――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼リヴァプール・ニュース <5月24日> ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** 5月24日(月) ******************************* 【イングランド・プレミアリーグ 2020/2021】 5月23日・日曜日、プレミアリーグ2020/2021の最終戦10試合が午後4時に一斉に開催されました。 リヴァプールは、クリスタル・パレスをホームに迎え、2-0(前半:1-0)で勝ちました。 ゴールは2点ともサディオ・マネ(36分、74分)でした。 この勝利により勝ち点を69に伸ばしたリヴァプールは、アストン・ヴィラに敗れたチェルシーを抜いてリーグ3位でのフィニッシュとなりました。来季のチャンピオンズリーグの出場権を獲得しています。 試合終了後、ユルゲン・クロップ監督はこう話しています。 「アウトスタンディング。これを求めていたんだ。このフィーリング、このゲーム、このアトモスフィア。3位でシーズンをフィニッシュできた。インクレディブルだ」 「ボーイズたちのおかげだ。最後の2、3週間のがんばりは信じられないくらいだ。インクレディブルだ」 「(4月末の時点で残り5試合、4位とのポイント差4からの逆転は)たしかに大きかった。5週間かそこら前に誰かに君たちは3位でシーズンを終えるよと言われても、届くもんかって思ったろうね。ほとんどインポシブルだと」 「でもそれに向けてファイトしてほんとに3位で終わったんだから、これは人生におけるベスト・レッスンだったと言えるかもしれない。はるか圏外だったチャンピオンズリーグに、5週間でたどり着いた。大きな大きな達成だ」 「(契約満了によりこのゲームを最後にチームを離れるジョルジニオ・ワイナルドゥムについて)どこから始めればいいのか…。このワンダフルなプレイヤーを最初に見たときは相手チームだった。最初に会ったのは私の家のリヴィングルームだよ。彼と話してみたかったからなんだが、最初の瞬間から我々はウマが合った。彼はとてもフレンドリーでとてもスマートでとてもオープンな人間だ。それは今もまったく変わらないどころかますます深まっている。そう、だから、今は個人的には非常に辛い気持ちだ。友人がひとり去って行ってしまうわけだから。寂しくなるだろう。フットボールの世界では仕方のないことなんだがね」 「でも彼はきっとグレイトな場所を見つけることだろう。彼の獲得に興味を持つクラブは私に電話するといい。絶対に欲しくなるよ。私以上に彼の仕事を評価している人間はいないから。ほんとうにインクレディブルなプレイヤーだ。いつでもプレイできるだけでなくて、出れば90%はとてもとてもいいプレイをする。私が言う『いい』はそのへんに転がっている『いい』ではないよ。本当の意味でだ」 「彼は小さいころからオフェンシヴな10番で、ニューカッスルではウィンガーだった、ここに来てからはゲームをコントロールするミッドフィルダーだ。大きなステップだよ。ゲームをコントロールするにはゲームを正確に読む力がなくてはできない」 「とんでもなく重要なゴールも決めてくれたね。バルサ戦、カーディフ戦はとても、とても重要なゴールだった。ミドルスブラ戦もとても重要なゴールだった。トップ・クラスのパフォーマンスは数えきれない」 「ここでの時間はこれで終わりになるが、まあ仕方なかろう。私たちのメモリーは誰にも取り消すことはできない。それは私たちの間で永遠にシェアされる。グレイトなことじゃないか」 「ゲームのあとで彼に言ったんだが、簡単にグッドバイが言えるようならお互いの関係もその程度だってこと。で、私にとっても彼にとってもさよならを言うのはほんとうに辛い。それはつまり、私たちが共に素晴らしい時を過ごした証拠なんだ」 この試合を最後に、45年にもわたるコーチとしてのキャリアに終止符を打ったクリスタル・パレスのロイ・ホジソン監督は、試合後のインタヴューでこう答えています。 「(クリスタル・パレスで)ワンダフルな時間を過ごさせてもらった。選手たちのがんばりはインクレディブルとしか言いようがない」 「(今日の試合の)選手たちのパフォーマンスを誇りに思う。何かが懸かっているわけでもないシーズンの最後のゲームで、トップ中のトップを相手に、本当に素晴らしい試合をしてくれた」 「もちろん、私自身のラスト・ゲームであったことにも触れなければね。ラスト・ゲームをアンフィールドで戦えたことを嬉しく思う。ここはフットボールの神殿のひとつだから」 「プレミアリーグのチームにとって、オールド・トラフォードやアンフィールドでの試合は特別なもの。最後の場所がここだったということを私は、時間が経つほどに感慨深く振り返ることになるだろう。相手が自分たちよりずっと強かったとかそういうことよりもね」 ● ● ● 優勝したマンチェスター・シティとアウェイで対戦したエヴァトンは、5-0(前半:2-0)での完敗を喫しました。 ゴール・スコアラーは、ケヴィン・デ・ブライネ(11分)、ガブリエル・ジェズス(14分)、フィル・フォーデン(53分)、セルヒオ・アグエロ(71分、76分)です。 ポイントを伸ばすことができなかったエヴァトンは、59ポイントでリーグ10位でシーズンを終えました。 試合終了後、エヴァトンのカルロ・アンチェロッティ監督はこう振り返っています。 「やはり相手はプレミアリーグのベスト・チームだった。我々は少し高い位置でプレスしようとした。勝たなければならなかったから。しかしカウンターアタックの精度が今ひとつで、簡単にボールを失いすぎた」 「(2-0からのペナルティに失敗)立て直そうとしたところでのペナルティだったんだが。後半に3点目を取られてそのチャンスはついえてしまったね。彼らはベスト・チームだ。まともにやり合って勝つのはほとんど不可能だ」 「とにかく難しいゲームだった。なんとか食らいついて行こうとはしたんだが、今日は我々の日ではなかった」 「(来季について)この夏はハードに働く必要がある。来季はもっと戦える戦力を揃えなければ」 「低い位置にブロックを敷いての守りは強いが、ラインを高くしてのプレイに課題がある。来季はそこを強化して行かないと」 「このシーズンはポジティヴだ。アウェイではファンタスティックな成績を残すことができた。ホームでは良くなかったがね」 「昨シーズンよりは成長している。これからも前を向いて、来季はより強く、より多くのポイントを獲れるチームにするつもりだ」 (2021年5月24日)
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