September 13 2005, No.216
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     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■
         *** http://scousehouse.net/ ***        
 

□■ INDEX ■□
 
 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2005年9月9日>
 ▽寄稿:「遠くて近い Anfield 」
 ▼寄稿:「愛の呪文 〜ビートルウィークにて〜」
 ▽寄稿:「リアルエールのすすめ」
 ▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト
 
 
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▽フロム・エディター
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □
 
「ビートル・ウィーク」から帰ってきました!
いつも言ってることですけど、このフェスティヴァルはやっぱり特別で
す。
今年も、カラフルでピースでハッピーなアトモスフィアが、各会場に、い
や、リヴァプールの街全体に満ち溢れていました。
 
「スカウスハウス・ツアー」も、トラブルらしいトラブルもなく(ハプニング
はいくつもありましたけどね!)、無事に終了しました。
ユニークなお客さんにも恵まれて、毎日笑いっぱなしだったような気が
します。過去最高といってもいいくらいに充実したツアーになりました。
マジカルな瞬間もいくつかありましたしね!
 
そして今回特別に参加してくれたハレルヤ洋子さんとミナコさん。
この2人はやっぱりさすがでした。
ハレルヤさんは予想通りの不思議な存在感を放ってましたし、それか
らミナコさんにも、現地でばりばりやってる人ならではのオーラを感じ
ました。
 
そんなこんなで、嬉しいのを通り越して、「あーこのツアーやっててよ
かったなー」と、ちょっとしみじみしてしまったです。トシのせいかもしれ
ませんが…。
 
とにかく、ツアーにご参加いただいたみなさん、ほんっとうにお疲れさま
でした&ありがとうございました。
そして、リヴァプールの人々にも最大級の感謝を捧げます。
Cheers, mates!!!
 
● ● ●
 
というわけで、お待たせいたしました! 4週間ぶりのNLWです!!
再スタートに相応しく、盛りだくさんの内容でお届けします。
 
まずは好評の連載「遠くて近い Anfield 」。いよいよ今週は、04−05
シーズン・アンフィールド最終戦のレポートです!
 
その次は、シンガー兼エッセイスト(!?)のハレルヤさんの登場です。
今年の「ビートルウィーク」のレポートを書いていただきました。
リヴァプールでも逃亡癖は抑えられず、いつも神出鬼没、居場所不明、
挙動不審(?)だったハレルヤさんですが、レポートを読むと、押さえる
所はちゃあんと押さえていたようですね。今さらながら、安心しました。
 
そしてNLW初登場となる、リヴァプール在住のEriさん。今回のリヴァ
プールで知り合って、寄稿をお願いしたところ、ご快諾いただきました。
記念すべき寄稿第一弾は、サウスポートで行われたビア・フェスティ
ヴァルのレポートと、エールビールについての考察です。こういうアカデ
ミックな原稿を掲載できて、とても嬉しいです。
 
そしてトリを務めるのは、やはりミナコさんの「ゴールドフィッシュだより」
です。
書く材料がいっぱいありすぎて困るほどだったようですが、とにかく思
いつくままざーっと書いていただきました。2回か3回に分けて掲載しま
す。
 
ではでは、どうぞじっくりご覧ください。
原稿にちなんだ写真は、ウェブサイトで紹介しています。こちらをどう
ぞ。
 「ゴールドフィッシュだより」 
    http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo216.htm
 ハレルヤさん&Eriさん 
 
ご感想などをいただけると、とても嬉しいです!
 
                          ― Kaz (13/09/2005)
 

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▼リヴァプール・ニュース <2005年9月9日>
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □
 
*** 9月9日(金) *******************************
 
【33万人!】
8月29日のバンク・ホリデイ。
「マシュー・ストリート・フェスティヴァル」のフィナーレにあたるこの日、
会場となったリヴァプールのシティ・センターには、およそ33万人もの
群集が詰め掛け、大盛況となりました。
過去最高の2500万ポンドの経済効果(約51億円)があったと、翌日
の「リヴァプール・エコー」紙は伝えています。
 
午前中はあいにくの雨でしたが、現役のチャート・トッパーであるマクフ
ライやレマー、ルーシー・シルヴァス、バステッドのジェイムズ・バウン
ス、ブルーのリー・ライアンなどが、メイン・ステージとなったピア・ヘッド
の特設ステージに登場し、大歓声に迎えられました。
 
ロジャー・ケリー(42歳)は、マグフルの自宅から、妻のクレア(38歳)
や2人の娘と一緒に観に来ました。
「まるでマージーサイドじゅうの人間がここに集まったって感じだな。街
がこんなに人で埋まったのって見たことないよ。でも素晴らしいよね、
こういうアトモスフィアって」
「家族で出かけるには最高だよね。子供たちもちゃんと自分なりに楽し
んでる。うちの娘らもマクフライとレマーが出てくるのを待ちきれないっ
て感じだったな。あれほどのビッグネームが観れるってのもブリリアン
トじゃないか」
 
