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November 29 2022, No.827
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼「リヴァプールおすすめ100選」(パート8)
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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こないだの日曜日、佐野元春さんのライヴに行ってきました。
ソニー・ミュージックの特別企画「名盤ライヴ」シリーズの一環で、1992年の
佐野さんのアルバム『Sweet16』が「Zepp Namba」のステージ上で完全再現され
ました。
『スウィート16』のリリースから30年が経ったという事実にもびっくりですが、
そのサウンドや楽曲やアレンジ、作品に込められたメッセージや世界観が、
まったく古びていないことにも驚かされました。ほんとにあれから30年? 

オーディエンスには、30年という時間のもつ重みや自身の人生の歩みなどを投
影しながらのライヴだった人も、少なからずいたことでしょう。
でも、僕個人としては、まったく、ノスタルジーのかけらも感じなかった。
もちろんライヴのあいだで何度も、(1992年のオレってどんなんだっけ?)と
自問はしてみました。けれどもうまく思い出すことができず、おまけにこの30
年のあいだになにか自分に内面的成長というか変化というか成熟みたいなもの
があったともさっぱり思えず、結局はつまり、30年前も今もおんなじように高
揚し、感動しているんだろうなあということになって、それがちょっとうれし
くもあり、おかしくもあり。アルバムのタイトルトラック「スウィート16」、
そして「レインボー・イン・マイ・ソウル」は、きっと僕の中ではこれからも
リアルに、現在進行形で鳴り続けるんだろうな、と思います。

それにしても、このアルバムに込められたパワー、尋常じゃないです。楽曲ひ
とつひとつの完成度も高いけど、アルバムトータルとしても完璧な作品だった
んだなあと、あらためて。それをライヴで完全再現してしまうなんて、まさに
驚異的であるし奇跡的。生きててよかったなあと、僥倖感にひたりながらのラ
イヴ鑑賞となりました。コスタリカ戦のゆくえはちょっと気になったけどね。

この特別企画ライヴは横浜で2回、大阪で2回、合計4回のみという、超限定
での公演でした。
でも、行けなかったみなさんにもいいニュースが。来年1月に大阪のステージ
が配信でリリースされるそうですよ。気になるかたは、ぜひ。

● ● ●

その前の日曜日には、神戸マラソンを走りました。
去年おととしと2年連続で中止になっていたので、3年ぶりの開催です。僕に
とっても3年ぶり。生活圏でもあり、慣れ親しんだ神戸の街を、2万人の仲間
(ランナー)と一緒に走るのは、ほんとうに楽しかったです。沿道の応援もな
んだかとっても新鮮でうれしかったです。おば(あ)ちゃんもおじ(い)ちゃ
んもコドモもオトナも学生も、みーんな熱いアツイあつい。あんなに気合い込
めて励まされたら、走らないわけにはいきません。びりびりシビれっぱなしで
のランニングになりました。大会ボランティアのみなさんの応援もあたたかく
て、心に沁みるシミルしみる。感動しながら動かない足を動かしました。

そうだ、ひとつ面白かったことが。スタートして8キロくらいかな、新長田の
鉄人28号の巨像を過ぎたあたりで、うしろの方から「ファイトー、がんばりま
しょうー」と女性の声が近づいてきて、(ん? この声は聴き覚えが……)と
思って横を見ると、にゃんとそれは野口みずきさん! 思わず「わあー!」と
叫んでしまいました。野口さんは大会特別ゲストだったはず。ゲストって走る
の?? あのアテネオリンピックでの豪快なランニングを憶えている身として
は、野口さんがここにいるのが信じられない。というか、野口さんと一緒に
走っている自分が信じられない……と感激したのもほんの一瞬、野口さんはそ
のままスピードを落とすことなく、周りのランナーを励ましながらあっという
間に走り去ってしまいました(もちろん誰もついて行けない……)。そのあとは
2度と野口さんの姿を拝むことはできなかったのですが、強烈な印象として
残っています。
で、走りながら思ったのは、これちょっと自慢できるんちゃうか、ということ。

「俺さー、野口みずきさんと同じレースに出て、抜かれたことがあるんだよね。
8キロくらいまではリードしてたんだけどねえ」

なあんて、言えなくもないかな、と。どうですかね?

