Liverpool in early 1970's

Mathew Street

1973年のマシュー・ストリートです。現在の姿と比べると、まるで別のストリートのような佇まいです。

まだビートルズが歩いていた頃の面影が残っていました。白い袋を持った人が立っているあたりが、キャヴァーン・クラブの入口です。

Cavern Club (Information Board)

写真が古いためか、色がちょっと薄いですが、これがキャヴァ−ン・クラブの告知板です。

当時の出演バンドなどの告知が貼り出されています。ちょうど入口の横にあり、ビートルズが出演していた時も、ここに告知が貼り出されていたものと思われます。

この写真が撮られた数ヵ月後に、キャヴァーンは取り壊されてしまいました。

Penny Lane Roundabout

昔のペニー・レーンの姿です。“Penny Lane” のプロモーション・ビデオそのまま、といった印象です。

Strawberry Field

大変貴重なストロベリー・フィールドのショットです(ビートルズ・スポット紹介のトップページにある写真と比べてみて下さい)。

奥に見える建物が、後に取り壊されてしまった孤児院です。

我々が現在イメージするストロベリー・フィールドのイメージとはちょっと違いますが、ジョンが少年時代に親しみ、あの名曲を書く時にイメージしたのは、このストロベリー・フィールドだったんですね。

今の方が神秘的であの曲のイメージにマッチしてしまうのが不思議です。

(おや?左側の門扉の頭がない…!?)

Strawberry Field (from inside)

中に入ってみて、納得。門扉の頭は後に落ちてました…。

今では門が固く閉じられていますから、中からのショットはとても新鮮な感じがします。


Special thanks to Chieko & Miyako for all the photos.
London in early 1970's

Abbey Road

1973年のアビー・ロードです。ビートルズがここで撮影をしたのは1969年ですから、まだそんなに年月は経っていません。

しかし、現在もアスファルトに残る「この先横断歩道」を示す車道のギザギザマークが、この時すでに登場しています。

EMI Recording Studio - Enterance

現在の正式名称は “EMI Abbey Road Studios” ですが、この時はまだビートルズが活躍した頃と同じく “EMI Recording Studios” でした。

EMI Recording Studio - Studio Photo 1

スタジオの中です。上のガラスの部分は恐らく、ジョージ・マーティンが指示を出したミキサー・ルームだと思われます。

ということは、ここがビートルズがいつも使っていたスタジオ2ということになりますね。

EMI Recording Studio - Mixer Room

現在は最先端の機材が導入され、多くのミュージシャンの憧れのスタジオになっているアビー・ロード・スタジオですが、この写真が写された当時はまだ8トラックだったようですね。

EMI Recording Studio - Studio Photo 2

先ほどと比べて天井が大変高くなってます。ということは、これがあの世界中継で “All You Need Is Love” が演奏&レコーディングされたスタジオ1でしょうか。

EMI Recording Studio - Studio Photo 3

左側にグランド・ピアノが見えます。ビートルズも使っていたものなんでしょうか。マイク・スタンドなどが雑然と置かれていたりして、今にもレコーディングが始まりそうな雰囲気です。

EMI Recording Studio - Studio Photo 4

スタジオの方に説明をしてもらっているところでしょうか。

この床の上で、ビートルズをはじめとする様々なスーパー・アーティストたちが立ってレコーディングをしたわけですね( “All You Need Is Love” の時はみんな座ってましたが)。


Special thanks to Chieko & Miyako for all the photos.

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