February 18 2020, No.735
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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 ▽フロム・エディター
 ▼連載:「おぼえがき:ビートルウィーク2019」(1)
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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NLW No.735です。
ええと、今日の朝に思い立って、原稿を書きました。「おぼえがき:ビートル
ウィーク2019」。去年のビートルウィークのレポート、のようなもの、です。
ビートルウィークのレポートを書くのは久しぶりだなあと思ってちょっと調べて
みたら、2017年に、2016年のレポートを書いています。「おぼえがき:ビートル
ウィーク2016」というタイトルなんだけど、にゃんとこれ、未完成のままほった
らかし…だったみたい…。
もう2019を始めちゃったのでどうなるかわかりませんが、2016の残りも早いと
こ書いて完成させないと、と思っています。また忘れないうちに……。

で、この「おぼえがき:ビートルウィーク2019」ですが、今日書いた第1回は
ビートルウィーク初日、ではあるものの、リヴァプールを離れて日帰りでロンド
ンに行ったので、フェスティヴァルのことはまったく出てきません。しかもビー
トルズはちょっとだけで、フェルメールがメインです…と言いながら、意表をつ
いてサー・ポールのエピソードが登場したりするので、よかったら読んでみてく
ださい。

● ● ●

姫路城マラソンまであと5日(ほとんど4日)となりました。
11月の神戸マラソンを走ったあと、そのままブランクなしでコンスタントにト
レーニングを積み重ねてきたわけですが、調整期に入った先々週末あたりから両
足に違和感が出て、「あれ?」と思っているうちにそれが先週にはあちこちビキビ
キ痛みだして、走るどころか歩くのもおそるおそる、という状態にまで悪化。仕
方がないので走るのは少しだけにして(それでも走るんかい!)、あとはひたすら
家でじっとしていたところ、今週はなんとか普通に(たぶん)走れる程度に戻り
ました。とりあえず無事に本番のスタートラインには立てそうです。「サブ4」目
指してがんばるっす。

                         ― Kaz(18/02/2020)


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▼連載:「おぼえがき:ビートルウィーク2019」(1)
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「おぼえがき:ビートルウィーク2019」 / Kaz

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<8月21日(水)>

2019年のインターナショナル・ビートルウィーク開幕。
来年3月の書道展に関する仕事のために、僕は4日前からリヴァプールに来てい
る。書道展の仕事は昨日に無事終了。日本からビートルウィーク出場バンドが到
着するのは明日・木曜日。各種手配や準備はすべて終わっている。

…ということで、僕の今日1日は、なんの拘束もない日、なにをしてもいい日、
ということになる。たぶん今回の渡英で唯一の、フリーな1日。
なので、日帰りでロンドンに向かった。天気は気持ちのいい快晴。気温もあたた
かい、というか、暑いくらい。

ヴァージン・トレインに乗って、正午にロンドン・ユーストン駅に到着。そのま
ま歩いてブリティッシュ・ライブラリー(大英図書館)へ。ここには、ビートル
ズの手書き歌詞が展示されているのだ。来週にロンドンのビートルズ・ツアーを
するのでその下見を兼ねて。写真は撮影禁止なのが残念だけど、図書館のスケー
ルの大きさには感心した。あ、もちろんビートルズの展示にも。
館内のレストランでランチでも…と思ったが、メニューと値段を見てやっぱりや
めて、外へ。美味しそうだったんだけどね。

来週のツアーではこのあとラッセル・スクエアのプレジデント・ホテルへ案内す
ることを考えている。なので、その通りのコースを歩いてみる。
ラッセル・スクエアへはだいたい12~13分といったところ。その途中にあった
パブThe Marquis Cornwallisでランチにした。なんとビア蒸溜所つきのパブで、
オリジナルのクラフトビールやカスクエールが飲める。イカフライ小皿とタラの
フィンガーフライの小皿と一緒に注文。15ポンド。もちろん美味しかった。

