June 27 2006, No.256
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     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2006年6月21日〜6月23日>
 ▽スカウスハウス・ニュース


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▽フロム・エディター
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上々颱風のライヴに行ってきました。
会場は、灘の酒蔵の中にある「神戸酒心館」という小さなホール。古さ
を感じさせる柱や梁に囲まれ、座布団の席や畳の席もあったりして、
ヴォーカルの映美ちゃん曰く「なんだか村の寄り合いみたい」。
実にいい雰囲気でした。

もうほんっとうに素晴らしいライヴでした。
『上々颱風 伝統の薫 酒蔵生音演奏会』というタイトルどおり、ほとんど
マイクやアンプを使わない“アンプラグド”なライヴでした。
スティールパンや大正琴やアコーディオンや古いオルガン、三弦など
で奏でられるアンサンブルは、懐かしさや新しさがからまって、不思議
なほどに心地よく感じられました。

そして、「ナマ」で聴く映美ちゃんの「うなり」や、サトちゃんのあの美しい
節回しには、鳥肌が立ってしまいました。空気だけを通して伝わってく
るありのままの歌声には、五感をダイレクトに刺激されるような快感を
覚えるものですね。きっと、ほかのお客さんも同じだったんじゃないで
しょうか。

もちろん、お笑いの要素もテンコ盛りでした。映美ちゃんのギャグは絶
好調で、マントさんや紅龍の「ボケ」も、いつもより多かったように思い
ます。じ〜んとさせられて涙をこぼすのをやっと我慢したと思ったら、今
度は笑いすぎて涙が出て来てしまう、その繰り返しでした。

美しさにぼーっとしたり、大笑いしたり、しみじみ感動したり、音のグ
ルーヴにぐるぐる巻きになったり、涙を我慢したり…。
あっという間の2時間でした。上々颱風を堪能しました。
「しゃんしゃん」のライヴにはわりと昔から足を運んでいますが、もしか
して今回のがベストだったかもしれないという気がします。
この前日は大阪の能楽会館でのライヴで、それには行かなかったの
ですが、後からちょっと後悔しました。

「しゃんしゃん」を聴くたびに、「日本人でよかったなあ」と思います。
音楽のワールドカップがあったら、ぜったい日本代表なんだけどな、と
も思います。もちろんグループリーグは楽々突破、優勝だって夢じゃな
いかもしれないぞ…なんてことをひとりで妄想しています。

まだ「しゃんしゃん」を体験していない方は、ぜひ聴いてみてください。
出たばかりのニューアルバム『あったりまえだ』、すっごくいいですよ。

● ● ●

さて、今週のNLWは、いつもよりショートヴァージョンでお届けします。
ついでに、というわけではないんですが、「NLWフォト」ページの更新も
お休みします。
「どうせワールドカップのTV観戦でそれどころじゃないんだろう」という
ツッコミが聞こえて来そうですが…はい、その通りです。ごめんなさい!

                           ― Kaz (27/06/2006)


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▼リヴァプール・ニュース <2006年6月21日〜6月23日>
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*** 6月21日(水) *******************************

【サファリ・パークのベイビー・ブーム】
ノウズリー・サファリ・パークが、ベイビー・ブームに沸いています。
毎年新生児で賑わうこの季節ですが、今年は過去最高の出産ラッシュ
となっています。わずか2週間の間に50を超える赤ちゃんが誕生しま
した。出産ラッシュはまだまだ続いています。

今年のトップ・ニュースは、「ペレ・デイヴィッドの鹿」と言われる、世界
で最も珍しい鹿の一種の赤ちゃんが20頭以上も産まれたことでした。

サファリ・パークのゼネラル・マネージャー、デイヴィッド・ロスはこう話し
ています。
「ノウズリーで記録的に動物たちが増えていることを、誇りに思います。
ここには世界中から動物たちがやって来ているわけですが、この広々
とした場所で、彼らがハッピーに暮らしてくれているっていうことですか
らね」
「希少種や絶滅危惧種の出産がいくつもあったことにも、私たちは喜
びを感じています。

