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January 12 2021, No.773
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■
     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2020年12月28日&2021年1月5日>
 ▽NLWアーカイヴ:#11「ビートル・ピープル~ジェリー・マースデン」(2001)
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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1月3日、ジェリー・マースデンが亡くなりました。
突然の訃報にびっくりしでした。何年も前に心臓の手術を受けていたことや、数
年前に引退を発表していたことを思い出したものの、やはり僕の中ではジェリー
は超人的に元気で、笑顔とエナジーとバイタリティでできているような人なので
す。もちろん親しくしていたわけではなくて、会ったのは一度だけだし、観たス
テージだってたしか2度ほど。でもその印象があまりにも強烈なのです。常に笑
顔えがおエガオ、のジェリー。豪放磊落、元気溌剌、破顔一笑、痛快無比、そん
なイメージしかありません。

そして、笑顔とキャラクターも唯一無二ですが、なんといっても、どこまでも響
くあの「声」ですよね。あの歌声と、独特の節回し。「とんでもない歌だにゃあ」
と、レコードを聴くたびにうなってしまいます。聴いてる僕がうなってどうする。
演歌を歌ったらハマるんじゃないかなーなんてよく思うんですが、いかがでしょ
う? 都はるみちゃんの「北の宿」みたいな「ユール・ネヴァー・ウォーク・ア
ローン」。意外にいいかも…なんて。
冗談はさておき、あのジェリーの笑顔と歌声は永遠だと思います。ジェリー、あ
りがとう。

今回、英国メディアのジェリー死去を伝える記事のいくつかに目を通したのです
が、その中の「ガーディアン」に、面白いエピソードが書いてありました。よく
知られている話なのかもですが、僕は初耳で(初目というべきか)、ちょっと笑っ
てしまいました。
「ジェリー&ザ・ペースメイカーズ」というバンド名になる前、彼らは「Mars
Bars(マーズ・バーズ)」と名乗っていたんだそうです。マーズ・バーって、あ
の有名な、イギリスのチョコレート・バーの商品名ですね。なんでもジェリーた
ちは、「マーズ・バーズ」という名前で活動していれば「マーズ社にスポンサーに
なってもらえるかも…」と期待していたらしいのですが、マーズ社からは逆に
「さっさとバンド名を変えなさい」という厳しいお達しが。かくして1959年、
晴れて(?)ジェリー&ザ・ペースメイカーズが誕生。ビートルズとともに切磋
琢磨してリヴァプールのトップバンドに成長し、レコード・デビューするといき
なり3曲連続でナンバー・ワンを獲得して英国で人気爆発、さらにはアメリカで
も大きな成功を収めることになったわけですから、あそこで名前を変えて大正解
だったです。マーズ・バーズじゃあまるでコミック・バンドみたいだし……そ
りゃまあ、ジェリーのキャラにピッタリではあるけれど…って、どっちやねん。

今週の「ニュース」ではジェリーの死去に関する「リヴァプール・エコー」の記
事を翻訳しています。
また、「NLWアーカイヴ」第11回として、およそ20年前に掲載したジェリーの
インタビューを紹介します。これ、短いけどけっこう面白いですよ。

● ● ●

「今週のフォト・アルバム」は、2007年にリヴァプール・エンパイアで観た、
ジェリー&ザ・ペースメイカーズのコンサートでのワン・ショット。掲載できる
ような写真はほんとに1枚だけしかなくて…ごめんなさい。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo773.html 

                         ― Kaz(12/01/2021)


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▼リヴァプール・ニュース <2020年12月28日&2021年1月5日>
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*** 12月28日(月) *******************************

【イングランド・プレミアリーグ 2020/2021】

12月26日のボクシング・デイ、エヴァトンは敵地でシェフィールド・ユナイ
テッドと対戦したエヴァトンは、80分のギルフィ・シグルズソンのゴールにより、
0-1(前半:0-0)で勝ちました。これで今シーズン2度目の4連勝となり、
リーグ順位は2位です。一方のシェフィールドは今シーズンまだ勝ちがなく、総
ポイント2でリーグ最下位に沈んでいます。

エヴァトンのカルロ・アンチェロッティ監督は試合後にこう話しています。
「うまく守ることができていたが、ボールを持ってからの攻撃はあまりよくな
かったね。しかしディフェンスでは集中していたし、ストロングだった」
「我々には忍耐がある。しっかりゲームに入れているし、ほとんどの時間はゲー
ムを手放さない。うまく守ることができるし、ゴールを決めるチャンスを見つけ
ることもできる」
「どのゲームも複雑で、本当に難しい。シェフィールド・ユナイテッドは非常に
いいチームだ。リーグ2位に上がれたことは非常にうれしく思う。シーズンのス
タートではここまでの結果は予想していなかったからね。しかし今我々はここに
いる。このままとどまりたいと思っている」

