December 20 2005, No.230
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     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2005年12月15日〜12月17日>
 ▽特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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2005年のクリスマス・タイム

あなたの夢が、いつまでも若く、そして美しくありますように

メリー、メリー・クリスマス!

                          ― Kaz (20/12/2005)


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▼リヴァプール・ニュース <2005年12月15日〜12月17日>
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*** 12月15日(木) *******************************

【プレミアシップ 05−06】
イングランド・プレミアリーグの結果です。

リヴァプールは10日、ミドルスブラをホームに迎え、2−0で快勝しま
した。
ゴール・スコアラーは、フェルナンド・モリエンテス(72分・77分)でし
た。

試合後、キャプテンのスティーヴン・ジェラードはこう話しています。
「僕らはどんどん成長してる。まだまだ伸びる余地はあるからね。僕ら
はこのリーグで優勝したいと思ってる。失点が少ないってのは、出発
点としてはまずまずなんじゃないかな」
「確かに(首位からは)ちょっと離されてはいるけどね。でもこの調子で
成長を続けて行けば、今シーズンか来シーズンには、ちゃんとあの場
所に立てるはず」
「今日は最高のゲームを見せられたとは言えないかもしれない。けど、
3ポイント取るってことが最も大事なことだからね」
「ドローに終わった去年のゲームの繰り返しみたいな感じだったけど
ね。でも今回は最後の最後でフェルナンド・モリエンテスがスパークし
てくれたね」

エヴァトンは、11日にアウェイでマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、
1−1で引き分けました。
ゴール・スコアラーは、ジェイムズ・マクファデン(7分)でした。

試合後、監督のデイヴィッド・モイーズはこう語っています。
「ウチはゲームが進むにつれて良くなって行った。1ポイントしか取れ
なくて悔しいよ。まあ試合前の私は、引き分けでもいいと思っていたわ
けだがね」
「選手たちは本当に良くやってくれた。それぞれの役割をしっかり果た
してくれた。実にハードなパフォーマンスだったと思う。みんな職人みた
いだったね。後半になってもパフォーマンスが落ちることはないと私は
思っていたよ」
「ああいう戦いを見せてくれたことがすごく嬉しい。気合も入っていたし
ね。すごい気合だったよ。この一週間、どんなプレイをしたいのかを
我々はしっかり練って来たんだよ。早速結果が出て、実にポジティヴ
な気分だ」
「試合の前にもし誰かに、あんたたちはオールド・トラフォードでポイン
トを挙げられるよ、しかも前の週にそこで勝ってるマンチェスター・ユナ
イテッドを相手にね、なんて言われたとしても、ほんまかいなって感じ
だったろうね」


*** 12月16日(金) *******************************

【プレミアシップ 05−06】
イングランド・プレミアリーグの結果です。

エヴァトンは14日、ホームにウエスト・ハムを迎え、1−2で敗れまし
た。
ゴール・スコアラーは、ジェイムズ・ビーティー(9分)でした。

試合後、監督のデイヴィッド・モイーズはこう語っています。
「きっと、日曜日のゲーム(マンチェスター・ユナイテッドとアウェイで対
戦)での消耗があったんだろうと思う。前へ出ようとはしたが、予想以
上に相手のパワーが大きくて、ペースも持って行かれた。あれで劣勢
になってしまった」
「良かった方が勝った。そういうことだ。この結果に文句は言いようが
ないよ」
「ゲームのスタートは良かったんだがね。最初の10分間は何もかもが
うまく行っていた。ゴールも決まって、まるで理想のホーム・ゲームって
感じだったんだが…」


*** 12月17日(土) *******************************

【サー・ポールと小鹿のバンビ】
10月に絵本『ハイ・イン・ザ・クラウド』を発表したサー・ポール・マッ
カートニーは、現在、朗読やサイン会をなどのプロモーションを行って
います。先日はその一環として学生新聞のインタヴューを受けました。
そこでサー・ポールは、彼の動物を守る活動の原点には、ディズニー
のアニメーション映画『バンビ』があると語っています。
小鹿のバンビのお母さんがハンターに撃たれる悲しいシーンから、
サー・ポールに大切なことを学んだのです。

