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March 31 2026, No.907
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼エコーのエコー:6,000マイル向こうでつかんだビートルズ・ドリーム
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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今号の「エコーのエコー」は、香港出身のジミー・ヤンさんのお話。
ジミーさんは僕の大好きなミュージシャンです。大ファンと言ってもいいくら
い。リヴァプール滞在中は、チャンスがあれば勇んで観に(聴きに)行きます。
アコースティック・ギターとハーモニカと足踏みだけというシンプルなスタイ
ルなんだけど、ジミーさんの演奏には人柄が滲み出てるんですよね。人柄って、
優しくて陽気で謙虚で気さくな人柄。もちろんそれだけではなくて、歌も演奏
もソウルフルで、哀愁もあって、胸に迫るものがあります。激動の時代の香港
で生き抜いてきただけに、平和や自由への想いというか願いも歌に滲み出てい
て、じ~んとさせられます。でも、決してジメッとしたステージではないんで
すよ。シリアスの中にファニー、ハピネスの中にビターネスがあります。ひと
つのステージの中にいろんなドラマがあるので、ちょっとだけのつもりで立ち
寄ったとしても、ついつい引き込まれてしまって、結局そのまま最後まで観て
しまう、ということになってしまうのです。

2022年にジミーさんのステージを観てすっかりファンになった僕は、その2、
3年後かな、道端で彼を見かけた時に思わず「わージミーさーん!」と駆け
寄ってしまいました。ジミーさんはびっくりした様子です。
「な、なんで私のことを知ってるんだ?」
「なんでって、有名じゃないですか。あなたみたいなグレイトなミュージシャ
ン、みんな知ってるでしょう?」
「いやいや、そんなん言われたん初めてだわ。君、かなり珍しいよ」
「ええ~?」

その数日後、キャヴァーンでのジミーさんのステージを観に行きました。
僕の姿に気がついたジミーさん、演奏中にも関わらず、挨拶をしてくれました。
それだけじゃなくて、MCでは先日のエピソードを添えてオーディエンスに僕を
紹介。すっかりネタにされてしまいました。もちろん悪い気はしません。その
また数日後に奥さまと一緒の時にも出会いましたが、奥さまにも「ああこの人
はねえ、」と同じネタを披露していました。にゃは。

今年のビートルウィークのラインナップにジミーさんが入るのかどうか、今の
ところはわかりません。でももし入っていなくてもだいじょうぶ。ビートル
ウィーク開幕の前日、火曜日はジミーさんの通常営業日なので、キャヴァーン
に行けば会えるはず。またMCのネタにしてもらおうっと。

今回の記事の中に、ジミーさんのこんな言葉があります。

「人生における私の哲学はだね、常にハッピーでいること。そして、自分のや
りたいことをやるってこと」

まさにそのとおりの人だなあと、思います。ジミーさんってほんと、いつもニ
コニコしてるんですよ。僕も見習わないとなあ...。

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「今週のフォト」では、香港出身のキャヴァーン・レジデント・ミュージシャ
ン、ジミー・ヤンさんの写真を紹介します。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo907.html

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お知らせです。

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今年8月にリヴァプールで行われるインターナショナル・ビートルウィーク観
賞パッケージ「スカウスハウス・ツアー2026」の参加者を募集しています。
おなじみの「ビートルズ・コンヴェンション」やアデルフィでのオールナイト・
パーティー、キャヴァーン・クラブでのライヴはもちろん、豪華なフィルハー
モニック・ホールでのハイ・クォリティなコンサートやマージー河向こうの
ポート・サンライトでの大きなイヴェント、ジョージやジョン、ブライアン追
悼のライヴなどなど、これでもかというくらい盛りだくさんの企画が用意され
ています。
もちろんスカウス・ハウスのオプショナル企画も充実。リヴァプールとフェス
ティヴァルを満喫していただけるラインナップと自負しています。日本代表と
して演奏するバンドもエントリーしていますよ。
初めてのかたもリピーターも大歓迎。聖地リヴァプールで開催される世界最大
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                      --- Kaz(17/03/2026)


