May 16 2006, No.250 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■ *** http://scousehouse.net/ *** ―――――――――――――――――――――――――――――― ▽特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」 ―――――――――――――――――――――――――─ NLW □ 「ゴールドフィッシュだより」 / ウエダミナコ 〜 Goldfish Liverpool Update / minako ueda 〜 ― 第48回 / 「デジャヴー・リヴァプール!」 ― みなさん、お久しぶりです。 一ヶ月間の一時帰国からリヴァプールに戻り、一週間がたちました。 着いてすぐの2日間は雨、あまりのリヴァプールらしいありがたいお 出迎えをしてもらったあと、信じられないほどの夏日が続き、今年初の Ye Cracke 中庭デビューを果たし、二日連ちゃんで飲みにいっちゃい ました。やっぱり夏はあそこが最高! そして陽気のせいか、街なかでは人々がどこから湧いて来るのか、平 日の昼間から太陽の下で過ごしていました。夜9時ごろになってもまだ 普通に明るいので、ついつい時がたつのを忘れてしまいます。本当に いい季節です。 まず今週は、水曜日の朝、The Walker Art Gallery の階段からりんご が落ちてくる?! ということで行ってきました。これは、 'Poetry in the City' というポエトリー・リーディングの一環。土曜日に行 われた詩人 Phil Davenport のステージのプレイベントでした。 残念ながら土曜日は家でテレビを観る! というミッションがあったの で行けませんでしたが、Phil が、それぞれにアダルト誌から切り取った 言葉を書いたりんご365個を一気に放り投げてピンポン玉のような気 持ちのいい音が美術館に響きわたりました。 ちなみに、写真に写っている2人、上からりんごを投げているのが Phil Davenport 、そしてカメラを構えてりんご攻めに遭っているのがエ コーのカメラマン Martin Birchall 。 まさにその瞬間に Martin が撮った写真はこちらで見られます。 それと、りんごは本物でなく、中が発泡スチロールのフェイクです。でな かったら Martin はきっとりんごの果肉だらけになってましたよね、きっ と! http://icliverpool.icnetwork.co.uk/0100news/0100regionalnews/tm_ objectid=17062370&method=full&siteid=50061-name_page.html 木曜日は、久々の Polished T にてギャラリーオープニングがありまし た。おそらく今年初の展覧会です。 今回の Muki Paws 展は、ウィガン出身の Daniel Halsall を筆頭にロン ドンでファッション学生だった Will Barras 、Dan Blurton 、そして日本 人アーティストの Chiyo Arae さんが参加。 Chiyo さんの作品はこちらで見れます。 マイスペース: http://www.myspace.com/chiyo226 この展覧会は、18日までの予定ですが、延長の可能性大です。 < Polished T > 電話:0151 707 0660 住所:85-89 Duke Street, Liverpool, L1 5AP (入り口は、Parr Street 側から。クラブ Cream 跡地、Nation の向かい側) ホームページ: http://www.polishedt.com そしてそして何をさておき、今週の土曜日。レッズがまたやってくれまし た! ご存知のとおり、FAカップの決勝戦がカーディフで行われました。 リヴァプール対ウェストハム、この模様は一般のテレビでも放映されて いたので、私は家で観戦しました。これがまた去年どこかでみたことあ るような、まさにデジャヴー。「3−3+延長戦+ペナルティー→凱旋パ レード」の図式。 リヴァプールはオウンゴールという厳しいスタートをきったにもかかわら ず、その後は本当に見事でした。怪我人も続出して、最初のゴールで お茶目に舌を出して余裕を見せていたスティーヴィーも、91分目に滑り 込みセーフでもう一点ゴールを決めたときは、疲れが隠せないようでし た。みんな冗談で、「フツーに勝てばいいことなのに!」といいながらも、 さんざん窮地に追い込まれた後にミラクルを起こしてドラマを創りだす このチームの美しさにぐっとハートをつかまれているのです、ホントに。 翌日、凱旋パレードに行ってきました。普段は車通りがあるくらいで、 人っ子ひとり見ることのない New Islington は、人々で溢れていました。 この地点に3時半にバスが通過するというアナウンスがありましたが、 バスが現れたのは5時ごろ。その間にどしゃ降りの雨に見舞われ、ず ぶぬれになりましたが、バスが見えてきたころには上がり、周囲からは 歓声がより一層大きくなりました。バスが通過すると、人々は踊るよう にバスを追いかけていきました。私もちょうど帰り道の方向だし、一緒 になって群集に混じってきました。 家に帰って、写真をダウンロードして、ニンマリ。 結構いい写真が撮れたので、みなさんにもお見せしたいと思います。 来年は何があるのでしょうか? プレミアシップ優勝?!? それではまた来週! ウエダミナコ (この連載に関連する写真は、ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュ だより」ページに掲載しています。 http://scousehouse.net/goldfish/goldfish48_photo.htm ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 無断での転載を禁じます。 Copyright(C) 2001-2006 Scouse House |