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August 02 2022, No.819
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース ／ News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■ *** http://scousehouse.net/ *** □■ INDEX ■□ ▽フロム・エディター ▼リヴァプール・ニュース ＜８月１日＞ ▽スカウスハウス・ニュース ▼今週のフォト -------------------------------------------------------------------------- ▽フロム・エディター ------------------------------------------------------------------ NLW □ ウエスト・ダービーといえば？ と問えば、ちょっと上級のビートルズ・ファンならば「カスバ・クラブ」と即答 するはず。 ウエスト・ダービーはリヴァプールの地名で、カスバ・クラブはビートルズが ビートルズになった場所というか、ビートルズが始まった場所というか、ブライ アン・エプスタインが登場する前の本拠地、ホームともいえる場所。ビートルズ 史においては超トップクラスの重要スポットなのである。 その当時、同じウエスト・ダービーに「ロウランズ」というクラブがありました。 今はクラブはないですが、建物はまだ健在です。なんとカスバの目と鼻の先…… 100～150メートルくらいあるから「目と顎の先」くらいか……とにかくほんとす ぐ近く。実はここもまた、ビートルズの誕生に貢献しています。でも、ロウラン ズと聞いて「あああそこね、わかるわかる」と反応できるビートルズ・ファンっ て、どのくらいいるんだろう？ ましてや訪問したことのある人は？？ 知る人ぞ知る、ロウランズ。しかしここがなければ、もしかしたらビートルズは 存在していなかったかもしれないのです。そう考えるとこの無名ぶりはどうにも 不当な扱いであり、ちゃんとスポットライトを浴びるべきではなかろうか……な あんてことをよく思っていたのですが、ちょっと前に地元紙「リヴァプール・エ コー」のウェブ版記事を見ていたら、おお、なんと！ ロウランズの写真がでか でかと載ってるではないですか！ ひと目でそれがロウランズだとわかる自分にも感心しましたが（さすがオレ）、そ れよりも「ついにスポットが当たったか」といううれしさが先に立ちました。 早速わくわくしながら記事を読んでみると…え、なに？ 幽霊屋敷？ てことは ビートルズの幽霊が出る？ …んなわけないかさすがに。そもそも記事のタイト ルやリード文にはBeatlesの文字はなく、本文中にもたったの１度だけ。だめだ こりゃ。 でもちょっと面白いので、今週の「ニュース」で紹介しますね。ぜひ読んでみて ください。 このロウランズには個人的にも思い出があります。なかなか面白い体験をしまし た。幽霊は見てないケド。 そのうちに、カスバクラブのことと合わせて（というかカスバのほうがメインに なりますが）、ロウランズのことを文章にまとめてみたいと思っています。この あたりの、ビートルズがビートルズになる頃のストーリーって、ほんとうに面白 いんですよね。後世から見れば「あの時あれがなかったら……」というのばっか り。でも当時リアルタイムでは劇的な展開でもなんでもなくて、単なるイキサツ でありナリユキなんですよね。その積み重ねであんなトンデモナイことになっ ちゃったという、そのダイナミックなツイストぶりがたまりません。 というわけで「今週のフォト・アルバム」には、ロウランズの写真を。2019年夏 の撮影です。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo819.html ● ● ● <<Beatleweek 2022 スカウスハウス・ツアー：参加者募集中！>> 締め切りは７月31日でしたが、主催側の受け入れもまだ可能なようなので、も う少し募集を続けます。 今年８月にリヴァプールで行われる「インターナショナル・ビートルウィーク」 観賞パッケージ『スカウスハウス・ツアー2022』の参加者を募集中です。 聖地リヴァプールで開催される世界最大のビートルズ・フェスティヴァル「イ ンターナショナル・ビートルウィーク」。Covidの影響で2020年はオンライン 開催、2021年はドメスティック開催を余儀なくされましたが、今年・2022年は ３年ぶりに通常開催です。 おなじみの「ビートルズ・コンヴェンション」やアデルフィでのオールナイト・ パーティー、フィルハーモニック・ホールでのハイ・クォリティなコンサート やマージー河畔のヨット・クラブでのイヴェント、さらには名物となりつつあ る「ルーフトップ・コンサート」などなど、盛りだくさんの企画が用意されて います。 もちろんスカウス・ハウスのオプショナル企画も充実。各種ビートルズ・ツ アーに、マージー・フェリー乗船、ウェルカム＆フェアウェルパーティーなど でリヴァプールとフェスティヴァルを満喫していただきます。 