July 15 2008, No.350
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  リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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         *** http://scousehouse.net/ ***        


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2008年7月15日>
 ▽寄稿:「英国紀行2008春」
 ▼ゴールドフィッシュだより <No.134>
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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毎日暑いですね。
暑い、というよりは、熱い、と書きたくなるほど、火傷しそうに暑いです。
これだけ暑いと、「温暖化」を通り過ぎて「熱帯化」になってるんではな
いかと、つい心配になってしまいます。

そのおかげで我が家の庭は、草木がぐんぐんと伸びて、まるでジャン
グルのようになってしまいました。
中でもよく育ったのはミニトマトです。実は確かにミニなんですけど、体
長は2mを超えるほど巨大化しています。手が届かない上の方の実
は、とても収穫できそうもありません。

そして先週のこと、「そろそろかなあ〜」と思いつつじっくり検分してみ
ると…。
やあ、いましたいました。オンブバッタの赤ちゃんが、たくさん生まれて
いるではないですか。
ほんの5mmくらいのちっちゃなバッタが、ざっと見たところでは数百匹、
もしかして1000匹以上いるかもしれません。例年よりもずっと多いで
す。イングリッシュ・ミントの葉っぱが容赦なく齧られていますが、まあ
しょうがないです…カワイイからなあ。

小さい小さいウチの庭には、他にもいろんな生き物が生活しています。
昆虫も植物もほかの生き物も、一所懸命ひたむきに生きているように
見えるんですよね。
それを眺めるだけでも結構楽しくて、毎日、ちょこちょこと庭に出ては
世話をしたり、観察をしたりしています。

なんだか気分はすっかり夏休み。
おかげで仕事がさっぱり捗りません…。

● ● ●

リヴァプールでは先週、第1回の「ビートルズ・デイ」が開催されました。
チャリティを目的とするもので、平日に開催ということもあり、たとえば
「マシュー・ストリート・フェスティヴァル」のような街をあげてのイヴェント
とは違うタイプの盛り上がりだったようです。

リヴァプール郊外のいくつかの学校でも、子供たちのためにイヴェント
が催されたようです。いつも思うんですけど、老人も大人も若者も子供
も、普通に同じ音楽を楽しむことができるのって、いいですよね。

この「ビートルズ・デイ」については、今週の「ゴールドフィッシュだより」
でミナコさんがレポートしてくれています。
また、いつも投稿してくださるS.H.さんのブログ「ビートルズ好きはお断
り!!」( http://thebeatles.blog.so-net.ne.jp/ )にもいくつか関連リンクが
集めてあります。ぜひご覧になってみてください。

● ● ●

写真展のお知らせです。
リヴァプールを撮り続けているフォトグラファー、池浦敏郎さんの写真
展が、7月18日から26日まで、岡山のGallery Gloss&Coffeeで行われ
ます。
タイトルは《You'll Never Walk Alone》。もちろんテーマはリヴァプールで
す。
今年1月に、東京のコニカミノルタプラザで開催した写真展
( http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2008january/gallery_a_080116.html )
のミニチュア版だそうです。
詳しくはこちらのサイトの「GALLERY」ページをご覧ください。
http://gallery-gloss.com/

ジェリー・マースデンの歌声が聴こえてきそうな素晴らしい写真を観に、
僕もこの週末に行ってみようと思っています。
お近くの方はぜひ!

                        ― Kaz(15/07/2008)


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▼リヴァプール・ニュース <2008年7月15日>
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*** 7月15日(火) *******************************

【ポーツマスへ】
7月11日、ピーター・クラウチの移籍が正式に発表されました。
イングランド代表選手でもあるクラウチは、リヴァプールのストライカー
として、3年間で135試合に出場し、42ゴールを記録しています。
その成績以上に、ユニークなルックスとキャラクターで、クラウチはリ
ヴァプールのファンに愛されてきました。

新天地となるポーツマスは、クラウチが2001-2002シーズンに在籍した
クラブです。昨シーズン(2007-2008)の成績は、57ポイントで8位(20
チーム中)でした。
クラウチのポーツマスでの背番号は、エース・ナンバーの9番に決定し
ています。

移籍するにあたってクラウチは、リヴァプールへの愛着をあらためて
語っています。
「ポーツマスに戻って来れてファンタスティックだ。成長を続けているク
ラブだし、ハリー・レドナップ監督は僕のことを常に理解してくれている
から」
「僕自身、キャリアでベストの状態が来てるような感じがある。ポーツマ
スでは活躍できると思うよ」

