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August 01 2023, No.844
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼NLWアーカイヴ:#27「追悼シラ・ブラック」(2015)
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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8月になりました。
早いですね、あと3週間ほどで「インターナショナル・ビートルウィーク2023」
が開幕です。
いつものことですが、開幕まで1ヶ月を切ったこの時期は、フェスティヴァル主
催者も僕も追い込みモード、いや、追い込まれモード、か。テンパりながら準備
を進める毎日です。
日本代表4バンドのギグもほぼ固まってきて、あとは数日後の最終決定を待つば
かりです。まだ詳しいことは公表できないんだけど、本数だけ書いちゃうと、こ
んな感じ。

HIPS … 7本
#4 Dream … 7本+1本
The Reunions … 6本
The Beebirds … 6本

#4 Dreamの「+1本」というのは何でしょう? にゃはは、これもまだ明らかに
するのは差し控えますが、ちょっとストレンジなというかユニークなギグが1本
入る予定です。これはちょっと面白いですよ。

というわけで、合計27本。8月25日(金)から28日(月)の4日間で、27本
です。
去年は1バンドだけのエントリーでギグが8本。それを考えると、僕の仕事量は
ギグの立ち会いだけで3倍以上。ちょっとオソロシイような気もしますが、みん
なでワイワイ楽しみながら取り組みたいと思います。

● ● ●

いちおう締め切りを過ぎた「スカウスハウス・ツアー2023」ですが、「今からで
も申し込みたい」というかたは、こちらからどうぞ。
 https://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2023.html 

● ● ●

いろんなことがバタバタで、今号では新しいマテリアルとしての記事を用意でき
ませんでした。
前に書いたので何かないかなーとパラパラとめくってみたら、ありました。今日・
8月1日はシラ・ブラックさんの命日なんですね。あれからもう8年かあ……。
当時のNLWで書いた文章を「NLWアーカイヴ」コーナーで紹介します。

シラが亡くなってからおよそ1年半後の2017年1月に、彼女の銅像が建ちまし
た。マシュー・ストリートの、オリジナル・キャヴァーンの入り口があった場所
のすぐ横です。満面の笑みをたたえて両手を大きく広げるその姿は、まるでお客
さんを迎え入れてくれているよう。キャヴァーンでクローク係を務め、のちに国
民的歌手&エンターテイナーになるシラにぴったりの場所であり、ポーズなので
した。

● ● ●

「今週のフォト」では、マシュー・ストリートに立つシラ・ブラックの銅像の写
真を。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo844.html 

                        --- Kaz(01/08/2023)


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▼NLWアーカイヴ:#27「追悼シラ・ブラック」(2015)
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過去のNLWからピックアップしてお届けするアーカイヴ・コーナーです。
第27回は、8年前のNLW No.619(2015年8月4日発行)の「フロム・エディ
ター」から。その3日前に亡くなったシラ・ブラックについて、個人的な思い出
を綴ったものです。

「追悼シラ・ブラック」(2015)-----------------------

≪≪≪ NLW No.619 - August 04, 2015 ≫≫≫

*** フロム・エディター *********************

悲しいニュースです。
シラ・ブラックが亡くなりました。
リヴァプール出身の元シンガーで、TVプレゼンターとしても活躍したシラ。彼
女はビートルズのデビュー前からグループの妹分的な存在で、ビートルズと同じ
くブライアン・エプスタインの元でデビュー。歌手として数々のヒット(2曲が
ナンバー1)を飛ばしながら徐々にショウ・ビジネスの世界に軸足を移し、エン
ターテイナーとして不動の地位を築きました。

英国のメディアは、訃報とともに「英国で最も愛されたスターのひとり」「ショ
ウビズ界で最も有名な女性」「国内で最も成功し、最も稼いだパフォーマーのひ
とり」など、最大級の賛辞をシラに贈っています。

8月1日、スペインの自宅で亡くなったシラは、72歳でした。すぐに思いだし
たのは、昨年、彼女がインタヴューで、「75で死にたい」と語っていたことでし
た。耳が遠くなってしまったことをかなり気に病んでいたようで、「老いること
は辛く悲しい」とも漏らしていたそうです。
自身の予想よりは少し早くなってしまったけれど、事故や病気ではなく、自然死
(と見られています。今のことろ)であったことは彼女にとって救いになるかも
しれません。ただ、いきなり去って行かれてしまった家族やファンはショックで
しょうが…。

