July 29 2008, No.352
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  リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2008年7月29日>
 ▽寄稿:「英国紀行2008春」
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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ミナコさんに教えてもらったのですが、スチュアート・サトクリフの回顧展
が開かれることになったそうです。
場所はリヴァプール大学の中に新しくできたミュージアム<Victoria  
Gallery & Museum>で、期間は、2008年8月21日〜2009年1月31日で
す(日・月は休館日)。
Victoria Gallery & Museum: http://www.liv.ac.uk/vgm/art/special-exhibitions.htm

リヴァプール・スクール・オブ・アート時代の作品はもちろん、プレスコッ
ト・グラマー・スクール時代やハンブルグでの作品も展示されるそうで
す。
スチュアートの残した作品をまとまった形で鑑賞できる機会は、ありそ
うでなかなかないです。かなり貴重だと思います。
この間にリヴァプールを訪れる予定のあるビートルズ・ファンのみなさ
んは、ぜひ足を運んでみてください。
ちょうど「インターナショナル・ビートル・ウィーク」にも重なっているので、
僕も観に行くつもりです。楽しみです。

そういえばたまに、「スチュアートのお墓の場所を教えてください」という
問い合わせを受けることがあります。
ビートルズ・スポット巡りとしてはかなりマニアックな部類に入る訪問地
ですよね。
でもこういう問い合わせは嬉しくて、ついつい詳しく回答してしまいます。

1962年4月にハンブルグで亡くなったスチュアートですが、お墓はリ
ヴァプール郊外・ノウズリー地区のハイトンにあります。ハイトン・パリッ
シュ・チャーチという教会の墓地に眠っています。
ハイトンへは、ライム・ストリート駅から<マージーレイル>に乗って15分。
ハイトン駅からチャーチまでは、歩いて10分くらいでしょうか。駅前の大
きなショッピング・エリアを抜けたところにあります。
墓地は教会の向かいにあって、わりと奥の方、セクション1939の552番
がスチュのお墓です。もちろん墓石にはスチュの名前が刻まれていま
す。
スチュアート回顧展を観たあとでお墓参りに行くのもいいかもしれませ
んね。お線香持って行こうっと。

ハイトンは、リヴァプールのキャプテン、スティーヴン・ジェラードが生ま
れ育った町でもあります。お上品で、お陽さまの似合う、すご〜く感じの
いい町ですよ。


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特派員レポート「ゴールドフィッシュだより」は、ミナコさんが超、超多忙
のため、お休みです。すみません。
来週をお楽しみに!

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                          ― Kaz(29/07/2008)


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▼リヴァプール・ニュース <2008年7月29日>
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*** 7月29日(火) *******************************

【ロビー獲得】
28日、アイルランド代表のキャプテンであり、トテナム・ホットスパーの
中心選手、ロビー・キーンのリヴァプール移籍が決まりました。
契約は4年、移籍金は総額2030万ポンド(約43億7000万円)です。

ロビー・キーンはこう語っています。
「トテナムの経営陣、選手たち、そしてファンのみんなに公式にお礼を
言いたいと思っている。この6年間は僕にとって最高に素晴らしくて楽
しかった。彼らのことは決して忘れない」
「リヴァプールでプレイすることは生涯の夢だったんだ、僕にとって。だ
からこのチャンスを見過ごすことはどうしてもできなかった。そのことに
理解を示してくれたチェアマンのダニエル・レヴィーには特に感謝した
い」
「いつもブリリアントだったスパーズのファンのみんなにも、いつかわ
かってもらえる日が来ることを願っている」
「トテナムで過ごした時間はほんとうに素晴らしくて、いいことしか思い
浮かばない。ファンデ・ラモスとダニエル・レヴィーの元で、これからもっ
ともっと強くなってほしい」

トテナム・ホットスパーのチェアマン、ダニエル・レヴィーはこう話してい
ます。
「最初に聞いたときはショックを受けたよ。リヴァプールがロビーをアン
フィールドに連れて行くために水面下で動いていたこともだが、ロビー
自身が行きたがっていたということにね。で、彼は正式に移籍を希望し
て、こういう結果になったということさ」
「この移籍については、私の意見ははっきりしているよ。2つのクラブ
が対等に話し合う移籍交渉では断じてなかったね。あまりに強引過ぎ
る」

キーンは、アイルランド代表で歴代1位の得点を記録しています。
トテナムの6年間では、253試合に出場して107のゴールを挙げていま
す。
リヴァプールのスティーヴン・ジェラードやジェイミー・キャラガーとは友
人で、キャラガーのレストラン<カフェ・スポーツ・イングランド>のオープ
ニングにも出席しています。


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▽寄稿:「英国紀行2008春」
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「英国紀行2008春」(第5回) / 宮本 裕司

 ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo352.html ≫

【2008年5月31日(土)】

Hard Days Night Hotelのレストランで朝食をとり、チェックアウトしまし
た。
ホテルのロビーでたまたま、ビートルズガイドの阿部さんと再会できま
した。
阿部さんは別のツアーのガイドをされるので、今回はご一緒できませ
んが、またいつかお会いしたいと思います。

9:00にマージー川でフェリーに乗って、45分ほどマージー川とそこから
見えるリバプールの風景を楽しみました。
港町だけに、港から見るリバプールが最も美しいと私は思います。
街は昨年に比べるとだいぶ落ち着いてはいましたが、残念ながらまだ
いたるところで再開発中でした。