エヴァトンの次節は、中2日となる12月28日、ホームにマンチェスター・シ
ティを迎えます。

● ● ●

リヴァプールは、27日にウエスト・ブロミッチ・アルビオンとホームで対戦し、
1-1(前半:1-0)で引き分けました。
12分サディオ・マネのゴールでリヴァプールが先制したものの、後半巻き返した
ウエスト・ブロムは82分、ついにセミ・アジャイのゴールで追いつき、ドロー
に持ち込んでいます。

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は試合後、こうコメントしました。
「負けたような気分だ。でもこれでも1ポイントはもらえたわけだからね、よし
としなければ」
「我々の出来が悪すぎたが、彼らも1ポイントには値する戦いをした。ファース
ト・ハーフのポゼッションは90:10って感じだったね。ああいう状態で攻め続
けるのはおそろしく難しいことなんだが、それでもあそこでやり切って(追加点
を取って)おくべきだった」

ウエスト・ブロミッチのサム・アラダイス監督の話です。
「リヴァプールを相手にポイントを獲った。我々のドレッシングルームの外にい
た人は誰ひとり、こんな結果は予想していなかったろうよ」
「最初のゴールが決まったとき、たぶん多くの人が『今日はどれだけたくさんの
点が入るんだ?』と思ったろう。なんせこないだパレス相手に7点も取ってるし」
「ディシプリンにおいて、今日のうちの選手たちはほんとうに良かった。チーム
として守れていたし、セカンド・ハーフではチャンスを見つけてリヴァプールを
攻めることができた」

依然リーグ首位をキープしているリヴァプールですが、15節を終えて「引き分け
または負け」の数が6となり、折り返し前に早くも昨シーズンの総数に並んでい
ます。

リヴァプールの次節は30日、ニューカッスルと敵地で対戦します。


*** 1月5日(火) *******************************

【イングランド・プレミアリーグ 2020/2021】

12月30日、ニューカッスル・ユナイテッドとアウェイで対戦したリヴァプール
は、0-0で引き分けました。
リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は試合後、こうコメントしています。
「確かに望んでいた結果ではないけどね。でも世界で最悪の出来事ってわけじゃ
ない。もっと悪いことも起きている」
「とは言え、いいゲームだったと思うよ。ハッピーな結果ではなかったが、パ
フォーマンスには満足している。狙ったプレイが出来ていたし、守りも良かった」
「やれることはやったということ。でも残念だよもちろん」

ニューカッスルのスティーヴ・ブルース監督は試合後、満足げにこう語りました。
「ほとんど世界最強と言っていいような相手と戦うには、少しの幸運が必要だ。
だがそれだけじゃない。根性とか努力といったものも大事だということだね」
「今日の選手たちのプレイには本当に満足している。試合を通して見せてくれた
パフォーマンスを、とてもとてもうれしく思う」

● ● ●

12月28日に予定されていたエヴァトン対マンチェスター・シティは、シティに
複数の新型コロナ陽性者が出たため、延期となっています。

● ● ●

1月1日、ホームにウエスト・ハムを迎えたエヴァトンは、0-1(前半:0-
0)での敗戦となりました。ウエスト・ハムの決勝点は、86分のトマーシュ・ソ
ウチェクによるものでした。

かつて11年間指揮を執ったエヴァトンでの勝利に、ウエスト・ハムのデイ
ヴィッド・モイーズ監督は、率直に喜びを表しました。
「古巣のクラブに戻ってくるのは、いつだって特別な気分だよ」
「ここで過ごした日々はブリリアントだった。グレイト・イヤーズだね。でも私
はウエスト・ハムでも同じことをしたいと思っている。前に進んで、勝利を重ね
て行きたい」
「今夜、ここでの勝利はとても大きい。エヴァトンは現時点で絶好調で、素晴ら
しいフットボールをして、結果もついてきていて、リーグ2位になるチャンス
だった。彼らの意気込みは相当だったはずだ。方や我々のほうは、6日間で3試
合目を戦わなければならなかったわけだから」
エヴァトンを離れてからのモイーズは、プレミアリーグではマンチェスター・ユ
ナイテッド、サンダーランド、ウエスト・ハムで監督を務めていますが、グッ
ディソン・パークでの成績は0勝4敗で、今回が記念すべき初勝利でした。