一転して快晴となった午後からは、ピア・ヘッドに特設された3つのス
テージを含む合計6箇所の野外会場で大規模なコンサートが行われ
ました。今年の特徴として、マージー側対岸のウィラル地区・バーケン
ヘッドにも野外ステージが設置され、特別フェリー・サーヴィスがマー
ジー河を往復して人々を運びました。
 
ウィラルのモアトンに住むジョン・リード(23歳)はこう話しています。
「河のこっち側でもやってくれるのって新鮮でいいよね。どのバンドもす
ごく上手いし。ほんと楽しいよ」
 
ウィラル・ツーリズムの責任者キャロル・ジャクソンはこう話しています。
「この有名なフェスティヴァルの1パートをウィラルに任せてもらえて、と
ても光栄に思っています。出演者のラインナップもファンタスティックで
すしね」
 
野外ステージだけでなく、市内のパブやクラブ数十箇所で、夜まで延々
と熱いライヴ・パフォーマンスが繰り広げられました。
会場が集中するマシュー・ストリートには例年通り大勢の人々が集まり
、会場に入りきれないファンの長い行列が出来ました。
例年はメイン・ステージが置かれるキャッスル・ストリートは、今年は大
きな遊園地に変身していました。
 
妹のルイーズ(17歳)と一緒にノッティンガムからやって来たアン・
ウォーカー(21歳)は、こう話しています。
「去年は友だちを訪ねてリヴァプールに来たんだけど、今年も絶対
戻って来なくちゃって思ってたの。ここにはこんなに素敵なアトモスフィ
アがあるんだもの。それに、全部フリーだし。それにしても、信じられな
いくらい上手にオーガナイズされてるわよね」
 
世界20ヶ国から集められたバンドの数は、合計で200以上にものぼ
ります。
夜は夜で、やはり大勢の音楽ファンがしないのパブやバーに繰り出し、
遅くまで楽しみました。
 
リヴァプール・カルチャー・カンパニーのチェアマン、ドラモンド・ボーン
教授はこう話しています。
「リヴァプールは、多様な音楽を生み、素晴らしい聴衆の集まる街とし
て世界中に知られています。このマシュー・ストリート・フェスティヴァル
は、なぜこの街が『世界のキャピタル・オブ・ポップ』と呼ばれるのかを
示すのには、まさに完璧な舞台ですよね」
 

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▽寄稿:「遠くて近い Anfield 」
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「遠くて近い Anfield − The Long and Winding Road To Liverpool 」
                                   / earlybird
 
第10回 <なごやかなエンディング>
 
スタジアムに足を踏み入れた瞬間から、気分はもう雲の上でした。
まずユニフォームを着こんでスタンバイ。外のパブでは何も食べられ
なかったので、売店でデニッシュパイとコーヒーを買って腹ごしらえをし
ます。
そして、いよいよスタンドへ…。
 
ピッチ上ではビラの選手がウオーミングアップを始めていました。
スタジアム自体はそれほど大きすぎず、コンパクトにまとまった感じで
す。客席とピッチとの近さや、芝生の美しさにいちいち感激してしまい
ます。一応ブロックごとの仕切りはあるのですが、その範囲内ならピッ
チ際まで近づけるので、嬉しくなってついウロウロ。
 
そうこうするうちに、コーナー付近の入口でざわめきが起こりました。
なんと、ルイス・ガルシアが私服で出てきたのです。てことは、今日は
サブにも入らないわけですか。CLの決勝に向けて温存でしょうか。
ちょっとがっかり…(それにしてもフツーのお兄さんだよなあ…)と、目
の前を通り過ぎるガルシア君をぼーっと眺めていると、おっと、続いて
登場したのはモリエンテスじゃありませんか! ベルベットのジャケット
にジーンズ姿で、お子さんの手を引いていました。残念、彼も出ないん
ですね。目の前でプレーする姿を観たかったのに。ショックのあまり
(ホントは見とれていて)、写真を撮るのも忘れてしまいました。声をか
けたら振り向いてくれたけど、違う方向を見てたよなあ…。
 
セミファイナルの日はすさまじい盛り上がりだったようですが、今日の
Anfield は、日曜日の午後に相応しく、のんびりゲームを楽しもうという
雰囲気でした。少し拍子抜けしましたが、これはこれでいいのかも知
れません。
今日の最終戦が終われば、あとは10日後のチャンピオンズ・リーグ
の決勝を残すだけ。イスタンブールでの決戦に備えて、Kopのみなさ
んも力を温存しているのかも知れない。
ビラのサポーターが結構気勢をあげているのも意外でした。
 