ロス氏はさらに、白サイの出産が間近なこと、2頭の象が妊娠している
ことも付け加えました。

ノウズリーは、英国に5つあるサファリ・パークのうちのひとつで、今年
36回目のシーズンを迎えています。
近年人気のアトラクションとなっていて、昨年は70年代初め以来、お
よそ30年ぶりに50万人を超える入園者数を記録しました。


*** 6月23日(金) *******************************

【まだまだこれから】
20日、ワールド・カップのグループBの最終節でイングランドはス
ウェーデンに2−2で引き分け、グループ1位での決勝トーナメント進
出を決めました。

途中出場でイングランドの2点目を決めたスティーヴン・ジェラードは、
翌日にこう話しています。
「16強でどことあたることになってもいいように、ちゃんと準備はしてた
けどね。でも1位通過にはこだわっていた。そうなればウチは日程に余
裕ができるし、その間にいろいろ試すことができるからね」
「1,2日で回復できるだろうから、その後は週末に向けて、できる限り
調子を上げるように持って行きたい」
「僕自身は、ウチのプレイはスウェーデンより若干上回っていたと思っ
た。でもセットプレイの時は危なっかしかったね。いつものウチらしくな
いことなんだけど。そういう点はトレーニングで修正して行く必要があ
る」
「それと後半のウチは、パスも足もストップしてしまった。最初の45分
間と同じテンポで、ハードに行こうとはしていたんだけど、ベンチから見
ていてちょっと無理な感じだった。後半もペースをキープするようなト
レーニングはしてきてるんだけどね」
「監督が僕を投入したのは、ミッドフィールドにエナジーを注入したかっ
たからなんだ。でも難しかった。スウェーデンはゴールに向かって押せ
押せだったからね」


【マイケルの願い】
20日に行われたワールド・カップのスウェーデン戦で、イングランド代
表のマイケル・オーウェンが全治5ヶ月の重症を負って退場しました。
翌日に帰国したオーウェンは、こう話しています。

「感情的にならず、かつ正直に言うと、ピッチに背中をつけてアイス
パックで膝を冷やしている時、僕が感じていたのは自分の痛みじゃなく
て、罪の意識だった」
「知り合いのみんなにメールを送ったんだ。がっかりさせてしまって申し
訳ないって。ニューカッスル・ユナイテッドの人々にも、大きな責任を感
じてる」
「移籍金(レアル・マドリーへおよそ34億円)を用意してくれたチェアマ
ンのフレディ・シェファードや、この大会に入ってからも連絡をくれては
励ましてくれた監督のグレン・ローダー、それからまだ僕のプレイを11
試合しか見てもらえていないグレイトなファンたちのことを考えると、な
おさらね」

オーウェンはまた、「タイム」紙のコラムでこう書いています。
「ドイツのホテルを出て帰国する際、スヴェン=ゴラン・エリクソンに、
ワールド・カップの決勝戦には戻って来るつもりだと伝えました。僕自
身の大会は終わってしまったけれど、メダルを首にかけてもらいたい
気持ちはまだあります、と」
「チームを離脱したあの水曜日が、僕がスヴェンに ――僕がプレイで
きる時は必ず代表に呼んでくれた監督であり、その監督のために僕は
たくさんのゴールを決めた―― 会う最後だったのかもしれないなんて
思うと、不思議な気持ちになります」
「でも、僕はあきらめていません。7月9日、彼にまた会えると思ってい
ます」


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▽スカウスハウス・ニュース
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ぼ〜』さんを追加しました。
Beatlesファンのヨッシーさん&じょにやんさんのサイトです。アットホー
ムな雰囲気があっていい感じです。リヴァプール旅行のページもありま
す。よろしく!
http://scousehouse.net/links-japanese.htm
http://homepage3.nifty.com/beatlesdeasobo/


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「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
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旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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