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▼エコーのエコー:6,000マイル向こうでつかんだビートルズ・ドリーム
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2026年3月16日付「リヴァプール・エコー」に掲載された記事を
翻訳して紹介します。
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6,000マイル向こうでつかんだビートルズ・ドリーム

 ダニー・ガットマン
 2026年3月16日

香港に、ビートルズに取り憑かれた保険ブローカーがいた。彼はリヴァプール
に行ってみたいと思ったことはなく、ましてや聖地の音楽会場で演奏するなど
とはまったく考えたこともなかった。しかし、ジム・ヤンは7年前にリヴァ
プールの地を踏むことになる。思わぬ形で。そしてそれ以来、彼の人生はすっ
かり変わってしまった。

現在69歳のジムは、香港に生まれ、両親と5人の兄弟とともに暮らした。彼
は寝室の壁をビートルズのポスターで埋め尽くし、ラジオから流れる彼らの歌
を聴いて毎日を過ごしていた。ビートルズに関する最初の思い出について、彼
は「エコー」にこう語っている。

「いちばん上の兄貴がとにかくビートルズが好きでね、ラジオで聴いたり、
ベッドの横の壁に写真を並べたりしてたんだよ。それが最初のインプレッショ
ンだね私の。ほんとに音楽好きの兄でね、私も右へ倣えだ。そうこうするうち
に兄は就職して、たしか初任給で初めてのギターを買ったんだよ。それで私も
一緒になってギターを練習することになってね。兄は長続きしなかったんだが、
私はただただ楽しくてずっとギターで遊んでたんだよね」

1960年代に育った多くの若いビートルズ・ファンと同じように、ジムは彼らの
残した足跡を辿りたいと願った。彼のミュージック・キャリアは順調にスター
トし、「シャープス・ナイト」というTVタレント・ショウでは準優勝に輝いた。
彼が18歳の時だ。

しかし、2年間をフルタイムのミュージシャンとして働いたのちに彼は、音楽
の道から離れる決心をした。そして保険ブローカーとしてのキャリアを積むこ
とに専念した。最初はスワイア・グループに勤務していたが、すぐに独立して
インディペンデントのブローカーになった。

事業のかたわら、ジムは幸せな家庭を築いた。彼には妻のドラと2人の子供、
40歳のランディと36歳のアンジェラがいる。音楽への情熱は消えたわけでは
なく、趣味として、あるいはちょっとした副収入のために、レストランやバー
に出向いてちょくちょく演奏を続けていた。

そして2019年1月、彼が香港島沖のラマ島でバスキングをしている時だった。
妻とのホリデイを過ごしていたキャヴァーン・クラブの元ダイレクター、ビル・
ヘックルと遭遇することになる。

「夕方の5時か6時ぐらいだったよ。彼らが私の前を横切ったのはね。その晩
のフライトでリヴァプールに帰るところだったそうだ」
「彼は立ち止まって、2、3曲聴いていた。それでこう言うんだ。『ビートル
ズの曲を1時間かそこら演奏できるかい? リヴァプールのビートルウィーク
で』って。私は『もちろん冗談だよね?』と答えたんだが、『いや、真面目な
話』って言うじゃないか」

「彼が言うには、自分はダイレクターなんだと。私のビジネスカードを取り上
げて、『今晩メールするから』と。そんなこと言われてもまだ半信半疑だよ
こっちは。からかわれてるだけなんじゃあ? って思うよね。でもほんとにそ
の晩、彼からメールが来たんだよ」

その年、2019年の「インターナショナル・ビートルウィーク」に出演した彼は、
1年も経たないうちに妻と娘をともなってリヴァプールに戻って来た。永住を
決意しての引っ越しだった。彼らの新居はハンツ・クロス。ジョージ・ハリス
ンが昔住んでいた家からは目と鼻の先だ。

