リヴァプール・ニュース

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フットボール

【大爆発で新記録大勝!】
11月6日、リヴァプールはUEFAチャンピオンズ・リーグをホーム・アンフィールドで戦い、トルコのベシクタシュJKに8−0の大差で勝利しました。
UEFAチャンピオンズ・リーグでの8点差勝利は、前節にアーセナルが作った7点差を上回っての大会新記録となりました。
ゴール・スコアラーは、ピーター・クラウチ(19分、89分)、ヨッシ・ベナユン(32分、53分、56分)、スティーブン・ジェラード(69分)、ライアン・バベル(78分、81分)でした。
この試合の結果、リヴァプールは4ポイントとし、グループ3位となりました。3ポイントのベシクタシュは最下位となっています。グループAの他の試合ではポルトがマルセイユに勝ち、ポイントを8に伸ばして首位に立ちました。マルセイユは7ポイントで2位です。

試合終了後、ラファエル・ベニテス監督はこう話しています。
「クラブにとってほんとうにポジティヴな日になったね。新記録で勝って、新スタジアムにもゴーサインが出た。たくさんの人に喜んでもらえると思う。今日はほとんどパーフェクトだ」
「(なぜほとんどなのかと問われて笑いながら)相手にも1つチャンスがあったじゃないか」
「これまでの試合でも、我々は相手よりいいプレイをし、多くのチャンスを作った。得点だけが足りなかった。今日のようにいいプレイをして点も取れれば、それが自信になって、もっといいプレイにつながるということだね」
「今日は何としても早い時間帯に先制したかった。向こうにとっても勝たなければいけないゲームだったからね。我々が先制すれば、少しスペースができる。さらに2点目を取れば、向こうは前がかりにならざるを得ない。ウチのストライカーは仕事がしやすくなる」
「今日の試合をやる前から、決勝トーナメントに進めると信じていた。これであと2試合。とにかく勝って、結果を待つだけだ」
「ポルトはここに来なければならない。きっと嫌なはずだよ。しかし彼らにはヨーロッパでの経験があるから、プレッシャーの中でもいい結果を出そうと必死で来るだろう。我々はそれでも、押し返さなければならない」
「ポルトに勝つ自信はある。サポーターもそれを信じてくれている。いいプレイをして勝つ。それだけだ」
「(先制点と最後の8点目を記録したクラウチについて))クラウチのパフォーマンスは非常に良かった。だが私はチーム全体を評価したい。ストライカーは確かにみんな良かったよ。ヴォローニンもファンタスティックだったし。でもミッドフィルダーもディフェンダーも素晴らしかった。クリーンシートに抑えたということも重要なことだからね」
「(最多得点差の新記録となったことについて)優勝トロフィーを目標にやっているわけだが、記録として名前が載るのは、そりゃあ悪い気分じゃないよね」

ベシクタシュのエルトゥグルル・サグラム監督は、試合後の会見に呆然とした様子で現れ、最初の言葉を発するまでに30秒近くを要しました。
「フットボール・チームにとっても、ファンにとっても最悪の夜になってしまった。信じられない結果だ」
「ファンのみなさん全員に謝りたい。受け入れるのが非常に難しい結果ではあるけれど、これですべてが終わりというわけではない」
「今我々がやらなければならないのは、今後のゲームを、もっと必死の気持ちで戦うことだ。我々にはそれができると思っている」

リヴァプールの次節・第5節は11月28日、FCポルトを迎えてアンフィールドで行われます。 (11月11日)

【まだまだこれから】
10月24日、リヴァプールはUEFAチャンピオンズ・リーグのリーグ戦を戦い、トルコのベシクタシュに敵地で2−1で敗れました。
前半13分にサミ・ヒーピアのオウン・ゴールにより先制を許し、反撃に出るものの、後半37分に追加点を取られ、終了間際の後半45分にスティーヴン・ジェラードのゴールで1点差とするのがやっとでした。
この日の結果により、リヴァプールはグループAの最下位に転落、上位2チームに出場権のある決勝トーナメントへは、自力での勝ち抜きの可能性がなくなってしまいました。

試合終了後、ラファエル・ベニテス監督はこう話しています。
「パフォーマンスには満足している。チャンスをものにできなかったね。アウェイで28本もシュートを放ち、ボールの支配率はほとんど60%。普通ならじゅうぶん勝ててるはずなんだが」
「ファースト・ハーフのたった1つのミスでやられてしまった。チャンスはあれほどたくさんあったというのに。向こうのゴールキーパーはアウトスタンディングだった。でももっとチャンスをものにしないと」
「確かに、我々が勝ち抜くのはかなり困難な状況になった。でも私はまだ可能だと信じているよ。残り3試合に全部勝たなければならないが、それはじゅうぶん可能だ」
「状況を見て対応して行かないといけないね。もう1試合で、ポルトとマルセイユが引き分けてくれたのは助かった。我々のオプションを広げてくれることになったからね」
「今日の試合のようなプレイを続けて行けば、我々にもチャンスは出てくるはずだ」
「監督の能力を試されているとか、そういうふうには考えていない。これがフットボールというものだ。今日ここでやったようなことを続けて行けば、きっと結果はついて来る」

キャプテンのスティーヴン・ジェラードはこう話しています。
「アンラッキーだったね。チャンスはたくさん作ったし、自分たちのプレイには満足している。でも結果にはがっかりだ」
「前を向いて行くしかない。残る3つのゲームに全部勝って、何かが起こるのを待つだけだ。ミスから学ぶものは学んで、ポジティヴにやって行かないとね。あと3試合勝つのはじゅうぶん可能なんだし」
「ベシクタシュはチャンスを2つとも生かしたね。あれだけ長時間にわたっていいプレイをした僕らにも、何かしら得るものはあったと思う」
「最悪の結果になったけど、僕らは目の前の山を乗り越えて行くだけだよ。今回のはちょっと大きい山だけどね」

ディフェンダーのジェイミー・キャラガーも、まだまだあきらめていません。
「2005年に起きたことを思い出せばいいんだよ。グループリーグ通過も無理っぽかったのに、最後は優勝したんだから。それを思い出して、もういっぺんトライするんだ」
「(グループリーグ3位のチームに出場権が与えられる)UEFAカップでいいか、なんて絶対に思ってない。まだチャンピオンズ・リーグを戦ってるんだ。残り3つ勝てば通過できると思ってるし」
「マルセイユに敵地で勝つのはタフなことだろうけど、でもこのチームは去年バルセロナとやって敵地で勝ってるんだ。ヨーロッパのどこに行ったって勝てるチームだよ、我々は」

時節は11月6日、同じくベシクタシュを相手に、ホーム・アンフィールドで行われます。 (10月26日)

【キャラのヘルシー・レストラン】
リヴァプールFCのディフェンダー、ジェイミー・キャラガーが、リヴァプールのシティ・センターに新しくスポーツ・レストランをオープンしました。
8日夜に行われたオープニング・パーティーには、スティーヴン・ジェラードやシャビ・アロンソ、ダニエル・アッガーなどのチームメイトや、ディディ・ハマンやマイケル・オーウェンらの元チームメイト、さらにはケニー・ダルグリッシュやアラン・ハンセン、フィル・トンプソンといった過去の名プレイヤーなどが出席しました。
また、リック・パリー、デイヴィッド・ムーアズ、フォスター・ジレットらリヴァプールFCの経営陣や、ライヴァルチームであるエヴァトンの元スター、ピーター・リードやエイドリアン・ヒースのほか、元へヴィー級世界チャンピオンのジョン・コンテや、オリンピックのメダリスト、スティーヴン・パリーらもお祝いに駆けつけました。

店の名前は<カフェ・スポーツ・イングランド>。スタンレー・ストリートにあり、誰でも気軽に入れる家庭的な雰囲気と、ヘルシーな料理が特徴です。
キャラガーは、<サー・トーマス・ホテル>や<ニューズ・バー>を成功させたポール・フラナガンと2人で、数年をかけてじっくりと準備を進めてきました。