やがて歓声と拍手に迎えられて、レッズの選手がピッチに登場、ウ
オームアップを始めます。私の席は Anfield Road スタンドのコーナー
フラッグから少し上がった位置。ちょうど反対サイドになるので、遠目
で分かりづらかったのですが、バロシュらしい長髪の姿を確認しまし
た。スタメンのアナウンスは、ちょっと聞き取りづらかったけど、シセ、
キューウェルの先発とジェラードの不在は確認できました。残念。キャ
プテンも見たかったのに…。
 
そろそろ試合開始時刻です。『 You'll Never Walk Alone 』のメロディー
が流れ、みんなでマフラーをかざして大合唱。おなじみの巨大なフラッ
グが向かいのKopスタンドに掲げられ、プレミアリーグのテーマも雰囲
気を盛り上げて、いよいよキックオフ!
 
今日のレッズも、立ち上がりは微妙で、ビラに何度もチャンスを作られ
ていました。ビラサポの盛り上がりようにはちょっとイライラ。Kopのみ
なさんも、押されている場面では意外におとなしいような気がします。
それでも、ときどきわいてくる選手のチャントに(ああ、こうやって盛り
上げるんだ〜)と納得。
 
前半、シセがエリア内で倒されてPKを得ると、これをキレイに決めて
先制ゴール。その後、右サイドからの崩しで、ホセミが攻めあがり、シ
セへ絶妙なパス、これをきっちり決めて2点目。やった〜! シセの復
活ゴールを見られるなんて! 
レッズが攻め込んでくるたびに周りのサポーターがダーッと立ち上がっ
てスタンバイ。決めたときには大盛り上がり。これを一緒にやってみた
かったんですよね〜。コーナーを蹴るアロンソを至近距離で見られた
のも感激でした! 今日も攻撃の起点になって奮闘、たくさんのアロン
ソ・コールが湧いていました。前半はいい攻めの形が出来始めて、も
う1、2点入りそうな勢いでした。
 
ところが、後半は押しこまれ気味になり、スピードに乗った攻勢にヒヤ
ヒヤの連続。私も思わず危ないよ〜! 勘弁して! と日本語で叫ん
でしまいました。
DFの裏に抜けられたり、カーソンがボールの処理を誤りそうになった
場面では、若い女性サポからも厳しいヤジが飛んでいました。レッズ
もセットプレーからのリーセのシュート、バロシュの突破など、チャンス
はあったものの決めきれず。逆に、DFラインを崩されて1点返されて
しまいました。
 
結局、前半の2点を守りきり、なんとか勝利で最終節を締めくくること
ができました。
勝ったからいいようなものの、押し込まれてヒヤヒヤさせられる場面、
パスが上手く通らない場面、ディフェンスの隙なども相まって、ドローに
ならなかったのが幸いでした。
ヒーピアがいないセンターは不安定だし、この日のウォーノック、
キューウェルの出来はいまひとつ。
ファイナルではどう修正してくるのでしょうか。一抹の不安が残りまし
た。
 
ゲーム終了後、選手、マネージャー、サブメンバー一同が揃って、ゆっ
くりピッチを一周し、大きな歓声で迎えられました。なかでもひときわ声
援を受けていたのは、リーセ、キャラ、スティーヴィー、そしてラファだっ
たと思います。小さなお子さんを抱っこする選手、子どもの手をひいた
り、肩車をしている選手など、それぞれの姿がほほえましく、ファンの
サポートへの感謝や、家族との絆を大切にする気持ちが伝わってくる
ようでした。
 
何ヶ月も待ち焦がれ、このために地球を半周飛んできたわりには、
あっという間の90分でした。
ピッチではごく当たり前のように、あのバロシュが、シセが、リーセが、
所狭しと駆け回り、アロンソがコーナーを蹴り、ミスにはヤジが飛び、
輝いている選手にはコールが沸き起こりました。それが特別なもので
はなく、身近で、日常的な風景のように繰りひろげられているのが、何
とも羨ましく思われました。
YNWAの歌声と、Anfield の空気と、ひとつになれる瞬間は、何ものに
も代えがたい経験でした。
そうして最終戦の雰囲気を十分満喫したはずでしたが、いざ終了とな
ると、しばらくゲームは見られないし、次はいつ来られるか分からない
という寂しさが、ひしひしと感じられるのでした。
 
後ろ髪をひかれる思いで駐車場まで来ると、たくさんのファンがゲート
の周辺に群がって出待ちをしていました。みんなも気持ちは同じなん
ですね。普段は滅多にしないのですが、選手を見送ってから帰ること
にしました。
 