ジムは2022年の「インターナショナル・ビートルウィーク」にも出演した。
そして今、彼はキャヴァーン・クラブにレギュラーのパフォーマーとして雇わ
れている。週に2日、ギターとハーモニカでビートルズの名曲を演奏するのだ。

「2022年のビートルウィークが終わった時、ビルに尋ねられたんだ。キャ
ヴァーンのレジデント・プレイヤーになる気はないかと。『そりゃもちろん、
喜んで』と答えたよ私は。それ以来、火曜日と金曜日の最初の2ステージを任
されてるんだ。ここで生き残るために必要なのは、自分のスタイルをキープす
るってことかな。オールディーズは必ず演奏する。早い時間は年配のお客さん
が多めだから。私のレパートリ、結構気に入ってもらえてると思うよ。古き良
き時代の歌は、彼らの心に、いい思い出を蘇らせてくれるんだろうね」

「ビルは私のブライアン・エプスタインだね。彼は私にチャンスを与えてくれ
た。今もまだチャンスを与えてくれている。音楽の世界の競争はそりゃ厳しい
もんだよ。すべてのミュージシャンがキャヴァーンで演奏したいと切望して
るっていうのに、この私は招かれてここでプレイしている。幸運にもキャ
ヴァーン・クラブのダイレクターに会えたおかげだ」

キャヴァーンでの演奏がない日、ジムはもっぱらセフトン・パークでのバスキ
ングに精を出している。キャヴァーンで生きたオーディエンスを相手に演奏す
ることも大好きだが、バスキングには特別なカタルシスがあると、彼は言う。

「セフトン・パークで演奏するのが好きなんだよ。アンプを使わないで演るの
がいいんだ。だってその方がナチュラルだろう? だから楽しいのさ」

「外に出て行く。見知らぬ誰かが足を止めて、私の音楽を心から楽しんでくれ
る。大きなサムアップをくれる。チップをはずんでくれる。そういうのが、私
にとっての幸せなんだよ。友達に『やあジム、よかったよ』って言われるより
もずっといいね。そういうのはもういいんだ。だって友達は友達だからそう
言ってくれるわけで、本心から言ってるとは限らないじゃないか」

兄と一緒にビートルズを聴いていた幼少の頃を振り返ると、自分の人生が行き
着いた先は「自分のことながらちょっと信じられない」と彼は言う。

「人生における私の哲学はだね、常にハッピーでいること。そして、自分のや
りたいことをやるってこと。これまでずっとそうやって生きて来た。で、そう
やって歩んできた道については、ほんとうに満足しているね。もうすぐ70に
なるんだけど、なにも後悔はないよ。まったく」

「もし明日死ぬとしても悔いはないな。ほんとにそう思う」

My Beatles dream came true after chance meeting 6,000 miles from Liverpool
 By Danny Gutmann, 16 March 2026, Liverpool Echo

https://www.liverpoolecho.co.uk/news/liverpool-news/beatles-dream-came-true-after-33602905


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▽スカウスハウス・ニュース
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*** <Beatleweek 2026> スカウスハウス・ツアー ******
今年8月にリヴァプールで行われるインターナショナル・ビートルウィーク観
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しています。リヴァプールでは、22年目となった「リヴァプール・ビートル
ズ・ツアー」、名所観光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+
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アー(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の代行予
約も承ります。
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評。イギリス旅行の際にはぜひご利用ください。

<Liverpool>
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  http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool02.html

 伝説のカスバクラブ・ツアー
  http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool03.html

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  http://scousehouse.net/beatles/guide_london_beatles2023.html

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お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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「今週のフォト」では、香港出身のキャヴァーン・レジデント・ミュージシャ
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       *** 隔週火曜日発行 ***


□■ 第907号 ■□

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◇編集 山本 和雄
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