December 17 2024, No.877
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■ *** http://scousehouse.net/ *** □■ INDEX ■□ ▽フロム・エディター ▼エコーのエコー:母は家政婦で俺は犬の散歩係――ビートルズの家で ▽スカウスハウス・ニュース ▼今週のフォト ------------------------------------------------------------------------ ▽フロム・エディター ---------------------------------------------------------------- NLW □ NLW No.877です。 毎年12月は、エーちゃんのコンサートで大阪城ホールに行きます。だいたい いつもジョンの命日あたりの土日で、今年は7日と8日でした。そして僕は今 年も2日目に参戦。2024年のエーちゃん、もちろんサイコーでした。ぶちカッ コよかったです。「ザ・ロックンロール」なライヴでした。 エーちゃんが終わったので、個人的には「ああ今年も暮れるんだなあ」と、 すっかり越年モードです。 だからというわけではないんだけど、ちょっと早いような気はするけれど、こ のNLWを今年の最終号にします。新年第1号は1月7日...か14日に。 数えてみたら、今号を含めて、今年は24回の発行でした。 「どんなことを書いたんだっけ…」と、ちょっとバックナンバーをチェックし てみたところ、いやいやいや、なかなか濃いですね。それに面白い! もう すっかり忘れているものばかりなので、新鮮な気持ちで読んでしまいました。 「これ、ほんとに書いたのオレ?」とか思いながら…って、誰かほかの人が書 いた?? こんなに読み応えがあるメールマガジンだったのかと、ちょっと びっくりです。自分で言うのもナンだけど、なかなかのクォリティではありま せんか。ちょっとマニアックすぎな気もするけど。ひょっとしてこれ、有料に してもイケるんちゃうかな。にゃは。 ……と、すっかり調子に乗って自画自賛が止まりませんが、それもこれも読者 のみなさんあってのこと、です。そしてそして、リヴァプールという街の面白 さ、ユニークさ、ですよねやっぱり。 あ、今号の「エコーのエコー」もいいお話ですよ。犬のマーサといえば、ビー トルズ・ファンはピンと来ますよね? イエス! Martha My Dearですね。そ のマーサの散歩係があの……おっと、詳しくは本文でどうぞ。 来年もどうぞよろしくです。 ● ● ● 「今週のフォト」は、今年・2024年に紹介した写真の中から、いくつか選んで 掲載します。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo877.html --- Kaz(17/12/2024) ------------------------------------------------------------------------ ▼エコーのエコー:母は家政婦で俺は犬の散歩係――ビートルズの家で ---------------------------------------------------------------- NLW □ 2024年11月10日付「リヴァプール・エコー」に掲載された記事を翻訳して紹 介します。 ----------------------------------------------------------------- 母は家政婦で俺は犬の散歩係――ビートルズの家で ダン・ヘイガース 2024年11月10日・リヴァプール・デイリー・ポスト・エディター ザ・ビートルズは、数えきれないほどのミュージシャンにインスピレーション を与えてきた。彼らを追いかけた末にビッグネームになった者も少なくない。 例えばビリー・ジョエルは、1964年にアメリカのTVに出演した彼らを観て、 自分のようなワーキング・クラスのシンガーでも成功することができるんだと 励まされたし、最近再結成を発表したオアシスはビートルズへの憧れを公言し、 彼らの音楽やスタイルから受けた影響について何度も語っている。 しかしながら、そういったわかりやすい事例とは少し違った形で、この街の最 も有名な息子たちからインスピレーションを受け取ったミュージシャンがいる。 1970年代終盤のニュー・ウェイヴのグループ、アダム&ジ・アンツのリード・ シンガー、アダム・アント。彼はサー・ポール・マッカートニーと個人的な繋 がりがあり、それが彼に、音楽業界への挑戦を決心させることになった。 この話は、先週土曜日(2024年11月9日)に放送されたBBCレイディオ2の 番組「ピック・オブ・ザ・ポップス」で、ホストのマーク・グディアーによっ て紹介された。1983年のこの週のヒット・チャート・カウントダウンでアダム・ アントの「プッシン・ブーツ」がナンバー5に登場(ソロ・アーティストとし てはこれが最後のトップ10ヒットとなった)。曲が終わると、マークはこのス ターのアーリー・ライフにおけるトリヴィアをリスナーに語った。 「アダム・アントが子供の頃、彼の母親は、あるスーパースターの家で家政婦 をしていたんだな。アダムはそのスターの家に行って、彼のミュージック・ ルームを見たときに、自分もポップ・スターになろうと思ったそうだよ。その スターっていうのが、ポール・マッカートニーなんだけどね」 アダム本人もインタヴューでこのエピソードを明かしている。彼は2015年4 月の「リヴァプール・エコー」でこう語った。 「俺の母親はポール・マッカートニーの家政婦でね。俺は散歩係。シープドッ グのマーサを散歩に連れて行ってた。彼女はナイス・ドッグで、彼はナイス・ マンだったな」 同じインタヴューで彼は、リヴァプールでの演奏についても懐かしむように 語っている。 「リヴァプールは大好きだ。いいギグの夜がいくつもあった。特にエリックス があった頃はね。今はイースト・ヴィレッジ・アーツ・クラブになっちゃって るけど」 エリックスでの演奏について、彼はこう回想している。 「エコー・アンド・ザ・バニーメンと一緒だったことがあってね。彼らはまさ に人気上昇中、こっちは人気下降中。ちょうど時代の転換点みたいな感じだ」 「あの頃の、初期の彼らの音楽は大好きだった。でもドラム・マシーンの『エ コー』を封印して以降は興味は持てなくなってしまった」 「エリックスに出てた時にね、キャヴァーンを探してマシュー・ストリートを 歩いたよ。キャヴァーンがあったところに行ったんだが、取り壊されて、カー・ パークになっていたな。そんなの、ロンドンじゃありえないことだ」 先月(2024年10月)にリヴァプールでの公演が予定されていたアダムだが、 病気のためにフィルハーモニック・ホールでのコンサートはキャンセルとなっ た。 