――――――――――――――――――――――――――――――
▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

「ゴールドフィッシュだより」 / ウエダミナコ
             〜 Goldfish Liverpool Update / minako ueda 〜

  ― 連載第25回 / 「怒涛のバンクホリデーウィークエンド」(3) ― 

27日から、マシュー・ストリート・フェスティバルがはじまりました。
私は、初日と3日目に、ピア・ヘッドにある「アーティスト・レジストレー
ション・オフィス」でボランティアをしてました。
出演前に登録にやってくるミュージシャンをバックステージまで案内し
たり、楽器運びをしたり、という、基本的には肉体労働だったのです
が、コピーバンドやインディのローカルバンドから、Lemar や Blue の
Simon Webbe など有名どころまでが通りすぎていき、ミュージシャンの
連れのとりまきや、ゲート前で待ち構える追っかけのファンの子達がい
ちいちコミカルで楽しかったです。

メインの3日目はさすがに大わらわでしたが、初日はステージが2つだ
けだったのでで、それほど忙しくありませんでした。
ぼーっとしている時間が多かったのですが、マネージャーからお呼び
がかかり、「日本からのプレスが来る予定なので、来てほしい」とのこ
と。
で、行った先がマシュー・ストリート・フェスティバルのプレス・センター
でした。それがどこにあるかというと…ライヴァー・ビルの最上階!
結局プレスの方々はいらっしゃらなかったのですが、仕事もしないで
私だけこんないい思いしていいのかなあなんて思いながら、待ってい
る間にビュッフェをいただき、ライヴァー・ビルの屋上から眺める風景
を楽しみ、また大会議室や円卓などのある部屋なども見せてもらって
しまいました。ラッキー!!

前回私がマシュー・ストリート・フェスティバルを見に行ったのが、2000
年の夏でした。
そのときは、「ビートルズ色100%」といった感じでしたが、今回は、リ
ヴァプールの新しいインディバンド用にステージが設置されていたのが
印象的でした。個人的に好きな、747's や Pop Levi も出演してました。
このフェスティバル期間は、年間を通じて一番国内外から多くの人々
が観光に訪れる時期。こうした場で、今ふつふつと沸きあがっている
今のリヴァプールの音楽シーンが伝えられたことは、とっても希望のも
てる動きだと思います。
今後、過去から現在に至るまでの、すべての世代レベルのリヴァプー
ルの音楽をセレブレートするような、そんなミュージック・フェスティバル
になってほしいものです。

他に何があったかいろいろ思い返しています。。。
「スカウスハウス・ツアー」には、レストラン&パブ専門要員として参加
させていただいたのですが、忘れてはならないのが、スカウス・ラン
チョン! 28日のお昼に、すっかり私の行きつけのパブと化している、
Ye Cracke にて、スカウスハウス・ツアーの参加者のみなさんと一緒
に、スカウスを食してきました。
2時間煮込んで、24時間寝かせた特製スカウスはもったりしていて、
野菜の旨味が実にしっかりでてて、付け合せのパンも赤キャベツと
ビートルートともに本当に美味しかった! (私とKazさんは肉抜きの
「ブラインド・スカウス」でしたが、きっと他のみなさんのは、お肉の旨味
もたっぷりだったのでしょう!)
スカウスは、やっぱりリヴァプールに来たら外せないメニューです。是
非是非お試しあれ!

その他にもメキシカン・パーティーとか Cain's ツアーとかプリンセス・
パークでの反レイシズムのチャリティーコンサートやいろいろイベント
があったのですが、どうにもこうにも書ききれないので、とりあえずおま
けとして、街で見かけた有名人! ということで、2枚ほど写真を送りま
す! (今書いた内容とは全然関係ないんですけど。。。)

1.家の近くのマートル・ストリートのニュースエージェントで、テレビ番
組 Big Brother に出演していたイタリア人、Roberto とお店のおじちゃ
んが記念撮影しているところをキャッチ!

2.以前紹介した、Polished T にて、9月8日に行われた新しいギャラ
リーオープニングでDJとして登場したリヴァプール発のエレポップ・グ
ループ Ladytron の Ruben と Danny (10月に新譜 “Witching Hour”
がリリース予定)と、Polished T スタッフの Regina をパシャッ!

それではまた来週!

ウエダミナコ


――――――――――――――――――――――――――――――