初めてのかたもリピーターも大歓迎！ この夏、ぜひリヴァプールでお会いし ましょう！ http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2022.html --- Kaz（02/08/2022） -------------------------------------------------------------------------- ▼リヴァプール・ニュース ＜８月１日＞ ------------------------------------------------------------------ NLW □ *** ８月１日（月） ******************************* 【ビートルズよりも幽霊で有名】 かつてビートルズが演奏をしたこともあるヴィクトリア朝の邸宅が、リヴァプー ルで「最も幽霊の出る家」だと言われている。 ウエスト・ダービーにある「ロウランズ」は、1846年に建築家のトーマス・ヘ イによって建てられた。現在は「グレードII」に指定される保護建築物となって いる。1960年代には、地下にあった「ピラー・クラブ」に、のちにマージーサウ ンドを彩ることになる多くのバンドが演奏している。ビートルズの前身である クォリーメンやジェリー＆ザ・ペースメイカーズ、ホリーズもその中に含まれる。 このマナーハウスは現在、ウエスト・ダービー・コミュニティ・アソシエション が管理していて、20ものクラブに場所を提供するほか、プライヴェートな催しで 盛んに使われている。アソシエイションのチェアマン、スティーヴン・ガイ（74 歳）は、ロウランズでは昨年、不可解な出来事が相次いで発生、それにより、超 常現象をこよなく愛する人々の間で人気が急上昇していると話している。 スティーヴンはこう言っている。 「私自身もいろいろと不思議な目には遭ってるよ。いちいち騒ぎ立てたりはせん けども、確かに起こるんだ、ヘンなことが。いちばん最近のやつは日曜日、午後 ４時ぐらいかな、ベルが鳴ったんだよ。ハローいう男の声も聞こえた。そしてそ れがもいっぺん繰り返された」 「だが私が２階から降りてみると、玄関にはだあれもおらん。門だって閉まった まま。私には説明できんし、不思議なことだとしか言いようがない。まあ、特段 怖いとかはなかったけれども」 スティーヴンによると、改装前のロウランズは管理人のバスルームにベルが備え られていて、それが音の出所の説明になると彼は信じている。 「だからまあ、霊のせいというよりは、ここの歴史の一部みたいなもんなんじゃ ないかね。夫婦喧嘩の声が聴こえたって人も何人もおるよ」 「改装工事中にもだね、ワーカーたちはずっと女の顔に見られてたんだと。真っ 昼間にね。ほんとに女がここにいたのか、あるいは人間とは別のものだったのか、 とにかくみんな肝を冷やしたゆうておった」 「昔ここの保育サービスに通っておった若い女性がおるんだが、その娘が『あの 女の子はまだいるの？』と私に訊くんだよ。ここに通っておった時分に、おさげ 髪の女の子をしょっちゅう見かけたと。いつも古いフロックを着て犬と一緒に階 段に座っておったらしい」 「パラノーマル・アイUK」（ゴースト・ツアー運営会社）は、９月23日金曜日に ロウランズでのゴースト・ハントを開催する。Facebookでの投稿で彼らはこう 言っている。 「リヴァプールのロウランズ邸は、最も幽霊の出る家です。すべてのゴーストハ ンターにとって絶対必見の、素晴らしい物件です」 Victorian mansion that's 'the most haunted house in Liverpool' - A number of strange occurrences have been reported at the manor house from a couple bickering to the "girl on the stairs" By Charlotte Hadfield, 19 Jun 2022, Liverpool Echo https://www.liverpoolecho.co.uk/news/liverpool-news/victorian-mansion-thats-the-most-24236944 -------------------------------------------------------------------------- ▽スカウスハウス・ニュース ------------------------------------------------------------------ NLW □ *** Beatleweek 2022 スカウスハウス・ツアー：参加者募集中！ ****** 今年８月にリヴァプールで行われる「インターナショナル・ビートルウィーク」 観賞パッケージ『スカウスハウス・ツアー2022』の参加者を募集中です。 聖地リヴァプールで開催される世界最大のビートルズ・フェスティヴァル「イ ンターナショナル・ビートルウィーク」。