オープニング・パーティーには、ニコラ夫人や2人のお子さんを含む<キャラガー・ファミリー>が出席しました。
キャラガーは、地元紙<リヴァプール・エコー>の取材にこう答えています。
「こんなにたくさんの人に子供連れで来てもらえてグレイトだよ。この<カフェ・スポーツ・イングランド>のコンセプトってまさにそれだから。家族みんなで来て楽しんでもらえる場所にしたいんだ」
「もちろんスポーツもテーマだよ。この地域からは、実にたくさんのスポーツ・スターが出ているからね。しかも今晩ここに、こんなに多くのスターが集まってくれるなんてね、ほんとにグレイトだよ」

夫人同伴で出席したスティーヴン・ジェラードは、こう話しています。
「ジェイミーはこの店のためにたくさん知恵を絞っていたよ。家族で来れて、子供も楽しめるような店にしたいって言ってね」
「メニューを見せてもらったけど、素晴らしいと思ったね。ヘルシーな料理がたくさんある。僕自身も親だけど、子供には信用できるヘルシーな食事を与えたい。それってすごく大事なことだよね。うちの2人の娘もここに絶対連れて来るよ」

キャラガーはこう続けます。
「普通のパブとかそういうのだったら、もっとずっとイージーにオープンできたと思うけどね。でもどうせなら何か違うものにしたかったんだ」 (10月9日)

【レッズの新スタジアム】
7月25日、リヴァプールFCの新スタジアムの建設計画が、リヴァプール・シティ・カウンシルの承認を受けました。
スタンリー・パークに建設される新スタジアムは、超モダンな外観を持ち、2010年のシーズン開幕に合わせてのオープンとなります。
新スタジアムの収容人数は6万人とされ、現在のアンフィールドの4万5000人から1万5000人の増加となりますが、建設段階でさらに増やして、イングランドのフットボール専用スタジアムとしては最大の7万6000人収容となる可能性もあります。

リヴァプールのキャプテン、スティーヴン・ジェラードは、新スタジアムを絶賛しています。
「正直言って、すごいものになるってことは知ってたんだけどね。でもこのプランを5分かけてじっくり見た後で、完全にぶっ飛ぶことになったね」
「僕らはリヴァプール・フットボール・クラブだ。僕らは最高のものを求める。で、これはその最高のものになってくれるだろうね」
「僕はこれまで、いくつかのスペシャルなスタジアムでプレイしたことがある。でもこれこそ、ほんっとにスペシャルだよ。しかも、僕らのは他のクラブのスタジアムをコピーしたものじゃあない。これはすごく重要なことだよね」

もうひとりの中心選手、ジェイミー・キャラガーも、新スタジアムの斬新なデザインを気に入ったようです。
「みんなこのプランにエキサイトしてるよ。超豪華だよね」
「僕らは今、アンフィールドというグレイトなスタジアムを持っている。でもデザイナーたちはそれにとらわれず、完璧に違うものを出してきた。ほんとにスペシャルなものになったね。こんなフットボール・スタジアム、見たことないぜ」

監督のラファエル・ベニテスも手放しで称賛しています。
「新しいスタジアムの設備は、このクラブの明るい将来を確かなものにしてくれるはずだ。そしてこのスタジアムは、グレイトな我々のファンにふさわしいものだ」 (7月31日)

【赤いバスで離婚?】
ステージコーチ社のドライヴァー、アラン・カランさんは、根っからのエヴァトンFC(ブルーズ)・ファンです。
しかし会社が先月より導入したバスが、アランさんに離婚の危機をもたらしています。
街を二分するライヴァルチーム、リヴァプールFC(レッズ)のヨーロッパ制覇30周年を記念したデザインのバスで、車体の横にレッズのエンブレムや“Chempion of Champions”のロゴが入り、全体が真っ赤に塗られているのです。
アランさんは、不本意ながらそのバスを運転していました。
しかし、それを見て黙っていられなかったのが、奥さんのマリーさんでした。
アランさん以上の熱狂的なエヴァトニアンのマリーさんは、「そのバスの運転をやめないなら離婚する」と夫に迫ったのです。

ブートル在住で54歳のアランさんはこう言います。
「『もしあんたが平気な顔であのバスに乗り続けるんなら、わたしはすぐ出て行きますからね』ってカミさんに言われちゃって」
「カミさんは熱狂的なエヴァトニアンでね。一家全員がそうなんだ」
「宗旨替えと一緒だってカミさんは怒るんだよ。だから乗るのを拒否してシフトを降りるべきだったって。でもそんなことしたら俺はクビになってしまう」
「もうどんづまりだよ、何もかも。行きつけのパブにも行かせてもらえないよ」

アランさんと同じステージコーチ社支部の食堂で働くマリーさんは、赤いバスを運転する夫に朝食を出すことを拒否しています。そして怒り心頭でこう話しています。
「あたしたちの伝統とかフットボールの信仰心を侮辱する以外の何物でもないわ、あのバスは。だからアランがあれを運転することには何が何でも我慢ならないのよ」
「もしアランが自分で何とかできないんだったら、あたしはもう知りませんからね。それならもう終わりよ。あたしたちは別れるしかないわ」

この騒動を聞いてあわてたステージコーチ社は、アランさんとマリーさんを呼んで話し合い、エヴァトンFC・ブランドのバスを導入することを決定しました。
エヴァトン・ブルーのバスは8月の始めに登場することになっています。
もちろん、ハンドルを握るのはアランさんです。 (7月22日)

【リヴァプールでファイナル】
リヴァプールが惜しくも優勝を逃したUEFAチャンピオンズ・リーグの決勝戦。翌日のリヴァプールの地元紙Liverpool Daily Postには、市内のパブやレストランでの観戦レポートが掲載されました。
抜粋して紹介します。

< Philharmonic Hall, City Centre >
シティ・センターのPhilharmonic Hallでは、メインホールのシネマ・スクリーンに加え、館内のバーに臨時設置されたスクリーンで試合の中継放送を流しました。
このリヴァプールきっての名ホールには、LFCサポーターはもちろん、子連れのファミリーやカップル、さらにはロイヤル・リヴァプール・フィルのメンバーなどの姿も見られました。
いちばん盛り上がったのは、試合後半でピーター・クラウチが投入された時でした。しかしその歓声は、フィリッポ・インザーギのゴールでミランに2点目が入った時は、一瞬にして沈黙に変わりました。
試合後は大きな混乱はなく、多くのファンはそのまま立ち上がって会場を後にし、残ったファンはバーで歌い続けました。

プレス・オフィサーのJenny Morganはこう話しています。
「通常とはまた違った雰囲気でしたね。でもすごく盛り上がって、素晴らしい夜になったんじゃないでしょうか」

トクステスから来たNeil Warringtonはこう話しています。
「俺たちはブリリアントだった。バンバン攻めてたよな。あの2ゴール? 奴らはラッキーだったな」

ロイヤル・リヴァプール・フィルのチェリスト、Alex Holladayはこう言います。
「あれで負けるなんてね。ここの観衆はアメイジングだったよ」

ウォルトンのSarah Bailey-Hamiltonは、姪と甥を連れて「ザ・フィル」に来ました。
「ほんとにがっかりだわ。勝ててたわよね。ここはブリリアントね。家族で観るのにちょうどいい雰囲気で。でも勝てなかったのは本当に残念」

< Sports Cafe Bar, City Centre >
シティ・センターのSports Cafe Barは、3つのフロアーが超満員の850人のファンで埋め尽くされ、大歓声でチームを応援しました。。
ファイナル・ホイッスルが鳴った後は、涙とハグで健闘を称え合いました。バーの外ではチャントが鳴り響き、カーニヴァルのような夜はいつまでも続きました。

ニュー・ブライトンから来た33歳のJames Harrisonは、こう話しています。
「俺たちはゲームに負けただけだ。戦争に負けたわけじゃない。来年はきっと取り返してみせる」