14時。ラッセル・スクエアから地下鉄に乗って、レスター・スクエア下車。歩い
てナショナル・ギャラリーへ。去年も来たんだけど、時間がなくてチラリとしか
観られなかったフェルメールのためだ。
「ヴァージナルの前に立つ女」と「ヴァージナルの前に座る女」。並べて展示され
ているので、セットで観ることができる。タイトルもほぼ同じ、大きさもほぼ同
じ、モチーフもほぼ同じ、収まっている額縁もほぼ同じ、なので絵自体もセット
として創作されたように見えてしまうんだけれども、絵そのものの印象はずいぶ
ん違う。描かれた時期も少し差があるようだ。

ついでと言ってはナンだけど、ゴッホのコーナーもおさえておいた。フェルメー
ルのところは空いていたけれどゴッホのコーナーはえらい人だかり。オシアイヘ
シアイという感じ。人気があるなあ。同じ部屋にある絵画もぐるっと観たけれど、
すんばらしい作品ばかりだった(ジョルジュ・スーラの「アニエールの水浴」な
どなど)。またゆっくり観に来たい。

(※にゃんと、2020年は東京(3月から)と大阪(7月から)で『ロンドン・ナ
ショナル・ギャラリー展』が開かれるそうで、フェルメールの「ヴァージナルの
前に座る女」やゴッホの「ひまわり」もラインナップに入っているようです)

世界中にちらばっているフェルメール作品だが、ロンドンにあるのは合計4点。
ナショナル・ギャラリー以外では、ハムステッドにあるケンウッド・ハウスと、
バッキンガム宮殿に1点づつ。バッキンガム宮殿は今回はあきらめて(20年くら
い前にサマー・オープニングで入ったことがあるので、そのときにフェルメール
の「音楽の稽古」を観ている……はずなんだけどなあ、憶えていない…)、地下鉄
とバスを乗り継いでケンウッド・ハウスへ。16時すぎ。まだまだ明るい。

ケンウッド・ハウスは、広大な公園ハムステッド・ヒースの中にあるお屋敷で、
17世紀に建てられたものだそうだ。建物全体が美術館になっていて、公園の自然
と見事に調和している。
ここに展示されているフェルメール作品は「ギターを弾く女」。ロンドンにあるほ
かの作品同様、音楽が絵の中にある。構図やタッチや色彩がほかのフェルメール
作品ほど完璧ではないので、あまり人気のない絵なんだそうだ。そう言われてみ
ればそうかもしれない。でも、その完璧でないところがこの絵の魅力なんじゃな
いかな。僕は好きだ。ギターを弾く女の子はもちろん、何から何まで可愛らしい
じゃないか。
なんとサー・ポールもこの作品が大好きで、ときどきひとりでここにやって来て、
この絵にじっと観入っているそうだ。福岡ハカセ(福岡伸一先生)の著書『フェ
ルメール 光の王国』(2011年刊)に、ケンウッド・ハウスで聴いた話として
紹介されている。
実はこの「ギターを弾く女」は、元々はフェルメールの家に飾られていたもので、
以後350年間、ほとんど修復されたことがなく、額もオリジナルのままと言われ
ている。つまり「フェルメールに最も近づける作品」なのである。
僕もポールにならって、静かなこの部屋でしばらくこの絵を見つめ続けた。

フェルメール以外にも、ターナーやレンブラントをはじめ、ケンウッド・ハウス
にはたくさんの絵画作品が展示されていた。風景画や人物画はどれも迫力があっ
た。なので逆に、「ギターを弾く女」の可愛らしさがどうしても印象に残ってし
まう、かな。

17時半。バスと地下鉄を乗り継いでロンドン・ユーストン到着。電光掲示板を確
認するが、リヴァプール行きの列車の表示がなかなか出てこない。発車予定時刻
を過ぎても空欄のままだ。
しかし、たまたま構内でジャズ・シンガーがバスキング中だったので、まったく
退屈しなかった。Nana Taylorさん。とっても美しい歌声でした。

21時。リヴァプールに50分遅れで到着。充実した休日。たくさん歩いたけど、
ぜんぜん疲れなかった。
明日から(ほんとは今日からだけど)いよいよビートルウィークだ。かも~ん!