1人ないしは2人ずつ、ゲートを開けて、車を出していきます。彼等が
一様にスーツで決めているのは、この後レセプションでもあるからで
しょうか。
珍しいスーツ姿が決まっていたジェラード、意外とファンサービスは少
なく、足早に去って行きました。キャラとリーセはやっぱり人気者。アロ
ンソはノーブルな雰囲気を漂わせつつ、さっそうと帰っていきます。お
子さんを乗せたベビーカーを押していくガルシア君には、すごく親近感
を覚えました。キューウェルはサインを求めるファンに応じていたよう
です(人垣でお姿は見えず…)。
 
車がやたら目立っていたのはシセとモリエンテス(疎いので車種は分
かりませんが)。シセのはロールスに似た感じのシルバーの車で、不
思議なデザインのタトゥーのようなマークがついていました。いちど見
たら忘れないでしょうね。モリエンテスのは、いかにも…な感じのス
ポーツタイプの車。あれで市内を走ったらかなり目を惹きそう。最後に
出てきたモリエンテス、今日は出番はありませんでしたが、子どもたち
からかわいい声援を受けていて、なんだかほっとしました。
 
みんなを見送ったあと、反対側の出口へ向かおうとしたら、オフィシャ
ルのエントランス付近に、監督の出待ちと思しきファンの人だかりが見
えました。
せっかくの機会だから、ラファのお顔も一目見てから帰ることにしま
しょう。
20分あまり待ったでしょうか、リック・パリー氏に続いて、監督が出て
きました。ちょっとしたアイドルをお迎えするようなノリです。ラファもマ
メで、その場にいた40人くらいのファンのほぼ全員に、サインをした
り、記念撮影に応じてくれました。
近くで見る彼は、フツーのスパニッシュのお父さんといった感じで、試
合中に見せるピリピリした雰囲気はなく、ファンとのやりとりを楽しんで
いるようでした。
 
私もマッチ・プログラムにサインをしてもらい、『グラシャス!』と伝えた
ら、なんともいい笑顔がこぼれました。リズさんは、『彼はあまり笑わな
い』と言ってたけど、可愛いい笑顔じゃありませんか! 『ファイナルも
期待してます』とか、言えればよかったんですけどね…。帰り際には、
スレンダーでクールビューティな奥様が登場、お2人で、シルバーグ
レーのBMWで帰っていかれました。
サポーターが彼に寄せる信頼には絶大なものがありそうだし、ラファ自
身もそれを意気に感じていて、彼等を非常に大事にしているようでし
た。CLの決勝でも、お互いにとっていい結果が出るように、願わずに
はいられませんでした。
 
ラファが帰ってしまうと、辺りは閑散とした感じになってきました。日も
傾いてきたし、そろそろいい時間です。気持ちは離れがたいけど、帰
らなくては。祭りのあとの寂しさにひたりながら、Anfield を後にしまし
た。もし Anfield がご近所にあったなら、毎週でも、週2日でも通って来
るのにと思いながら…。
 
(つづく)
 

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▼寄稿:「愛の呪文 〜ビートルウィークにて〜」
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □
 
「愛の呪文 〜ビートルウィークにて〜」 / YOKO HALLELUJAH
                  
          
やって来ました、念願の夏のリヴァプール!!!
待望の「インターナショナル・ビートル・ウィーク」!!
 
言葉では伝えきれないほどの大規模なフェスティバル、街全体を包み
込む大きな愛のパワー。
そう、それは……。
 
「ビートルズ」
 
ただそれだけ。
 
世界中から集まった人達を一瞬にして繋げてしまう、ビートルズ。
階級なんて、肌の色なんて、言語なんて関係ないじゃん!! …そんな
愛に溢れたフェスティバル。
改めてこのバンドの偉大さ、そして生み出された音楽の素晴らしさを
実感できた一週間でした。
 
 ♪ ♪ ♪
 
26日、少し早くリヴァ入りした私は、Kazさんと「 Mendips & 20 Forthlin
Road 」の現地ツアーに参加。
もうすでにうるうる……(涙)。
だってジョンやポールの部屋を実際に見るわけですよ! 泣かずには
いられないでしょ???
 
そして27日午後には「 Strawberry Field Garden Party 」。
もう最初の2日で涙枯れ果てました。ははは。
このガーデンパーティーは今年のフェスの目玉的なイベントだそうで…
そりゃそうですよね、ストロベリーフィールドの中に入れるなんて、二度
とないチャンス。専用バス乗り場は、大勢のファンで溢れかえっていま
した。
 
気になるストロベリーフィールドの「中」は、一面芝生の広い敷地内に、
ブランコやグラウンド等もあり、孤児院らしい面影が感じられました。
設置されたステージでは、ビートルズを再現したライブ演奏。屋台で
買った食べ物片手に芝生に座り込んで音楽を聴く人たち、ブランコで
遊ぶ少女。
音楽、風景、人…全てがピースフルで、とても幸せな空間で時間を過
すことが出来ました。
 
