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June 23 2026, No.913
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼エコーのエコー:ペレとスカウサーのワールドカップ1966
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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NLW No.913です。

FIFAワールドカップ2026、盛り上がってますね。
今号では、60年前にリヴァプルールで行われたワールドカップのお話を紹介し
ます。「エコーのエコー」です。
あのキング・ペレ率いるブラジル代表チームが、リヴァプールでワールドカッ
プの試合を3ゲームも戦ったなんて、ちょっとすごくないですか?
場所はアンフィールドではなくて、グッディソン・パークのほう。エヴァトン
FCのホーム・グラウンドですね。

記事の中に、「コーヒーの本場・ブラジルからやって来る人々には、絶対に
コーヒーを供してはいけない」という下りがあります。イギリス人が淹れる
コーヒーは不味いからです。不味いコーヒーに激怒したブラジル人とトラブル
になるかもしれないからです。冗談ではなく、本気です。面白いですよね。

60年前のイギリス人は、ほとんど誰もコーヒーなんて飲まなかったんじゃない
かな。僕が知ってるのは30年前くらいのイギリスですが、その頃もまだまだ
コーヒーは一般的な人気があるとは言えない感じで、もちろん味もイマイチ
だった記憶があります。コーヒーショップなんてものはほぼ皆無。今はスター
バックスやらコスタコーヒーやらがどこにでもあるし、たぶんイギリスの家庭
でも美味しいコーヒーが飲めるんじゃないかな。コーヒーに限らず、料理も劇
的に美味しくなりました。リヴァプールにも美味しいレストラン、た~くさん
ありますよ。

● ● ●

こないだの土曜日、「南港ビートルズ・ストリート」に行ってきました。南港
は大阪にあります。
前々からウワサは聞いていたのですが、いやあ、とんでもない音楽フェスティ
ヴァルでした。全国からビートルズを演奏するバンド(トリオやデュオやソロ
も含む)が集まって来るわけですが、それがとんでもないヴォリュームなんで
す。たしか2日間で50組、くらいかな。もう延々と、どこまでもビートルズ
です。ステージが2つあって、ほぼ切れ目なし。ぶっ通しです。しかも、出て
くるバンドのレベルが高い高い。なんだか圧倒されてしまいました。日本って
ビートルズバンド王国かもしれません。会場では過去のビートルウィークに出
場してくれたメンバーにも会えて、ほんとに楽しい時間を過ごすことができま
した。誘ってくださったteaさん&りっちぃ、ありがとうございました。

● ● ●

「今週のフォト」では、グッディソン・パークの写真を…と思ったのですが、
これまで何度も掲載しているので、今回はエヴァトンFCの新本拠地、ヒル・
ディッキンソン・スタジアムの写真を。昨シーズンにオープンしたばかりの新
しいスタジアムです。プラス、「南港ビートルズ・ストリート」での、The
McCartneysとteaさんの写真を。はい、どちらも今年の「インターナショナル・
ビートルウィーク」日本代表です。圧巻のパフォーマンスでした。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo913.html

● ● ●

<Beatleweek 2026>スカウスハウス・ツアー:参加者募集中!
今年8月にリヴァプールで行われるインターナショナル・ビートルウィーク観
賞パッケージ「スカウスハウス・ツアー2026」の参加者を募集しています。
おなじみの「ビートルズ・コンヴェンション」やアデルフィでのオールナイト・
パーティー、キャヴァーン・クラブでのライヴはもちろん、豪華なフィルハー
モニック・ホールでのハイ・クォリティなコンサートやマージー河向こうの
ポート・サンライトでの大きなイヴェント、ジョージやジョン、ブライアン追
悼のライヴなどなど、これでもかというくらい盛りだくさんの企画が用意され
ています。
もちろんスカウス・ハウスのオプショナル企画も充実。リヴァプールとフェス
ティヴァルを満喫していただけるラインナップと自負しています。日本代表と
して演奏するバンドもエントリーしていますよ。
初めてのかたもリピーターも大歓迎。聖地リヴァプールで開催される世界最大
のビートルズ・フェスティヴァルに、あなたもぜひ! この夏、ぜひリヴァ
プールでお会いしましょう!

https://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2026.html

                      --- Kaz(23/06/2026)


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▼エコーのエコー:ペレとスカウサーのワールドカップ1966
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2026年6月22日付「リヴァプール・エコー」に掲載された記事を
翻訳して紹介します。
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ペレとスカウサーのワールドカップ1966

 クリストファー・ビーズリー
 2025年6月22日

1966年のワールドカップを迎えるにあたって、マージーサイドの人々はエキサ
イトしていた。
過去2大会のチャンピオンであるブラジル代表チームの、グループ3での3試
合がリヴァプールのグッディソン・パークで開催されることになったからだ。
決勝トーナメントに進めば、準々決勝や準決勝でもこのスタジアムでプレイす
る可能性もある。王様ペレと彼の仲間たちによる「サンバ・カーニヴァル」が
期待されたものの、残念ながら彼らはピッチの上で本来の旋律を奏でることは
できなかった。最初の試合こそ白星を飾ったものの、残り2試合を連敗し、グ
ループステージ敗退でトーナメントを去ることになった。

エヴァトンFCの本拠地であるグッディソンのすぐそば、ウォルトン・レーン
から少し入ったところにあるクラウディア・ストリートは、地元住民により、
カラフルな旗や花が可愛らしく飾り付けられていた。当時「エコー」はその場
所で、ウィラルのヘズウォール出身の宣教師ロバート・ワトソンにインタ
ヴューを行っている。彼は、アマゾンの熱帯雨林、熱帯湿地帯、サバンナから
なるブラジル内陸部のマト・グロッソ州で5年間を過ごし、妻の健康のために
帰国したところだった。

