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「遠くて近い Anfield − The Long and Winding Road To Liverpool」 / earlybird 

   第2話 思い立ってからがまた大変…

第2話 <思い立ってからがまた大変…>

行くと決めたはいいけれど、航空券やらホテルの手配やらといった面倒な現実が待っていました。まずは試合のチケットが買えないことには話にならない。旅行代理店のホームページで見ると、結構なお値段だし、レッズの試合を扱うものが少ないようです。また、現地では、ダフ屋との交渉には当局が目を光らせていて、リスクが大きいとの話も。早くもくじけそうな予感。

そんなとき、リバプールの情報を探すうちに、『スカウスハウス』のサイトにたどり着きました。リバプールの見みどころもかなり詳細に紹介されているし、何より色々と手配をお願いできるのが心強い! 早速チケット購入について問い合わせをしたところ、Kazさんから懇切丁寧なご案内をいただきました。幸いにも、最終戦の予約は可能とのこと。渡りに船で試合のチケットの手配をお願いすることにしました。

チケットの受け渡しは市内の指定ホテルとなっているため、宿泊先の予約も併せてお願いできることになり、これで手続きの半分は済んだも同然です。肩の荷が降りて、かなり気がラクになりました。市内の普通のホテルか、ゲストハウスのいずれか選択できるとのこと。滅多にない機会だし、観光局の推薦も受けているというお勧めのゲストハウスを選ぶことにしました。しかし、後で『まともな英語も話せないのに、大丈夫か?』と焦ったのも事実です。

あとは航空券と、ロンドンのホテルを確保です。仕事の合間を縫って、フライトやホテル、リバプールまでの移動手段をいろいろ検索しました。
ほとんどの予約はインターネット経由で、日本語でできるので、時間のない勤労者には非常にありがたいです。海外旅行に慣れない人にとっても、かなり便利な環境になっていると思います。私の場合、優柔不断が災いして、早期購入割引の航空券を取りそこねてしまいました。くれぐれも準備はお早めに…。

また、10年ぶりに行くロンドンの宿泊費がかなり高騰しているのにはビックリでした。あまり安いホテルも施設、安全面などが心配なので、利用者のコメントを参考に、アクセスが良くて値段がリーズナブルなところを探しました。

リバプールまでの移動には、経験者のアドバイスから、『ブリットレイル・イングランドパス』を利用することにしました。これはヒースロー空港とロンドン市内を結ぶヒースローエキスプレスや、リバプール市内を運行するマージーレイルにも使えるので、結構お徳だと思います。また、トラベラーズチェックは、あのセシール(通販会社)が割安な手数料で発行してくれる通販を利用して購入しました。

次第に仕事と準備の掛け持ちがきつくなるなか、『スカウスハウス』さんからは、チケットの発売日は5月3日、最終節で競争率は高そうだが、確保できるでしょうとのお返事をいただきました。3日といえば、チェルシーとの因縁の一戦、チャンピオンズリーグのセミファイナル、第2戦の日ではありませんか。レッズともども私にも運がありますようにと心のなかで祈ります。

そうこうするうちに、世間はゴールデンウイークに突入、セミファイナル当日を迎えました。この日は、都内のフットボールパブで初めて観戦したのですが、テレビの画面を通じても Anfield の地を揺るがす大声援がナマナマしく伝わってきました。後日、現地で試合を観た方に聞いたら、とにかくこの日の Anfield の盛り上がりようはすさまじかったようで、キックオフの40分くらい前からあの状態だったそうです。12日後には自分があの場にいるんだと思うと、期待感で頭がくらくらしそうでした。
そして結果はご存知のとおり、宿敵チェルシーを撃破、見事にファイナル進出を決めたのですが、その瞬間には東京でも狂喜乱舞、感謝感激、感動の雨あられで、ものすごいことになっていました…。

決勝戦進出の興奮も冷めやらぬなか、無事チケットが確保できたとのことで、現地のゲストハウスで受け取れる手はずが整ったようでした。あとは試合の日を待つだけ! もう心は半分現地に飛んでいました。
ところが、それから出発日までは鬼のように忙しく、片づけても片付けても、やるべきことが湧いて出るありさまで、本当に飛行機に乗れるのか、リバプールまでたどり着けるのか、たびたびくじけそうになりました。
あろうことか、出発前夜にはパソコンのメールソフトが壊れ、ゲストハウスへの連絡ができなくなり、またまたKazさんのお手を煩わせることになってしまいました。雲のじゅうたんに感激! Copyright(C) 2005 earlybird

やっとの思いで必要なものをかき集め、スーツケースに詰め込んだときには、もう空が白々と明けていました。あとはとにかく荷物と身体を成田へ運ぶだけ。ほとんど徹夜の状態で、頭にはモヤがかかったよう、身体もへとへとでしたが、気持ちだけはいつになく高ぶっていたと思います。

(つづく)

   
バックナンバー

第1話
思い立ったが Anfield

第2話
思い立ってからが
また大変…


第3話
チャレンジ、またチャレンジ


第4話
憧れのマージーサイドへ


第5話
マジカル・ミステリー・ツアー


第6話
ブランデルサンズの
ステキなゲストハウス


第7話
身近な Anfield


第8話
もう一度、
ビートルズと向き合う


第9話
いざ、最終戦へ!


第10話
なごやかなエンディング

第11話
いつかまた、訪れる日まで


from NLW No.208 - June 28, 2005     

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