そしてこの後は、Kazさんによるウールトンのウォーキングツアー。そ
の途中では、St. ピーターズ教会の中にもお邪魔できました。いやぁ、
なんて幸運。
「ジョン、ありがとう!!!!!」
なんだか分らないけど、そう叫びたくなる瞬間が多々ありました(笑)。
 
 ♪ ♪ ♪
 
翌日28日のビートルズコンベンションでは、会場一面がレアグッズや
ピクチャーレコードの展示。
その会場に入るなり、ジョンの妹 Julia Baird さんを発見!
早速話しかけ、NYで撮ったというジョンのフォトをサイン入りで頂きま
した。
 
そして、再び会場を歩くと Allan Williams さん、振り返ると Sam Leach
さん、あっ…NYトリュビュートバンド FAB FAUX の Will Lee さん!!
(特にオーラが凄い方でした)
ああ、もうぐったり……もちろんいい意味で!!
皆さん、来年参加するならサインペンのみならず、サインブックも持参
すべきでしょう…。突然、というより、あちこちに「関係者」は現れます
ので、小脇に抱えておくと、尚ベストかと思われます(笑)。
 
「小脇」繋がりでちょっと雑談。
その日、Will Lee さんが小脇に抱えていたのは「ビートルサイン入り・
キッズギター」。
前日27日の午前にLIPAにて行われた、本格的で面白い体験「ビート
ルズ・オークション」にて、私が狙っていたギター!!!
£のゼロがあまりに増すため、垂涎しながら会場を後にしたのです
が…ウィルさん! あなたが手にしたのですね!!!
…なんて心で叫んでいたら、ウィルさんは「 FAB FAUX 」のピンバッジ
をくれました。聴こえたのかしら???
 
 ♪ ♪ ♪
 
29日、マシューストリートフェスティバル。リヴァが一年で一番熱く盛り
上がっている一日です。
大勢の人で溢れるマシューストリートのパブやライブハウスはもちろん、
街中のあちこちに設置された野外ステージから流れる60、70年ロッ
ク。
その野外ステージは同時に見る事が出来るほど近い距離なのに、全
く音がぶつかっていないのです。
「あれは不思議だよねぇ」って、今回スカウスハウスツアーにてご一緒
した皆さんとも盛り上がった「謎」。
 
そう、この夜、Kazさんはじめ、スカウスハウスツアー参加者総勢での
ディナー会が行われました。
大変盛り上がりまして……なんて、一度群れから外れてしまった私、
皆さんが盛り上がっているちょうどその頃、一人腹ペコを抑えながら
FAB FAUX  のフィナーレ・ライブをスペシャルシートで見るため、会場
の列に並んでいたのです…ぐすん。
Kazさんは「ハレルヤは糸の切れた凧かぁーーーー!!??」とばかり
に、行方不明の私を心配してくれていたようです。
ごめんなさい! 
次回は携帯持ちますので、ディナー誘って〜〜〜〜!!(笑)
 
そんなこんなで確保したスペシャルシートより、FAB FAUX ライブ体験。
そうそう、ここでまたもや大事件。
開演を待つ私の隣に、大きな体の白髪のおじさんがやって来たので、
私は席を立ち、その方の椅子を引いてあげました。
すると、周りに居た「取り巻き」のような青年が大変喜んで、御礼を何
度も言われたので、「そんなに凄いおっちゃんなんかな…」と、暢気に
思ってた私。

後でKazさんに訊いてみたら、なんとこのお方…。
「あー、そりゃあNYのシド・バーンスタインさんだなー。わかるかな? 
えーと、ビートルズのカーネギーホールとかシェア・スタジアム公演をプ
ロモートした人だよ。ハレルヤさん、ディナー抜いた甲斐があったじゃ
ん!」
 
ええっ! 隣に居た、あのおじさんがシド・バーンスタインさん??!!
ああ、腹ペコで席を確保した甲斐があったよ……感激!!
でもその時は何も知らない私。
おじさんと私は顔を見合わせ、FAB FAUX のライブ開演に拍手を送り
ました。
 
「 A HARD DAY'S NIGHT 」から始まった数々の初期ナンバーの演奏
に、いきなりの衝撃!!
そして「 BACK IN THE U.S.S.R. 」からホワイトアルバム・ナンバーのオ
ンパレード。そのころには鳥肌どころか、もう何がなんやら…!!??
ここはライブ会場でしょ?? と耳を疑うほどのその再現には本当に
驚きました。
昨日あんなに気さくに話しをしてくれたウィルさん…オーラが出ている
のもあたりまえ、凄い方なのですね、馴れ馴れしくしてすみませんでし
た!!!(笑)
 
素晴らしい FAB FAUX のライブを最後に、私のビートル・ウィークは終
了です。
引き続きフェス終了まで滞在するKazさんは、30日、ロンドン行きの
ヴァージントレインに乗る前の私を、ステイションまで見送りに来てくれ
ました。
Kazさん、本当にありがとうございます!!
そして、わずかな滞在期間で知り合った皆さん、日本で、そしてまた来
年もリヴァで会いましょうね!!
 