Covidの影響で2020年はオンライン 開催、2021年はドメスティック開催を余儀なくされましたが、今年・2022年は ３年ぶりに通常開催です。 おなじみの「ビートルズ・コンヴェンション」やアデルフィでのオールナイト・ パーティー、フィルハーモニック・ホールでのハイ・クォリティなコンサート やマージー河畔のヨット・クラブでのイヴェント、さらには名物となりつつあ る「ルーフトップ・コンサート」などなど、盛りだくさんの企画が用意されて います。 もちろんスカウス・ハウスのオプショナル企画も充実。各種ビートルズ・ツ アーに、マージー・フェリー乗船、ウェルカム＆フェアウェルパーティーなど でリヴァプールとフェスティヴァルを満喫していただきます。 初めてのかたもリピーターも大歓迎！ この夏、ぜひリヴァプールでお会いし ましょう！ http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2022.html *** スカウスハウス通販（１） ****** 英国盤レコードの通販です。「ビートルズ」「ビートルズ（ソロ）」「ビートル ズ関連」「ブリティッシュ・ロック」「シングル＆EP」の５カテゴリー。リヴァ プールで仕入れたアイテムばかりです。オーダーいただけるとうれしいです！ http://scousehouse.net/shop/records2021.html *** スカウスハウス通販（２） ****** スカウスハウス通販「シルバー・アクセサリー」を更新しました。永らく品切 れになっていたLennon-NYペンダントが入荷しています。チェーンの太さ＆長 さにいくつかのヴァリエーションがあって、お好みのタイプをお選びいただけ ます。 現在、アクセサリー全アイテムを対象に、お手入れ用磨き布（研磨剤入り）を プレゼント中。オーダーをいただけるとうれしいです！ https://scousehouse.net/shop/silver.html *** スカウスハウス通販（３） ****** 「Beatleweekグッズ」の通販です。品ぞろえはこじんまりとしていますが、 オフィシャル・プログラムやTシャツなど、これまでのビートルウィーク会場 で仕入れたアイテムばかりです。 ほとんど１点ものの限定販売。オーダーいただけるとうれしいです！ http://scousehouse.net/shop/bwgoods.html *** 原稿募集中 ****** NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。 旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは 英国に関するものなら何でも歓迎です。 お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。 -------------------------------------------------------------------------- ▼今週のフォト ------------------------------------------------------------------ NLW □ 「今週のフォト・アルバム」では、「ニュース」と「フロム・エディター」で取 り上げた、ロウランズの写真を。2019年夏の撮影です。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo819.html ■ NLW ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース ／ News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *** 隔週火曜日発行 *** □■ 第819号 ■□ ◆発行 SCOUSE HOUSE （スカウス・ハウス） ◇編集 山本 和雄 ◆Eメール info@scousehouse.net ◇ウェブサイト http://scousehouse.net/ ◆Facebook http://www.facebook.com/scousehouse.net ◇お問い合わせフォーム http://scousehouse.net/liverpool/form.html ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお聞かせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行しています。配信 の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイトからどうぞ。 ◆まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065878.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 無断での転載を禁じます。 Copyright(C） 2001-2022 Scouse House |