April 28 2020, No.740
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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 ▽フロム・エディター
 ▼連載:「おぼえがき:ビートルウィーク2019」(6)
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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NLW No.740です。
みなさんご無事でしょうか。
僕のほうは、前にも書いたように、とにかく今はイライラせずに(難しいけど)、
マインド・ヘルスをキープするように心がけています。だいたい毎日、海岸をラ
ンニングしてきれいな空気を吸い、太陽の光をめいっぱい浴びています。
人間の経済活動はブレーキがかかっても、地球は同じスピードで回り続けている
し、海は相変わらず揺れ、鳥は本能のままに歌う。それでいいのだ、よしよし、
と思いながら走っています。

(ほんとにたまたま偶然なんだけど、これを書きながらThe Firemanのアルバム
『Electric Argument』を何年ぶりかで聴いていて、ちょうど「Sun Is Shining」
が流れました。ぴったりのBGMでびっくり。おまけに「Don’t Stop Running」
なんていう曲も入ってるし…。The Firemanはポール・マッカートニーの覆面プ
ロジェクトです。覆面って、バレバレだけどね)

● ● ●

「おぼえがき:ビートルウィーク2019」第6回の原稿を書きました。
これでやっと金曜日が終わって、あとは土・日・月・火の4日間ですが、フェス
ティヴァルはこれから佳境を迎えるので、いったい全部でどれくらいの原稿量に
なるのか…ちょっと気が遠くなりそうです。
とはいえ、いまスカウス・ハウスは開店休業状態なので、時間はたくさんありま
す。できるだけ細かく詳しく、昨年のビートルウィークの様子を記録してみよう
と思っています。

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                         ― Kaz(28/04/2020)


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▼連載:「おぼえがき:ビートルウィーク2019」(6)
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「おぼえがき:ビートルウィーク2019」 / Kaz

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo740.html ≫

<8月23日(金)>

21時。
「ウエルカム・パーティー」のあとはいったん解散。僕はグランド・セントラル・
ホールへ。USAのThe Fab Fourのコンサートである。世界最高峰のビートルズ・
ショウ・バンドだ。今年のビートルウィーク前半にハイライト…というより、も
しかして全体でも最も重要なライヴかもしれない。
ホールの入り口でキャヴァーンのダイレクターのひとり、ジョージさんに挨拶。
1年前のビートルウィーク最終日、キャヴァーン・ライヴ・ラウンジで酔っ払っ
たジョージさんに強烈なキッスをもらったことを思い出す(ホッペね、ホッペ)。
今日は握手だけで済んでちょっと残念…じゃなかった、安心した。

ホールに入ると、アリーナもバルコニーもさすがにぎっしり満員。ステージ全体
が見える場所まで、人をかき分けるようにして進む。ちょうどそのとき、「Help!」
がスタートした。
ファブ・フォーのパフォーマンスは相変わらずスキがない。歌も演奏もアクショ
ンもアトマスフィアもMCまでも、ほぼ完璧にビートルズ。こりゃやっぱりスゴ
イや。続いて「The Night Before」、そして「Drive My Car」へ。どうやら「クロ
ニクル・オブ・ビートルズ」的な構成のショウみたいだ。今はシェイ・スタジア
ムの衣装を着ているけど、このあとステージの進行にあわせて着替えたりするは
ず。でも僕はゆっくり観ている時間がないので、このへんで。結局、2曲半、10
分足らずの滞在だった。短いにゃあ…でも少しだけでも観られてよかったわん。