 ♪ ♪ ♪
 
私が「インターナショナル・ビートル・ウィーク」で得たもの。
それは他ならぬ、「人との出逢い」、これに尽きます。
 
私たちは、年々大きく成長し、定着しつつある日本の野外フェスが多く
存在する今、ウッドストックまで行かずとも、自然と愛と、素晴らしい音
楽を体験できる時代に生きています。
「自然の中で開放的に、最高の音楽を吸収する」
それは日本のフェスで十分に体感できます。
 
でも、この一週間で感じた、リヴァプールの街全体に溢れる大きな
「愛」のパワーはなんなのでしょうか。
世界中から集まった人たちが、一瞬にして打ち解け、共に幸せな時間
を共有する。
それはきっと、このフェスでしか感じる事のできない、大きくて、そして
平和をもたらす愛のパワー。
ビートルズの音楽は、きっと本当の平和を運んでくれるのですね。
そう、出逢った瞬間に交わす言葉で。
それは、どんな壁も壊してしまうほどに人々を繋げてしまう、呪文。
 
I LOVE BEATLES!!
 
                  2005/09/01  Yoko Hallelujah
 
 
(この原稿に関連する写真は、ウェブサイトの「NLW フォト・アルバム」
ページに掲載しています。
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo216.htm
 

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▽寄稿:「リアルエールのすすめ」
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □
 
「リアルエールのすすめ」 / Eri Shimomura
 
 
NLW読者のみなさん、こんにちは!
 
イギリス独特の「エールビール」といえば、とかく日本人にとっては実に
奇妙な、「これでもビールなの〜」と言いたくなる喉ごしのなさで、初め
て口にすると、きっと気に入らない方も多いのではないでしょうか。
 
実は私も決してその例外ではありませんでした。
日本で何時も私達が口にするラガーに比べて少し生ぬるく、結構個性
的な味。そしてなんと言ってもラガーに感じる炭酸感が全く無いことに、
最初は物足りなさを感じてしまったのです。
しかし意外や意外、この独特の味わいが、いつの間にか知らない内に
私の喉を虜にしてしまっていました。
 
というわけで今日は、イギリスのエールを始め、イギリスのビール文
化、リバプール周辺の素敵なパブについてレポート致します。
 
 
 <サウスポート ビール祭り>
 
リバプールより北に1時間ほどマージーレイルに乗ると、終点地サウス
ポートというシーサイドのリゾート地に辿り着きます。
日本では、今夏プロゴルファーのあいちゃんがブリティッシュトーナメン
トに参加した場所として記憶されているのではないでしょうか。
 
そのサウスポートで、今月8日から10日まで、毎年恒例のビール祭り
が開かれました。
約70種類のブリティッシュビール(マイルド、ビター、ポーター、そして
スタウト)が、イギリスの各地に有る極て小さなブリューリー(醸造会社)
からメジャーなブリューリーより、Cask(樽)に詰められて大切に送られ
て来ていました。
ビールの他には、ワインやサイダー(林檎から作られた洋酒)そしてペ
リー(洋梨より作られた洋酒)などが楽しめました。
 
毎年3日間に渡って行われるこのフェスティバルには、地元の人を含
め、リバプールやマンチェスター、チェスター、さらに遠方ではウェール
ズからもビールファンがやって来ます。
このフェスティバル自体が、全てボランティアの方々でオガナイズされ
ており、お金儲けを一番に考える日本からはとーてー考えられない事
で、どれだけこれらの人達がビールを愛しているかが伺えます。
 
入場料も、CAMRA(エールの会:後述します)メンバーは無料、一般は
£2(約400円)という極めて安いお値段! 
受付でサウスポートフェスティバル専用のパイントグラスを(とっても可
愛いロゴが入っています)£1.5支払って受け取りますが、帰る時に
グラスを返還すればお金は戻ってくる仕組みになっています。もちろ
ん、その可愛いグラスを記念にとっておきたければそれも可能!
プログラムの中に、1つ1つのビールの内容(何処のブリューリーか、
アルコール度数、ビールの種類そして香りや味の説明)が事細かに書
かれてあり、参加者はまずそれに目を通してお気に入りのCask(樽)
の前に並び、その場でお金を支払ってサーブしてもらいます。1パイン
ト(586ml )が平均400円くらいです。
 
このフェスティバル自体は決して大きなフェスティバルではありません。
でも、それぞれに愛情を込めて作られ、良いコンディションで保管され
た、フレッシュな香りのする本当の味のままのビールが、私達を十分
に楽しませてくれました。
 
 
<エールとラガーの違い>
 
どうしてこうもエールことビターとラガーは違うのかという点を簡単に説
明いたしますと...
 