エヴァトンのカルロ・アンチェロッティ監督は、こうコメントしています。
「どっちに転んでもおかしくない試合だった。我々はそれほどチャンスを作るこ
とができなかったが、彼らもたくさんチャンスを作れたわけではない」
「結果を受け入れないと。そして自分たちの信念を高く持ち続けることが大事だ」
「我々のチームは、どちらかと言えば守りを固めてカウンターアタックを使うほ
うがうまくやれる。ボールを持って攻めるのは難しさがあるね。しかしそういう
戦い方にもアジャストして行く必要がある」
「(リーグ順位では)今のところ望んだポジションにいる。シーズンの終わりま
で居続けられたら。それが我々のターゲットだ」

● ● ●

1月4日にサウサンプトンとアウェイで戦ったリヴァプールは、開始2分に前リ
ヴァプール所属のダニー・イングスに先制ゴールを許し、そのまま1-0(前半:
1-0)で黒星を喫しました。

ファイナル・ホイッスルが鳴った瞬間、感涙にむせんだサウサンプトンのラルフ・
ハーゼンヒュットル監督は、試合後にこう語っています。
「確かに私の目からは涙が出てきたけど、あれは風のせいだよ! あの、うちの
野郎どもがすべてを賭けて戦った姿。ほんとうに誇らしく思うね。リヴァプール
を相手にするときはパーフェクトな試合をする必要がある。今日のうちはそれが
できたと思うよ」
「おそろしいプレシャーにさらされることはわかっていたから、ボックスの周り
でのディフェンスがキーになると思っていた。その上で、フットボールをプレイ
することにトライする。今日のうちはうまくやり切ることができた」
「厳しいゲームだったな。私の声はガラガラだ。うちのガイズはヘトヘト。そ
りゃ相手が相手だから無理もない。みんな自分たちの仕事を信じてやり切った」
「パーフェクトな夜だよ」

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督はこうコメントしています。
「スタートだね、明らかに。点を取られたからっていうだけじゃなくて、スター
トが。サウサンプトンにおめでとうだ。彼らをほめるべき」
「彼らがどんな戦い方をしてくるか、それはじゅうぶん承知だった。だからあれ
で驚いちゃいけないんだが、うちのチームは驚いてしまっていたように見えたね」
「ロケット工学とかの難しい話じゃない。もっとうまくプレイするべきだったっ
てだけだ。彼らの手の内に乗ってスタートしてしまった」
「彼らはとにかくよく走った。対してうちはデシジョン・メイキングがよくな
かった。勢いがない時はああいうことになる。もっとたくさんチャンスを作れる
はずだったんだが。うちにはアウトスタンディングな選手がそろっている。でも
スタートから準備ができていたというわけではなかった」
「サディオ・マネは今晩ひとつPKを取れていた。相手にハンドボールもあった。
なぜそうならなかったのか私にはわからない。パフォーマンスについて言い訳を
するつもりはないが、それらが認められていたら1ポイントは獲れていただろう」
「ここから盛り返さないとね」


*** 1月5日(火) *******************************

【ジェリー・マースデン逝去】

リヴァプールのレジェンド、ジェリー・マースデンの死去の翌日、彼の娘は、父
親は「私たちのヒーロー」だったと表現した。
ジェリーは1月3日・日曜日の早い時間に病院で亡くなった。78歳だった。
彼のバンド、ザ・ペースメイカーズは、アイコニックなリヴァプールFCのアン
セム「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」をはじめ、「フェリー・クロス・
ザ・マージー」、「アイル・ビー・ゼア」、「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット?」、
「アイ・ライク・イット」などのヒット曲で知られている。

ジェリーの娘イヴェット・マールベクは、こう話している。
「妹のヴィッキーと私は、ダッドのことをいつもとってもとっても誇らしく思っ
ているの」
「常にいい人だし、地に足がついてるのよ」
「ほんとうに毎日私たちを笑わせてくれたわ」
「私たちのヒーローだった。とってもワンダフルな」

1960年代の初頭、ジェリーは、ザ・ビートルズやほかのバンドと同じように、
リヴァプールとハンブルグでの音楽巡業に身を投じた。そしてリヴァプールは、
世界のポップ・ミュージックの中心となった。

「私たちみんな、ひどいショックでどうしようもなくて」イヴェットは続ける。
「とにかくファビュラスだったわ。ファビュラスな人であり、ファビュラスなお
爺ちゃんであり夫だった」
「血液に感染症が見つかったと思ったら、そこから心臓発作になって。あっとい
う間だった。でもおだやかな最期だったの」