フェリーの後は、今年から増築されたThe Beatles Storyへ行ってきま
した。
The Beatles Storyは、当時のリバプールの雰囲気を知ってもらうため
に作られた博物館です。
1996年に初めて来たとき以来、この博物館の変化を見てきました。
日本語のヘッドセットの解説が用意されたり、展示物が一部変更され
たりと色々ありましたが、今回は展示スペースがだいぶ大きくなってお
り、グッズ売り場は3倍くらい広くなっていました。

12:30にHard Days Night HotelからBritannia Adelphi Hotelへ移動し、
チェックイン。
お昼はフィッシュ・アンド・チップスをテイクアウェイしました。

午後は、バスを使いながら、ウールトン&ペニーレーン近辺のウォー
ク・ツアー。

ジョンとポールが出会ったSt. Peters Churchへ行きましたが、たまたま
管理人のDaveさんがいたため、ガイドをしてくれることになりました。
Daveさんはジョンとポールが出会った日に、その場にいた方です。
普段は見学できない、ジョンとポールが出会ったホールも鍵を開けて
見せてくれました。
ホールの中は昨年見学した時と何も変わっておらず、Daveさんのトー
クも昨年とほとんど同じ。きっと念入りにトークの内容を考えてあるの
ですね。

Strawberry Fieldには、CNNの取材班(女性キャスター一名、男性カメ
ラマン一名、男性スーパーバイザー一名、女性スタッフ一名)が来てい
ました。
そこにいたたくさんの観光客の中から、なぜか私だけがいきなりインタ
ビューを受けてドギマギしてしまいました。

「どうしてここに来たの?」「ビートルズの中で誰が好き?」「好きな曲
は?」というベタベタの質問に対して、緊張のあまりたどたどしい英語
で答えました。

解散後の作品ですが、「Imagine」が好きと答えたら、「ここで歌って下さ
い」とキャスターに言われたため、アカペラで歌いました。
この模様がCNNで放送されるかと思うと、かなり赤面ものです。
できることなら、撮り直したい。

思えば、1996年に初めてStrawberry Fieldへ来たときも、いきなりアイ
ルランドのラジオ局の取材を受け、「Strawberry Fields Forever」と歌っ
たことがあります。
そういうハプニングに巻き込まれやすい私。

Woolton地区では、まだ行ったことのないビートルズゆかりの地があり、
若干の新発見がありました。

夜はCavern ClubでSgt. Peppers Anniversary Concertというトリビュー
ト・ライブを見ましたが、これはイマイチでした。
コピーバンドとしては、私の大好きな、横浜鶴見のビートルースが最高
だと思うのですが、平均して日本のコピーバンドのクオリティーは高い
と思います。

偶然にもCavern Clubの前では、CNNの取材班と再度遭遇し、挨拶し
ました。

夜はCavernの近くのShangri-Laという中華料理屋さんで、チャーハン、
焼きそば、マーボー豆腐、などをいただきました。

(つづく)

 ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo352.html ≫


【お知らせ】
宮本裕司さんが講師を務める『Yujiの英国講座』が、横浜・鶴見の「ラ
イブハウス&ロックバー ラバーソウル」で開催されます!
8月10日(日)19:00スタートです。お時間のある方はぜひ!

<ラバーソウルのURLはこちら>
http://www.beatle-japan.com/calender/

<ラバーソウルの連絡先>
ラバーソウル
横浜市鶴見区鶴見中央1−14−2−2F
TEL:045-505-9617 または、090-4220-1080
FAX:050-3710-9255

〜 宮本さんのコメントです 〜
イギリスについての基礎知識から始まり、1996年から2008年まで私が
観察したイギリス新旧比較、ビートルズゆかりの地めぐりの楽しさなど
をお話しします。
もちろん、今回は写真、映像を交えてポールのライブのレポートも行い
ますし、前回まで講義に出席されなかった方でも楽しめる内容にしま
す。
12回のイギリス旅行で、見たこと、聞いたこと、感じたことなど、私の大
好きな国イギリスについて、愛情を込めて語ります。


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▼スカウスハウス・ニュース
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ウェブサイトの「スタジアムへ行こう!」ページを、新シーズン用にリ
ニューアルしました。
フットボール観戦やスタジアムツアーをご希望の方はぜひお任せくださ
い!
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たいへんお待たせいたしました。6月1日にAnfield Stadiumで行われた
<Liverpool Sound>コンサート記念グッズの通販ページをウェブサイトに
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ウェブサイトの「リヴァプール語学留学」ページをリニューアルしました。
おなじみのコミュニティ・カレッジに加えて、私立の語学スクールLILAと
も新たに提携することになりました。長期でじっくり学べる学生の方に
はコミュニティ・カレッジが、まとまった期間を留学に充てられない社会
人の方にはLILAがおすすめです。
スカウス・ハウスには、リヴァプール留学に関する専門知識や経験を
持つスタッフが、日本とリヴァプールの両方に常駐しています。入学前
はもちろん、入学後のサポートについても安心してお任せください。
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*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアー
をアレンジしています。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
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http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
います。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

今週の「NLW フォト・アルバム」ページには、連載「英国紀行2008春」
にちなんだ写真(宮本さん提供)を掲載しています。

http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo352.html 


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□■ 第352号 ■□

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