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Vol.24 Premiership; Liverpool VS Aston Villa, Anfield 06.12.2010 |
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from NLW No.450 - March 01 2011 |
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バックナンバー |
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下村えり
Eri Shimomura |
リヴァプール在住のフローラル・デザイナー。ファンとして長年プレミアリーグをウォッチし続けるうち、日本からの取材コーディネートや原稿執筆を手がけることに。スカウス・ハウスのメールマガジン「リヴァプール・ニュース(NLW)」に『Footballの旅』と『リアルエールのすすめ』を不定期連載中。 |
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【 Introduction:はじめに 】 新年のご挨拶できぬまま、2011年が明けて早くも2月に突入してしまいました(編注:原稿執筆時点)。
お陰さまで日本でゆっくり充電し、素敵なお正月を過ごすことが出来ました。今年も『Footballの旅』や『リアルエールのすすめ』でお目にかかります。どうぞ宜しくお願いします。
そんなこんなのクリスマスお正月シーズン中、プレミアリーグ内も情況が様々に変わり、年明けにはなんとLiverpool FCに監督交代のビックニュースが飛び込んできました。
新生Kenny Dalglish率いるリバプールは好調な出だしで白星4、引き分け1ときています(編注:原稿執筆時点)。 今年最初の『Footballの旅』は、昨年の12月まで遡り、アンフィールドで行われたウリエ率いるビラ戦の模様を短いタッチで仕上げてみました。最後までお付き合いください。
【 Anfield:アンフィールド 】 記録的な積雪で往生した一時のパニック状態は緩和されたとはいえ、今日のアンフィールドも肌に突き刺さる氷点下の寒さであることには変わりはない。家を出るまでテレビのテキストやインターネットのリバプールサイトを慎重にチェックし、試合中止のアナウンスが出されないか、最後まで気が気ではなかった。
結果、オーライでアンフィールドまでサッカーバスで向かったが、その氷点下の寒さは口で表現できない程であった。アンフィールドに着いても、何時もの賑やかさの中にも人々の凍りついた顔つきや風景に…また身震いがする。
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この寒さを幾らかでも回避しようと、足早にスタジアムの中に駆け込んだ。席についてみると、幸か不幸か今回はメインスタンドの最後列。ピッチから見て一番奥である。スタジアムの熱気が全て集まって来るようなロケーションで、想像したよりとても心地よい。家から持参した湯たんぽと温かい水筒の助けもあり、身も心も一気に暖まった。
【 LFC vs Aston Villa:今回の見所 】
今日の見所は、なんといってもアンフィールドで6年も監督を務め、4つのカップ王冠を手にしたGerard Houllierの久しぶりのアンフィールド復帰であろう。
彼が姿を現すや否や、場内のスカウサーたちは一斉に暖かい拍手歓迎を彼に浴びせかけた。
一方、気になるのは本日のリバプールの戦力。メディアからのニュースでは、怪我で離脱のSteven Gerrard、Jamie Carragherに加え、家庭事情のためにFernando Torresまでアウトと聞く。なんと主要級を3人も欠いての一戦になりそうだ。
【 Match Review:マッチ・レビュー 】
リバプールは、序盤から積極的にアプローチを重ね、主導権を握ることに成功した。
開始14分、コーナーキックを得たリバプールは、ボックス後方約6ヤードに流れたボールを、DF Skrtelが頭でゴール前で待構えるFW Ngogに送る。彼がさらに頭であわせて、ボールは綺麗にネットに収まった。1−0。
更にその数分後、リバプールにリードを広げるチャンスが訪れる。
16分。センターラインからの連携プレイを経て、最前線に抜け出したFW Babelにボールが渡る。オフサイドラインぎりぎり、また大きくバウンドするボールにもかかわらず、彼は上手くコントロールしてシュートを決めた。素晴らしいゴールに、凍りついたAnfieldギャラリーが一気に白熱する。2−0!
リバプールは、主要選手3人を欠いてのパフォーマンスではありながらも、不安定な守りのVillaを相手に新たな作戦を打つ必要もなく、心地よくゲームを進めることが出来た。
ホーム・リバプールは後半更にプレスかけ続ける。
Villaが持っていたわずかな望みは、後半2分に早くも潰えることになった。
ピッチ中央エリアでMF Maxiが左サイドを走るNgogにパス。そのままゴール前に走り込む。Ngogはペナルティボックスに切り込んだところでMaxiにボールを戻す。Maxiは完全にノーマークで、完璧なショットをゴール右端に叩き込む。
3−0。
残りは40分もあるが、すでに勝負は終わってしまったようだ。
【 Ending:試合終了 】 ディフェンスの弱さから前半に2点を失い、後半は意識して攻撃を仕掛けたVillaを待っていたのは、Liverpoolのカウンターアタック。3−0という結果以上に、Villaにとっては完敗のゲームだった。
また、リバプールGK Reinaにとっての記念すべき試合となった。このクリーンシート(完封試合)は、クラブ記録となる100回目のクリーンシートとなったのだ。
勝ち点3を加えたLiverpoolは8位に浮上。敗れたVillaは、降格圏まで勝ち点2差の16位となった。
【 マッチ・データ 】
Premiership 10-11
Liverpool VS Aston Villa
Anfield Stadium
06 December, 2010 20:00 Kick Off
Attendance: 39,079
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リバプール |
アストンビラ |
スコア |
3
(Ngog14, Babel16, Maxi55) |
0 |
ターゲットショット |
6 |
3 |
コーナーキック |
4 |
3 |
ファール |
13 |
13 |
オフサイド |
3 |
0 |
イエローカード |
0 |
1(Clark38) |
レッドカード |
0 |
0 |
ポゼッション |
50% |
50% |
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Liverpool
Reina, Johnson, Kyrgiakos, Skrtel, Konchesky, Kuyt, Meireles,
Lucas, Maxi, Babel, Ngog.
Subs Not Used: Jones, Jovanovic, Poulsen, Shelvey. Goals: Ngog, Babel, Maxi. |
Aston Villa
Friedel, Luke Young, Dunne, Collins, Warnock, Albrighton, Clark,
Hogg, Downing, Ireland, Agbonlahor.
Subs Not Used: Guzan, Cuellar, Lichaj, Herd.
Booked: Clark. |
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