ハイトンから来た21歳のMatty McGovernは、エヴァトニアンでありながらもリヴァプールを応援しました。
「だって僕はトゥルー・スカウサーだから。優勝カップをこの街に持って帰ってくれたら嬉しいさ」

同じくハイトンから来た21歳、Leigh Korie-Butleは、こう言います。
「最後のところでみんなで歌った“You'll Never Walk Alone”はよかったね。負けちゃったけど、ファンはがんばったよね。最後の最後まであきらめないでクラブをサポートするんだ」

Sports Cafe Barの代理マネージャーAlex Brownは、2005年のファイナルのときよりも忙しかったと語っています。ハーフ・タイムの売り上げだけで、1000ポンド(約24万円)もあったそうです。
「バッドな結果だったけどね。でもウチにとってはグッドな日になったよ」

< Arkles pub, Anfield >
アンフィールド・スタジアムの近くのパブArklesにも、多くのファンが詰めかけて観戦しました。
ウエスト・ダービーから来た50歳のDave Huleは、こう話しています。
「今晩のウチのチームのパフォーマンスは、どこに出しても恥ずかしくないものだったと思うよ。チームの全員を誇りに思う」

ウォルトンに住む40歳のKevin Edmundsが付け加えます。
「ウチの方がずっと良かった。ジェラードは素晴らしかったし、マスチェラーノはもうひとりのスターだ。誰ひとりとして期待外れはいなかったよ」

ベビントンから来た35歳のSteve Howieはこう言っています。
「今回は向こうにツキがあったね。2005年のウチみたいに。それでも俺たちは5回優勝してるんだ。マンチェスター・ユナイテッドは俺たちの足元にも及ばない。そうだろ?」

地元アンフィールドの住民、65歳のBob Frodshamはこう話しています。
「選手らを誇らしく思うよ。ファンも、いつものとおり、12番目の選手としてよく戦った。わしらにとって運がなかったのは、ミランの12番目の選手がレフェリーだったことだな」

< Parthenon Greek restaurant, Parr Street >
パー・ストリートのギリシャ料理レストラン「パルテノン」も、200人以上のファンでいっぱいになりました。そのうちの多くは、アテネからの移民の人々でした。
2つのビッグスクリーンで中継された店内は熱気ムンムンで、ギリシャ風アクセントのリヴァプール・ソングが天井を揺らしました。
客の中には、ボルトン・ワンダラーズのキャプテンを務めるケヴィン・ノーランの姿もありました。彼は、この街のブルーコート・スクールの卒業生です。

マネージャーのGeorge Kundiは、こう話しています。
「私達が誇らしく思うのは、ピッチで戦った選手たちだけじゃないですよ。このパルテノンに参上した177人のスカウス剣士たち。彼らのことも誇らしく思います。ここにいる全員が熱狂的なLFCファンなんです。だから今回のファイナルがアテネで行われて、たくさんのリヴァパドリアンたちに祖国の首都のことを知ってもらえるのは、私たちにとって、この上ない喜びなんです」
「でも、大金をつぎ込んではるばるアテネまで駆け付けたみなさんにとっては、残念な結果になってしまいました。私としては、アテネの街や人々が、彼らの失望を和らげ、笑顔を取り戻させてあげてほしい。そう望んでいます」 (6月4日)

【CLファイナル2007】
5月23日、アテネのオリンピック・スタジアムで行われたACミラン対リヴァプールのUEFAチャンピオンズ・リーグ決勝は、2−1でACミランが勝ち、7度目の栄冠に輝きました。
2−0とリードされた後半44分、ディルク・カイトのゴールで1点差としたリヴァプールでしたが、2年前の「イスタンブールの奇跡」の再現はなりませんでした。

試合後、キャプテンのスティーヴン・ジェラードはこう話しています。
「2年前とは完璧に真反対の気持ちだな。この結果を受け入れるのはものすごく辛い。でも、これがフットボールなんだと思う」
「僕らはこの痛みに耐えて前進しないといけないんだね。自分たちの足で立ち上がらなければ」
「でも今この瞬間は、ただただ悲しいとしか言いようがない」

「いいスタートだったと思う。きちんとコントロールできていたし。ほんとうにこうしたいと思っていた通りの展開だったんだ。しかし決めないといけない時に決め切れず、逆に相手に決められてしまった。あれはちょっとラッキーなゴールだったね。でもあれで彼らを勢いづかせてしまった」
「僕らはやれることは全部やった。でもそれは実を結ばなかった」

「僕のキャリアの中でも、最悪に数えられるうちのひとつだと思う、今は。でもこの挫折からいかに立ち直るかが大事なことなんだよね」
「これまでも何度か決勝で負けたことがあるけど、その度に人間として強くなれたと思う。だから僕らは立ち直らなくてはいけないんだ。そうすれば来年はきっともっと強いチームになれる」

「ゲームの前は、これに勝てば世界の頂点に立てるんだって思ったよ。その代わり、負けたらどん底の気分を味わうんだってこともわかっていた」
「僕は僕でここから立ち直って、チームはチームで自力で立ち直る。そうすれば次のシーズンはもっとよくなるはず」
「1人のプレイヤーとして言わせてもらうなら、来年のリヴァプールはすごく楽しみだ。新しい経営陣はラファへの支持を明言しているしね。わくわくするよ。といっても、今のこの瞬間はそんな気分にはぜんぜんなれないけどね」

「僕らは自分たちのことを誇りに思っていいと思う。2年前よりもいいプレイをしたんだから。2年前は勝って、今回は負けてしまったけれど。でもそれがフットボールなんだよね」
「今日のゲームの勝敗の分かれ目は、ほんのわずかな差だったと思う。あの1点目はほんとうに痛かった」
「(1トップにカイトを置き、その後ろのトップ下での起用となったことについては)監督にやってくれと言われたんだ。チームとして慣れた形ではなかったけれど、でもそれを言い訳にはしないよ」
「来シーズンは、きっとファンのみんなに喜んでもらえると思うよ」 (5月28日)

【ゴールでお別れを】
今季限りでリヴァプールのユニフォームを脱ぐことが確定的なロビー・ファウラーが、シーズン最終戦を前に、クラブやファンへの感謝の気持ちを語っています。
「自分にとってエモーショナルな日になるだろうね、間違いなく。でもみんなに理解してほしいんだけど、僕は残りの2つの重要な試合に完璧に集中しているよ」
「まずはいいプレイをしてチャールトンに勝って、3位でフィニッシュすること。そしてその次に向けてしっかり準備する。チャンピオンズ・リーグのファイナルで、一部でもいいからプレイできたらと思ってる」
「それ以外のことについては全部、終わってから考えることにするよ。だってこんなに大事な試合を前に、他のことで一切邪魔されたくないからね」
「それともうひとつ知っていてほしいのは、リヴァプールの次にどこに行こうかなんてことはまったく考えてないってこと。監督からは今週、僕の処遇についての説明を受けた。それは僕にとってはビッグ・サプライズだったわけじゃない。正直言ってね」
「でもみんな分かってくれてると思うけど、僕はすべてのゲームでリヴァプールの役に立てるよう努力した。チームのために自分ができることはすべてやってきた。最後の2試合でも、それは同じことだ」

ファウラーはまた、2001年の移籍の時と違い、今回はファンにさようならを言えることがありがたいと語っています。
「少なくとも今回は、ちゃんとさよならを言うチャンスがあるわけだよね。前の時はああいう去り方で、ほんとに身を焦がすような思いをしたからね」
「ここに戻って来てから、ファンのみなさんにもらったサポートは、ほんとにものすごいものだった。最初にここにいた時よりもずっと大きかった」
「しばらく離れていた分、思い入れが強くなったということはあるかもしれないね。でもファンのみんながあたたかく迎えてくれたことを、僕は決して忘れない。これからもずっとそれを感謝し続けるだろう。ファンのみんなのために、いくつかゴールを決めて、チャンピオンズ・リーグでも優勝できたらって思ってる」
「そうなったら、それこそ完璧なシーズンの締めくくりになるよね」 (5月12日)