サー・ポールはこう語っています
「バンビのことを考えてみようか。バンビのお母さんはハンターに殺さ
れるよね。そのことがたぶん、ハンティングってのはカッコいいことじゃ
ないぞって僕に教えてくれたんだと思う。そう思って大人になったんだ
よ。バンビを思い出すたびに、いつもそういう気持ちになるよね」
「他にもいいお話はたくさんある。ダンボとかね。彼のお母さんはひど
い扱いを受けていたよね」
「こういう誰でも知ってるお話、いっぱいあるよね。主人公はみんな苦
労してる。それを見て、子供たちは『動物をいじめるのは間違ってる』
と思う。そういう気持ちを持ちながら大きくなるんだ」

サー・ポール・マッカートニーは、世界最高のロック・ミュージシャンであ
ると同時に、動物の権利のために戦う活動家として知られています。
前妻である故リンダ・マッカートニーは、肉を使わない食製品を大成功
させ、著名なヴェジタリアンとして、また、動物の権利のための活動家
として知られていました。
ポールとリンダは、動物たちがハンターに襲われる心配のない保護区
を少しでも増やそうと、英国のあちこちの土地を購入しました。
彼らは、動物実験やハンティングに始まって、家畜の待遇から毛皮を
着ることまで、あらゆる動物虐待について反対を表明しました。

リンダの死後は、ポールが彼女の遺志を受け継ぎ、世界的な活動家
のひとりとなりました。
そしてポールの2人目の妻となったへザー・ミルズもまた、動物の権利
のために熱心に声を上げる活動家です。つい最近も、毛皮反対運動
の最中に警備員と衝突しています。


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▽特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ウエダミナコ
             〜 Goldfish Liverpool Update / minako ueda 〜

  ― 連載第34回 / 「メリー・クリスマス!」 ― 

みなさん、こんにちは。
気がついたらもう来週の週末がクリスマスなんですね。
まわりが、やれクリスマス・ショッピングが! クリスマス・カードが! 
とパニくっているのを横目に、まあそんなにぴりぴりしなくても。。。なん
てなだめていましたが、まさか12月も半ばをこんなにも過ぎてるとは思
わなかったので、マズイ〜! と遅ればせながら焦りはじめておりま
す。

今週は、予定外にリヴァプールが Club World Championship の座を逃
してしまったので、一気に原稿と写真のスペースに穴が空いてしまいま
した。。。20回もチャンスがあったのに得点につながらなかったことも
残念ですが、それ以上に、ローカルのファンの盛り上がりがいま一つ
低かったのがもっとがっかりでした。
まあクリスマス直前の日曜日の朝なんて最も二日酔いのひどい時期と
いうのも原因のひとつだったと思いますが(しかも今は24時間パブの
営業がOKになりましたしね。。。)、とにかく、今回試合を通じて、やっ
ぱり、サポーターあってのリヴァプールFCなんだなあとつくづく思いまし
た。

それ以外の出来事ですが、今週は、まず水曜日の夕方に行なわれた、
フリーマガジン、『 LIVE 』のクリスマス&50号記念パーティーが、
Water Streetにある、Newz Bar で行なわれました。会場に近づくと、
Newz Barの正面では、The Batala Liverpool Samba Band の威勢の
いいドラムのリズムで出迎えられ、入り口ではカクテルでもてなされま
した。その後、会場内でも Batala のパフォーマンスが行なわれ、クリ
スマス・ソングで食傷気味になっている耳にとても心地よく響きました。

Move Out, Another Late Night, Citywise など、様々なフリーペーパー
が現れては消えていますが、『 LIVE 』は週刊でありながら、ライブ、ク
ラブ、アート、映画、シアター、ニュー・リリースのプレヴューや、レ
ヴューそしてレストラン情報など、内容も充実していて、この類ではオ
ススメの情報誌と思います。カフェ、インフォメーション・センター、クレ
イトン・スクエアなどで入手可能です。