大きな違いはビールを製造する過程にあったのです。ビールの醸造に
欠かせない発酵の時点で、リアルエールの場合タンクを密封せず、余
計な炭酸ガスを徹底して開放します。大きなタンク内で醗酵されたその
後Cask(樽)に移されますが、エールはラガーとは違って全くろ過や熱
処理を行わず、いわば、それらがかもし出す独特な良い香りと味を、
「生きたまま」庶民の元へ運んで行くのです。
 
リアルエールは、パブで一人一人にサーブされる時、ハンドポンプで人
の力により押し出され注がれるのも特徴の一つです。リアルエールの
新鮮さと特徴有る味を保つ秘訣は、こうういうところにもあるのです。
 
 
<英国のエール文化>
 
リアルエールは英国の伝統、そして Public House と言われる通称パ
ブは英国の文化そのものでしょうか。第二次世界大戦前はビールの
主流であったリアルエールですが、1950年代に入って暗黒時代に突
入します。
それからはろ過、熱処理され、炭酸でごまかした、手間のかからない
ラガーが一挙に庶民の喉を潤すことになっていきます。
 
しかし、それを憂えた4人のジャーナリストが1971年に立ち上がりま
した。
彼らが『CAMRA( Campaign for Real Ale )』を創設し、全国的な消費者
運動を展開したおかげで、どうにか伝統の喪失を免れる事になったの
です。
英国中がある意味で伝統を守ろうという意識が芽生えたのも70年代の
この時期でした。
 
CAMRAのメンバーの数は、今ではイギリス全土だけでは無く全世界か
ら7万人にも上っています。私もCAMRAのメンバーになって早くも約
10年の月日が経ってしまいました。
現在では、英国においてリアルエールは、確実にビールの選択の一
つ、無くてはならない存在になっていると私は思います。
 
CAMRAが主催する大きなイベントの一つは、毎夏8月にロンドンのケ
ンジントン(オリンピア)で行われている British Beer Festival です。こ
こでは、イギリス全土から450種のビールが集められ、世界のビール
も200種以上運ばれてきます。訪れる人も5万人以上といわれていま
す。
リバプール市内でも、大きなイベントが毎年2月にメトロポリタン大聖
堂の一部を借りて行われます。教会の中でビールを飲むなんてなんだ
か不似合いな気もしますが、古い石造りのしんみりとした教会の中で、
じっくり育った生きたエールを口に出来るのもちょっと得した気分がし
ます。
 
 
<リバプールのパブ>
 
リバプールでは、スカウスハウスのウェッブサイトにも紹介されている
ブリューリー(醸造会社)『 CAINS 』が注目の観光スポットになってい
ます。
元々アイリッシュのオーナー Robert Cain が始めたCAINS 。長い歴史
の中で色々な人たちの手に渡り、現在はリッチなブリティッシュインド
人のオーナーがたっぷり投資し、新たなチャレンジを展開しています。
CAINS自体も工場に隣接して自らのパブを持っていて、ここでは湯気
が立っている出来立てのCAINSビールを体験することが出来ます! 
尚、CAINSでは希望すれば工場見学も出来て、ビール造りのノウハウ
を詳しく経験出来るというように楽しさがいっぱいです。
 
その他リバプールには素敵なパブが一杯! 
観光客が一番訪れたがるパブの一つに、シティーセンターより徒歩10
分の丘の上( Liverpool University の直ぐ傍)に立つ Philharmonic
Pub があります。Victoria 時代のステンドグラスに、高い天井、広々と
したラウンジに豪華なシャンデリアと、クラシックな雰囲気を楽しめま
す。
 
美味しいエールを沢山飲みたい方にお勧めなパブは、City のど真ん
中、銀行街に有る Ship & Mitre Pub 。
ここには生ビールから12種のエールや世界中の珍しいビールが並び、
仕事を終えたビジネスマン達で After 5 は賑わいます。
 
まだまだ紹介し切れない程の素晴らしいパブが一杯のリバプール周
辺ですが、ビールに興味のある貴方、イギリスにお越しの際は是非
『 Good Beer Guide 』というCAMRAから出版されている本をお買いに
なると、きっと満足行くビールの旅が出来るはずです。
 
モルトの甘い香り、厳選されたアロマホップの華やかな香りと味、そし
て発酵する生きたイーストのかもし出すフルーティーな香り。そこから
生まれる数々のイギリスのエール…。
きっと貴方も虜になるのではないでしょうか。
 
(おわり)
 
 
<インフォメーション>
 
 Philharmonic
  36 Hope Street, Liverpool L1 9BX
  Tel; (0151)7072837
 
 Ship & Mitre
  133 Dale Street, Liverpool L2 2HJ
  Tel;(0151)2360859
 
 CAMRA(Capmpaign for Real Ale Limited)
  230 Hartfield Road, St Albans, Herts, AL1 4LW
  http://www.camra.org.uk
 
 
(この原稿に関連する写真は、ウェブサイトの「NLW フォト・アルバム」
ページに掲載しています。
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo216.htm
 
 
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▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ウエダミナコ
             〜 Goldfish Liverpool Update / minako ueda 〜
 
  ― 連載第23回 / 「怒涛のバンクホリデーウィークエンド」(1) ― 
 
NLW読者のみなさん、ご無沙汰しております。
マシューストリートフェスティバル前後は怒涛のようにイベントが目白押
しでした。
今思い返してみても、何から手をつけたらいいか分かりません。とりあ
えず記憶をたどりながらなんとか書き留めていきます!
 