「グレイトなクラブを離れることになったわけだけど、でもこのクラブもこ
れからそうなるかもよ。リヴァプールでの3年間は素晴らしかった。そ
れは何物にも代えられない。あれほどのトップ・クラブでプレイできて名
誉に思ってる。確かに最後の頃は自分が望むほどには使ってもらえな
かったけどね、でもいい思い出だけしか持って行かないつもりだよ」
「ステップ・ダウンだとはぜんぜん思ってないさ。成功を重ねているクラ
ブだし、新しいスタジアムに新しいトレーニング・グラウンド、それに素
晴らしい選手が何人もいるチームなんだから」

「間違いなく、前にここにいた時よりいいプレイヤーになってはずだよ、
僕は。それについては疑問の余地はないんじゃないかな。だってス
ティーヴン・ジェラードやフェルナンド・トーレスとかのスゴいプレイヤー
たちといつも一緒に練習や試合でプレイしてたんだから。そりゃうまく
ならないわけがないよ」

「リヴァプールで受けた応援についても、感謝しきれないくらいだ。いつ
もほんとうにありがたいと思っていた。KOPが自分の名前を歌ってくれ
るのを聴くのは最高の気分だった。サポーターのためにもっとがんば
ろうって気になるんだよ」
「リヴァプールを離れるのは正直言ってほんとうに辛い。でも、僕はこ
れからもずっとリヴァプール・ファンだよ。今度のシーズンでもしチャン
スがあれば、サポーターとしてアンフィールドに戻って来たいと思って
る。ああでも、チケットを取ってもらえればの話だけどね!」


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▽寄稿:「英国紀行2008春」
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「英国紀行2008春」(第3回) / 宮本 裕司

 ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo350.html ≫

【2008年5月29日(木)】

Euston Square Hotel最後の日なので、追加費用を払い、ホテルで
English Breakfastを食べました。

11:17にLondon Euston駅からリバプール行きの電車に乗りましたが、
私はリバプールまで行かずに、12:48にStafford駅で途中下車。
駅の外には車を止めて、SandraとRoyが待っていました。
SandraとRoyは昨年春にファームステイさせてもらったホストファミリー
で、昨年の夏にも再会しています。
二人とも相変わらずいつも明るく前向きで、元気そうでした。

こうやって、また会えてよかったし、SandraとRoyが再会を喜んでくれる
のが何より嬉しかった。
最近はファームステイも流行らないようで、私がステイした後は、ほと
んどゲストが来たことはないそうです。

「Staffordshire and Birmingham Agricultural Show」というこの地方の
農家の組合が主催するイベントに行ってきました。
トラクターや器具の販売や、チャリティーで作った工芸品の販売、チー
ズや牛乳の試食・試飲など、かなり大規模なイベントで、約5,000人も
の人が来ているそうです。

子供たちが楽しめるように、モトクロスのレースやモンスター・トラックの
ジャンプなどの出し物もありました。
秀逸だったのは、Young Farmers Paradeというもので、10代の若い農
夫がチームに分かれ、トラックの上で仮装してパレードを行うというも
のです。
各チームはミュージカルをテーマに仮装し、「オズの魔法使」や「ライオ
ン・キング」、「オリバー!」、「グリース」の登場人物と舞台を再現していました。

チーズとバターの試食中、日本ではバター不足だという話しをしたら、
「ここにあるバター全部持って帰って、日本で売ったらどう?」とRoyが
冗談で言っていました。

ここに来ているみんなが楽しそうでした。
農家で働く人たちは明るく素敵です。

SandraとRoyの牧場はStaffordshireのWoodseavesという小さな村にあ
り、夕食はWoodseavesのパブでをとることにしました。

本物の暖炉のある古風なパブで、なかなか雰囲気の良いところです。
私はChilli Con Carni、SandraとRoyはThai Green Curryをいただきま
した。

イギリスの料理はまずいとよく言われますが、そんなことはありません。
フランス料理のような凝った豪奢な食事はありませんが、イギリスの田
舎のパブめしはまずハズレがありません。

私はとても疲れていて、SandraとRoyの英語の聞き取りがあまりできな
かったのが残念。

20:00頃に家に到着。
「自分の部屋の場所覚えてる?わかるなら自分で行ってごらん」と
Sandraが言いました。
部屋は昨年の春にステイした時、昨年の夏に再訪した時と何も変わっ
ていませんでした。
あの時とそっくり同じ状態に、Sandraが整えてくれていたのです。

