英国盤レコード通販ページです。
ビートルズの60年代オリジナル盤を中心に、面白いレコードをそろえています。
オーダーいただけるとうれしいです。
http://scousehouse.net/shop/records2019.html

                         ― Kaz(10/12/2019)


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▼スカウスハウス・ニュース
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*** スカウスハウス通販 ******

レコード・コレクターのみなさん、お待たせしました!
スカウスハウス通販の英国盤レコードを更新しました。「ビートルズ」「ビートル
ズ(ソロ)」「ビートルズ関連」「ブリティッシュ・ロック」「シングル&EP」と、
すべてのカテゴリーを一挙に更新です!。今夏リヴァプールで仕入れたアイテム
をたくさん並べました。そして在庫分はすべてプライスオフ。原価割れのアイテ
ムもけっこうあります。オーダーいただけるとうれしいです!
 http://scousehouse.net/shop/records2019.html 


*** 第3回KEIBOKU書道作品展inリヴァプール ******

今回のKEIBOKU書道作品展は、2020年3月28日(土)、ワールド・ミュージ
アム・リヴァプールでの開催です。
ご都合にあわせて現地集合・解散でもいいのですが、ツアー(の、ようなもの)
も用意します。出発は3月24日(火)成田から、帰国は3月31日(火)。ロン
ドン2泊、リヴァプール4泊の旅程となります。KEIBOKUのパフォーマンス・
ガールグループも一緒です(みんな美人です)!

ロンドンでは、ナショナル・ミュージアム、大英博物館、大英図書館を巡るアー
ト&カルチャー・ツアーを企画。リヴァプールでは、中世の面影が残る町チェス
ターへの日帰りツアーを催行します。

書道作品展では、作品を展示するだけではなく、シアタースペースでイヴェント
を開催。ライヴ・パフォーマンスやワークショップなどを通じて、現地の人々と
の交流を楽しんでいただけます。まだ確定ではないんですけど、北海道の歌姫グ
レースのライヴも現在調整中です。書道作品展だけじゃなくてキャヴァーンでも
演奏してもらうつもりです。
KEIBOKU書道教室主催、協力スカウス・ハウスで、このNLWでもおなじみの
平賀敬子先生はもちろん、僕も一緒に行きます。

KEIBOKUウェブサイト(作品展ページ): http://r.goope.jp/keiboku/free/liverpool

現在参加者募集中。書道作品を出品せずにイヴェントだけの参加もOKです。
お問い合わせは、
keiko.hiraga130723@docomo.ne.jp
または
info@scousehouse.net
まで、お気軽にお寄せください(メール件名は「書道作品展ツアー」としてくだ
さい)。


*** 大好評! 現地ビートルズ・ツアー ******

スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポートして
います。リヴァプールでは、17年目となった「リヴァプール・ビートルズ・ツ
アー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ&
名所観光」、「伝説のカスバクラブ・ツアー」をご用意。「現地英語ツアー
(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予約も
承ります。
ロンドンのビートルズ名所を訪ねる「ロンドン・ビートルズ・ツアー」も大好評
です。サイト掲載が間に合っていませんが、ロンドンでは、「ロンドン・ビート
ルズ・ツアー上級編」「UKロック・ツアー」「クイーン・ツアー」もできます
( info@scousehouse.net までお問い合わせを)。
 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm 


***  PLAY AT THE CAVERN! ******

スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをアレ
ンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。
ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページを
ご覧ください。
ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏
する」という夢をぜひかなえてください!
 http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

「今週のフォト・アルバム」は、先日のグレースの大阪ライヴの写真と、ビジャ
選手の引退試合&セレモニーの写真を掲載します。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo730.html


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       *** 隔週火曜日発行 ***


□■ 第730号 ■□

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◇編集 山本 和雄
◆Eメール info@scousehouse.net
◇ウェブサイト http://scousehouse.net/
◆Facebook http://www.facebook.com/scousehouse.net
◇お問い合わせフォーム http://scousehouse.net/liverpool/form.html

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