追悼の言葉が次から次へと表明されている。サー・ポール・マッカートニーはツ
イッターでこう言っている。
「ジェリーとは、僕らのリヴァプールでのアーリー・デイズからのメイトだった」
「地元では彼と彼のグループは僕らの最大のライヴァルだった」
「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローンやフェリー・クロス・ザ・マージーで
の彼のアンフォーゲッタブルなパフォーマンスは、これからも多くの人々の心に
残り続けるだろう。ブリティッシュ・ミュージックの幸せな時代の記憶とともに」
「奥さんのポーリーン、そしてご家族には心からお悔やみを申し上げます」
「またね、ジェリー。君の笑顔はずっと忘れないよ ― ポール」

Gerry Marsden's daughter says family are 'devastated' by death of 'our hero'
 By Luke Traynor, Liverpool Echo, 4 Jan 2021


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▽NLWアーカイヴ:#11「ビートル・ピープル~ジェリー・マースデン」
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過去のNLWからピックアップしてお届けするアーカイヴ・コーナーです。
第11回は、2001年6月12日発行のNLW No.8より。「リヴァプール・エコー」
紙によるジェリー・マースデンのインタビューです。ビートルズ関係者へのイン
タビュー企画「ビートル・ピープル」の第1回として掲載されました。
2021年1月3日に亡くなったジェリー。どうぞ安らかに。

「ビートル・ピープル」(2001年)----------------------------------------------

≪≪≪ NLW No.8 - June 12, 2001 ≫≫≫

リヴァプールのビートルズゆかりの人々が、彼らとの想い出を語ります。

第1回 ジェリー・マースデン Gerry Marsden ---------------------

ジェリー・マースデンは、リヴァプールが生んだ最もグレイトなアーティストの
ひとりです。
彼のバンド Gerry and the Pacemakers は、世界中を席巻した「マージービート」
グループの中心的存在で、英国ではデビューから3曲連続でナンバー1を獲得し
ました。
現在も、ソロ・シンガーとしてまだまだ現役で活躍しています。

「俺たちとビートルズってのは、特別ライヴァルって感じじゃなかったよ。みん
なメイトだったし、マネージャーはブライアン・エプスタインで一緒だったしね。
チャートでナンバー1を取ると、お互い称えあったものさ」
「『あの南部の人間たちにゃあトップの座を渡すもんか』ってことで共同戦線を
はってたからね。でも実際には、そんなのはすぐに意味を成さなくなっちまった
んだよな。あいつら、他のどのバンドの手も届かないようなずう~っと上の方に
行ってしまったからね」

ジェリーがいちばん身近に感じていたのは、ジョン・レノンだったそうです。

「あのバンドの中じゃあ、あいつが俺のベスト・メイトだったな」
「俺たちはいつもうまくやってたよ。たぶん、2人とも同じようなちょっとひね
くれたユーモア・センスを持ってたからだと思う」
「パリでさ、ビートルズがアメリカのチャートのナンバー1を取ったってニュー
スを一緒に聞いた時のことを憶えてるよ。俺たち何て言ったと思う?『おいおい、
ふざけた話だよな。ここにいる4人のスカウサーがアメリカのナンバー1だっ
て?』」

ジェリーは、ジョン・レノンから曲プレゼントしようと言われて断わったことが
あり、今でも少し後悔しているそうです。
1963年、ポップ・パッケージ・ツアーで英国を公演旅行中のホテルで、ジェ
リーの部屋にジョンが突然アコースティック・ギターを抱えて飛び込んで来たん
だそうです。

「ジョンが言うのさ、『この曲、“I Want To Hold Your Hand”っていうんだけどさ、
君たちにどうかな、ジェリー?』ってね」
「俺がたいして気に入らないふうだったから、ジョンはがっかりしたみたいだっ
た。で、たしかこう言ってたな『そうだな、でもハーモニーを加えれば結構いか
した曲になるはずさ』って」
「で、俺は言ってやったんだよ、いやいや、どっちにしろくだらん曲だってね。
はは。で、ご存知の通り、それがあっという間にナンバー1さ」

<Liverpool Echo, 27 Mar 2001>
https://www.liverpoolecho.co.uk/whats-on/music/gerry-marsden-3564305


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▼スカウスハウス・ニュース
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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       *** 隔週火曜日発行 ***


□■ 第773号 ■□

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◇編集 山本 和雄
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