あ、それからもうひとつ。
今の日本で、マスクをしていない顔をたくさんたくさん見られたのが、なんだ
かとっても新鮮で、気持ちよかったです。走ってる人ばっかだけど。

● ● ●

「今週のフォト」は、「リヴァプールおすすめ100選」でピックアップされたス
ポットから、いくつかを選んで紹介します。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo827.html 

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オーダーをいただけるとうれしいです。
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                        --- Kaz(29/11/2022)


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▼「リヴァプールおすすめ100選」(パート8)
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リヴァプールは観るべきもの、やるべきこと、体験すべきことの宝庫です。
地元紙「リヴァプール・エコー」が、地元の人でも観光客でも楽しむことがで
きる物事を100個、リストにして掲載しています。

第8回は、ベスト71から80までを紹介します。


「リヴァプールおすすめ100選」(パート8)-----------------------

【その71:「クラウン」の天井を見に行く】
ライム・ストリートにある「クラウン」は、おそらくリヴァプールで最も緻密
でデコラティヴな天井をもつパブである。


【その72:チャイナタウンで新年のお祝いに参加】
リヴァプールのチャイナタウンで行われるトラディショナルなパレード。これ
がなければチャイニーズ・ニュー・イヤーは始まらない。


【その73:コンサート・スクエア界隈でナイトアウトを体験】
リヴァプールでの夜のお出かけにおけるマーマイト(機械グリースみたいな見
た目で強烈なフレイヴァーをもつ、イギリスの食品)。一度はこのエリアを体験
するべし。大嫌いになるか、大好きになるか。そのどちらかしかない。


【その74:「プライド」に参加】
「プライド」は、LGBTQ+カルチャーの祭典であり、同性愛やトランスジェン
ダーに対する偏見に反対するキャンペーン。世界各地で行われているが、リ
ヴァプールでも毎年開催。


【その75:「クレアモント・ファーム」でフルーツ狩り】
ベビントンにある「クレアモント・ファーム」で40年以上続けられているフ
ルーツ狩り。毎年6月から8月中旬まで。このファームでは、イチゴ、ラズベ
リー、テイベリー、レッド&ブラックカラント、グーズベリーなどを栽培して
いる。

【その76:インディペンデント・シネマで映画鑑賞】
クロスビーにある「ザ・プラザ・コミュニティ・シネマ」は、1939年の開館以
来、地域の人々に愛され続けている。親密なシネマ体験を求める向きなら、訪
れる価値あり。


【その77:ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック・オーケストラ
(RLPO)のコンサートを鑑賞】
RLPOは英国で最も長く続いている現役のプロフェッショナル・シンフォニー・
オーケストラである。本拠とするリヴァプール・フィルハーモニック・ホール
では毎年70本前後の公演を多なっている。


【その78:リヴァプール・フェスティヴァル・ガーデンズに行ってみる】
ここでは、第一回目の「インターナショナル・ガーデン・フェスティヴァル」
が1984年に開催された。


【その79:「ムース・コーヒー」でブランチ】
たぶん行列に並ばないといけない。しかし「ムース・コーヒー」のアメリカン・
カナディアンの料理メニューは、待ってでも味わう値打ちがある。


【その80:「ロブスター・ポット」でフィッシュ&チップス】
英国伝統食を手軽に食べるなら、リヴァプールのシティ・センターでは「ロブ
スター・ポット」が人気がある。少し郊外になるが、ウォルトンのスチュアー
ト・ロードにある「バーンズ・チッピー」のフィッシュ&チップスは、「リヴァ
プール・エコー」の読者ランキングで上位を獲得した。

The 100 best things to do in Liverpool
- By Lorna Hughes & Phoebe Barton, Liverpool Echo, 02 October 2021

(つづく)


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▽スカウスハウス・ニュース
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*** 現地ビートルズ・ツアー ******

スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポートし
ています。リヴァプールでは、22年目となった「リヴァプール・ビートルズ・
ツアー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ
&名所観光」、「伝説のカスバクラブ・ツアー」をご用意。「現地英語ツアー
(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予約も
承ります。
ロンドンのビートルズ名所を訪ねる「ロンドン・ビートルズ・ツアー」も大好
評。イギリス旅行の際にはぜひご利用ください。
 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm 


***  PLAY AT THE CAVERN! ******

スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをア
レンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。
ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページを
ご覧ください。
ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演
奏する」という夢をぜひかなえてください!
 http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


*** スカウスハウス通販(2) ******

スカウスハウス通販「シルバー・アクセサリー」を更新しました。永らく品切
れになっていたLennon-NYペンダントが入荷しています。チェーンの太さ&長
さにいくつかのヴァリエーションがあって、お好みのタイプをお選びいただけ
ます。
現在、アクセサリー全アイテムを対象に、お手入れ用磨き布(研磨剤入り)を
プレゼント中。オーダーをいただけるとうれしいです!
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*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは
英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▼今週のフォト
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「今週のフォト」は、「リヴァプールおすすめ100選」でピックアップされたス
ポットから、いくつかを選んで紹介します。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo827.html 


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