Catherineは相変わらず明るくて楽しい女の子で、Rachelはダンスの猛
練習中できっとプロの道を目指すでしょう。
Robertは17歳になって背が高く大人っぽくなっていました。

居間で全員そろって、「Britain's Got Talent」というテレビ番組を見まし
た。
アマチュアの歌手やダンサー、コメディアンをオーディションし、次のス
テップに進む人を視聴者が投票して選ぶというイギリスの人気番組で
す。
今日はセミ・ファイナルのため、とても盛り上がっていました。

SandraとRoyの家の外には牧場以外は何もありません。
歩いていける範囲にあるのは郵便局兼雑貨屋さんが一軒あるだけ。
テレビでやたらとドミノ・ピザのCMが流れていましたが、この家はあま
りに町から遠すぎて配達に来てくれないそうです。

ロンドンにいた数日間は、ネットにつないで仕事をしたり、どこかへ遊
びに行ったり、ミュージカルを見に行ったり、色々と気になることや、や
りたいことがあって、忙しくしていました。
ですが、ここに来たらそんなことは何も気にならなくなりました。

何もないところですが、昨年春にここで過ごした一週間は、私にとって
最も癒されたひと時でした。
ホストファミリーと会話したり、テレビを見たり、牧場を歩いたり、という
ただそれだけの生活が楽しかった。

情報やものがたくさんあると、色々な欲が出てしまいますが、こういう
田舎に来ると不思議なことにそんな気持ちはなくなってしまいます。
それはできないことだとわかっていますが、ずっとここにいたいとすら
思いました。

そして今日、RoyとSandra、Catherine、Rachel、Robertと一緒にいられ
ることが嬉しかった。

(つづく)

 ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo350.html ≫


【追記】
〜 以下は、NLW No.350掲載にあたっての宮本さんによる追記です 〜

今回の日記に登場するテレビ番組「Britain's Got Talent」は、出演者
のプロフィールや誰がファイナルで優勝するかのオッズが新聞に記載
されるほどの国民的番組です。

実はこの番組は、6月1日のポールのライブを鑑賞する上で、重要な要
素となっております。

ライブのイントロでコメディアンのPeter Kayがポールを紹介する際に、
「Britain has got a talent. Ladies and gentlemen, his name is Sir Paul  
Mildred McCartney!」と言っています。
これは、まさにライブ前日に「Britain's Got Talent」がファイナルを迎え
たことを受けてのコメントだと私は考えています。

その根拠として、「Britain's Got Talent」に出場したFlavaというダンスグ
ループが、ポールのライブのアフタープレイに招待されていたことが
「Britain's Got Talent」のウェブサイトで明らかにされています。
http://talent.itv.com/stories/viewstory/16484621

あの当時の「Britain's Got Talent」の盛り上がりを、Peter Kayが意識
していないはずがないと私は思います。


【お知らせ】
宮本裕司さんが講師を務める『Yujiの英国講座』が、横浜・鶴見の「ラ
イブハウス&ロックバー ラバーソウル」で開催されます!
8月10日(日)19:00スタートです。お時間のある方はぜひ!

<ラバーソウルのURLはこちら>
http://www.beatle-japan.com/calender/

<ラバーソウルの連絡先>
ラバーソウル
横浜市鶴見区鶴見中央1−14−2−2F
TEL:045-505-9617 または、090-4220-1080
FAX:050-3710-9255

〜 宮本さんのコメントです 〜
イギリスについての基礎知識から始まり、1996年から2008年まで私が
観察したイギリス新旧比較、ビートルズゆかりの地めぐりの楽しさなど
をお話しします。
もちろん、今回は写真、映像を交えてポールのライブのレポートも行い
ますし、前回まで講義に出席されなかった方でも楽しめる内容にしま
す。
12回のイギリス旅行で、見たこと、聞いたこと、感じたことなど、私の大
好きな国イギリスについて、愛情を込めて語ります。


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▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン
       〜 Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson 〜

 ― 第134号 / 『SOUND...like !』 Beatles Day, Beat Goes On   
                              & You Are Sound ―

 ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish134_photo.html ≫

こんにちは。
今週は、サウンド・ネタの多い1週間でした。

7月10日のリヴァプールは、「ビートルズ・デー」。
ビートルズが全米制覇の後、輝かしく故郷リヴァプールへ凱旋した
1964年7月10日にちなんで、今年からはじまった新しい記念日です。