● ● ●

21時50分。キャヴァーン・パブに到着。22時からBBキャッツのファースト・
ギグ(本当ならセカンド・ギグ)。僕が着いたときはサウンド・チェック中だった
が、それもすぐに終わってギグがスタートした。ばっちりメイクに革ジャンが彼
女たちのトレードマークなんだけど、なんとほぼスッピンで、思いっきりラフな
普段着。リハーサルか? アテンドを頼んでいたさおりちゃんに訊くと、衣装は
もちろん化粧品もほとんどがロストバゲージ中のスーツケースの中なので、これ
が精いっぱいなんだとのこと。当面必要になりそうな日用品は明日えりさんが自
宅から運んでくれることになっているそうだ(さすがえりさん!)。にゃるほど。
でもまあ、これはこれでいいんじゃないかな。衣装はともかく、メイクはこっち
のほうがいいと僕は思う。

ギグは「Some Other Guy」でスタート。そしてI'm Talking About You, Red
Sails In The Sunset, I Wanna Be Your Man, The Sheik Of Araby, That's All
Right (Mama), Ain't She Sweet...と続く。BBキャッツならではの、プリミティヴ
でイケイケなナンバーが連発。後半はさらにロックンロールなステージになるの
で、ずっと観ていたいところだけど、あとはさおりちゃんに任せて僕はアデル
フィ・ホテルへ。

● ● ●

22時40分。アデルフィのクロスビー・スイート。ストロベリー・ツインズ&フ
レンズのセカンド・ギグは23時15分からなんだけど、夜通し行われる「Friday
Adelphi Party」のトップバッターなので、ステージのセッティング&サウンド
チェックのために30分前に集合となった。しかしPAエンジニアが若い兄ちゃん
で、しかもさらに若いPAエンジニアの指導も兼ねて仕事をしているために(明
日、明後日もたくさんギグがあるので新人も見習いもかき集められている)、あま
りスムーズには進まない。結局、10分押しの23時25分に準備完了となった。

ギグは「She Said, She Said」でスタート。カッコよすぎるオープニング!
まだ時間が早いので満員とは行かないが、オーディエンスは思ったより多い。こ
の「パーティー」は、アデルフィの中の4会場で、朝4時まで続く。ウタゲはま
だ始まったばかりなのだ。
続いて「The Word」、そして「Wait」。ストロベリー・ツインズ&フレンズならで
はのナンバーだ。そのあとはDo You Want To Know A Secret, In My Life, We
Can Work It Out, Something, You Won't See Me, I Me Mine, One After 909と来
て、Dear Prudenceで本編終了。このころには広いクロスビー・スイートはほぼ
満員になっていた。なぜか女子率が高い。ティーンエイジャーっぽい3人組がス
テージのすぐそばで踊っている(このダンス3人娘には、翌日からもいろんなギ
グで会うことに)。

さて、アンコールである。ストロベリー・ツインズ&フレンズはアンコールに2
曲用意しているのだが、この時点ですでに終演時刻の24時。しかし我々は10分
遅くスタートしたのである。なので、MCのトニー(クック)に頼んで予定通り
2曲演らせてもらうことにした。Eight Days A WeekとHelter Skelter。必殺のエ
ンディングである。スバラシイ!

● ● ●

ストロベリー・ツインズ&フレンズのギグが終わっってすぐに、BBキャッツのモ
モから電話。宿泊寮のルームキーが作動しないとのこと。寮に行ってみる。キー
はやはり使えないようで、明日レセプションで交換を頼むことに。BBキャッツの
トラブルはどこまで続くのだろう? でも4人ともぜんぜん落ち込んだ様子はな
くてちょっと安心。ほぼスッピン&普段着での演奏については痛恨だったみたい
だけど。でも、ぜんぜんだいじょうぶ。明日からがんばろうぜ。

寮を出て、さおりちゃんに電話。23時30分からのダウン・ビートのセカンド・
ギグも無事に終了したとのこと。オッケー、アテンドありがとう。

自分のホテルに戻ったのは25時。今日はツアーが2本にフェリーにウエルカム・
パーティー、そしてギグが5本。長い1日だった。
明日はええと、ツアーが1本、カスバクラブ60周年のイヴェント、そして日本代
表バンドのギグが7本ある。今日より輪をかけて忙しい&楽しい1日になりそう
だ。かもーん!

(つづく)

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