【ロビーとお別れ】
リヴァプールは、5月13日(日)、チャールトン・アスレチック戦との今季プレミアシップ最終戦に臨みます。
ロビー・ファウラーは、アンフィールドで行われるこの試合が、レッズの選手として最後の試合になるかもしれないと覚悟しています。
1993年にデビューして以来、ファウラーは、リヴァプールのスター・ストライカーとして大活躍を見せました。2001年にクラブ史上最高の移籍金でリーズに移籍した後、マンチェスター・シティを経て、2006年1月に電撃的な復帰を果たしました。
新たに1年契約を結んで迎えた今シーズン、ファウラーが先発メンバーに名を連ねたのは、わずか9試合でした。しかし彼は7つのゴールを記録しています。

ファウラーの親しい友人はこう話しています。
「シーズンが終わったら契約の延長はしないって言われてるそうなんだよ、ロビーは」
「ものすごく落ち込んでた。だってこのクラブのことを愛してるからね、彼は。でも半分は予想してたことだって」
「(あまり使ってくれない)ラファに対する恨みなんて持ってないよ。リヴァプールに戻って来るチャンスを与えてくれたことに感謝してるからね」
「日曜日はアンフィールドとのお別れの日になるね。そしてアテネでの(チャンピオンズ・リーグの)ファイナルでプレイすることで、クラブへの最後のお別れにできたらって希望を持っているんだ」

ラファエル・ベニテス監督は11日、ファウラーが今季限りでリヴァプールを去ることを認めています。そして、最終戦のチャールトン戦で先発させることを約束し、ぜひゴールを決めて有終の美を飾ってほしいと話しました。

「ロビーがKOPの前でゴールを決めてくれたらと願っているよ。もしそうなったら、彼からサポーターへの素晴らしいお別れの挨拶になるだろうからね」
「ロビーにはありがとうと言いたい。彼は日曜日のチャールトン戦でプレイする。ファンのみなさんに、アンフィールドでの彼の最後のプレイを見てもらいたい」
「彼とはいい話し合いができたよ。彼は理解してくれた。彼はほんとうによく貢献してくれている。そしてもちろん、彼のリヴァプールでの時間はまだ終わったわけではない。あと2試合残っているわけだからね」
「私はよく理解しているつもりだ。このクラブやファンにとって、彼がどれほど大きな存在なのかをね。日曜日はスペシャルな日になるだろうね」

ロビー・ファウラーは、リヴァプールの選手として、通算で183ゴールを記録しています。 (5月11日)

【あぐらの理由】
リヴァプールをUEFAチャンピオンズ・リーグのファイナルに導いたラファエル・ベニテス監督が、LFCの公式サイトで、準決勝のPK戦の際にあぐらをかいて見守った理由を語っています。
「チェルシーの選手たちはベンチの前に立っていて、スタンドのサポーターたちから、見えないから座ってくれと声が上がっていたんだ」
「私たちは横によけたんだが、それでもサポーターたちの邪魔になった。だから座って観ることにしたんだよ。私たちはファンたちのことを考えてるからね」
「私が落ち着いていたのは本当さ。ぺぺには絶対の自信を持っているからね。彼は本当にペナルティに強い。それに、私が選んだ選手たちもかなり練習を積んでいた。トレーニングで彼らは、ぺぺやイェルジーを相手にほとんど毎回、キックの練習をしたんだ。私には自信があったんだよ」

ベニテス監督は試合後、劇的な勝利を祝う選手たちの輪の中に入って行くことは避けたそうです。
「試合後はずっとプレスと話していたね。TVのインタヴューが15本くらいにプレス・コンファレンス。それが終わるころに選手たちのお祝いが始まったんだが、私はオーナーからの報告を読むことにした。こういうときは選手たちからはできるだけ離れていたほうがいいんだよ。これまでの経験で学んだんだ」
「それから私は新オーナーやスタッフの何人かと合流してリラックスした。もちろん選手抜きでね。そんなリスキーなことはできないよ!」
「家族や親しい友人と一緒にホテルでお祝いした。でも話題はフットボールのことばかりだったな。私は水を少しと、シャンペンを少し飲んだ」
「とてもハッピーな気分だったよ。だが今は仕事を完結させることだけを考えている」 (5月5日)

【決勝へ!】
5月1日、リヴァプールはホームにチェルシーを迎え、UEFAチャンピオンズリーグ・準決勝のセカンドレグを戦いました。
前週にロンドンで行われたファーストレグを1−0で落としているリヴァプールは、立ち上がりから果敢に攻め、22分に得たフリーキックからダニエル・アッガーがゴールを決めてトータル・スコアを1−1とします。
その後はアグレッシブな攻め合いとなりますが、両チームとも勝ち越し点を奪うことができません。15分ハーフの延長戦でもスコアは動かず、勝負はPK戦に。ボロ・ゼンデン、シャビ・アロンソ、スティーヴン・ジェラード、ディルク・カイトと4人連続で成功したリヴァプールに対し、チェルシーは1人目と3人目がぺぺ・レイナに止められ、PK戦スコア4−1でリヴァプールの決勝進出が決まりました。

試合後、ラファエル・ベニテス監督はこう話しています。
「2005年にチェルシーを破ったときよりもいい試合だったように思う。選手たちを本当に誇らしく思う。チェルシーは素晴らしい選手を抱える強いチームで、こちらの思い通りならない時間帯もあった。たくさんのフリーキックを彼らに与えてしまったが、本当によく守ったと思う。ゲーム全体を通じて非常にハードに戦えた」
「ウチのサポーターたちはファンタスティックだった。アメイジングなアトマスフィアだったね。おかげでこの勝利を一緒に喜ぶことができる」
「PK戦でのぺぺ・レイナはファンタスティックだった。さすがエキスパートだ。どうやってチェルシーを倒すか、選手たちはよくわかっていた。パッションでプレイしてくれた」
「あれだけの声援をサポーターから送られたら気合も入るし、パッションやハートのこもったプレイになる。さらに彼らは、ゲームにインテリジェンスも与えてくれた。最高のゲームだった。何もかもがパーフェクトだった。他のスタジアムとは違うことをわかってもらえたと思う」

チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督のコメントです。
「向こうが4点でこっちが1点。それがペナルティの結果だ。PK戦はゲームの一部でしかないが、人々の記憶に残るのは結果だけだ。人々はリヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドかACミランが戦うファイナルも記憶するだろう。5年、10年、20年も経てば、セミファイナルの対戦カードのことは誰も憶えていない。どことどこがファイナルを戦ったか。それがフットボールのヒストリーというものだから」

リヴァプールのキャプテン、スティーヴン・ジェラードはこう話しています。
「みんなでつかみ取った勝利だ。2005年の準決勝よりもいい気分だね。あの時はとにかく守ることで精一杯で、命がけでディフェンスした記憶がある。今回だってもちろん必要な時はそうしたけど、ご覧のとおり、プレイのクォリティは上回っていたと思う。ゴールキーパーからディフェンスもミッドフィールドもストライカーも、選手全員がね」
「試合全体を通じて、勝利に値する戦いができたと思う。圧されたという感じはぜんぜんない。この2年間で僕らがいかに進歩したかを見せることができたね。前よりもデンジャラスなチームになっているよ」
「PK戦は心臓に悪いよね、いつだって。でもウチにはぺぺがいるからね。あのシチュエーションで彼に勝るキーパーは世界でもいないさ。期待どおりにやってくれたね」
「ファンに対しては、もう何て言ったらいいんだろうね。彼らは世界で最高だってことをまた証明してくれた。キックオフの45分前からものすごい歌声だった。他のスタジアムの試合中よりもずっと大きかったよ。彼らはアンビリーヴァブルだよ」
「モウリーニョに『リトル・クラブ』って言われて、ちょっと失礼だなあって思ったよ。でも3年間で2度も決勝に行けるんだ。リトル・クラブにしては悪くないんじゃない?」