モップ・トップのかつら(£5)が市内各地のショップで販売され、ビート
ルズのトリビュートバンドがダブルデッカーバスでシティセンターや郊外
の学校、ビートルズゆかりの地を廻って募金活動をし、夜のEchoア
リーナやキャヴァーンでのコンサートで締めくくられたようです。

収益は、地元のチャリティ団体<イマジン・アピール>(アルダーヘイ小
児病院へのチャリティ)と<リヴァプール・ユナイツ>(EchoとDaily Postが
主催する、銃犯罪反対のチャリティー・イニシアチブ)へ寄付されるとの
こと。

朝にWorld Museum Liverpoolに行ったときに、バックビート・ビートルズ
がちょっとしたパフォーマンスをしているところに出くわしました。
通りかかりの駐車違反監視員を掴まえて記念撮影。
お昼時にはウィリアムソン・スクエアで別のビートルズバンド、ビートル
マニアックスのライブが行われていました。
募金活動をするボランティアやイベントを楽しむ観客の傍らで、厳しい
表情をしたセキュリティガードまでもがモップトップのカツラ姿なので、
可笑しく不思議な雰囲気でした。

この日の地元紙Echoでは、トップページのロゴのライヴァーバードにも
カツラをかぶせたり、徹底して紙面をモップトップ化されていたのも印
象的でした。
好きなビートルズ・ソングの一般投票の結果も発表され、ナンバー1が
ダントツで 'In My Life'。2位が 'Hey Jude'、3位に 'Penny Lane' と
'Strawberry Fields Forever' が並びます。
詳しくは、7月10日付けのEchoのページをどうぞ。
http://www.liverpoolecho.co.uk/liverpool-news/local-news/2008/07/10/beatles-day-in-my-life-we-love-them-all-100252-21317771/
(この日の新聞トップページの画像もこのページからダウンロードでき
ます↑)

土壇場でキャンセルになってしまったイベントなどがいくつかあったよう
ですし、思ったよりもローキーな記念日ではありましたが、まあ初回とし
てはいいスタートだったのではないかと思います。来年は一体、どんな
ビートルズ・デーに発展するのでしょうか?
Beatles Day: http://www.beatlesday.tv/

♪ ♪ ♪

リヴァプールは、最も多くのナンバーワン・ヒットを飛ばしたミュージシャ
ンを輩出した都市ということで、ギネスブックに世界の『シティ・オブ・
ポップ』と認定されています。
最近では、アーツ・カウンシルが主催して行われた『イングランドのモー
スト・ミュージカル・シティ』を決定する一般投票で、リヴァプールが堂々
トップの座を獲得。当初はリヴァプールとマンチェスターとの一騎打ち
か? と見られていましたが、2位にはダークホースのシェフィールドが
ランクイン、マンチェスターは3位に終わり、しかもリヴァプールへの投
票率が全体の49%(!)と文句なしの結果となりました。
http://www.artscouncil.org.uk/takeitaway/stories/news_story_music_liverpool.php

今週の土曜日にWorld Museum Liverpoolにてスタートした 『ビート・
ゴーズ・オン(Beat Goes On)』展。
リヴァプールがイングランドのみならず世界に誇る音楽都市としてどん
なにスゴイかを証明し、有無をいわさず納得させてしまう、圧倒的なボ
リュームの展覧会です。
一足先に木曜日のプライベート・ビューに行ってきました。

オープニングのあいさつには、OMDのアンディ・マクラスキーが登場、
会場には他にもミュージシャンの顔が見られました。
この日のDJは、ノーマン・キロン氏。ウォーカー美術館のスタッフとして
いつもにこやかに対応してくれるおじさまが、まさかEric'sのDJだったと
知って驚きました!

この展覧会は、ミュージアムとリヴァプール大学のInstitute of Popular  
Musicが共同で、2年がかりでまとめあげたとのこと。
ひとくくりで説明できない内容ですが、またそれがリヴァプールの音楽
の多様性を表しているかもしれません。

時系列的な音楽の歴史や時代背景(40年代〜現在のバンドや電子音
楽)、マージービート、音楽シーンを創りだす原点となった場所(市内の
ライブハウス/パンク・ニューウェーブのEric'sや90年代のダンスシーン
の拠点となったCreamなどのクラブ/セント・ピーターズ教会のステー
ジの再建など)、リヴァプールのレコ屋紹介、ミュージシャンシップ
(ミュージシャンになるには?/ミュージシャンによる歌詞の手書きメモ
/スチュアート・サトクリフ、コーラルのジェームス・スケリー、エコバニ
のウィル・サージェントなどの最初のギターやエレポップ・グループのシ
ンセの展示など)、テクノロジー(OMDの 'Electricity' をミキシングでき
ます)、イメージ&ファッション(ジャケ写の制作プロセス、プロモグッズ、
オリジナルの衣装の展示)、世界に及ぼしたインパクト(バスターが日
本でCM出演した森永チョコフレークの箱まで!)などなど、とても一回
では消化できないほどの情報量です。

