December 03 2024, No.876
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■ *** http://scousehouse.net/ *** □■ INDEX ■□ ▽フロム・エディター ▼スカウスハウス・ニュース ▽今週のフォト ------------------------------------------------------------------------ ▽フロム・エディター ---------------------------------------------------------------- NLW □ NLW No.876です。 いまこれを書いているのは午後6時すぎ。ついさっきまで、スカウスハウス通 販の「英国盤レコード」ページの更新作業に没頭してました。やっと目処がつ いたところです。まだ最終チェックもしないといけないし、サーバーに送って ちゃんと表示されるかどうかも心配です。このNLWを仕上げてからまたそっち に戻るつもりですが...いや、その前にお風呂と晩ごはん。にゃは。 いちおう通販ページのリンクを載せておきますね。もし今日アップロードでき なかったら、明日にがんばります。 https://scousehouse.net/shop/records2024.html 今回通販ページに載せたのは、半分くらいは以前からの売れ残りですが、あと の半分はこの夏リヴァプールとハンブルグで買い付けたレコードです。 リヴァプールではいつものとおり、地元のレコードショップやレコードフェア、 ビートルズ・コンヴェンションの会場をちょこまかと回ってせっせと買い集め たものです。といっても僕のメインの仕事はビートルウィークで、ツアー参加 者やバンドのコーディネートなので、なかなかゆっくりとレコードと戯れる時 間はないんだけど、「お、これは!」なアイテムとの出会いや、それを1枚い ちまい吟味する作業は僕にとっては至福の体験。ついつい自分が欲しいレコー ドを優先的に買ってしまうことになって、あとで困ってしまってわんわんにゃ んにゃんになることも。「うわーこれ、手放したくないなあ」とか、「通販のス トックにおんなじのが何枚もあるじゃん!」とか。 ビートルズの英国オリジナル盤レコードというものは、世界的にも日本的にも 人気が高いのです。なにしろもう 2020年代ですから、決定版的な最新リマ スターCDや、えーとなんだっけ、配信? みたいなものが続々とリリースさ れているのですが、それにもかかわらも、オリジナルのレコード盤の人気・ 価値は揺るぎがありません。むしろ、より需要が高まっている感じもします。 面白いですよね。いや、我々からすればそれは至極当然のことなんだけど。 ご存知のように先進国(に限らずかもだけど)ではここ数年、物価が上昇の 一途をたどっていて、さらに円はゴロンゴロンと下落しています。何が言いた いかというと、ビートルズの英国オリジナル盤レコードの価格は、この数年で ぐいぐいぴょんぴょんと上がってしまっています。買い付けの際にはその場の ノリというかイキオいでクレジットカードでポンと買っちゃうもんだから、あ とで冷静になって考えて「ひええ~~」となることもしょっちゅうなんだけど、 それでも、手に入れたそのレコードは50年60年もの年月をタクマしく生き抜 いてここに存在しているわけで、それを思うと愛着もひとしお。「よしよし、 かわいいねえ」と頬ずりしたくなるのです……。 だからまあ、売れ残ることが多いスカウスハウス通販だけど、売れなくても自 分の手元においておけるのはそれはそれで悪くないなあ、というか、ずっとう ちにいてくれてもいいよ、くらいの気持ちがあるので、ついつい通販ページへ のアップ作業も遅れがち、というかなおざりになっちゃうわけですが、それに しても気がつけばもう12月。この低収入のままでは無事に年を越せるかどう か…いやかなりヤバいんちゃう?? と、お尻に火がついて、ここ数日がん ばって作業をしているという次第であります。やれやれ。 前にも書いたけど、今年の夏はリヴァプールのあとでドイツ・ハンブルグに 行きました。 スカウスハウスが個人旅行者向けに提供している日本語ビートルズ・ツアーの、 ハンブルグ版の企画のためです。 個人的に2度目のハンブルグだったんだけど、前回は真冬。しかも実質1日だ けという強行スケジュールでした。今回はというと実質1日半、と、そう大き な違いはないものの、なにしろ真夏なので、アクティヴな時間ははるかに長く てそれはもう雲泥の差。しかもまる1日現地在住の日本人ガイドと過ごしたの で、とんでもなくディープな充実度でありました。ハンブルグ、最高に楽し かったです。 ハンブルグでのレコードの買い付けはというと、ひとりで過ごした到着日の数 時間を利用してのレコードショップ巡りでした。土地勘もなくドイツ語もまっ たくわからず、完全アウェー、すっきり丸腰。でもそれが面白かったです。未 知の世界を探検するみたいでワクワクな体験でした。収穫もまずまず…いや、 手放したくないものばっかりだから、上出来と言っていいんじゃないかな。 ビートルズのレコードは、英国盤がやはりオリジナルということでいちばん 人気があるけれど、実はドイツ盤(西ドイツ盤ですね)もかなり評価が高いの です。音質がとにかくほんとに素晴らしい。イギリス人とは求めるものが違う ようで、「ロック的な音」よりも、音楽としての完成度がまず優先されるとい う感じ。どこまでも丁寧できめ細かくてとっても自然でふくよかで美しい音 を追求しているのです。どこまでも繊細。さすがベートーベンとブラームス の国だなあ、と思うのです。 そしてよく考えると、ビートルズがビートルズになったのは、ドイツのハン ブルグだったのでした。ドイツがビートルズを育てた、ということですよね。 あるいは思い切って、ビートルズを産んだ、とまで言ってみてもいいかもしれ ません。だって、「ザ・ビートルズ」として初めてステージに立ったのはドイ ツだし、ドイツに行くまではパッとしないその辺のバンドのひとつだったわけ だから。最初のハンブルグ巡業でまったく別のバンドになってしまったわけ、 だから。 えーと、そんなこんなで、今回のNLWはメインとなる記事がありません。 言い訳のようにテキトーなことをごにょごにょ書いておりますが、次号はもう ちょっと内容のあるものをお届けしたいと思ってます。ごめんなさい。 ● ● ● 「今週のフォト」は、今年夏にハンブルグで撮った写真を紹介しますね。ビー トルズ・スポットではない、街の風景を選んで掲載します。ハンブルグって活 気があってきれいで、美味しくて、広くて開放的で、そして刺激がある街でし た。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo876.html --- Kaz(03/12/2024) ------------------------------------------------------------------------ ▼スカウスハウス・ニュース ---------------------------------------------------------------- NLW □ *** スカウスハウス通販:英国盤レコード ****** スカウスハウス通販「英国盤レコード」を更新しました! 「2024 The Beatles (LP)」というコーナーで販売開始。今夏リヴァプールと ハンブルグで買い付けてきたアイテムを紹介しています。 少数精鋭というか、貴重盤が目立つラインナップですが、リヴァプールやハン ブルグの香りを少しでも感じていただければうれしいです。 ビートルズLP以外のカテゴリーもただいま準備中です。 http://scousehouse.net/shop/records2024.html *** 現地ビートルズ・ツアー ****** スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポート しています。リヴァプールでは、22年目となった「リヴァプール・ビートル ズ・ツアー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ ランチ&名所観光」、「伝説のカスバクラブ・ツアー」をご用意。「現地英語ツ アー(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予 約も承ります。 ロンドンのビートルズ名所を訪ねる「ロンドン・ビートルズ・ツアー」も大好 評。イギリス旅行の際にはぜひご利用ください。 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm *** PLAY AT THE CAVERN! ****** スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをア レンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。 ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページを ご覧ください。 ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演 奏する」という夢をぜひかなえてください! http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html *** スカウスハウス通販:シルバー・アクセサリー ****** スカウスハウス通販「シルバー・アクセサリー」のアイテムは、すべてスカウ スハウス・オリジナルです。いちばんのおすすめは「Lennon-NYペンダント」 が入荷しています。ジョン・レノンがニューヨーク時代に愛用していたペンダ ントをイメージしたアクセサリー。チェーンの太さ&長さはお選びいただけま す。 現在、アクセサリー全アイテムを対象に、お手入れ用磨き布(研磨剤入り)を プレゼント中。オーダーをいただけるとうれしいです! https://scousehouse.net/shop/silver.html *** 原稿募集中 ****** NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。 旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは 英国に関するものなら何でも歓迎です。 お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。 ------------------------------------------------------------------------ ▽今週のフォト ---------------------------------------------------------------- NLW □ 「今週のフォト」は、今年夏にハンブルグで撮った写真を紹介しますね。ビー トルズ・スポットではない、街の風景を選んで掲載します。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo876.html ■ NLW ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *** 隔週火曜日発行 *** □■ 第876号 ■□ ◆発行 SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス) ◇編集 山本 和雄 ◆Eメール info@scousehouse.net ◇ウェブサイト http://scousehouse.net/ ◆Facebook http://www.facebook.com/scousehouse.net ◇お問い合わせフォーム http://scousehouse.net/liverpool/form.html ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお聞かせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行しています。 配信の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイトからどうぞ。 ◆まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065878.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 無断での転載を禁じます。 Copyright(C) 2001-2024 Scouse House |