「マト・グロッソ州はとにかく広くて、ほとんどはまだまだ手付かずなんです
が、ブラジルでも急速に発展している地域のひとつですよ。人々はとにかく
フットボールに夢中です。それはブラジルのほかの地域でもそうなんだけど」

1962年にチリで開催され、ブラジルが優勝した前回のワールドカップ決勝戦
を振り返って、彼はこう言う。
「ゴールが決まった瞬間、地元の人々は家から飛び出すんですよ。そして大き
な音で爆竹を鳴らし始めるんです」

一方、ブラジルから応援にやって来るファンへのおもてなし用意していたスペ
ロウ・レーン教会には、サン・パウロに移住していた元司教メルヴィン・バフ
トンからの手紙が届いていた。その手紙には、出すべき飲み物、出してはいけ
ない飲み物についての注意書きが含まれていた。

「絶対にコーヒーだけは出してはいけません。なぜなら、彼らが納得するコー
ヒーを淹れるなんてことは、あなたたちには到底不可能です。とりあえずやっ
てみる、なんてこともしないように。コーヒーへの侮辱と捉えられかねません
よ」

「薄めの紅茶が無難です。きっと気に入ってくれるでしょう」

ピッチの上では、ブラジル代表のワールドカップでの戦いは、グループステー
ジのみで終わってしまうという、期待はずれの結果になってしまった。ペレと
ガリンシャのゴールによりブルガリアに2-0で勝利した7月12日のオープニ
ング・ゲームを見る限りでは予想外の結末と言えるだろう。

「エコー」紙上でマイケル・チャーターズはこうレポートしている。
「世界タイトルの防衛を目指すブラジル代表の初戦が、昨晩グッディソン・
パークで行われた。彼らの動きは最後までスムーズで、ブルガリア代表に2-
0で快勝。よほどのタレント集団でなければ、ブラジルのワールド・カップ制
覇のハットトリック達成を阻止することはできないだろう」

「ブラジル代表が見せたフットボールは、この場所でワールド・カップを開催
することに費やしたすべての努力が無駄ではなかったことを証明してくれた。
スタジアムを埋めた観客も、入場料を、かなり高い入場料を払うだけの値打ち
があったと感じたはずだ」

チャーターズは、ブルガリアのセンター・フォワード、アスパルホフに注目し
ていた。
「彼はトミー・ロートン(戦前にエヴァトン/イングランド代表で活躍したス
トライカー)のようにヘディングが強い。しかしサポートに恵まれなかった。
彼ひとりではどうにもならない」

ブラジルの2ゴールは、いずれもフリーキックから生まれた。グッディソンで
の記念すべきワールドカップ初ゴールの栄誉は、開始15分、ペレにもたらさ
れることになった。勝利を決定づけるゴールは63分、ガリンシャが記録した。

チャーターズはこう書いている。
「ペナルティ・エリアの外ギリギリのところでキシシェフに倒されたペレは、
自分でフリーキックを蹴った。ボールは低い軌道でディフェンスの壁を巻くよ
うにして超えて行った。ゴールキーパーのナイデノフ(この試合彼は非常に良
いプレイを見せていた)は飛びついたが、視界が遮られていたためだろう、
ボールは彼の腕に当たって跳ね、ネット上部に吸い込まれた」

「もうひとつのフリーキックによるゴールも、素晴らしかった。こちらもファ
ウルを受けた本人が蹴り、成功させた。今回はガリンシャによるもので、20
ヤード(約18m)の距離で放たれた信じられないショットがブルガリアの壁を
超えて行った。ボールがゴールの隅に突き刺さった時、キーパーのナイデノフ
は空中にいた」

「ペレが芸術的なスキルを持っているのは、誰の目にも明らかだった。ゲーム
のほとんどの時間、彼は居ないも同然だった。しかしここぞという瞬間が訪れ
ると、彼はイナヅマのように動く。左右どちらの足でもパスを捌く。ディフェ
ンスの間を通して、巧みで決定的なパスをアルシンドや他のプレイヤーに供給
していた」

「“小鳥”の愛称で呼ばれるガリンシャは、精緻なドリブルでスタジアムを沸
かせた。すべてが成功したわけではないが、彼の卓越した個人技は、観衆を大
いに喜ばせていた」

王者が見せるプレイに感銘を受けながらもチャーターズは、グッディソン・
パークのプレス席で共に観戦した南アメリカの同僚たちの振る舞いにカル
チャー・ギャップを感じていた。
「さあこれがワールドカップのフットボールだ。座ってじっくり楽しもうじゃ
ないか。素晴らしいグッディソンのピッチでこの類のゲームが観られるんだか
ら最高だ」

「だが、周りを囲むブラジルの記者たちがそうさせてくれなかった。彼らは自
チームのあらゆるプレイに歓声を挙げっぱなしだったからだ。少々面食らいつ
つの観戦になった」

Scousers given drink warning as Everton embraced Brazil World Cup carnival and Pele

By Christopher Beesley, Everton reporter, 22 June 2026, Liverpool Echo

https://www.liverpoolecho.co.uk/sport/football/football-news/scousers-given-drink-warning-everton-34139564


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▽スカウスハウス・ニュース
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□■ 第913号 ■□

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