My mum was Paul McCartney’s cleaner and I used to walk his dog − it inspired me to become a star −Adam Ant is one of many stars to have been inspired by The Beatles Dan Haygarth, Liverpool Daily Post Editor and Regeneration Reporter 10 November 2024, Liverpool Echo https://www.liverpoolecho.co.uk/news/showbiz-news/mum-paul-mccartneys-cleaner-used-30339295 ------------------------------------------------------------------------ ▽スカウスハウス・ニュース ---------------------------------------------------------------- NLW □ *** スカウスハウス通販:英国盤レコード ****** スカウスハウス通販「英国盤レコード」を更新しました! 「2024 The Beatles (LP)」というコーナーで販売開始。今夏リヴァプールと ハンブルグで買い付けてきたアイテムを紹介しています。 少数精鋭というか、貴重盤が目立つラインナップですが、リヴァプールやハン ブルグの香りを少しでも感じていただければうれしいです。 ビートルズLP以外のカテゴリーもただいま準備中です。 http://scousehouse.net/shop/records2024.html *** 現地ビートルズ・ツアー ****** スカウス・ハウスでは、ビートルズ・ファンの「聖地巡礼」の旅をサポート しています。リヴァプールでは、22年目となった「リヴァプール・ビートル ズ・ツアー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ ランチ&名所観光」、「伝説のカスバクラブ・ツアー」をご用意。「現地英語ツ アー(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予 約も承ります。 ロンドンのビートルズ名所を訪ねる「ロンドン・ビートルズ・ツアー」も大好 評。イギリス旅行の際にはぜひご利用ください。 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm *** PLAY AT THE CAVERN! ****** スカウス・ハウスでは、リヴァプールのキャヴァーン・クラブでのライヴをア レンジしています。もちろん現地コーディネートつきです。 ウェブサイトの「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」ページを ご覧ください。 ビートルズ・バンドのみなさん、「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演 奏する」という夢をぜひかなえてください! http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html *** スカウスハウス通販:シルバー・アクセサリー ****** スカウスハウス通販「シルバー・アクセサリー」のアイテムは、すべてスカウ スハウス・オリジナルです。いちばんのおすすめは「Lennon-NYペンダント」 が入荷しています。ジョン・レノンがニューヨーク時代に愛用していたペンダ ントをイメージしたアクセサリー。チェーンの太さ&長さはお選びいただけま す。 現在、アクセサリー全アイテムを対象に、お手入れ用磨き布(研磨剤入り)を プレゼント中。オーダーをいただけるとうれしいです! https://scousehouse.net/shop/silver.html *** 原稿募集中 ****** NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。 旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは 英国に関するものなら何でも歓迎です。 お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。 ------------------------------------------------------------------------ ▼今週のフォト ---------------------------------------------------------------- NLW □ 「今週のフォト」は、今年・2024年に紹介した写真の中から、いくつか選んで 掲載します。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo877.html ■ NLW ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *** 隔週火曜日発行 *** □■ 第877号 ■□ ◆発行 SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス) ◇編集 山本 和雄 ◆Eメール info@scousehouse.net ◇ウェブサイト http://scousehouse.net/ ◆Facebook http://www.facebook.com/scousehouse.net ◇お問い合わせフォーム http://scousehouse.net/liverpool/form.html ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお聞かせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行しています。 配信の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイトからどうぞ。 ◆まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065878.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 無断での転載を禁じます。 Copyright(C) 2001-2024 Scouse House |