翌日に行われた準決勝のもう1試合では、ACミランがマンチェスター・ユナイテッドを破って決勝進出を決めました。
2年前とまったく同じ対戦となるチャンピオンズ・リーグの決勝戦「ACミラン vs リヴァプールFC」は、5月23日、アテネのオリンピック・スタジアムで行われます。 (5月4日)

【まだハーフタイム】
4月25日、リヴァプールは、UEFAチャンピオンズリーグ・準決勝のファーストレグを戦いました。
相手は同じプレミアリーグのチェルシー。アウェイとなるロンドンのスタンフォード・ブリッジでの試合でした。
結果は1−0での敗戦でした。

試合後、ラファエル・ベニテス監督はこう話しています。
「ファースト・ハーフはいいプレイが出来ていなかったね。ボールが足についていなかった。簡単にボールを奪われすぎてしまったことが、ああいう悪い結果を招いてしまった。向こうはカウンター・アタックを狙ってきていたね。後半の我々はゲームをコントロール出来ていたと思う」
「彼らがカウンター・アタックを得意とすることはよく分かっている。セカンド・レグではじゅうぶんに注意しないといけないね」
「がっかりはしているよ。ファースト・ハーフでいいプレイが出来なかったからね。だが後半は立て直すことが出来た」
「我々は、アンフィールドでリーグでの彼らの連続得点記録をストップさせた。それを再現したいね。向こうはカウンター・アタックを武器とするグッド・チームだが、我々は勝たねばならない。難しいことではあるが、1月には2−0で我々が勝っているんだから。それが選手たちへのメッセージだ。我々には可能なんだ。我々自身がそのことを知っている。もう一度同じことをやるだけだ。確かにハードなことには違いない。しかしセカンド・レグのアンフィールドでは、我々の後ろには大きなサポートがある。きっとやれる」

チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督はこう話しています。
「リヴァプールはひっくり返せると思っているだろう。だが1−0でリードしているのは我々だ。我々のディフェンスは固い。そして毎試合あたり前のように得点する。向こうで得点すれば、我々は大きなチャンスを得ることになる」

ファインセーヴを連発してゴールを守ったリヴァプールGKペペ・レイナはこう話しています。
「セカンド・ハーフでの彼らは、明らかに疲れていたよ。こっちはいつものような素早いボール回しが出来ていなかったというのに、それでも彼らは疲れていた。土曜日にもタフなゲームがあるし、元気いっぱいで火曜日のセカンド・レグにやって来るのは難しいんじゃないかな、たぶん」
「アンフィールドのアトモスフィアがこれまで以上に重要になってくると思う。期待したいね。ホームでのウチは絶対の自信を持っている。それがどれほどのものかってことをチェルシーに見せてやりたい」
「もっといいプレイをしなきゃいけないし、点を取らなくちゃいけない。何としてでも点を取る方法を見つけなくちゃいけない。リーグ戦の対戦では彼らに2−0で勝っている。もう一度できるはずだ」

リヴァプールのキャプテン、スティーヴン・ジェラードはこう話しています。
「試合後のドレッシング・ルームのムードは、別に沈んだものじゃなかったよ。まだゲームは続いてるんだから。アンフィールドで先制点を取ればいいんだよ。そうすれば最高のセカンド・レグにすることが出来るはずさ」
「今日の結果はチェルシーにとってはハッピーだろうね。でも彼らはセカンド・レグでのウチを相当に警戒しているはずだよ。彼ら自身が、アンフィールドのアトモスフィアに痛い目に遭っているからね。アンフィールドで逆転可能だってことは、彼らもよく分かっているはずさ。今シーズンのプレミアシップでの対戦でも証明している」
「アンフィールドではもっと攻撃的な布陣を組めると思う。でも1点負けていることは忘れてはいけない。まず先取点を奪うことだよね。火曜日の夜に向けてしっかり準備するよ」

チェルシーのフランク・ランパードはこう話しています。
「もっと点が取れてもおかしくなかったね。でも仕方ないか。あれは僕らの時間帯で、ああいうシチュエーションでは、僕らはだいたいチャンスをものにする。それとクリーンシート(無得点)に抑えられたのもよかったね。ここぞという場面でいいディフェンスができたと思う」
「リヴァプールはストロングなチームで、いくつもチャンスを作ることができる。アンフィールドでの彼らは、より自信を持ってチャンスを作り出して来るだろうね。でもこっちだって同じだ。向こうに行っても点を奪う自信はあるよ」

リヴァプールのホーム、アンフィールドでのセカンドレグは、5月1日に行われます。 (4月27日)

【準決勝へ】
4月11日、リヴァプールはPSVアイントホーフェンをホームに迎え、UEFAチャンピオンズリーグ・準々決勝のセカンドレグを戦いました。
結果は1−0での勝利。2試合合計のスコアを4−0として、準決勝進出を決めました。
ゴール・スコアラーはピーター・クラウチ(67分)です。

試合後、ラファエル・ベニテス監督はこう話しています。
「チャンピオンズ・リーグの準決勝に残れてとてもハッピーだ。チェルシーとの対戦でもきっとやってくれるだろう」
「我々は向こうのことをよく知っているし、向こうも我々をよく知っている。彼らは強いチームで、カウンター攻撃はとてもデンジャラスだ。だがこっちだって同じように強いチームだ」
「今日のゲームは難しいと感じていた。向こうにかなりポゼッションを持って行かれてしまった。しかしあの退場で楽になったね。そしてクラウチがまた決めてくれた。この調子で決め続けてほしいね。チャンピオンズ・リーグのファイナルまで」
「(ベラミーの負傷については)あまりシリアスなものではない。木曜日にメルウッドで検査する必要はあるがね」

ファーストレグに続いてのゴールを決めたクラウチは、こう話しています。
「仕事を終わらせるっていう種類のゲームだったけど、ちゃんとそれができたと思う。スペクタクルなゲームではぜんぜんなかったね。でもプロフェッショナルに正しいことをやるのが僕らの仕事だったから。試合前からみんなそのことはよくわかっていた。だからスコアが低いことは別に問題じゃないよ。たぶん0−0のままだったらもっとガンガン行ってたと思うけど。なんとか勝たないとってことでね」

「ゴールを決められたことはすごく嬉しいよ。このシーズンのこの大会ではいい結果が出てるね。最近は自分でも調子がいいと思う。チェルシーとの対戦が楽しみだ。彼らはすごくタフなチームだから、難しい相手だってことはよく分かっている。でもうちのチームのみんなは、また決勝に行くんだって燃えてるよ。僕自身にとっては初めてだから、もし行けたらドリーム・カム・トゥルーってことになるね」

準決勝の相手は同じプレミアリーグのチェルシーです。
ロンドンでのファースト・レグは4月25日、リヴァプールでのセカンド・レグは5月1日に行われます。 (4月13日)

【アウェイで快勝】
4月3日、リヴァプールは、UEFAチャンピオンズリーグ・準々決勝のファーストレグを戦いました。
相手はアーセナルを退けてベスト8に勝ち上がったPSVアイントホーフェン。アウェイとなるPSVスタディオンでの試合でした。
結果は0−3での快勝でした。ゴール・スコアラーは、スティーヴン・ジェラード(27分)、ヨン・アルネ・リーセ(49分)、ピーター・クラウチ(63分)です。

試合後、ラファエル・ベニテス監督はこう話しています。
「いいプレイができたね。よくオーガナイズされた、効果的なパフォーマンスだった。しかしそれ以上に、我々全員が怪我をしたファビオのことを心配している。あれはテリブルだった。リヴァプールに戻ってからのスキャンの結果を待たないと確かなことは言えないが、かなりシリアスであることは疑いがない。ファビオはいいプレイをし始めたところだったから、彼にとっても我々にとっても大きな痛手だ。彼の周りには誰もいなかったから、後から石でもぶつけられたと思っただろうね。まったく災難としか言いようがない」