(つづく)

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*** 第3回KEIBOKU書道作品展inリヴァプール ******

今回のKEIBOKU書道作品展は、2020年3月28日(土)、ワールド・ミュージ
アム・リヴァプールでの開催です。
ご都合にあわせて現地集合・解散でもいいのですが、ツアー(の、ようなもの)
も用意します。出発は3月24日(火)成田から、帰国は3月31日(火)。ロン
ドン2泊、リヴァプール4泊の旅程となります。KEIBOKUのパフォーマンス・
ガールグループも一緒です(みんな美人です)!

ロンドンでは、ナショナル・ミュージアム、大英博物館、大英図書館を巡るアー
ト&カルチャー・ツアーを企画。リヴァプールでは、中世の面影が残る町チェス
ターへの日帰りツアーを催行します。

書道作品展では、作品を展示するだけではなく、シアタースペースでイヴェント
を開催。ライヴ・パフォーマンスやワークショップなどを通じて、現地の人々と
の交流を楽しんでいただけます。さらには、北海道の歌姫Graceちゃんのスペ
シャル・ライヴもあり。Graceは書道作品展だけじゃなくて、ビートルズ・ファ
ンの聖地「キャヴァーン・クラブ」でも演奏します。

KEIBOKU書道教室主催、協力スカウス・ハウス。このNLWでおなじみの平賀敬子
先生はもちろん、僕も一緒に行きます。

KEIBOKUウェブサイト(作品展ページ): http://r.goope.jp/keiboku/free/liverpool

現在参加者募集中。書道作品を出品せずにイヴェントだけの参加もOKです。
お問い合わせは、
keiko.hiraga130723@docomo.ne.jp
または
info@scousehouse.net
まで、お気軽にお寄せください(メール件名は「書道作品展ツアー」としてくだ
さい)。


***  Beatleweek 2020 スカウスハウス・ツアー:参加者募集中! ******

今年8月にリヴァプールで行われる「インターナショナル・ビートルウィーク」
観賞パッケージ『スカウスハウス・ツアー2020』の参加者募集をスタートしまし
た。
聖地リヴァプールで開催される世界最大のビートルズ・フェスティヴァル「イン
ターナショナル・ビートルウィーク」。今年も盛りだくさんのイヴェントが企画さ
れています。
2020年は、『LET IT BE』50周年と『DOUBLE FANTASY』40周年を記念したコ
ンサートや、昨年大好評だった「ルーフトップ・コンサート」も再登場。「カス
バクラブ・ツアー」や各種ビートルズ・ツアー、マージ―・フェリーやウェルカ
ムパーティーなど、スカウス・ハウスのオプショナル企画も充実!
そして日本代表として出場するバンドは、Hips、#4 Dream、The Reunions、
The Beaticks の4グループに決定!
初めてのかたもリピーターも大歓迎! この夏、ぜひリヴァプールでお会いしま
しょう!
 http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2020.html 


*** スカウスハウス通販 ******

英国盤レコードの通販です。「ビートルズ」「ビートルズ(ソロ)」「ビートルズ関
連」「ブリティッシュ・ロック」「シングル&EP」の5カテゴリー。リヴァプール
で仕入れたアイテムばかりです。オーダーいただけるとうれしいです!
 http://scousehouse.net/shop/records2019.html 


*** 大好評! 現地ビートルズ・ツアー ******

スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポートして
います。リヴァプールでは、17年目となった「リヴァプール・ビートルズ・ツ
アー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ&
名所観光」、「伝説のカスバクラブ・ツアー」をご用意。「現地英語ツアー
(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予約も
承ります。
ロンドンのビートルズ名所を訪ねる「ロンドン・ビートルズ・ツアー」も大好評
です。サイト掲載が間に合っていませんが、ロンドンでは、「ロンドン・ビート
ルズ・ツアー上級編」「UKロック・ツアー」「クイーン・ツアー」もできます
( info@scousehouse.net までお問い合わせを)。
 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm 


***  PLAY AT THE CAVERN! ******

スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをアレ
ンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。
ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページを
ご覧ください。
ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏
する」という夢をぜひかなえてください!
 http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▼今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

「今週のフォト・アルバム」では、連載「おぼえがき:ビートルウィーク2019」
の写真を紹介しています。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo735.html 


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       *** 隔週火曜日発行 ***


□■ 第735号 ■□

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