その足で、ボールド・ストリートの Microzine に向かいました。
Microzine は、ロンドンに本店を持つ、比較的最近にできた、ファッショ
ン&雑貨のショップ。
2階は、ショップ兼ギャラリースペースになっています。今回は、セック
ス・ピストルズの一連のアートワークやファッションのデザインを手掛け
たことで有名な、Jamie Reid の個展。以前ゴールドフィッシュだよりで
もちょろっとご紹介しましたが、現在リヴァプールを拠点に活動してい
ます。作品は、主に過去のラディカルなコラージュから近年のアブスト
ラクトまでのさまざまな代表作のプリントが展示されています。作品の
多くは、ホームページでも見れます。
http://jamiereid.uk.net 

この日のプライベート・ヴューはかなりの人の入りで賑やかでした。ス
ペシャルゲストで、Jamie の娘さん、Rowan の率いるバンド、Annurizm
のライブ・パフォーマンス。Green Day の Holiday などの最近の曲のカ
バーだけでなく、ジョン・ピール氏のお気に入りだった Undertones の
Teenage Kicks なんかも披露してくれたのはちょっとウレシかったです。
メンバーは全員10代、といっても10歳から14歳。ボーカルととっていた
Rowan はすでにアーティステックな貫禄があって、将来が楽しみです。

この展覧会は1月16日まで続きます。

 < Microzine Gallery(マイクロジン・ギャラリー)>
  Bold Street, Liverpool
  Tel: 0151 709 7282
  ホームページ: http://www.microzine.co.uk


次回の号は12月27日なんですね、それでは今のうちに・・・
リヴァプールよりみなさまに、メリークリスマス!
(写真は、FACTで子供向けのクリスマス・オーナメント作りのワーク
ショップに無理やり参加して、サンタさんと一緒に写真をとりました)

それではまた来週!

ウエダミナコ


(この連載に関連する写真は、ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュ
だより」ページに掲載しています。
http://scousehouse.net/magazine/goldfish34_photo.htm )


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▼スカウスハウス・ニュース
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*** リンクのお知らせ ******

ウェブサイト「リンク集−日本語ページ」に、『ジェイミーの独り言』さん
を追加しました。
レッズへの熱い愛が込められた、ジェイミーさんのちょっとファニーな
「独り言」ブログです。毎日更新されています。
http://scousehouse.net/links-japanese.htm
http://blog.zaq.ne.jp/jamie/


*** フットボール・チケット手配 ******

「スカウス・ハウス」では、リヴァプールFCおよびエヴァトンFCの、ホー
ムゲーム観戦チケットの手配を承っています。詳細は、ウェブサイトの
「スタジアムへ行こう!」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/football/stadium.htm


*** 語学留学生募集中 ******

「スカウス・ハウス」では、リヴァプールへの語学留学をサポートしてい
ます。
最短で1週間の短期留学から長期留学、夏期休暇コース、さらには最
近人気のホームステイ留学など、幅広く対応しています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧くださ
い。
http://scousehouse.net/study/index.htm


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

「スカウス・ハウス」では、リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの
地を訪ねるガイドツアーをアレンジします。
ガイドはもちろん現地在住の日本人。レギュラー・ツアーのほか、
ちょっとマニアックなツアーも用意しています。また、ご希望により、プ
ライヴェート・ツアーのアレンジも承ります。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/beatles/info.htm


*** 原稿募集中 ******

「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
います。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
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*** 今週の「ゴールドフィッシュ」フォト ******

今週も、ミナコさんから素敵な写真が届いています。
ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュだより」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/magazine/goldfish34_photo.htm


*** 今週のフォト・アルバム ******

「ゴールドフィッシュ」以外の原稿にちなんだ写真は、「NLW フォト・アル
バム」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo230.htm 


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□■ 第230号 ■□

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