「新記録が出たことは、チームにとってもプレイヤーにとってもポジティヴだね。スティーヴィーが点を取って、キャラが大活躍して、そしてゲームに勝つ。こんな試合が年間を通じてできればパーフェクトなんだがね。今のウチには、これで気を抜く選手はいないよ。セカンドレグも同じように本気で戦う。もし前半の45分間相手を沈黙させることができたら、そこではじめてセミファイナルを意識することになると思う」

「私にとっては、トロフィーを獲った年と今年とでは、違った感触がある。違う年の違う大会だから一概に比較はできないが、今のチームの方が上だ。結果もどんどん近づけて行きたいね」

キャプテンのステーヴン・ジェラードは、この試合のゴールでヨーロピアン・カップでの得点を15とし、イアン・ラッシュが持っていたクラブの最多得点記録を塗り替えました。ジェラードの話です。
「ラッシィの記録を破るなんて、ちょっと複雑な気分なんだ、正直言って。子供の頃から憧れてた選手だし、彼の記録を破るなんて考えたこともなかった。彼のほかの記録を上回るかどうかなんてことも考えられない。確かに光栄なことだけど、個人的にすごく大事なことってわけじゃない。大事なのはチームがどうだったかってことだからね。今日のパフォーマンスはすごくよかったと思う。この調子で行きたいね」

「先制点を取った後は、無理に攻めなくてよくなった。そうなるとこっちは有利だ。相手にとっては崩しにくくいし、その上カウンターアタックにも注意しなくてはならないからね。アイントホーフェンとの前の対戦と今日とでは、ウチの戦い方に大きな違いがあったとみんな気づいたと思う。前の時はチームとしてまとまっていなかったし、多くのビッグプレイヤーは本調子ではなかったからね。ご覧の通り、今はキャラガーもリーセもアロンソをはじめ、みんなの調子がいい。僕もね」

「シーズンの初めはほんとにフラストレーションが溜まったよ。エナジーが不足してるっていうか、だるいような状態だった。メンタル的にもフィジカル的にもね。でもクリスマスのあたりからばっちりになったね。何もかも元に戻ったって感じがした。トレーニングもうまくこなせてるしね。ビッグゲームが続くこの時期にピークを持って来れてよかったよ」

「2年前と同じようなフィーリングだね。他の選手も感じてると思う。でも同時に、スロウダウンすることも自分たちに言い聞かせないとね。アテネのことを考えるのはまだまだ早い。その前にやるべきことはたくさんあるんだから」

PSVのロナルド・クーマン監督はこう話しています。
「前のラウンドでアーセナルを破った時と同じ戦術で臨んだ。しかし怪我で重要なプレイヤーを何人も欠いた状態だったから、見ての通り、リヴァプールと対等に戦えるクォリティではなかったね。最悪の結果だ。アンフィールドでひっくり返して次のラウンドへ進むことは不可能だ。それが可能と言えるのは宇宙人ぐらいだろう。1点目を取られるまでは、いいプレイが出来ていたんだがね。しかし徐々にスティーヴ・フィナンを自由にさせることになって、ミスが目立ち始めた。リヴァプールは我々よりも遥かに強い。それは明らかだ。この対戦に勝てると考えるのは現実的じゃない」

元リヴァプールのプレイヤーで、この試合に先発出場したPSVのヤン・クロンカンプは、こう話しています。
「現実は直視しないとね。今の我々のプライオリティは残りのリーグ戦で、リヴァプールでの試合は二の次だ。ここから挽回できるとは思えない。前半はまずまずイーヴンだったと思うけど、後半はぜんぜん違うゲームになってしまった。なんとかゲームの流れを自分たちに取り戻そうとがんばったけれど、2度も手痛い目に遭ってしまった。1つはディフェンスの末のルーズボールから、2つめはカウンターアタックから。ご覧の通り、今のウチは自信を失った状態なんだ。ボールを奪われるのがあまりにあっけなさすぎた。それが度々だったし、獲られたらもう取り戻せない」

リヴァプールのホーム、アンフィールドでのセカンドレグは、4月11日に行われます。 (4月6日)

【キャプテンがMBEに】
21日、リヴァプールFCのキャプテンでイングランド代表選手でもあるスティーヴン・ジェラードが、MBE勲章を受章しました。
バッキンガム宮殿での授章式に出席したあとでジェラードは、緊張したけど光栄に思うと話しています。
「これまで僕は、スペシャルな人たちとのビッグ・ゲームをいくつも経験しています。でも今日のようなのはまったく初めての経験で、フットボールとはぜんぜん違うドキドキ感でした。フットボールなら、どうしていいかわからないなんてことにはなりませんからね。でも今日は僕にとってビッグ・デイです。とても光栄な日です」
「自分としては、ピッチの中でも外でも、よくやって来たと思います。ラヴリーな家族に恵まれましたし、フットボールのほうも順調で、たくさんのことを達成できました。でも僕はまだ26で、自分のキャリアはこれからだと思っています。まだまだハングリーですよ」

ジェラードはリヴァプールFCの選手として、2度のFAカップ優勝、UEFAカップ優勝、UEFAチャンピオンズ・リーグ優勝に貢献しています。
特に、ミラクルな大逆転でヨーロッパのクラブチームとして最高の栄誉であるUEFAチャンピオンズ・リーグ優勝にチームを導いたことは、2年が経つ現在も人々の記憶に新しく、今回の受章は「遅すぎるくらいだ」と多くの人が考えているそうです。

イスタンブールで行われた2005年のチャンピオンズ・リーグ決勝戦、ACミランを相手に3点をリードされ、誰もが負けを覚悟したところで鮮やかなヘディングシュートを決め、反撃ののろしを上げたのがジェラードでした。

あの試合のことを尋ねられて、ジェラードはこう答えています。
「あれは何もかもがアメイジングでした。3点も取られてしまって、キャプテンとしてハーフタイムのときに考えたのは、ゲームを台無しにしないようにしよう、少しでも点差を縮めよう、ということでした」
「最終的にゲームをひっくり返して勝てたけれど、さすがに僕ら自身、まさか逆転できるなんて考えてなかったですね」
「国際的な舞台では、ハイもロウも経験させてもらいました。成功の秘訣はと言われたら、そうですね、我慢が肝心ってことですかね」 (3月25日)

【キャヴァーンで歓迎】
チャンピオンズ・リーグの試合のためにリヴァプール入りしたFCバルセロナの役員たちが、マシュー・ストリートのキャヴァーン・クラブに招待されました。
バルサのジョアン・ラポルタ会長はもちろん、350人のサポーターも一緒にリヴァプール・スタイルのパーティーを楽しみました。

当初の予定では試合当日の6日午後に行われることになっていたそうです。しかし、バルサ側の希望で、急遽前夜にスケジュールを変更してのパーティーになりました。

キャヴァーンのダイレクター、ビル・へックルはこう話しています。
「本当は今日(6日)の予定だったんだよ。何もかも準備していたんだけど、昨日向こうから電話がかかってきたんだ。都合がつかないから今からにしてほしいって」
「そりゃ無理だって最初は思ったよ。だってクラブはもう閉めるところだったし、スタッフもいない。でもとにかくあちこち電話をかけて、なんとかみんなに1日早く来てもらうようにしたんだ。もちろんバンドのスケジュールも調整した。で、ファンタスティックなイヴェントになったってわけ」
「みんな予定を変更してよく集まってくれたと思う。バンドのマージー・ビートルズも含めてね。チームワークの勝利という感じかな。嬉しかったよ。みんなが協力してくれてほんとうに助かった」

歓迎パーティーのアイデアは、ビル自身が思いついたものでした。バルサのラポルタ会長がビートルズの大ファンということを、新聞で読んで知ったからです。
ラポルタ会長は、組み合わせ抽選でリヴァプールと対戦することが決まると、「ずっとキャヴァーン・クラブを訪ねてみたいと思っていたからとても嬉しい」とコメントしていました。

