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April 27 2021, No.786
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <4月27日>
 ▽NLWアーカイヴ:#18「ジェリーは命の恩人」(2006年)
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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NLW No.786です。
ええと、もう、ちょっと、なんというか、世の中のあまりのストレンジぶりとい
うか、莫迦ばかしさに、ついて行けません。というか、ついて行きたくない。あ
らゆることが正気の沙汰ではないです。1年前は「わあまるでモンティパイソン
の世界だあ」とちょっとは笑ってられる余裕があったけど、もうそんな場合じゃ
ない。コロナじゃなくてコロナ脳、蔓延しすぎでしょう。

恐怖をあおることしか興味のないメディアと(いわゆる)専門家、それにまんま
と踊らされる思考停止の国民と知事、それに突き上げられて右往左往するだけの
政府。日本人であることが恥ずかしいです。僕個人は。

これ、いったいいつまで続けるんでしょうね。どうなったら終わりにするんで
しょうね。終わるころには日本も終わってるんじゃないのか?

……と、ぷんぷんと怒ってばかりでほんと疲れますが、今朝、「東洋経済オンラ
イン」にアップロードされた記事を読んで、少し疲れがとれました。心ある専門
家はちゃんといるし、その意見をしっかり伝えるメディアがある。希望はまだあ
る、と信じたいです。今日より前の記事もあわせて紹介しますね。

<東洋経済オンライン>
 「ゼロコロナ」志向こそが人と社会を壊していく
  https://toyokeizai.net/articles/-/425103

 コロナ「医療逼迫」に「国民が我慢せよ」は筋違い
  https://toyokeizai.net/articles/-/424239

 新型コロナへの過剰反応をいつまで続けるのか
  https://toyokeizai.net/articles/-/422794


ついでにこの神戸新聞の記事も紹介ておきましょう。さすが泉さん、よくぞ言っ
てくれました。
 https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202104/0014277520.shtml

● ● ●

「今週のフォト・アルバム」は、「リヴァプールのパブ」シリーズ第4弾です。
2016年撮影のなかから、ビヤサーバーが並んでいる写真をピックアップして並べ
てみました。まさかの禁酒法が発令された地域のみなさん(僕もそうですが)に
は目に毒かも??
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo786.html 

                         ― Kaz(27/04/2021)


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▼リヴァプール・ニュース <4月27日>
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*** 4月27日(火) *******************************

【イングランド・プレミアリーグ 2020/2021】

4月23日金曜日、アーセナルとアウェイで対戦したエヴァトンは、0-1(前半:
0-0)で勝利しました。
決勝点は、相手キーパー、ベルント・レノのオウン・ゴール(76分)によるもの
でした。

試合終了後、エヴァトンのカルロ・アンチェロッティ監督はこう話しています。
「とにかく上位にしがみついて行くことが重要だ。パフォーマンスもよかったか
ら、今夜はいいことずくめだよ。次のゲームにも自信をもって臨めるね」
「ようやく調子が戻ってきた。そう言ってもいいだろう」

アーセナルのミケル・アルテタ監督のコメントです。
「我々のほうが上回っていた。しかしあの判定がね。我々にはどうしようもない」
「ペナルティが取り消しになったが、もう15秒早くできないのか。(オフサイド
とされたぺぺのプレイのあと)我々は8か9のパスをつないでいる。こういうの
を私はもう10回も見た。もう見たくない。彼らの都合だか知らないが、どうにか
ならないのか。誰か説明してくれ」

エヴァトンの今シーズンのアウェイ・マッチでの勝利は、この試合で10となりま
した。これはマンチェスター・シティ(12)についで2番目の好成績です。

イングランド1部リーグにおいて、アーセナルとエヴァトンの対戦は、この試合
で200に到達しました。これは史上3番目の記録だそうです。これを上回るのは、
アストン・ヴィラとエヴァトン、そしてリヴァプールとエヴァトンのマッチアッ
プで、いずれも204試合となっています。

エヴァトンの次節は、5月1日土曜日、アストン・ヴィラをホームに迎えます。
通算205回目の対戦ですね。


● ● ●

4月24日土曜日、ホームにニューカッスル・ユナイテッドを迎えたリヴァプール
は、1-1(前半:1-0)で引き分けました。
開始3分にモハメド・サラーのゴールで先制したレッズは、その後もチャンスを
作り続けるもどうしても追加点を奪うことができず、終了直前のロスタイム5分、
ジョー・ウィルコックに劇的な同点弾を決められるという悔しい結果となりまし
た。
4位チェルシーとのポイント差は4。来季チャンピオンズリーグ出場権獲得は依
然厳しい状況ですが、まだ希望はあります。

試合終了後のユルゲン・クロップ監督のコメントです。
「我々にはまだ5試合残っている。それでどうなるかだ。うまく行くか、チャン
ピオンズ・リーグでプレイできないか。それだけのこと」
「こういった(格下相手の)試合で我々は、山ほどチャンスを作る。しかしそれ
を生かせなかった。自分たち以外、誰のせいにもできない」
「今この瞬間、フラストレーションは150%を下らない。軌道修正の方法を見つ
けなければならないが、現時点ではかなり厳しい。かなりタフなことだが我々は
それをやらなければならない」

