1973年のマシュー・ストリートです。現在の姿と比べると、まるで別のストリートのような佇まいです。
まだビートルズが歩いていた頃の面影が残っていました。白い袋を持った人が立っているあたりが、キャヴァーン・クラブの入口です。
写真が古いためか、色がちょっと薄いですが、これがキャヴァ−ン・クラブの告知板です。
当時の出演バンドなどの告知が貼り出されています。ちょうど入口の横にあり、ビートルズが出演していた時も、ここに告知が貼り出されていたものと思われます。
この写真が撮られた数ヵ月後に、キャヴァーンは取り壊されてしまいました。
昔のペニー・レーンの姿です。“Penny Lane” のプロモーション・ビデオそのまま、といった印象です。
大変貴重なストロベリー・フィールドのショットです(ビートルズ・スポット紹介のトップページにある写真と比べてみて下さい)。
奥に見える建物が、後に取り壊されてしまった孤児院です。
我々が現在イメージするストロベリー・フィールドのイメージとはちょっと違いますが、ジョンが少年時代に親しみ、あの名曲を書く時にイメージしたのは、このストロベリー・フィールドだったんですね。
今の方が神秘的であの曲のイメージにマッチしてしまうのが不思議です。
(おや?左側の門扉の頭がない…!?)
中に入ってみて、納得。門扉の頭は後に落ちてました…。
今では門が固く閉じられていますから、中からのショットはとても新鮮な感じがします。
1973年のアビー・ロードです。ビートルズがここで撮影をしたのは1969年ですから、まだそんなに年月は経っていません。
しかし、現在もアスファルトに残る「この先横断歩道」を示す車道のギザギザマークが、この時すでに登場しています。
現在の正式名称は “EMI Abbey Road Studios” ですが、この時はまだビートルズが活躍した頃と同じく “EMI Recording Studios” でした。
スタジオの中です。上のガラスの部分は恐らく、ジョージ・マーティンが指示を出したミキサー・ルームだと思われます。
ということは、ここがビートルズがいつも使っていたスタジオ2ということになりますね。
現在は最先端の機材が導入され、多くのミュージシャンの憧れのスタジオになっているアビー・ロード・スタジオですが、この写真が写された当時はまだ8トラックだったようですね。
先ほどと比べて天井が大変高くなってます。ということは、これがあの世界中継で “All You Need Is Love” が演奏&レコーディングされたスタジオ1でしょうか。
左側にグランド・ピアノが見えます。ビートルズも使っていたものなんでしょうか。マイク・スタンドなどが雑然と置かれていたりして、今にもレコーディングが始まりそうな雰囲気です。
スタジオの方に説明をしてもらっているところでしょうか。
この床の上で、ビートルズをはじめとする様々なスーパー・アーティストたちが立ってレコーディングをしたわけですね( “All You Need Is Love” の時はみんな座ってましたが)。