ビルは続けます。
「それで我々は彼らにコンタクトをとって、招待したんだよ。バルサファンにも伝わったんだね、会長が来るってことが。で、ものすごい団体さんになってやって来たってわけ」 (3月11日)

【ベスト8!】
3月6日、UEFAチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦・セカンドレグが、アンフィールド・スタジアムでに行われました。
リヴァプールはバルセロナに0−1で敗れ、ファースト・レグとの合計スコアが2−2と同点になりました。しかし、アウェイ・ゴールを2倍にカウントするルールにより、リヴァプールの準々決勝進出が決定しました。ディフェンディング・チャンピオンを退けてのベスト8です。

試合翌日、キャプテンのスティーヴン・ジェラードは、ディフェンダーのジェイミー・キャラガーを絶賛しました。
「両レグともキャラは驚異的だったね。リヴァプールの外に出れば、彼のすごさにびっくりした人間はいるかもしれない。でも僕には驚きでも何でもない。彼はシーズンを経るごとにうまくなってる。彼のプレイを見たことがある人間ならわかってることだけど」
「ヨーロッパじゅう、あるいは世界中を見渡してみても、彼よりもいいディフェンダーがいるとは思えないんだよ。ほんとうに。誰かと交換してくれって言われても僕は絶対にイヤだね」
「イングランド代表監督が観に来てたのは知ってる。あれだけのパフォーマンスを見たんだから、今度の代表チームの選考が楽しみだね」
「でもキャラだけじゃない。勝ち抜いたことに対して、僕ら全員が称えられていいと思うよ。ダニエル・アッガーはアンビリーバブルなタレントだよ。あの年でね。スティーヴ・フィナンは2試合とも素晴らしかったし、加入してすぐのアルヴァロ・アルベロアはもグレイトな仕事をやってのけたね」
「昨日の晩はファンタスティックだったけど、他のグレイテスト・ヨーロピアン・ナイトと同じで、もう済んだことだ。僕らは前を向いて行かないと」
「大会の最後までたどり着くことが出来たら、その時に振り返ってみればいい。ああ、タイトル・ホルダーをノックアウトしたあの試合は最高だったな、ってね。でも次のラウンドで負けたら、何も意味がなくなってしまう」
「そうだね、次のラウンドではまだイングランドのチームとはやりたくないな。そうなったらなったで別に構わないけどね。バルセロナとやったんだから、どこが来てもだいじょうぶだよ」 (3月10日)

【新アンフィールドお披露目】
リヴァプールFCの新スタジアムの建設計画が、一般公開されました。
6万人収容の新スタジアムは、現在のアンフィールド・スタジアムに程近い、スタンレー・パークに建設される予定です。建設費用は2億ポンド(約470億円)。2009/2010シーズンの開幕にあわせて完成の予定です。
アンフィールド・スタジアムにあるミュージアムは、規模を拡大して新スタジアムに移転します。そのほか、カンファレンス施設やオフィス、地下の駐車場なども新しく作られます。

プライオリー・ロードのヴァーノン・サングスター・スポーツ・センターで行われた展示会には、アンフィールド周辺の住民やレッズ・サポオーターが訪れました。

プライオリー・ロードに住む54歳のロイ・ミラーさんはこう話しています。
「生まれてからずっとリヴァプール・ファンだよ。新しいスタジアムをすごく楽しみにしている」
「この計画がコミュニティ全体にこんなに利益をもたらしてくれるなんて、今日ここに来てみるまではぜんぜん知らなかったんだ」

アンフィールド在住のシーズンチケット・ホルダーで42歳、自営業の建築家ブライアン・クロウクロフトさんはこう話しています。
「僕の心配事はただひとつ、公共施設を含めてこれだけでっかいプロジェクトになるなら、チケットの値段がロケットみたいに上昇するんじゃないかってことだった」
「でもここに来て、いろんな設計図を見たり、このプロジェクトに関わっている人たちの話を聴いてみて、安心したよ。今じゃもう大賛成だ」

スタジアム建設は、より大きなプロジェクト「ニュー・アンフィールド/ブレックフィールド」のうちの一部となります。
スタジアム周辺には、多目的競技場やテニスコート、湖への遊歩道などが新しくつくられる予定です。
展示会が行われたヴァーノン・サングスター・スポーツ・センターは、コミュニティ・パートナーシップ・センターに改装されます。

3児の母ブレンダ・シェルトンはこう話しています。
「うちの子たちはみんなフットボールが大好きなの。ここのスポーツセンターに子供を連れてくる楽しみのひとつには、うしろにアンフィールド・スタジアムが見えるからってこともあるのよ」

新スタジアムの建設は数年前から計画されていましたが、莫大な建設費の財源が問題となり、なかなかあと少しのところで足踏み状態となっていました。
しかし先月に新オーナーに就任したジョージ・ジレットとトム・ヒックスが建設費の負担に同意したことで、正式なゴーサインが出されることになりました。
早ければ数週間のうちに、建設工事がスタートします。 (3月4日)

【いよいよ対戦】
いよいよ今週、チャンピオンズ・リーグの決勝トーナメントが始まります。
リヴァプールの相手は、優勝候補筆頭のバルセロナ。まず21日にバルセロナのホーム、ノウ・カンプでファースト・レグが行われ、来月6日にリヴァプールのホーム、アンフィールドでセカンド・レグが行われます。

決戦を目前にして、バルセロナのロナウジーニョがインタヴューに答えています。
「ベストを出し尽くさないと8強には進めないだろうね。2005年のリヴァプールの優勝は驚くべき偉業だった。誰もがおぼえてると思うけど」
「ミランの身に起きたことから学ばないと。リヴァプールは今年のチャンピオンズ・リーグの優勝候補のひとつだ。それを忘れたら、えらいことになる」
「前に優勝してるからってだけじゃない。チャンピオンになるだけの力をじゅうぶんに備えたチームだってことだよ」
「でもウチだって優勝候補だ。最右翼のね。どれほどのクォリティを持ってるか、彼らに披露する責任がある」

バルセロナには、ノウ・カンプでの第一戦でリードを奪わなければならないプレッシャーがあると、ロナウジーニョは認めています。
「ファースト・レグを勝つことは重要だ。ホーム・アドヴァンテージは計算に入れないといけない。リードを奪えない状態でアンフィールドに行けば、ものすごくキツいことになるだろうね」
「リヴァプールのコアの部分はすごくハイ・スタンダードだ。ちょっとでもスキを見せたらやられてしまうかもしれない。それをしっかり肝に銘じてかからないとね」
「僕ら、リヴァプールのことはなんでも知ってるよ。スティーヴン・ジェラードはブリリアントなミッドフィルダーだ。実にいろんな武器をもっている。さらにシャビ・アロンソと組んだ時の彼はパーフェクトだ」
「彼らのパスのレンジはものすごく広いから、僕らは向こうのストライカーを走らせないように気をつけないとね。ダーク・カイトやピーター・クラウチは要注意だな」
「両方のレグに勝つことはじゅうぶん可能だと僕は思ってる。全員が自分たちに自信を持ってるし、昨シーズンを再現できると思ってるんだ。今年もチャンピオンズ・リーグの勝者として一年を締めくくりたいね」 (2月18日)

【ラファ、新ボスについて語る】
2月6日、アメリカの実業家ジョージ・ジレットとトム・ヒックスによるリヴァプール・フットボール・クラブの買収が発表されました。
一夜明けた7日、監督のラファエル・ベニテスは、新オーナーの印象をこう語っています。
「昨日の練習前に会って話をした。とても有意義なミーティングだったよ」
「私たちはクラブの将来について、たくさんのことを話し合った。彼らが話してくれた内容にはとても満足したよ。彼らはクラブにとってベストなことをしようとしている。そう確信できた」