リヴァプールの次節は、5月2日土曜日、アウェイでマンチェスター・ユナイ
テッドとの対戦です。


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▽NLWアーカイヴ:#18「ジェリーは命の恩人」(2006年)
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過去のNLWからピックアップしてお届けするアーカイヴ・コーナーです。
第18回は、2006年4月14日発行のNLW No.247より。当今年1月3日に亡くなった
ジェリー・マースデンのエピソードで、当時の『リヴァプール・エコー』の記事
を翻訳したものです。
天性のシンガー&エンターテイナーだったジェリーは、誰からも愛されるキャラ
クターの持ち主でもありました。誰からも愛されたのは、あの底抜けの明るさと、
誰とでも分け隔てなく対等に接し、優しくできる人柄があってこそなんだと思い
ます。オリジナル記事のサブタイトルにもあるように、「リヴァプールと同じく
らいビッグなハート」の持ち主でした。
僕は一度だけジェリーに会ったことがあるのですが、同じ目線で、まるで親しい
友だちのように話しかけてくれて感激しました。ジェリーの「人間力」、とんで
もなかったです。

「ジェリーは命の恩人」(2006年)------------------------

≪≪≪ NLW No.247 - April 18, 2006 ≫≫≫

*** リヴァプール・ニュース 4月14日(金) *************************

【ジェリーは命の恩人】
2003年に心臓手術を受けたマージービートのスーパースター、ジェリー・マース
デンが、同じ病気で苦しむ人を助けたという話です。

現在スペインのコスタ・デル・ソルに在住で71歳のビジネスマン、コリン・
ウィルソン氏は、心臓のバイパス手術を受けるにあたってジェリーに助けを求め
ました。
手術の辛さをよく知るジェリーは、ウィルソン氏とは面識がなかったにもかかわ
らず快諾し、毎日のように電話をかけて氏を励ましたのだそうです。

ウィルソン氏は、「リヴァプール・エコー」紙にこう語っています。
「60年代、私はリヴァプールに住んでいてね、ジェリーとはアデルフィ・ホテ
ルでのチャリティ・ディナーで会ったことがある」
「その時彼は大スターだったけれども、ほとんど全員に時間を取って話をしてい
た姿が印象的だった」
「何年か前に彼が心臓の手術を受けたことは、新聞で読んで知っていた。それで、
同じような病状だとドクターに言われた時に、できればアドヴァイスをもらえな
いだろうかと彼に手紙を書いたんだよ」

ウィルソン氏の動脈に異常があることを医者が発見したのは、昨年の8月でした。
医者はウィルソン氏に、生死にも関わる大手術の必要があることを告げました。

「おそろしい手術だよ。胸を5時間も切り開かれっぱなしで、患者の命が持たな
い可能性もある」
「ジェリーは電話をくれて、私たちはお互いの体験を綴ったノートを交換した。
彼は私にとっての、素晴らしい勇気の源になってくれたんだ」
「アバディーンとかアデレードとか、ツアー中でもジェリーは、1日と空けずに
電話をくれたんだよ。優しく、元気づける電話をね。私にとって一番待ち遠しく、
同じ苦しみを味わった人間からの貴重な電話だった」
「そればかりか、彼は、私の古い友人で大好きなフットボーラーであるイアン・
セント・ジョンにも連絡して、病院の私に元気づける電話をかけるよう言ってく
れた」
「私は、彼が私に見せてくれた優しさを、リヴァプールのみなさんにぜひ知って
ほしい。リヴァプールにはジェリー・マースデンという素晴らしい男がいるとい
うことを」

大手術から5週間経って、ウィルソン氏は順調に快復しています。
数ヶ月のうちに、2人の子供たちの顔を見に英国に戻りたいというのが今の願い
だそうです。

「いくらかの副作用はあるがね、でも80%は快復しているよ」
「ジェリーは私に、絶え間のない勇気とグッド・アドヴァイスを与えてくれた。
私がいちばん苦しい時にね」
「リヴァパドリアンは親切で思いやりがあるということで有名だけれど、その素
晴らしい見本がジェリー・マースデンさんなんだと私は言いたい。リヴァプール
には、彼を誇りに思ってほしいんだ」

 Gerry helped me survive heart op - he's got a heart as big as Liverpool.
  by Liverpool Echo, 12 Apr 2006
 
https://www.liverpoolecho.co.uk/news/liverpool-news/gerry-helped-survive-heart-op-3519768 


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▼スカウスハウス・ニュース
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NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
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「今週のフォト・アルバム」は、「リヴァプールのパブ」シリーズ第4弾です。
2016年撮影のなかから、ビヤサーバーが並んでいる写真をピックアップして並
べてみました。まさかの禁酒法が発令された地域のみなさん(僕もそうですが)
には目に毒かも??
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□■ 第786号 ■□

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