―――――――――――――――――――――――――――――― ▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」 ―――――――――――――――――――――――――─ NLW □ 「ゴールドフィッシュだより」 / ウエダミナコ ― 連載第13回 ― こんにちは! きっと読者の皆さんはまだ試合のことを思い出して頬 がゆるんでいることでしょう。こっちの友達にスカウスハウスのCLファ イナルのフォトページ(http://scousehouse.net/cl_final.htm )を知らせ たら、中には「会社のみんなにも見せたよ!」という声も。反響がよ かったので、もっとこっちでも宣伝してスカウサーにも愛されるスカウス ハウスにしていけたらと思います! 私はといえば、優勝の余韻を楽しむ暇もなく睡眠時間4−5時間の忙 しい日々。私の所属する The Hope Street Association(通称HOPES http://www.merseyworld.com/hopest) では、毎年恒例の HOTFOOT: Hope Street Midsummer Concert を6月13日にフィルハーモニック ホールにて開催します。今年のメインとしては、リヴァプール・フィルと、 アマチュアのオーケストラとコーラス、そして子供たちも総動員して演 奏される、“Trade Wind”のプレミア公演。これは1930年の John Masefield の詩をもとに、リヴァプールフィルの作曲家 Richard Gordon-Smith がこの4月に書き終えたばかりの作品です。 それに伴い、HOPES のスタッフには、「アマチュアのコーラスとオーケ ストラ・プレイヤーを各100人目標に集める」という使命(!)が課せら れ、日々ローカルの合唱団のリハーサルからカレッジの授業にまで押 しかけて、人集めをよびかけました。そして、Raffle(福引みたいなもん でしょうか)の賞品の寄付をあちこちに呼びかけ、そのトップ賞に、 Hope Street Hotel (http://www.hopestreethotel.com)の宿泊券を ゲット。イエイッ! 最上階のスイートルームを見せてもらったのです が、モダンでセンスがいいだけでなく、オーガニックで居心地のいい部 屋でした。泊まってみたーい! もちろんプロモーションもします。日中の営業活動(?)の後は自宅で 夜中まで事務仕事。結構きっついですが、いろんな人たちに会えて楽 しいです。写真は、先週の日曜日に、メトロポリタン大聖堂の Crypt Hall にて行われたリハーサルの模様です。コンサートの続報は、さ来 週にお知らせします! 今週はこれにかかりっきりだったのですが、土曜のお昼頃にずっと行 きそびれてた、Liverpool John Moores University のファインアートの 卒業展を見にいきました。3階建てのフロアにびっしりで、結構いい作 品がたくさんありました。特に私の知り合いのアーティストでもある、 Julie Swallow のテーマが『 Tokyo Toys Transformed 』。17日間の日 本滞在からインスピレーションを得たそうです。入り口を入ると、左手 には棚の上に、おもちゃのフィギュアや日本の缶コーヒーやジュースの 缶が飾られてて、右手の壁には、北斎風の巨大な波が描かれていま す(写真)。フロアには、数えられないほどの粘土でできたロボットが! これを Art in Liverpool の Ian Jackson がアニメ化して Kraftwerk の “Robot”に合わせてぐにょぐにょ踊るロボットの映像も流されててかわ いかったです。 お腹が空きすぎて倒れそうだったので、Parr Street の「 3345 」に行き ました。夜に飲みに行ったことはありますが、食事も結構イケルという ことで、今までよく働いたご褒美に、特製のニース風サラダを食しまし た。 これが子供だましのツナ缶じゃなく、分厚いマグロのステーキがドーン とサラダに乗っかってて、ゆで卵がとろっとして、野菜がしゃきしゃきし ておいしかった! ワサビとしょうゆまで用意してくれた気遣いもまたウ レシイ。ちょうど、ビートルズの写真なども手掛けた Robert Whittaker による『 The Cat Who Got The Cream 』という、バンド Cream の写真 展も開催中で(数日前、Whittaker 本人が来てたらしい!)、それも得 した気分でした。 この3345(http://www.3345parrst.com) は、Parr Street Studio の 上ということもあって、レコーディング中のミュージシャンに会えるチャ ンスもあり?! 私はまだないですけど。私の友達は、コールドプレイ のボーカルに会ったらしいです。店の名前がレコードの回転数にちな んでつけられた名前なのは明らかですが、住所の番地も「 33−45 Parr Street 」というのがまた粋でいいですよね。 今週はそんなところでしょうか。とつらつら書いているうちにもう午前3 時。そろそろ寝ます。また来週! ウエダミナコ ―――――――――――――――――――――――――――――― |