まずは8月24日にKazさんがリヴァ入り!
ちょうど私は、ブルーバッジ・ガイドの Dianne と Les さんたちとホープ・
ストリート・ツアーの打ち合わせ及びリハーサルがあったので、無理や
り到着したばかりのKazさんも巻き込んでしまいました。
このツアーは、9月8日に Heritage Open Days の一環として、私の所
属する The Hope Street Association 主催で行われたショート・ウォー
クです。2つの大聖堂を結ぶホープ・ストリートは、全ての建物にストー
リーがあると言っても過言でないほどに見所が多く、本番当日は大盛
況に終わりました!
 
ツアーのリハーサル終了後は、Kazさんお疲れのところ承知で、Ye
Cracke へ向かい乾杯。
しかしあまりゆっくりする暇もなく、Kazさんはスカウスハウスの仕事へ、
私はその足でアラートンへ向かい、「ジャパン・ソサイエティ」のギャザ
リングに参加しました。
リヴァプール在住の日本人の方や、日本に深いかかわりを持つイギリ
ス人の方々と会い、楽しく和やかな時間を過ごすことができました。し
かしここでもゆっくりできず、後ろ髪をひかれつつ途中で失礼してシ
ティーセンターへ舞い戻り、マシューストリートにある View Two Gallery
のプライベート・ヴューに滑り込みセーフ。前回号でも紹介した、ロシア
人アーティスト、Oleg Ikona によるインタラクティブ・アイコン展です。写
真は、ギャラリーオーナーの Ken Martin 氏と Oleg Ikona 氏とその
ビートルズ・アイコンです。
 
25日はどしゃぶりの中、Kazさんが案内するビートルズ・タクシー・ツ
アーに同行しました。
8月とは思えないほど寒く、吐く息も白いのには驚きでした。ビートルズ
のメンバーの生家、学校、行きつけだったパブなどを回りました。途
中、運転手のジョン(編注:ミナコさんの友人のお父さん)が、当時のリ
ヴァプールの話や、隣に住むイアンさんという人が、昔ジョン・レノンと
学校でとなりの席に座っていて、よくつるんでいたとの話(でも友達だっ
たからあえてサインなどをもらわなかったことを今悔やんでいるそうで
す)を聞かせてくれたのが興味深かったです。
 
訪問した数あるビートルズゆかりの地のなかで、ウールトンにあるセン
ト・ピーターズ教会が印象に残ってます。私も今回が初めてで、たまた
ま運良く教会スタッフの Dave さんと管理人の Graham さんが現れて、
「ちょうどよかった、君たちも運がいいね、ボクも今着いたばっかりなん
だよ。中を案内するよ」と教会の中に招かれ、ジョンとポールが出会っ
た庭、そしてクオリーメンが演奏したステージ跡、エリナー・リグビーの
お墓などを案内してもらいました。
また、「訪問しにきた人たちの写真を撮って数が集まったら壁に展示
することにしたんだけど、写真を撮ってもいいかなあ? ちなみに君た
ちが最初のビジターだよ」と言われ、2つ返事で写真に納まりました。
 
今回のタクシーツアーで、改めてリヴァプールはビートルズの足跡だら
けで、これに他のリヴァプールのバンドの生い立ちを加えたら、ものす
ごい数の観光名所になるんだろうなあなんて考えてしまいました。リ
ヴァプール音楽マップなんて作ったら、真っ黒になってしまうんでしょう
ね。
 
ツアーを終えて、シティセンターに戻り遅い昼食をとったあと、FACTへ
向かいました。FACTは、映画館、マルチメディア系ギャラリー、カフェ、
バーなどの入った比較的新しいカルチャーコンプレックス。
この日は、5人の日本人アーティストによる『 Rock The Future 』展の
オープニングの日だったのです。
このイヴェントのお話は来週に!
 
(つづく)
 
 
(この連載に関連する写真は、ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュ
だより」ページに掲載しています。
http://scousehouse.net/magazine/goldfish23_photo.htm
 

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詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧くださ
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ガイドはもちろん現地在住の日本人。レギュラー・ツアーのほか、
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ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
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旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
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