March 14 2006, No.242
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     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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▽特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ウエダミナコ
             〜 Goldfish Liverpool Update / minako ueda 〜

  ― 連載第44回  「スポーティー・リヴァプール&コーヒータイム!」 ― 

こんにちは。
今週は、クイーン・スクエアからホワイトチャペルに引越しをした、ツー
リスト・インフォメーションの '08 Place'(オーエイト・プレイス)の話題か
ら。
先週の月曜日から正式にフル・オペレーションを開始しました。今後
は、ツアーや宿泊の予約などもここで行われます。

08プレイスのビジター・インフォメーション・アドバイザー、Stephen
Power さんをご紹介します。
スティーブンさんはリヴァプール出身、いつも明るくユーモアたっぷりで
親切で、まさにリヴァプールのインフォメーション窓口の顔です。余暇
にはシアター鑑賞やサッカー観戦、そしてウィンドサーフィンが好きだ
そうです。マージー川沿いのクイーンズ・ドックでマリンスポーツが楽し
めるんですね( http://www.merseysport.org.uk )。

スティーブンさんをはじめ、他のスタッフもとても感じがよく、親身に相
談にのってくれます。旅の始めに是非立ち寄ってみてください。

 < 08プレイス >
  36-38 Whitechapel, Liverpool, Merseyside, L1 6DZ
  電話: 0151 233 2459
  Eメール: contact@liverpool08.com 
  営業時間: 10〜3月…(月〜土)09:00〜18:00 (日)11:00〜16:00
           4〜9月…(月〜土)09:00〜20:00 (日)11:00〜16:00


08プレイスの向かいに、以前「工事現場を囲うストリート・アート」でご
紹介したショッピング・モール 'Met Quarter' が木曜日にオープンしま
した。
ホワイトチャペルからヴィクトリア・ストリートまで続くこの敷地は、もとも
とは19世紀終わりに建てられた郵便局本局でした。
アルマーニ・エクスチェンジ、ティンバランド、ヒューゴ・ボス、オール・セ
インツなどのブランド・ショップが主で、もうちょっとメインストリームから
外れたブランドもあったらいいのになあ、と思いましたが、意外にも
Mac(化粧品)が入ってたのはウレシかったです。
インテリアは美術館のようで雰囲気がよく、リヴァプールにこれまでな
かった新しいモールの誕生です。


その足で、テート・リヴァプールのカフェが新しくなってリオープンしたと
きいていたので、行ってきました。
今までは白が基調だった Tate Cafe が、Tobias Rehberger のインスタ
レーションでカラフルに彩られました。入り口付近に "To get her a
New Live R Pool" というタイポグラフィーがあり、んー???。。。と暫
く眺めて、「ああ、"Together a new Liverpool"かあ!」と解読。
ここでは、ブレックファストとランチもいただけます。

 < Tate Cafe (テート・カフェ)> 
  Tate Liverpool, Albert Dock, Liverpool
  電話: 0151 702 7432
  営業時間: ギャラリー同様、火曜日から日曜日 10:00〜17:50


第22号で「へミングウェイズ・カフェ」を紹介したあと、カフェ・コーナーを
怠っていたことを思い出し、ちょっぴり反省。
今回はもうひとつカフェ情報をお伝えします。
映画館&マルチメディア・ギャラリー 'FACT' のカフェ。つい最近から平
日は朝ごはんも食べれるようになりました。
メニューは、コンチネンタル風。バゲットのサンドイッチやペイストリー
やクロワッサン、そしてべーグルなどが食べられます。
お昼時には、パニー二やスープなどもイケます。また、ノートパソコンを
持ち込めばワイアレスでインターネットにつなぐこともできて便利です。

 < Cafe at Fact (カフェ・アット・ファクト)>
  88 Wood Street, Liverpool
  営業時間: (月〜金)08:00〜19:00 (土・日)11:00〜19:00


日付が戻って火曜日、ラディソン・ホテルで、6月13日から18日まで
Calderstone Park で行われるインターナショナル・テニス・トーナメント
の正式発表が行われました。
今年は、5月に St. Georges Hall で行われる "The Liverpool Open
Squash Tournament" 、7月の "British Open Golf Championship" な
どを含め、パフォーマンスの年にふさわしくさまざまなスポーツイベント
が開催されます。

このテニス・トーナメントは何が特別かというと、ウィンブルドン以外で、
Association of Tennis Players と Women's Tennis Association の選手
による試合が同時に開催されるのは英国初ということ、そして公園と
いうパブリック・スペースで行われるということです(ホームページ:
http://www.liverpooltennis.co.uk/ )。

この日は、公式アンパイアに選ばれた、Alan Mills 氏、トーナメント・
ディレクターの Anders Borg 氏、シティ・カウンシルのリーダー、
Warren Bradley 氏が出席、目玉としては、2001年のウィンブルドン・
チャンピオン、Goran Ivanisevic 、そして87年のウィンブルドン・チャン
ピオン、Pat Cash の試合だそうです。
23年間ウィンブルドンのレフリーに従事している Alan Mills 氏は、「こ
れまでテニスというとイギリス南部が主流でしたが、このリヴァプール
でのトーナメントにより、時間はかかりますが、少しずつ変わっていくこ
とを願っています」と言っていました。

最後に、かの元LFC選手でありコーチでもあった、Phil Thompson さん
がリヴァプールのテニス大使として紹介されました。
発表が終了した後にちょろっとお話するチャンスがあったのですが、
とーってもやさしそうでいい人で感激しました。テニスだけでなく、リヴァ
プールの大使になってもいいんじゃないかと思います。
写真を撮らせていただくことを快諾してもらい、カメラを構えたら、「あ
れ、キミも一緒に写るんじゃないの? そのほうがいいよ」といわれ、
照れながらもツーショットしてもらってしまいました!

そういえば、レフリーの Alan Mills 氏がスピーチの最初に、「私は雨男
で、つい最近デュバイから帰国したばかりですが、そこでも雨に降られ
ました」といいながら、窓の外を指差すと、この日も久々のスゴイ雨で
した。Calderstone Park でのトーナメントの間はこのジンクスを打ち
破ってほしいものです。。。


今週は、カフェを2つお伝えしたついでにもうひとつ、コーヒーのお店を
紹介します。
ホープ・ストリートのLIPAやブラック・バーン・ハウス近くの Hope Way
にあるコーヒー店、Bellew's 。
カフェではなく、コーヒー豆の卸店なのですが、一般のお客さんにも計
り売り可能で、その場でコーヒー豆を挽いてくれます。50年間の歴史が
あり、中にある機械を含め(店員さんも!?)雰囲気は50年代にタイム
スリップしてしまったかのようです。コーヒーの種類はさまざまで、ディ
カフ・コーヒー(カフェインぬきのコーヒー)もあるのが嬉しい。
だいたいが250gで2ポンドとお買い得で、なにより挽き立ての豆の香ば
しい香りがたまりません! 
場所は、ホープストリートからブラックバーン・ハウス裏の道 
Blackburn Place を入って歩くと、右手に Hope Way という小道があり、
ちょっと奥まったところにサインがでています。

 < Bellew's Coffee (ベルーズ・コーヒー)>
  5-7 Hope Way, Liverpool
  地図:http://canning.merseyworld.com/news.htm#bellew 

また来週!


ウエダミナコ
(雪のリヴァプールより)


(この連載に関連する写真は、ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュ
だより」ページに掲載しています。
http://scousehouse.net/goldfish/goldfish44_photo.htm )


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