僕自身は、シラには会ったことはないのですが、シラのお兄さんのジョンさんに
は以前、親しくしてもらっていました。
親しくと言ってもただパブで仲良くビールを飲むくらいなのですが、それでも、
大らかで優しくて品のあるジョンさんに会うのは毎年とても楽しみでしたし、
ジョンさんもいつも喜んでくれているようでした。
あるとき「ほらこれを」と使い古しのレジ袋を差し出されて、その中にシラのサ
イン入りのカードが何枚も入っていてびっくりしたことがあります。また別のと
きには、なぜかホワイト家のファミリー写真までプレゼントされてしまいました。
スペインの別荘での集合写真でした(あれはどこにしまってあるのだろう…?)。

あ、よく知られていることですが、シラの本名はプリシラ・ホワイトです。白を
ひっくり返して黒にしてしまうというのが実にクールなわけですが、これは
『マージー・ビート』紙が書き間違ったことが発端なんだそうです。それを見て
「なるほど、ブラックのほうがカッコいいじゃないか」というブライアンのひと
ことでインパクトのある芸名が決まったのです。

仲間内で「ホワイティ」と呼ばれていたジョン・ホワイトさんは、ほとんど毎日、
ジャカランダのカウンターの奥に座っていました。ひとりで静かにマイルドエー
ルやストロングボウを飲みながら『エコー』のクロスワード・パズルを解いてい
る姿が、今も僕の頭に残っています。
でも4~5年前くらいから見かけなくなってしまって、スペインに引っ越したの
かなと思ったりしているのですが……元気で平和に暮らしていてくれるといいナ。

                        -- Kaz (04/08/2015)

<< http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo844.html >>


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▽スカウスハウス・ニュース
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***  Beatleweek 2023 スカウスハウス・ツアー:参加者募集中! ******

今年8月にリヴァプールで行われる「インターナショナル・ビートルウィーク」
観賞パッケージ『スカウスハウス・ツアー2023』の参加者を募集中です。
聖地リヴァプールで開催される世界最大のビートルズ・フェスティヴァル「イ
ンターナショナル・ビートルウィーク」。今年・2023年は、おなじみの「ビート
ルズ・コンヴェンション」やアデルフィでのオールナイト・パーティー、フィ
ルハーモニック・ホールでのハイ・クォリティなコンサートやすっかり名物と
なった「ルーフトップ・コンサート」、さらに昨年に続いてマージー河畔のヨッ
ト・クラブでもイヴェントが開催されるほか、ホープ・ストリートやヨーコ・レ
ノン・センターでの新企画も登場。輪をかけて盛りだくさんの内容になっていま
す。
もちろんスカウス・ハウスのオプショナル企画も充実。各種ビートルズ・ツ
アーに、マージー・フェリー乗船、ウェルカム&フェアウェルパーティーなど
でリヴァプールとフェスティヴァルを満喫していただきます。

初めてのかたもリピーターも大歓迎! この夏、ぜひリヴァプールでお会いし
ましょう!
 http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2023.html 


***  スカウスハウス通販:英国盤レコード ******

スカウスハウス通販「英国盤レコード」では、昨夏リヴァプールで買い付けてき
たアイテムを、「2022新入荷」というコーナーで紹介しています。少数精鋭とい
うか、貴重盤と珍盤が目立つラインナッ
プとなりました。リヴァプールならでは、なものもいくつかあり。
オーダーをいただけるとうれしいです。
 http://scousehouse.net/shop/records2022.html 


*** 現地ビートルズ・ツアー ******

スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポートし
ています。リヴァプールでは、22年目となった「リヴァプール・ビートルズ・
ツアー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ
&名所観光」、「伝説のカスバクラブ・ツアー」をご用意。「現地英語ツアー
(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予約も
承ります。
ロンドンのビートルズ名所を訪ねる「ロンドン・ビートルズ・ツアー」も大好
評。イギリス旅行の際にはぜひご利用ください。
 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm 


***  PLAY AT THE CAVERN! ******

スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをア
レンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。
ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページを
ご覧ください。
ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演
奏する」という夢をぜひかなえてください!
 http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


*** スカウスハウス通販:シルバー・アクセサリー ******

スカウスハウス通販「シルバー・アクセサリー」のアイテムは、すべてスカウス
ハウス・オリジナルです。いちばんのおすすめは「Lennon-NYペンダント」が入
荷しています。ジョン・レノンがニューヨーク時代に愛用していたペンダントを
イメージしたアクセサリー。チェーンの太さ&長さはお選びいただけます。
現在、アクセサリー全アイテムを対象に、お手入れ用磨き布(研磨剤入り)を
プレゼント中。オーダーをいただけるとうれしいです!
 https://scousehouse.net/shop/silver.html 


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは
英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▼今週のフォト
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「今週のフォト」では、マシュー・ストリートに立つシラ・ブラックの銅像の写
真を。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo844.html 


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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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       *** 隔週火曜日発行 ***


□■ 第844号 ■□

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