「将来にそなえてアカデミーから若いプレイヤーを引き上げることや、現状のためにどうやって選手を獲得するかについて話し合った。彼らは、目標達成への明確なアイデアを持っているよ。トランスファーでいくらお金がかかるとか、100万ポンド要るとか、そういったことを話し合うミーティングではなく、どうやってこのクラブを成功に導くかを話し合ったんだ」
「彼らは成功した実業家だ。フットボール・クラブのビジネスの本質はファースト・チーム如何だということを認識している。我々はまず強いファースト・チームを作らなければならない。スタジアムでの収益を上げれば、クラブのほかの部門すべてがうまく回るようになる」

「彼らは、多くの物事を変えていかなければならないと考えている。確かにリヴァプールには、決して変えてはならない部分がいくつもある。しかし進歩させる余地はある。このクラブは偉大な歴史を持っているが、同時に大きなポテンシャルも持っているんだ」
「リヴァプールはもっと進歩し成長することができる。もっと強いチームを作るという理想を持ち続けて、改善すべきところは改善して行くことによってね」
「一例を挙げると、我々は世界にいくつのクラブ・ショップを持っているだろう? 人気のあるアジアにはもっとあってもいいし、スペインだってそうだよね」

「コマーシャル面で、リヴァプールとレアル・マドリーのようなクラブには大きな差がある。マドリーは世界中でシャツを売っているだけではない。レアル・マドリーという名前が大金を生み出しているんだ。毎年毎年ね。ピッチの外でリヴァプールがレアル・マドリーほど大きくなるのは難しいかもしれないが、どうやったらあれほどビッグなクラブになれるのかを学んで行くことはできるはずだ」

ベニテスはまた、チェアマンの職を離れ、終身名誉会長に就任することになったデイヴィッド・ムーアズへの感謝の気持ちを語っています。
「デイヴィッド・ムーアズには心からありがとうと言いたい」
「私がリヴァプールに来て以来ずっとサポートしてくださったことに対して、私をリヴァプールに連れて来てくださったことに対して、そしてこのクラブのために尽力してくださったすべてのことに対して、感謝しています」

「彼にとって、リヴァプールを売るという決断は並大抵のものではなかったはず。彼の人間性の素晴らしさはみんながよく分かっている。彼がこれからもこのクラブに関わってくれることになってとても嬉しいし、さらなるサクセスを一緒に分かち合えたらと願っている」 (2月11日)

【第205回マージーサイド・ダービー】
3日、リヴァプール対エヴァトンの「マージーサイド・ダービー」がリヴァプールのホーム、アンフィールドで行われました。
結果は0−0のスコアレス・ドロー。
シーズン序盤のグッディソンでの対戦に3−0で敗れ、雪辱に燃えていたリヴァプールでしたが、90分間ほぼ一方的に攻めながら、1点を取ることができませんでした。

試合後、ラファエル・ベニテス監督は、エヴァトンのディフェンシヴな戦い方を批判しています。
「ほんとうにがっかりだ。勝とうと思って戦っていたのはひとつのチームだけだった。もうひとつのチームはただ負けたくないと思って戦っていた。すごく不愉快だね。我々は勝ちに値する戦いをしたというのに」
「後半にミスから相手にチャンスを与えることになったが、ペペがよくセーヴしてくれた。それ以外は、我々が何もかもをコントロールしていた。3人のストライカーと、ペナントにリーセも加わってどんどん攻めて行ったわけだが、向こうは常に9人がゴール前に張り付いていたからね」
「スモール・チームとアンフィールドで対戦するときはいつもそうだ。相手が引いてしまって、コンパクトで狭いスペースをこじ開けなければならないから、どうもイライラしてしまう。しっかり3ポイントを取れなかったことは非常に残念だ」
「もちろん、バルセロナで今度やる試合で同じスコアだったら嬉しいだろうね。だが我々はエヴァトンのようなプレイはしない。ウチには攻撃的なメンタリティを備えたプレイヤーがたくさんいるからね」
「我々もアウェイではコンパクトなプレイを心がける。引き気味に、連携にも注意しながらね。しかしそれと同時に、チャンスも作るよ。相手のチームがミスをするのをただ待つだけじゃなしにね」

ベニテス監督のコメントに対して、エヴァトンのデイヴィッド・モイーズ監督はこう話しています。
「エヴァトンはスモール・チームではない。エヴァトンはイングランドのビッグ・クラブの1つだ」
「今現在に限って言えば、確かに我々はリヴァプールよりはスモールだ。しかしこれだけははっきりさせておきたい。我々は競争力のあるしっかりしたフットボール・クラブだ。そしてできる限りのことを達成したいと努力している」
「敵地で、しかもとんでもない大金をかけて作られたチームとの対戦だったわけだしね。今日に限ったことじゃなく、4ヶ月前のグッディソンでも我々はしっかりやり遂げたんだ」
「深く追求するつもりはないが、ラファがエヴァトンをスモール・クラブと言ったとしたら、がっかりだね。なぜなら、もし彼がエヴァトンを率いて今日のゲームを戦ったとしたら、おそらくは同じような戦い方を選ぶんじゃないかと私は思う」
「リヴァプールは強いチームだ。彼らがウチを非難していることについては、どうこう言うつもりはないよ。そういうことは私の性分じゃないし、正しいやり方だとは思えないから」

2月4日現在のリーグ順位は、リヴァプールが50ポイントで3位、エヴァトンが36ポイントで8位です。 (2月5日)

【さよなら Dr. Fun 】
リヴァプールFCのホーム、アンフィールドのKOPスタンドの名物おじさん“Doctor Fun”が亡くなりました。63歳でした。
「ドクター・ファン」ことレニー・キャンベルさんは、1980年代以降の応援席KOPスタンドに欠かせないキャラクターでした。
派手な衣装とシルクハット、そして相棒の人形「チャーリー」を従えての応援は、数世代にわたってレッズ・サポーターに親しまれてきました。
キャンベルさんががんで入院していた病院で亡くなったのは、1月20日土曜日、ちょうど愛するレッズがホームでチャンピオンチーム・チェルシーを降した数時間後のことでした。

キャンベルさんの姪のサンドラ・ベイカーさんはこう話しています。
「レニーおじさんは、ほんとに人柄のいい人でした。あんな人他に見たことないくらい。愛するクラブの親善大使でしたし、人生にもフットボールにも情熱いっぱいでした」
「おじさんが初めてKOPに座ったのは13歳で、その時に恋に落ちたそうですよ。大人になってからキャンプ場で子供たちを楽しませるエンターテイナーになったんだけど、それがほんとうに上手で、子供たちから『ミスター・ファン』ってニックネームをつけられたのがそもそものはじまりなんです」
「家族の除いての2大お気に入りは、リヴァプールFCとビートルズだったんですよ。自分の家の門を『ストロベリー・フィールズ』にしちゃったくらいですから」

ハイトン在住で、地元のレジャー・センターの元救命士だったキャンベルさんには、2人の子供と5人の孫がいました。
2年前にリンパ腫を患いましたが、一旦は快復し、再びスタジアムに応援に出かけるまでになっていたそうです。
サンドラさんは続けます。
「調子が良くなって、応援を再開した途端に病気が再発したんです。レニーおじさんのアンフィールドでの最後の試合は、先月の、4−0で勝ったフルアム戦でした」
「今回のがんはあっという間におじさんを連れて行ってしまいました。土曜日は、私たちはみんなでおじさんの手を握って、おじさんのチームが勝つところを話して聞かせてあげたんです。きっと心の中で笑顔を浮かべてたと思います」
「おじさんが亡くなってから、信じられないくらいたくさんのお悔やみのお電話をいただきました。おじさんみたいな人生を送ることができたらって思います。あれ以上のものは望めないんじゃないかしら」

キャンベルさんが亡くなった翌日、リヴァプールFCは、公式ウェブサイト上でキャンベルさんの家族への哀悼の意を表しました。 (1月27日)