このほか、膨大な音源をひたすら聴きこむもよし、カラオケ・コーナー
で歌いこむもよし、ダンスフロアで踊るもよし、一度と言わず何度も通っ
て楽しめそうです。
この展覧会は2009年11月1日まで続きます。

< World Museum Liverpool >
 William Brown Street, Liverpool L3 8EN
 Tel: 0151 478 4393
 開館時間:毎日午前10時〜午後5時まで 入場無料
 ホームページ:
  http://www.liverpoolmuseums.org.uk/wml/exhibitions/thebeatgoeson/index.aspx
 Beat Goes On マイスペース:
  http://www.myspace.com/thebeatgoesonliverpool

PS: 2005年4月にキャヴァーン・クラブで撮った電子音集団Hive  
Collectiveの写真(ゴールドフィッシュ7号参照)が、大きく引き伸ばされ
て展示されていました!
自分の写真がこの展覧会の一部となり(クレジットに名前もバッチリ
載っています)、とても感激です。

♪ ♪ ♪

Hive Collectiveが話題にあがったところで、土曜日に行われたHive主
催のイベント《Twilight City: Shopping remixed》を。
実験音楽ユニット<Noise Club>が、シティーセンターで最も庶民的な
ショッピングセンターSt Johns Shopping Centreに潜入し、ハプニング
《YOU ARE SOUND》を展開しました。
'WE ARE SOUND' と背に書かかれた白いつなぎを着たメンバーの一
人が、マントラを唱えるように繰り返します。

Are you looking for something special?
Are you looking for something special?
Are you looking for something special?....

そして赤いつなぎを着たメンバーが弱電流の流れる泡だて器やザル
やイヤホンを使って、物や買い物客に触れると、ビープ音を発します。
奇妙な光景を目にした、通行人の反応が見ていて興味深かったです。
触られる人や物、壁や什器によって異なる音域のノイズを発せられて、
ショッピングセンター全体が「ノイズマシーン」となった、シュールで面白
い試みだったと思います。
Hive Collective: http://www.thehivecollective.co.uk/

♪ ♪ ♪

【今週の告知】
今年も恒例のブルーハーハ(Brouhaha)のシーズン到来。日本からは
昨年出演したカプリオールが、今回はフルメンバーでやってきます!
7月18日にオープニング・パフォーマンスがNovas CUCにて開催、クラ
イマックスのストリートカーニバルは8月2日に行われます。
Brouhaha: http://www.brouhaha.uk.com

それではまた来週!

ミナコ・ジャクソン

≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish134_photo.html ≫


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▽スカウスハウス・ニュース
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*** Liverpool Soundグッズ:On Sale Now!! ******

たいへんお待たせいたしました。6月1日にAnfield Stadiumで行われた
<Liverpool Sound>コンサート記念グッズの通販ページをウェブサイトに
アップしました。オーダーをいただけると嬉しいです!
http://scousehouse.net/shop/lpoolsound.html


*** 《Beatle Week 2008》スカウスハウス・ツアー ******

“世界最大のビートルズまつり” International Beatle Week 観光のた
めの個人旅行パッケージ「スカウスハウス・ツアー2008」の参加者を募
集しています。この夏、ぜひぜひリヴァプールでお会いしましょう!
http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2008.html


*** 語学留学生募集中 ******

リヴァプールへの語学留学をサポートしています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧くださ
い。
http://scousehouse.net/study/index.htm


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアー
をアレンジしています。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
います。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。



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▼今週のフォト
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*** 今週の「ゴールドフィッシュ」フォト ******

今週も、特派員ミナコさんから素敵な写真が届いています。
ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュだより」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/goldfish/goldfish134_photo.html


*** 今週のフォト・アルバム ******

今週の「NLW フォト・アルバム」ページには、連載「英国紀行2008春」
にちなんだ写真(宮本さん提供)を掲載しています。

http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo350.html 


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□■ 第350号 ■□

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 ◇編集 山本和雄 & ミナコ・ジャクソン
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 ◇Eメール info@scousehouse.net

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